夜半からの雨が 霙交じりの雪に変わった
とは 勘違いだった様だ
どうやら霰らしい
霞がかった空の向こう側に 淡く光る山並みも
今日こそ凍えている
震えるならば 今この瞬間であれ、 ...
雨の鳥
夜は狭く
髪の内の海
霧は軋む
いつのまにか 朝は文字になり
昼には音になり 土に吸われた
夜は ひとりだった
夜は あたたかだった
む ...
幼いハリネズミの背に
指を乗せると
ハリネズミが言った
あなたの針は
おかしい
雪に埋もれた砂浜に
もうすぐ津波が来るのだという
家を出てから十五分
家に着くまで十五分
海の反対側の坂では
家より大きな黒馬が眠っている
もうすぐ津波が来ると ...
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
胸の辺りに蟠る
抑えがたい不安感に
鼓動激しく息を継ぎ
夕闇の道を進んでいく
西の空が
...
何故か放送禁止用語ではありません
偏向報道テレビ朝日ですら
坂口征二が繰り出せば
アホなアナウンサーが
平然と「アトミックドロップ炸裂!」と
叫んでいたぐらいです
そんなアトミックドロ ...
心掛けたい
笑顔で或ること
微笑んでいる顔みたら
近づいて診たい
どんないいことあったの
楽しい話が待っている
悩んでた問題が
いつのまの ...
目隠しされて
見えぬもの
耳を塞がれ
幻の声
つぶれた喉での
ひとり言
説明しない
語らない
言葉はいつも
完全ではない
とはいえ沈黙に徹する
...
流出する
網戸から ひんやり入って来る冷気のなかへ
私は流れ出し溶けていく
生きている 実感だけが鮮明に
意識をうっとり抱擁し
私は刹那 居なくなる
流出し続けるわたくしは、
自 ...
晩秋の日差しの中
庭先の洗濯物が
風に揺れた
わたしは黙っている
不安と静けさが同居する部屋で
神と向き合う
やがて平安に包まれるよう
愛に包まれるよう
ただ黙って待ち望む ...
「もし」という言葉を使わず
今の紅葉を見たなら
過去の幻影を胸に確実に幻滅するだろう。
「もし」という言葉を使わず
自分の日常生活を描写すれば
過去の自分が皆輝いて見え
確実に気分 ...
曖昧な返事をした
優しさのつもりで
誰かに希望を残す自分を
果てしなく広がる空が見ている
恥ずかしくなって
雨も降らないのに
傘を差しながら隠れた場所で
小さくなるほどうずく ...
白鷺が
橋の欄干に立つ
切り取られた
わたしの
瞳のひかり
羽ばたきが心を
さらいゆく
橋の上の肉体は
ただわたしを見上げて
心ここに在らず
遠く遠く浮遊する
時すらも置 ...
詩は完璧なものではあってはならない。
詩は完成してはならない。
不完全であることが前提であり、
自明なことなのだ。
詩の言語とは書き手の脳内の何事かであるから、
書き手の外部へは決し ...
仕事先の街に早く着いたので、適当な店を物色して早めに昼を済ませようと考えて、駅ビルにある飲食店街を覗くと、ピークを避けようと早めに昼飯をと考えた人たちでなかなかの賑わいだった。
どうしたものかと ...
わたしが愛したあなたは闇夜に消えた
抱きしめる腕をどれだけ強くしても
あなたは自由な鳥で
わたしは不自由な案山子
あなたのように飛び立つことはできず
わたしは毎日同じ景色を見てはあな ...
ああ、こうしているあいだも
どこかの山脈は
星明かりにだけ照らされている
追い抜いたら歩をゆるめるひとの
かかとをなんとなく故意に蹴った
復讐みたいなことをされている
...
● 文字は独立した ●
文字は独立した
改めて言う
文字は独立する
その時、全ての生物の営みは過去になる
だけど、人だけは文字側の列車に乗れるのかもしれない
2018 ...
父親から電話がかかってきた
滅多に電話なんてかけてこない人だ
よほどの事がないかぎり電話をかけてこない人が
その日、その時かけてきた
電話口に出ると
いきなり
ひろしか、父ちゃんだ
...
親戚の目が横に伸びていく
奇妙な形、と思いながら
引かれた椅子に座る
袈裟がうやうやしく現れるまで
空気は露ほども動かなかった
左手に花を、右手に線香を持つ
あとは付いていくだけ
人 ...
エレクトリカルパレード
僕の家の前に来て帰らない
エレクトリカルパレード
僕の家の前に来て帰らない
エレクトリカルパレード
僕の家の前に来て帰らない
エレクトリカルパレード
エレクトリカ ...
ラベンダー色の小便が出るのと
小便がラベンダー臭いのでは
どっちがまずいことなのだろう
僕にはちっともわかりはしない
君にもきっとわかりはしない
そんなことはさておき
ちっともとiPhon ...
金玉袋の皺の数だけ
お豆を食べてもよい祭り
8月7日の土曜日に
東京ドームシティでやるから
みんな きっと来てくれよな
一麦二麦あ三麦ー
たまらないんだよねー麦ー
耳にパイロット乗って
僕は魔界を飛んでる
歌を殺そうと地理を学んで火傷した
ありがとー
少年は浄土真宗を学び浄土真宗反対運動を起こした
5億人 ...
自分は幽霊を見たことがない
父も出てこないし
母も今のところ出てくる気配がない
昔から死後の話は多い
哲学者だって哲学者として生まれ変る
事を信じていたようである
自分 ...
平日はどうでもいい、見ないから
問題は土曜日だ
突然これ見よがしの
ババアの唸り声とともに
不細工な女が
はしゃぎ回っている映像が流れる
地獄だ
地獄絵図だ
どこもかしこも
...
色画用紙をひろげて
影をうつす
木炭でなぞる
しばらく眺める
笑いがこみあげてくる
なんと へんなかたちなのだ
俺といふやつは
俺は笑つた
笑つて 笑つて
笑ひ尽くした
...
これだけ
クソ自称詩を見せられると
黄水が上がって来る
胸やけだ、胸やけ!
仕方ない、パンシロンを飲もう
実はこれには重大な嘘がある
何故なら
私は自称詩を全く見ていないからだ
本 ...
よく当たるので評判
スクランブル交差点脇
宝くじセンター
鯨に食われる前の
鰯の群れの一匹のよう
僕はセンター目指し
交差点を渡っていた
「ビシー」
左肩に突然
ディープ ...
オヤジに土瓶蒸し、食べさせたかったなぁ、
って、思い入れたっぷりの言葉を聞いて、
オレも、そうだなぁ、と
しみじみと思ったよ。
って、
オレも食べたこと、ないじゃん。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
横向きテトリス
藤鈴呼
自由詩
0
18/11/7 19:25
ひとつ 警笛
木立 悟
自由詩
3
18/11/7 19:10
ノート(はり)
〃
自由詩
2
18/11/7 19:09
ノート(十五)
〃
自由詩
1
18/11/7 19:08
闇の推移
ひだかたけし
自由詩
6*
18/11/7 19:00
アトミックドロップ・フォー・ユー
花形新次
自由詩
0
18/11/7 18:46
笑顔の力
佐白光
自由詩
3*
18/11/7 17:55
覚悟
シホ.N
自由詩
3
18/11/7 17:18
流出・続(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
18/11/7 15:52
沈黙
あおいみつる
自由詩
3*
18/11/7 12:22
仮定的自分に関する論考
……とある蛙
自由詩
2
18/11/7 10:59
秘密基地
ミナト 螢
自由詩
3*
18/11/7 8:41
生命
帆場蔵人
自由詩
6
18/11/7 8:20
詩のことで考えて
非在の虹
散文(批評...
1
18/11/7 7:47
ラーメン奇譚
腰国改修
散文(批評...
4*
18/11/7 6:57
待ち焦がれる与えられない愛
卯月とわ子
自由詩
3
18/11/7 4:42
どこかの山脈
ペペロ
自由詩
2
18/11/7 2:54
文字は独立した
足立らどみ
自由詩
4*
18/11/7 2:05
人は誰でも骨壺へ
こたきひろし
自由詩
4
18/11/7 1:16
盆
いっと
自由詩
5
18/11/7 0:04
何処から
セガール、ご...
自由詩
0
18/11/6 23:15
みちのり
〃
自由詩
0
18/11/6 23:15
予告
〃
自由詩
0
18/11/6 23:14
生臭い息
カッラー
自由詩
0
18/11/6 22:58
詩病なる自分
ナンモナイデ...
自由詩
6*
18/11/6 21:29
まんぷく
花形新次
自由詩
0
18/11/6 20:53
少々早い辞世の歌
石村
自由詩
17*
18/11/6 20:39
胸いっぱいのクソ自称詩を
花形新次
自由詩
1
18/11/6 20:14
歩く座禅
ゴデル
自由詩
3*
18/11/6 18:33
オヤジと土瓶蒸し
秋葉竹
自由詩
5
18/11/6 15:24
1155
1156
1157
1158
1159
1160
1161
1162
1163
1164
1165
1166
1167
1168
1169
1170
1171
1172
1173
1174
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
3.77sec.