癌になった妻を憐れんで
離婚はしないと夫は言う
その背後に死神が立ってる
鎌の刃を彼に向けて
いつも2時にアラームが鳴る
男が頭痛で寝返りをうつ
女は何かを呟く ...
モーテルの階段で呼びとめられて
マニキュアを塗ってもらった
「目立たないから、バレないって」
そう笑って彼女はウィンクする
ピンクに光る爪が
あまりにきれいだったから
120分 ...
眞珠の空に似た
伐折羅犬
眞珠の蜜は冷たい
あ
蓋し ロースの密賣だ
ハンターを畏れ 冷やす
それぞれの凪は火星病に罹る
「 太陽はミニ噴水 ...
詩を創ってネットに書き込んで何か貰えるのお父さん
娘に訊かれた
何も
そう答えると
つまらない
と娘が言った
それなら
俳句とか川柳とか、賞金か賞品の出るやつに応募しなよ
そっちは ...
机の上に
飾られた花が
あの子の代わりに
水を飲んでる
だからこの手で
花瓶を洗って
新しい水を
届けたかった
もっと生きられた
はずなのにという
あの子の居場所に
投げ ...
国民的ニュースを
現代
定刻どおり観ることは
まだ
義務付けられていないが
あろうことか
昔
子供を経験したことがあるはずの
人達
あの大人になった大人達は
あろうことか
今も
...
長年勤務して来た会社を7月末に退職した。最後は仔会社に転籍して経理責任者をしていたが、丁度グループ会社の再編と重なり、四半期決算を終わらせて落ち着いた所で退職できた。持病の緑内障が進んで来て、視野に ...
小学校からおとなになるまで、住んでいたのは
なにもかもが真新しい郊外の住宅地だった
白い壁、真っ直ぐな道路、ピカピカのスーパー
それ以外に何もない
それが当たり前だったから
都心から1時間半 ...
あ、はい、どうもこんにちは
いまどき こんにちは なんて
ここと病院とか薬局くらいでしか
言われないしこちらも言わない
挨拶大事
義務教育で叩き込まれた強迫観念
社会に出たら
お ...
2019年3月21日
昨日もあなたは来なかった
2019年3月22日
今日もあなたは来ない
2019年3月23日
明日もあなたは来ないだろう
{取消=さようなら。}
あなたの登録メールアドレスは生きてますか?
あなたがあなただと 今も証明できますか?
あなたへ わたしの言葉は届きますか?
メールアドレスとパスワード
あなたをあなたたらしめる ...
もしも 三人が しゃれこうべになったら
三人は親子だと すぐにわかる
なぜなら 同じ頭の形してる。 と、言われ
ハチマキ姿のタコの絵のような 立派な おでこを
三つ つきあわせて
婆さんと ...
雨が、やんだ。
傘が要るねと
足元に生まれた、真っ黒な影が笑う。
コンビニ行こうと
家を出たら
街が魔法に包まれていた
硝子という硝子を曇らせる
夜の霧
街灯が
絵本の挿絵のように
ぼんやり見える
雨でも雪でもない
寒くも暖かくもない
...
春先の庭で
洗濯物を干しながら
誰かの今を思い描く
いつだったか
温泉に行きたいと言ったら
柔らかい声で
いいよって笑った
「いいよ」って
あなたはどうしている ...
月が浮かんでいるのを
私はジ~ッと
見上げ続けていた
月が、ふわわわ、と
ほんとうの意味なんて知らないけど
あたたかい人のモノマネをして
ふわわわ、と微笑んでいるのを
私は
私のい ...
何本目かのシャグを巻き、
乾いた舌を潤すボトル
が、散乱する床
まるで海に浮かぶブイみたいだ
空っぽの正午。ソファに沈ませた
頭上をかすめていく8小節の波。
試しに、溺れていたクジラを ...
人間もね
好きな事をする為に
生きて良いの。
枝の桜だって
人の顔色を見ながら
咲くわけではな ...
だいじょぶよ
愛とかそういうのは
べつにどうでもいいことだから
気が滅入らない何かを見つけておけば
べつにどうでもいいことだから
愛とかそういうのは
だいじょぶよ
...
魚で占って
川面は
桜の花が
ハラリ ハラリ
ぬめぬめの
肌に
ツルリと
ぬめって
ひょうたん
ヒョッコリ
川面に
落ちた
アイ アイと
鮎と
間違い
ナマズが
パ ...
愛が美しい
言葉で語られ
手帳に書く時間も
ないくらい
肉体が支配する
頃にはもう
正しいレシピを
忘れたような
クリームシチューの
中にいるから
熱くて皮膚が
敏感 ...
「ずーっと放置してんじゃねえぞ💢!」
剥いたときに
女房に激ギレされた過去を持つ人はいるか?
いたら友達になりたい
語り合いたい
NHK(日本包茎協会)に勧誘したい
透けた文字の凹凸
まだみぬ未来の影を踏むように
まだ逢えないひとの指先を数える
まだまだまだ未だこない時が記されていて
凹凸に触れるゆびさきは酔い痴れる
うらおもて おもてうら ...
僕の部屋には季節が無い
うずくまって見詰める本棚に
埃が積もっている
頭痛が少し
腹痛も少し
瞼が厚ぼったくて
もう長いことゆっくり眠ってない
細切れの睡眠でしのいできた
規則正しいの ...
とおーい 声がするのを、するのを見ている。蛇腹にたたんだ気持のなかで子どもが泣いている。あかるい窓べ、海べ、岸辺。
心に彼岸はないから、いつまでも分かり合えない。猫たち性懲りもなく恋する。
...
あの人はメンヘラ
メンヘラ男子
メンヘラ女子
だいたいメンタルヘラクレス
もうすっかり春になりましたね
今日は風が強いです
咲いたばかりの桜の花が
ゆらゆら大きく揺らいでいます
■□
私は街を周回していた
人波物凄い都市だった
(流れに乗り遅れたら、 ...
春の夜、ひとつの管玉がアパートの玄関に埋まっていて、きっとこの世の終わりまで気づかれることはない。それはもう定められたことで覆しようがないのだ。誰がそんなことをしたのか、小さな水仙の花が掲示板に画鋲で ...
あなたの顔が赤くなったり青くなったりする。
いま映画館でスクリーンの前だ。
キャラメルポップコーンをつまみながら観ているがその手が止まる。
あの慈しむべき人がナイフを向けられている。
そし ...
空き地の段ボールハウスが
雨で溶けてる
Krispy Kremeの窓から
それを見てきみが言う
「17になったらあんな家に住むわ」
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いつも2時に
mizuno...
自由詩
3
19/3/22 22:22
pale pink
〃
自由詩
5
19/3/22 21:08
屋根
墨晶
自由詩
1*
19/3/22 20:53
詩を創ってネットに書き込んで
こたきひろし
自由詩
4
19/3/22 20:41
公式
ミナト 螢
自由詩
2
19/3/22 20:32
禁煙の苛立ちを文字化けしてみる。
よーかん
自由詩
1
19/3/22 19:55
退職の日に / 旅立ちの日に(修正最終版)
beebee
散文(批評...
5*
19/3/22 14:34
ニュータウンと都心の間
うめバア
自由詩
4
19/3/22 12:29
こんにちは、たいらさん
たいら
自由詩
1
19/3/22 11:37
ひとことダイアリー
〃
自由詩
1
19/3/22 11:26
あなたの登録メールアドレスは生きてますか?
〃
自由詩
3
19/3/22 9:42
ほね
るるりら
自由詩
15*
19/3/22 9:28
【 傘 】
豊嶋祐匠
自由詩
4*
19/3/22 8:56
Fog
ガト
自由詩
4*
19/3/22 4:01
小春
〃
自由詩
1*
19/3/22 3:53
月の風船
立見春香
自由詩
5
19/3/22 0:23
[:The reason for waiting
プテラノドン
自由詩
2
19/3/22 0:19
【 あるがまま 】
豊嶋祐匠
自由詩
2*
19/3/21 23:46
保証する
よーかん
自由詩
2
19/3/21 21:56
到彼岸
ナンモナイデ...
自由詩
2*
19/3/21 21:25
正気
ミナト 螢
自由詩
8
19/3/21 20:10
恥垢ちゃんで叱られる!
花形新次
自由詩
1
19/3/21 18:57
紙のうら
帆場蔵人
自由詩
3
19/3/21 18:34
隔絶
世界世紀
自由詩
5*
19/3/21 16:46
春のこと
はるな
自由詩
6
19/3/21 16:04
メンタルヘラクレス
次代作吾
自由詩
1
19/3/21 14:36
春の夢
ひだかたけし
自由詩
5
19/3/21 12:42
副葬のためのノート
春日線香
自由詩
5
19/3/21 12:13
凶
幽霊
自由詩
3
19/3/21 10:00
ドーナツ
mizuno...
自由詩
9
19/3/21 0:28
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
加筆訂正:
完備 第一詩集『abstract』
/
完備ver.3
[19/3/21 3:09]
いくらか訂正した。
4.53sec.