渇きが癒やせなくて
栗の花を見て居ると
梅雨入りした
科研の手入れを食らって
締め切りに間に合わなかったので
私はいじけて石器探しに走る
母はスーパーへ
父は田圃へ
姉は廊下で読書して ...
嫌われるって痛いなあ
やっぱり好かれたいって思う
できればみんなに
無理だからそう思う

自分からやさしくしてみる
まずはあなたに
あなたも少し柔らかくいてくれたから
うれしくなったよ ...
嵐の予感がしなくもない
稲妻が遠くはじけるから
傘をさした人々の連鎖
水たまりの中青く染まる
蜃気楼の出現により
散り散りに散り散りに
立ち消えた犬
ゆくえを眩ました

嵐の予感がし ...
足踏みをしてる時代に捨てた
醜い言葉が仕返しに来ても
白いノートで受け止めた後に
燃えるゴミだから火曜日に出そう

誰かに見られると恥ずかしくなる
大量の紙を丸め込むよりも
シュレッダー ...
バカ、
逆じゃないか!
逆じゃないか!
バカ、

ベッドで横になるおじいさん

バカ、
バカ、

音楽ぐらい好きなの聴かせろ!

ごめん!

ふわり、ふわり
XYY染色体 ...
地球上の人間たちが
全員居酒屋開いちゃって
理屈とか抜きに
どの店も繁盛していて
僕も居酒屋オープンしてるのに
誰かさんの居酒屋でアルバイトしてて
イカの入った袋を片手に
駅やら公園やら ...
亀裂が走る
磨き抜かれた造形の妙
天のエルサレムのために神が育んだ
光届かない海の深みの豊満な真珠と
人知れぬ絶海に咲きやがては
嫉妬深い女の胸を鮮血のように飾る珊瑚
その両方から彫られた ...
人びとの心に残ったきずは
まるで石壁に咲く蒲公英だ

空よりも君を好きになった
君がつむぐきれいな言葉に
なにかたいせつなことが隠されていると思った
おそらく唯一の道しるべだった
ひどく ...
   待ちに待った 水無月の
    風と光を 浴びるとき
  独り暮しの 翁はつぶやく

我が前半生は 偶然のすがたで
我が後半生は 必然のかたちで

虚無僧すがたに なっていると
好きですという声が
しみこむのは、

だれも
かれも嫌いだと
苦さがあふれた、小さなこころだから?

友となのるものが
あすのためにきょうを
やさしげに接する、小雨に ...
立て続けに何杯も
水を飲んだ 若い頃は
いつも
だがもう
そうはいかない
コーヒーを入れる時間が わたしの
呼吸の長さである
いつもの あなたのように
コーヒーメーカーは たどたどしく ...
家では子どもにキラキラネームをつけて
人と違った個性になって欲しいと
プレッシャーをかける

学校は子どもの個性に注文をつけて
人と違ったことをしないで欲しいと
プレッシャーをかける

...
君はジタンを{ルビ喫=の}んでいる
象牙色した指が佳い
くちびると髭の剃り跡で
わたしの視線をからめとる

君はわたしに火を点けて
ハイにしながら 微笑する
君はもひとつ紙巻き咥え
灰 ...
耳にあてた小さなスピーカー

三半規管で広がり

流れるメロディ


耳にあてた小さなスピーカー

蝸牛神経を通って

脳を揺らすリズム


日常を隔たり一本線 ...
君が落とした命の代わりに
星が美しく見える夜だった

まだ若かったのにという声を
うまく飲み込めずに私達は
胸ポケットのハンカチを湿らせ
君の唇に紅を塗ったよ

初めての化粧はどんなも ...
電動歯ブラシ
ごしごしやっては
いけません
浴室のカビ落とし
ごしごしやっては
いけません
掃除機
ごしごしやっては
いけません
でも昭和生まれは
ごしごしやらないと
やった気が ...
 美を描くノートは未だ白く、
 夜と朝の狭間でゆらゆらと揺れている。
 美の中に優しさを忍ばせて、じっと待つひと時。
 窓から望む街路灯が不規則に消えてゆく。

 淡い夢のような微睡が訪 ...
今宵は満月。
海は闇と月明かりが入り交じっていた。

人か魚か、判断の難しい女が裸を晒していた。
下半身が魚で上半身は人間。
それが反対だったら不気味だったに違いない。
髪は長くて背中まで ...
六月と聞けば
梅雨がすぐ頭に浮かぶ

梅雨と聞けば
少しだけ控え目な
紫陽花が頭に浮かぶ

雨で薄暗い梅雨
外出はせずに
窓から庭の紫陽花を眺める

雨は止んでもまた降り始める
...
誰にもわからないだろう
聞き取れない世界
誰にも理解して貰えない領域
雑音混じりで聞き取れないとか
どんなに格好良い音楽でも
僕には全然音楽じゃない
電話、本当は大嫌い
聞き取れないから ...
青い少年が
指をもって
噴水をみている

歌おうとして
泣いたり
描こうとして
折れたり
飛ぼうとして 揺れたり しながら

わたしたちは
このまちの
記憶として
忘れら ...
父親の肩にしがみつく幼子の瞳に 
映る、黄金の御神輿

何台もの金の神輿が練り歩く 
この街の酒気を帯びた
荒くれ者の若い衆によって 持ち上げられる
「エンチキドッコイショー」

かけ ...
精神病院にてⅡ

何歳ですか?
何歳ですか?
何歳ですか?

私?六十

この六十のじじいは
タバコ一箱を持ち
一本取り出す
そして火を点け一口吸ったら捨てる
二本目から二十本 ...
どん、どん、ふぁんふぁん
どん、ふぁん、ふぁん

ドンファンと聞いて思い出すのは
ほらっ、あいつ
インチキみたいな日韓共催W杯で
活躍したことになっているあいつ
何つったっけ?
えーっ ...
僕に関係の無い人が笑っている
僕に関係の無い人が泣いている
僕に関係の無い人が風に揺れている
僕も少し風に揺れながら口を開けて
あの日のことを思い出そうとしている
あの日、が何のことなの ...
霧と緑と
夜に立つ巨樹
空と地を埋め
ひとり高く


低い曇の下
平原を
草より低い影がくぐり
最初の雨を引き寄せている


夕暮れのかけら
まとわりつく糸
...
縄にX
白は固形だ滑稽だ
背いたもののための中庭に
誰も赦さぬ喝采だ


短く切った
ばらまいた
どこへ落ちても
ひとりやわらか


死から遠いものほど
...
顔を見るだけで
こりゃ病気だなって人がいっぱい
なぜか睨まれたよ
タバコ吸いながら歩いてると
警備員が来て
止まって吸って危ないからって言われる
お前こっちは精神病患者だぞ
もっと優しく ...
PCが銀髪を拒否した
僕らのHTML+CSSは言語で出来ている
一昨日君のHTMLが僕のHTMLに感染し
一部一部が自分でも分からない単語で
埋め尽くされている

太字にしても届かない声
...
灯りが消えた薄化粧の町に
虫の音が凛々と聴こえてくる
寝返りを打つ度にそれは消えて
いつしか枕を床に落とした

朝の気配に喉を枯らしながら
公園の蛇口を回して飲むと
次に誰が使うかも分か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
寺西間村長自由詩418/6/9 21:11
蛍文字朧月自由詩118/6/9 21:11
嵐の予感ささはら自由詩118/6/9 21:09
プリズムミナト 螢自由詩118/6/9 19:30
パラノイアmoote自由詩218/6/9 18:22
居酒屋自由詩218/6/9 18:06
亀裂ただのみきや自由詩5*18/6/9 18:01
惑星探索もどきkawa自由詩218/6/9 15:50
亡 題 (x)  信天翁自由詩118/6/9 15:47
あの白い空に、帰るもの秋葉竹自由詩618/6/9 14:52
コーヒーオイタル自由詩418/6/9 14:43
ギラギラネームイオン自由詩2*18/6/9 14:40
けぶりぐさ福岡サク自由詩3*18/6/9 13:56
イヤフォン暁い夕日自由詩6*18/6/9 13:51
14歳の詩ミナト 螢自由詩118/6/9 9:28
ごしごしzenyam...自由詩2*18/6/9 7:05
欲望~詩作ヒヤシンス自由詩5*18/6/9 6:55
Rock こたきひろし自由詩118/6/9 6:37
紫陽花の色夏川ゆう自由詩218/6/9 5:00
僕の世界征服宣言TASKE自由詩118/6/9 2:38
噴水2はるな自由詩318/6/8 23:04
春祭り為平 澪自由詩218/6/8 22:05
精神病院にてⅡmoote自由詩218/6/8 20:22
ドンファン節花形新次自由詩118/6/8 20:07
さよならたもつ自由詩2418/6/8 18:16
風と水木立 悟自由詩218/6/8 17:50
ノート(副読本)自由詩118/6/8 17:48
精神病院にてⅠmoote自由詩118/6/8 17:37
PCが銀髪を拒否した自由詩018/6/8 14:48
田園ミナト 螢自由詩1*18/6/8 10:09

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