それは偶然ではない
幾年もの月日を私は棒に振り
自分の事に精一杯でもない日常は
惰性や言い訳にまみれ
耳を澄ますことすらしなかった、
その結果です
おば ...
ここ は
未だに見た事が無い場所 で
す。歩道の ちょっとだ け外側で
はそ
れはそれ は ブンブン
とペーパーが 掻き鳴らして いますの で
掻き鳴らしてますんので
でぼ くはか ん ...
昨日の真夜中に
久しぶりに ゴキブリに出あった
コオロギかと思ったら
ゴキブリだった
我が家からゴキブリがほぼ消えて
かれこれ15年
この10年はまったく見てい ...
遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で
(金木犀の花が軌道を舞い
秋の大気が生まれるところ)
遠く ...
何かどうでもいいことを
左の手のひらに一つ
何かどうでもいいものを
右手の人差指の上に少し
噛みすぎたガムを耳の中に一つ
冷たすぎる水をまぶたの中に少し
はみ出した友達の
後 ...
濁流に足滑らせ飲み込まれ死んだ子供はダムに流され
怖いもの見たい心で近づいた川の土手から覗いた地獄
そう言えばあの子は同じ教室で私を虐めた天罰だよね
幼さの心に巣くう残酷は親の愛でも ...
大金を持てば
盗まれないかと心配になる
美人のカミサンを持てば
浮気しないかと心配になる
偉くなれば
責任も重くなる
有名人になれば
人の目が気になる
普通が一番気楽で安心だ
朝
おはようございます
と挨拶をして
おはようございます
を
返さない人は
おはようの嫌いな人なんだろう
馬鹿馬鹿しいから
そんな人は
素っ気なく通りすぎる
馬鹿馬鹿しいから
...
昨夜は夢の中で
ヤクザ集団にしつこくつきまとわれる
夢をみた
ワイフが
昨夜はうなされていた!という
夢の中であっても
苦しさは現実とちっとも変わらない
うそみたいな
ねいきを立てて
みるく色の
おひさまのはーぷに
なでられて
しずかなおとが
きこえます
とおい とおい
そらの つまさきまで
「こんにちは」
...
嘘みたいに、雨が降って
天気予報は、当たったのに
それだから、だれも喜ばない
嘘みたいに、雨が降ったから
嘘みたいに降った
雨を
傘で防げきれないように
嘘みたいな彼にもらった
希 ...
いつの間にか見ている
声に鼓膜が引き寄せられる
胸に広がる霞
どうしてこんなに気になる
すれ違うだけで ドキドキ
気がついた
今日が「好き」の誕生 ...
結婚して
日日も時間も分も秒も
わたしだけのものでなくなり
神さまを
(わたしだけの神さまを)
忘れがちになり
(声に出さずに)
御祈りを、‥わかっててスルーし
(内緒!)
気がつけ ...
羽は
触れれば汚れそうです
羽は
天使の落し物だと
思いますか?
天使は
飛べるから
私は
天使に
憧れています
ただ
水辺に天使はちかよれないのです
祈る神 ...
空の手が降りて
僕を
私たちを包み
舞いあがる
遥か昔から変わらない
かすかな風
に含まれる潮騒
意味なんてなにもない
ただそこにあるものを
受け入れて
そのまま受け流す
そ ...
偽ノーベル賞のノミネートを
ハルオ・ムラカメ(何か違うな)が
断ったそうだが
その理由が「メディアを避けて
執筆活動に専念したい」とのこと
でもさ、
ハルオ・ムラサメ(ちょい違和感があるな ...
ハヤテのように
どこへ行くのだろう 水滴
が ぽよんぽよんと ながれる 景色 を
を み て
あれ わたしは 何処へ どこへ
貝殻にサヨナラと ど うして
かかれていたの の 明日じゃない ...
{画像=181002113030.jpg}
台風の夜はビニール傘が
裸になるように
透明な皮膚を脱ぎ捨てるから
全身を覆う宇宙服みたいに
纏わり付いて離れない鎧が
姿勢を崩して歩こうとする
マンホールの蓋が持ち上がるなら
...
10月はさびしい。コーヒーカップにのこるしま模様、イヤフォンごしの喧騒、チェックのスカート、ブーツ、冷えゆく空気をおし返す陽射し。猫たち、痩せて、鳴いてもよわい。指輪を磨くシート、洗剤とシャンプー ...
恋しても自分の思い伝えられず相手との距離更に広がる
ラジオから新人歌手の歌流れオリジナリティ溢れる歌詞
説明が難しい話君とする心で感じ取る深い部分
雪達磨の映像見れば夏だけど不思議な ...
校庭のどこかに棺が埋めてあるという。まん丸な桃を齧りながら校長が教えてくれたが、僕たちは知っている。棺の中には誰も入っていないのだと。海にさらわれて上がってこない校長を偲んで、教師連が生徒に秘密で棺を ...
今年度の上半期は公私ともに充実していた。困難な仕事を精力的にこなし、一方では恋人との結婚の手続きを進めていた。私の仕事は感情労働的な部分も多く、ストレスの多いものであったし、結婚についても相手の親と ...
最初の子供は死産だった
最初の嫁も死んだ
二番目の嫁は五人の子供を産んだ
一番目の子供はおんなで二番目はおとこ
三番目と四番目は年子でふたりは共におんなだった
五番目はおとこでそれで〆に ...
呪いだ と思った
きみの 柔らかい声が
きみと過ごした 緩やかな時間が
きみの 優しく触れた手が
心臓をきつく縛りつけるものだから
僕のシャツは今日も血まみれで
通 ...
祖母はもう坊主めくりも分からない十年前の手垢と雨札
寝る前にしりとり五回りが続きもう動かない弟の口
五時限目うなじを伝う秋の風余白を埋めて教養科目
面倒くさい人間だよ、と
自分を嗤った
君の背中が
肩からほんの少し
はみ出た糸を引っ張ってほしい、と
言っているようにみえた。
その糸をたどれば、
君のわだかまりに触れるのか ...
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが
ただ在ることを想う
ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう
忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ...
彼女は身体の中に宇宙を飼っている
彼女は造物主であり、絶対的支配者である
彼女の思うがままに木が伸びる、草が茂る
彼女は身体の中に宇宙を飼っている
彼女は太陽であり、宇宙である
彼女の思 ...
川縁の遊水地に子供が十人ほど輪になって佇んでいる。どの子も下着を着ただけの細い身体で、じっと正面に目を向けてわずかに呼吸しているのが肩の微細な動きでわかる。その輪の中に光の反射が導かれて、光に掠められ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おばあちゃんはもういない
中山 マキ
自由詩
4
18/10/3 16:48
灰の様なこころ、灰のようなこころ
ふじりゅう
自由詩
1
18/10/3 15:38
10年ぶりのゴキブリ
st
自由詩
2
18/10/3 13:18
憧れ・続
ひだかたけし
自由詩
12*
18/10/3 13:09
good!
竜門勇気
自由詩
3*
18/10/3 12:08
無題
こたきひろし
短歌
2
18/10/3 9:36
普通が一番
zenyam...
自由詩
1
18/10/3 9:12
鋭利な刃物で切り裂いて
こたきひろし
自由詩
3
18/10/3 9:02
悪夢
zenyam...
自由詩
1
18/10/3 8:09
あさに おわる
唐草フウ
自由詩
13*
18/10/3 6:33
嘘
立見春香
自由詩
4
18/10/3 3:38
「好き」の誕生日
佐白光
自由詩
3*
18/10/3 0:37
ゆるしてください
もっぷ
自由詩
4
18/10/2 22:57
傷、ナイーブな生(なま)
秋葉竹
自由詩
8
18/10/2 22:48
きみへ
佐野ごんた
自由詩
7*
18/10/2 22:02
偽物
花形新次
自由詩
1
18/10/2 21:01
ハヤテのよう に去った君は、あ れそれれはぼぐの な ではな ...
ふじりゅう
自由詩
0
18/10/2 15:12
無効(詩+写真)
ふるる
自由詩
3*
18/10/2 11:31
UFO
ミナト 螢
自由詩
1
18/10/2 11:07
メモ
はるな
散文(批評...
2
18/10/2 9:33
不思議
夏川ゆう
短歌
1
18/10/2 5:27
学校の怪談
春日線香
自由詩
0
18/10/2 3:49
みそぎ
葉leaf
自由詩
0
18/10/2 1:10
ゆるせないくらいに空は蒼くて
こたきひろし
自由詩
3
18/10/2 0:18
きみの呪い
赤椿
自由詩
1
18/10/1 23:54
体言
さっさ
短歌
0
18/10/1 23:16
糸をほどく
巳 砂
自由詩
2
18/10/1 23:02
蝶
梅昆布茶
自由詩
28
18/10/1 21:50
彼女は身体の中に宇宙を飼っている
石佳
自由詩
1
18/10/1 20:40
消滅
春日線香
自由詩
1
18/10/1 17:26
1146
1147
1148
1149
1150
1151
1152
1153
1154
1155
1156
1157
1158
1159
1160
1161
1162
1163
1164
1165
1166
1167
1168
1169
1170
1171
1172
1173
1174
1175
1176
1177
1178
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1182
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1186
3.75sec.