美しいから絵になる
人々が悲しい気持ちになる
病いですら
その人の才能
彼処で
ブスが咳き込んでいる
唾が臭そう
例えば今、息を吐く。
そして、二度と吸うことが無くてもいい――
結論からいえば
その日は私の声音に含まれる死神の衣擦れが
転覆病の金魚の側線を掠めただけだった
パクパクする半透明な唇を読 ...
洗面器の中に
水を張って
浮かべた夜空は
もうひとつの庭
駆け回りながら
届かないと
諦めてしまった
心に集まる
大地の音感
聴き返す時間を
貰えるのなら
門限は破ら ...
なつかしいなつ ねそべったきみ
あきのこいびと どんぐりひろう
ふゆのたいやき まっかなほっぺ
はるめいていく きみがはためく
刻一刻と
孤高のままに拗らせた
紺を纏った恋煩い
鼓動の行方を知らずして
声無き鼓舞を繰り返す
声無き鼓舞を繰り返し
金平糖を転がした
今宵の月は弧を描き
木枯こぞって吹き荒ぶ
...
誰もがそれとわかるように
名前をつけてみましょうか
花と名前をつけます
蜂と名前をつけます
光と名前をつけます
だけれど君がそれを指さすとき
花と戯れる蜂や蜂と戯れる花を
輝かせ ...
この花は永劫の畔にゆれている。
あまたのうつろいをながめ
蕾という名の一輪となって。
風よりもとうめいなあなたの声が、
水面をやわくなでている。
どことも知れずに吹いてきては。
...
たとえ
俺が歩けなくなったとしても
路は途切れないさ
たとえ
俺に朝が来なくなっても
街路の樹木は立っているさ
たとえ
俺が夜に溜め息をつけなくなっても
繁華街の立て看板に明かりはつく ...
打ち捨てられた死骸の硬直した筋肉は鮮やかな色身だけが失われていて、それはまるで土に擬態しようと望んでいるみたいだった、心配は要らない、それは必ず叶えられる、おまえがもっと失われ続けたあとに…耳 ...
隣では
シュークリームを食べている
車は光速度で
スペース・ウェイを
ランダムに
突っ走って
隣では
クリームシューを吐いている
もうすぐウェイから
ワープしなけ ...
誰も居ぬ公園過る猫の顔
砂の城作っては壊す子がひとり
手袋のベンチに一つ凍っており
がっかりとがっくりは
ほとんど意味が同じだ
しかし、もし
がっくりしましたと発言したら
こんなに問題になっただろうか?
「特に知り合いでもないのに
何でそんなに思い入れが強いんだ?」と
...
のつのつと雪が降る
一本のモミによって辛うじてこの世とわかる風景
冬至の果てしない沈黙といっしょに
空が少しずつ崩れてくる
血の滲みだす包帯の一瞬の純白を地上にとどめながら
やがて凍えるよう ...
ミツバチは
足し算を理解する
引き算も理解するそうだ
CNNのビデオツイートに思考が止まった
青は足し算
黄色は引き算
紙に数個の図形が描かれている・・・?
入り口の向こ ...
着るものにはこだわらない
同じ服装を何日もしてしまう
風呂は毎日入るけどほとんど体は洗わない
それより
お湯につかってぼんやりとしてしまう
とても不器用で
無器用で
生きるのが下 ...
小窓から月明かり
納屋のなかでは笑い声
明日は畑に植えられる
種イモたちがくすくす
錆びても鋭い鎌に鉈は
ときおりカタカタ笑い
鉋は葦の笛をふく
春一番が待ち遠しく
女羊飼いが待ち ...
酒は飲まない
煙草は吸わない
女は妻以外知らない
そして
サイコロは振らない
そんな人生つまらないか
友はいない
仲間もいない
他人を信じない
神も仏もいらない
そんな ...
うす汚れた
けだものの涎が熱い
この顔に
塗りたくられる
情熱の匂いがする
ねばつく息がくさい
それを
好ましいと思ってしまった
わたしの心臓が早い
いだきたい背中に ...
ほんとはね、考古学なんてどうでもよかったの
常識って、あるでしょ?
どこの世界に
日がな一日土掘って
見つかるかどうかもわからない土片を探すのが
大好きって女がいるのよ?
ほかに世界に ...
てんぺんすたくるして
ないてんぱんくする
てんと、てんのすぺーくは
ぱんきんぐして
こんすてんくすして
なんかもうたいへんだ
たいへんだ
ほいほいのしゅてんはめっけんして
けんきけ ...
お見通しだった
見透かされていた
てめえらレントゲン技師になっちまえ!
なんて
リードブロウ
振るうまでもなく
俺の拳は骨折していた
なんのジョーダンだ
ジャイアン
奴隷のように働い ...
お姫様を助けてハッピーエンド
エンディングロールが流れて
もう1周目
でも
いつまでも
タイトルに戻らない
真っ暗な画面のまま
今日も電車に乗る
電源の切り方を
俺は知っている
...
夏の花巻
駅を降りたち
しばらく歩くと
緑の草地の中に
北上川はあった
イギリス海岸に
たどり着いて
小高いところにある
一つのベンチに腰掛けたとき
思うこと考えることの相違が
...
21世紀に入ってはじめはテロリストたちによって、
思い知らされてしまったし、グローバル経済によって
独占企業化が進行してしまったことと同期に政治まで
右傾化してしまった。ネットでは動画投稿が ...
虐待への対応が問われている
児童相談所は
一体何をやっていたんだと
こんなことなら
児童相談所なんて必要ないじゃないか
事件に心を痛めている
多くの人の思いだ
「だから言ったでしょう ...
淡い期待を踏みにじり
血の雨シトシト降っていた
傘を差させて
惨劇を一人見つめて笑ってた
幼い私が父を見て
知った政治のやり方は
専制、専制
それは専制~♪
愛を置き去りにした冬が
過ぎていく窓辺でカーテンが
揺れて夜をなびかせる
きれいな思い出を詰め込んだ
ハードディスクで再生した今を
忘れないように上書きする
切なさがひどく滑稽で
...
生まれた時に
手や足や目に
なってくれた方へ
二人でできる
喜びのポーズを
発明していく
人がいるから
もう寝そべっては
いられないよね
朝露の温度が
冷たいうちに
...
コロコロと天気が変わり落ち着かず雨が降ったり止んだり晴れたり
広島で一番高いビルが建つ何故高く高く建てるのだろう
着る服の色で雰囲気様変わり場面場面で変える政治家
服選びその日の気分 ...
浮遊している座布団の上に立っている
長い長い
己が棹を鯉のぼりに見せかけようとしている
水門の釣り人たち
正面に回り込めば
身が引き締まるような旧い見事な水茎
細い道が出来上がって
シシ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ブスに病気は似合わない
花形新次
自由詩
0
19/2/14 19:54
淀みに浮かぶ、あれやそれ
R
自由詩
2
19/2/14 16:20
踏み絵
ミナト 螢
自由詩
2
19/2/14 16:03
よっつのきせつ
水宮うみ
川柳
3*
19/2/14 16:00
恋煩い
中原 那由多
自由詩
2
19/2/14 14:01
沈黙のなかで
帆場蔵人
自由詩
17*
19/2/14 1:09
永劫の蕾
新染因循
自由詩
13*
19/2/14 0:50
俺が歩かなくても
こたきひろし
自由詩
11
19/2/14 0:31
騒乱、喰らい尽くして
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/2/14 0:04
スペースな夜行
ナンモナイデ...
自由詩
3*
19/2/13 21:37
記憶の公園にて
ひだかたけし
俳句
3
19/2/13 19:18
がっくり発言
花形新次
自由詩
1
19/2/13 18:28
のつのつと雪が降る
ぽりせつ
自由詩
5
19/2/13 12:59
ミツバチは角砂糖の夢をみるのか
よーかん
自由詩
1
19/2/13 12:22
汚れた服が落ち着く
こたきひろし
自由詩
1
19/2/13 6:39
羊飼いの踊り
帆場蔵人
自由詩
3
19/2/13 1:16
血は温かくも冷たくもなる
こたきひろし
自由詩
3
19/2/13 0:34
ほほえむ 顔
立見春香
自由詩
8
19/2/12 22:39
考古学が好きなんです。(よーく、かんがえてよね?わかるでしょ ...
〃
自由詩
8
19/2/12 22:38
はいしくる
次代作吾
自由詩
2
19/2/12 21:50
煮ても焼いても食えないタイヤ
ドライ運河
自由詩
2
19/2/12 20:49
俺達には希望のないゲームしか渡されていない
ピッピ
自由詩
4
19/2/12 20:33
北上川
Giovan...
自由詩
12*
19/2/12 20:23
自然状態について
ナンモナイデ...
散文(批評...
2*
19/2/12 19:46
南青山は今
花形新次
自由詩
1
19/2/12 19:28
専制
〃
自由詩
0
19/2/12 19:19
あなたの隣にわたしが座る
かんな
自由詩
2*
19/2/12 18:58
成長
ミナト 螢
自由詩
1*
19/2/12 15:02
服選び
夏川ゆう
短歌
3
19/2/12 5:24
水門の休日
Javeli...
自由詩
4
19/2/12 0:23
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
加筆訂正:
あなたの夢をはじめて見た
/
ただのみきや
[19/2/13 16:18]
同起を同期へ訂正
3.49sec.