{ルビ彼の人=かのひと}は名をミライという
いつも明日の方を見ている
後退りすることなく
自信に溢れ
畏怖の念を抱き
それでも邁進する
笑顔を輝かせ
力強く
凡の字に似たオッパイに顔うずめ決めた元号諦めた恋 地雷踏むつもりの足がキリギリスより堅実な蟻に似てきた 海底の電話はかつてニンゲンが恋する花火だった名残だ 明日私はあるだけありがたい仕事の内部をかき回すように箒で掃き清め、
月曜から火曜に駒を進めるのだろう。内心もう面倒で、始業5分前にしか到着が出来ない。
遅刻する日も無断欠勤する日もそう遠くないよう ...
愛してる

通じた春の見事さに

わかるる時

花は散りあれは桜と

思出話
花が咲き
落ちる涙の
切なさよ
仮面を被る

泣いた子だあれ?
解き放つ、と書くと 
何処かしら清々しい雰囲気が広がりますが

朱鷺放て、と書いてしまうと 
翼が欲しくなりますね

時が経たなければ 
開放できぬ事象に 

翼ならぬ
唾吐きかけ ...
揺るぎなき愛は幻想しがみついたら振り落とされた

地の果ても地の真ん中も降る雨に傘もささない今宵の君は

身を病んで心も病んでしまうほどむしりとられた私の命

後ろへと束ねた髪をほどくから ...
喧騒に駄菓子屋相場のおやつなし


生きている実感に負け帰宅なう


リア充の着ぐるみ脱いで季語も脱ぐ


よそ者は死ぬまでいても見舞われず


喧騒は代々住む人たちのもの
...
わたしはつらい
って君は背中で言うんだね

わたしうれしい
って君は瞳で言うから


あなたにはなにも
隠し事できない

あなたにはもう
嘘はつけない


いまはわたし
...
 穏やかな秋晴れの日に、絶望の角度を測っていた。
「その角度は、希望だ。死に至る病だ。間違いない」
昂然と、苦渋に満ちた青白い顔を上げて叫ぶ男が近づいてきた。

── おかしな事を言う。 ...
バカが
自分のバカさ加減を
棚にあげてこね繰り回した
屁理屈を見ていると
バカは死ななきゃ治らない
なんてことじゃ済まされなくて
「どの方法で死ぬか、おまえが選べ」
と直接バカを完全治癒 ...
言葉の停滞
言語の解体

  言霊たちの
  本意を求めて

日を見ぬ閉塞
ひそかな生息

  居場所もないまま
  ようやく生かされ

道なき隠遁
未知なる混沌
...
左手首に微かに残る
傷跡の意味をあなた
は知らない。あの夏
のよく晴れた朝に私
が台所用洗剤と乾燥
剤を飲み込もうとし
て苦しんだことをあ
なたは知らない。ふ
うちゃん、ふうちゃ
ん ...
涙は結露に似ている。
結露は涙に似ている。
私の吸う空気を七色に変える。
耳を澄ませば聞こえる音も
七色に変わる。
私が歩んでいけなかった道
私が歩もうしなかった道
もう誰しもが追いかけ ...
  乳色のワンボックスカーが
  庭なしの一軒家にとまっている
  僕の思う以上に 世の中の人たちは
  ひとに興味をもっていないと分かった


  東京はとてもうるさくて淋しいと ...
ソファで眠るあなたの指から
灰になった煙草を外す
ずれ落ちた毛布を掛け
散らばった睡眠薬を戻す
教会の鐘が冬の朝を告げ
絨毯に零れたワインが香る
妹とあなたと3人で
病室にスナックとソー ...
公園の写真を川に流し
波乱を飲み頭に尽くして
夕日の中から影を取り出す
山の踊り 蝶の渇き
鳴らす座り方を立たせる

焼きたての咳を我慢し
通り道を夜にするさるすべり
支えるものが支え ...
女房に
俺たちも
近所の神社に
襲撃に行こうかと聞いたら
「あんた一人で行ってきな」と
冷たく跳ね返された
それじゃあ、運転手は誰が襲撃すんだ!
と反論したが取り合ってもらえなかった
...
姉がトイレに降りて来たので
私は台所を離れて
パソコンの前に戻り
ピクチャーライブラリーの続きで
日付をスライドさして居たら
歯の生えた扉が
ものすごいスピードで
やって来て
十三歳の ...
太陽や
月に値札が
無いように
君の命も
値打ちは無いよ


...
不幸せなら 手をたたこう
不幸せなら 手をたたこう
不幸せなら 態度でしめそうよ
ほら みんなで 手をたたこう

不幸せなら 足鳴らそ
不幸 ...
公園の小山
こどもたちがスキーの練習をする
抉り裂かれても純白の
やわらかくつめたい乳房は
午後には固いデコボコに変わり果て
――されど まだ十二月
なんどだって楽しめるさ
雪のお化粧  ...
釧路空港霧のため
鳥のようには飛び立てず
蛇のように這って帰る
特急ス―パーおおぞらの腹の中
ゆらりゆられて眠りに溶けて
ボールペン型ミサイルが
ピンポイントで飛んでくる
今ならいい 今 ...
老人介護の問題は
つまるところ
排便処理の問題なのだ

一番簡単な解決法は
老人にウンチをさせないことだが
そのためには
飯を食わさないことになるので
死んでしまって
一石二鳥になっ ...
                  
ふたつの卵のような目をした彼女と向かい合っている。
卵は茶色く黒い。ゴキブリの羽根だ。ゴキブリの羽根が
ドリアを食べる、私の口元をじっと見つめている。羽根
...
 佇んでいる。
 びたりとも動かない水だ。
 この夏、そんな水を見た。
 早朝、いつものように堤防道路をのったりと散歩している時だった。ぼくは、不意に気づいたのだ。音がしない! いつもの音がしな ...
僕の暮らす町には小さな小さな神社がある
榎木神社と呼ばれるその神社には 多くの人がお参りをする
そこには大きな楠木があり 皆その木をさすって帰る

鬱病を患っている僕は よくこの神社にお参 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あこがれ坂本瞳子自由詩1*17/12/10 20:55
凡の字に似たオッパイに顔うずめ決めた元号諦めた恋北大路京介短歌117/12/10 17:59
地雷踏むつもりの足がキリギリスより堅実な蟻に似てきた短歌017/12/10 17:59
海底の電話はかつてニンゲンが恋する花火だった名残だ短歌017/12/10 17:58
日曜日のブルースマリア・ブル...自由詩017/12/10 17:42
ならず者です花姫川柳017/12/10 17:10
死にうたたね短歌017/12/10 17:04
傷口自由詩017/12/10 16:34
朱鷺放て藤鈴呼自由詩017/12/10 13:46
愛にこたきひろし短歌017/12/10 13:08
喧騒に何をか夢見んよそ者はもっぷ川柳417/12/10 11:27
自由詩117/12/10 10:48
絶望の角度草野大悟2自由詩317/12/10 8:46
バカの屁理屈花形新次自由詩117/12/10 8:14
さまよいシホ.N自由詩417/12/10 4:46
とりかごあおい満月自由詩417/12/10 4:09
吐露マリア・ブル...自由詩217/12/9 23:06
きれいな夜草野春心自由詩217/12/9 22:32
disillusionmizuno...自由詩217/12/9 20:34
月の砂moote自由詩1017/12/9 20:29
宮司襲撃花形新次自由詩117/12/9 18:33
無意識界間村長自由詩417/12/9 17:47
一円もしないTAT短歌017/12/9 16:59
シリア エルサレム NHKホール自由詩1*17/12/9 16:51
白い乳房のソネットただのみきや自由詩6*17/12/9 16:50
釧路空港霧のため自由詩3*17/12/9 16:48
老人ウンチ花形新次自由詩117/12/9 15:14
羽根の目あおい満月自由詩317/12/9 11:49
わがままな水草野大悟2自由詩1117/12/9 10:45
榎木神社鶴橋からの便...自由詩217/12/9 10:21

Home 戻る 最新へ 次へ
1168 1169 1170 1171 1172 1173 1174 1175 1176 1177 1178 1179 1180 1181 1182 1183 1184 1185 1186 1187 1188 1189 1190 1191 1192 1193 1194 1195 1196 1197 1198 1199 1200 1201 1202 1203 1204 1205 1206 1207 1208 
4.33sec.