冷凍していると すっかり忘れる存在
熱い鍋の中 洒落た食材達が乱舞する

冷たい豆腐の中に 
隠れたウナギの論争

足先が熱い お前ちょっと出て行け
指先が冷たい お前もう少し こっ ...
郵便受けに 虹が光っていた
空に沈んでしまった
まほろばからの便り

封筒に眠る妖精を剥がすと
中から懐かしい花のかおりが

≪こんなにも甘やかな手紙が
かつてあっただろうか?≫

...
真っ白な肌が好きだった
真っ白な笑顔が好きだった
真っ白な心が好きだった
真っ白な君が好きだった

真っ白な紙を広げて
真っ白な文字を書いた
真っ白な頁をめくると
真っ白に消えていく
...
田舎では
親の時に香典をもらっているから
行かなければいけないという考えが
根強く残っているが
どっかで切らないと
親がもらったからという理由だけで行ったら
相手の喪主も
俺の時には
...
さっきのバスに座っていた女は美しかった
この夕焼けとどちらがより美しいだろうか
空にひとつかみの鳥がばらまかれた
部屋に入れば祖母の匂いがした
人攫いが家に来た
     革靴はいて背広着て
     お父ちゃんを借金のかたに連れ去った

人攫いが家に来た
     病気ばかりする子はいけないと
     私を家に帰しに来た

...
私のことをポテンシャルが
低い低いと言うけれど
低すぎて
マイナスなら
逆に実力が顕在化しているって
ことじゃねえのか!

えっ、全然違う?
頭悪い?

上等だ、てめえ!
靴下よ ...
月がまんまるなわけでも
星がかがやくわけでも
ましてや雪がふるわけでもないのに

空を見上げては
にやけてみたりなんてしてみまして


なんだか曇ってきたり
なんだか風がつめたくなっ ...
真っ黒な廊下を歩いていた
ボロボロのテディベア抱えて
窓を開けろと風が叩くから
外の方は見ないようにした

爪先立ちでドアノブに手を掛けて
飛び込んだ部屋には二つの寝息
気が緩んで思い切 ...
お国のためにと兵隊さん
家族の写真を首からぶら下げ
敵国目指して進めや進め

かたや敵国兵隊さん
家族を守るためならば
命なんぞ惜しみやせんや

大事なものは皆同じ
失うものは二度と ...
夢の続きは幻と
想いを連れて花となる
名もない小さな花となる

サラサラなびく風にのり
辿り着くのは焼けた空
笑顔も涙も引き連れて

春夏秋冬巡るのは
ドクリと鼓動を震わせる
無垢 ...
普通のバカより
薄らバカと呼ばれる方が嫌だ
程度が軽い筈なのに
もっと侮辱された気がする
薄らハゲも同じだ

どうせなら
本格的なバカと呼ばれたいし
本格的にハゲたい

呼んでくれ ...
ぬるいぬるすぎる
もっとだ
もっと高く 死ぬ直前まで 恐れる事無く
突き進めない者達に 創造を語る権利はない
光る指先 弾けるシナプシス 迸る内臓の噴水
意識を評価するほんの一滴の理性 追い ...
私には前提がない
無から突然現れて
一つのルールに乗っかってサーフィンしたら
また無に消えていく
そうであると思いたい
そして年老いた今は
その一つ一つのルールさえも毎回毎回自分で構築して ...
今度こそ
今度こそはと
幾度も脱皮を繰り返してきたはずなのに
サナギの姿で
また冬を迎え
その時はいつ来るのでしょう
次の春が来たらでしょうか
春はいつ
春が来たとて
やっぱりサナギ ...
画面の向こうで口パクするロックバンド
流れるテロップを横目に
貴方の指先を想っていました
合皮のソファが派手な音をたてるので
ガラス扉が気になりましたが
気にした振りをしただけだったのかもし ...
心の扉を
いっぱいに開放してみよう
すると
言葉の小鳥たちが
大空を自由に飛び回るから
シャリなんて シャレこきやがって
誰かの舌打ちが聞こえる町

待つことに疲れて
食欲に憑かれて
そっと唇に運ぶ食材

シャリに載せると トロミを増すの
サーモン

そうだ サー ...
受け腰な毎日は手持ち無沙汰なので
ぼんやりマフラーを編み続けています

細編みに飽きても
他にすることもないので
マフラーはどんどん長くなって
作り目は遥か彼方

これはプレゼントだっ ...
僕はこのままいったら
年をとって死んでしまいます
ああ!神様
老いる意味をお教えください
死ぬ意味をお教えください
もうすぐ春が
来るの、来るのよ
春爛漫

そう今年の冬も
生き延びて、生き延びた
地を這う草のように
ねめつけられても
まだ死なない
虫のように
時給1,200円で
夢があるね( ...
夕日 正面から 見据える
窓辺に鉢
コーラの瓶を投げて 車にぶつけてやる

外れた

予想外のことが起こる日常では 常に警戒心を持って行動しなければならない
それは 明日も あなたも 俺 ...
苦しいが
きつく
やばいが
深奥に
売り渡せない
もんがあるんさ
白く色づいた道路の上を二本足の靴が行く
電柱
空気
星のカケラ

群れは距離の中に息づく苦しさに気が付かない
廻る足跡、round、around
歌は最大公約数の科学

鉛筆の芯が折 ...
壁に掛かった
インクジェットの白黒写真
オレンジの間接照明
ゆれる黒い
液体に乗って
通り過ぎていった知らない人たち
照り返す瞬間ごとに
こまかく失明した
方角のひとつひとつが
積も ...
硝子の様な海の中
小さき命の灯火は
硝子を突き破る事もなく
無情に海の屑と消える

悲劇を涙で拭えるならば
絶えぬ涙を下さいな
一生分の涙じゃ足りぬ

溢れんばかりに世を巡る
目に ...
暇だから
平昌オリンピックを
隈無く見ているのよ
(そのおかげで
平昌オリンピックが
平尾昌晃追悼オリンピックの
略ではないことを学んだぜ、ヤッホー!)

スピードスケートを見ていて
...
上着から落ちた雪のかけら
ストーブの上すぐに 色を失くし
ふるえ悶えて消えて往く
あっという間
案外 ねばりもしたろうか
無になった訳じゃない
見えない つかめない 形がないだけで
身軽 ...
夜の下には現れない
白い色からのびる光
床に土に空に刺さり
細く細く動かない


赤い涙
まだ触れていない箇所を目に当てる
朝に止まる時計
左側の景の震え

...
晴れているのはしあわせ
雨が降るのはふしあわせ
傘を差すのはしあわせ
目が乾くのはふしあわせ

日曜はしあわせ
月曜はふしあわせ
出会うのはしあわせ
知らないことはふしあわせ

い ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
鰻-うなぎ-藤鈴呼自由詩018/2/23 9:22
雨上がりのヤスヒロ ハ...自由詩318/2/23 8:14
真っ白1486 1...自由詩218/2/23 7:52
因縁のお葬式ホカチャン自由詩118/2/23 6:14
Yurodi...自由詩418/2/22 22:23
ひとさらい為平 澪自由詩2*18/2/22 22:17
水虫ジュク夫「マイナスのポテンシャル」花形新次自由詩018/2/22 21:57
空を見上げたりなんだり柚木自由詩218/2/22 21:55
リジー1486 1...自由詩3+*18/2/22 21:53
櫻花 葵自由詩318/2/22 21:32
春風にのって自由詩118/2/22 21:26
水虫ジュク夫「ゲロゲロ」花形新次自由詩118/2/22 20:10
突き詰める姿勢狩心自由詩318/2/22 15:08
全く持って、私は嫌になるほど人間である自由詩0*18/2/22 14:44
サナギのうた ―エリック・カール「はらぺこあおむし」に寄せて ...Lucy自由詩5*18/2/22 14:12
歌われなかった歌の名前は木村きむ自由詩018/2/22 14:04
ホカチャン自由詩018/2/22 12:12
シャケのニホヒ藤鈴呼自由詩0*18/2/22 9:34
感謝して恨みます木村きむ自由詩218/2/22 7:11
老いる意味ホカチャン自由詩018/2/22 6:09
感性・わーきんぐ・ぷあ〜アタシ明日も、働きますうめバア自由詩418/2/22 1:54
20180221_work0000@poetryNaúl自由詩118/2/21 23:40
くるしいがきTAT短歌218/2/21 23:36
透明鷲田自由詩118/2/21 22:20
untitledかとり自由詩318/2/21 21:53
櫻花 葵自由詩118/2/21 20:25
水虫ジュク夫「考える水虫」花形新次自由詩118/2/21 19:11
出来過ぎた話でただのみきや自由詩5*18/2/21 17:26
ひとつ さむさ木立 悟自由詩418/2/21 16:58
幸福論やまうちあつ...自由詩4*18/2/21 14:06

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