軒先に脱いだ靴が消えた
会社にばかり通ってる靴だから
会社に向かったのかもしれない
いや、しかし、通勤電車に嫌気が
さして旅に出たのかもしれない
文なしの旅先で困ってやしないか
いやいや、 ...
昼休み、AはBと食事に行った。鉄橋の下は電車の通る音がガタゴト響くものの、少し涼しい日陰になっていて、AとBはそこで信号が変わるのを待った。Bは沈黙を破ると唐突に自分の持病のことを話しだした。だから ...
道に座って詩を売りながら、飛行機に近づくチャンスを待ってる。
宮下公園の木には下着やストッキングが引っかかっていた、お祭りのかざりみたいに。大統領専用機が離陸すると、路上生活者やカラスがジェ ...
いずれ遠くなっていくこの一日に
ちょこんと座り瞑目する君は
未だ見ぬ異郷の光景が
大地をカッと割り姿現わすのを
静かに一途に待っている
)熱風の匂い 大気の感触
)ああ既に遠い一日よ
...
宇宙から見れば
この星は小さな水滴
青い羽根の蝶が棲む
蒼い涙のような
あどけない唇の妖精
長い触覚が触れた気がした
ありがう
そう言い合ったとき
からだに水が流れた
...
故郷の母上様お元気ですか?この度は大変お世話になります。電話の度に会いたい、会わせろと仰られてましたね。こんな形でご迷惑をかけます。心配で心配でこの様な文を持たせました。思えば私の時も同じ事がありま ...
空想語源物語 第一話
「血眼(ちまなこ)」の回
*************
★主要登場人物
○漁師
○漁師仲間
○アメリカ人レストランオーナー
*********** ...
希望で照らしてほしいわけでもなく、
絶望から抜け出したいわけでもない。
ただ少し、この不安を減らしてほしい。
空から落ちて来る一粒の雨に、
何個の水素が含まれているかなんて、
わたしは知 ...
年老いたキツネは考えた
もう獲物を追いかける元気は無い
白鳥の卵を盗んで育てて
大きくなったら食べようと考えた
森の中で白鳥の巣を見つけ
親が留守のときに
一つ持ちだした
...
最高気温が随分と下がったのに
まだエアコンは点けっぱなしのまま
温度が高いのが苦手なのではない
湿度が高いのが苦手なのだ
ある種の人間と同じように
ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥ
踊りたい夜だった
寄り道する気もなくて
適当に夕飯を買った帰りの
どうでもよくなってんだ
寝て起きて寝て起きて
出勤直帰出勤直帰
帰って飲んだビ ...
青と緑、光と影
空に突き上げ梢が揺れる
照り映えながら、翳りながら
青と緑、光と影
ゆったりと時流に貫かれ
今日という日を進みます。
乳歯が抜けて、AQCが生えました。
Aから始まってるので、品質は良さそうです。
手垢が汚いフェンスをよじ登り
腫れぼったいふたりを夕焼けが刺す
車の影に空気を入れないように
石を蹴り始めよう
本当はゴールがどこかにあって
本当のゴールは躓かないと分からない
だけど君と ...
わたしのむすめのすごいところのひとつは、ドーナツの穴を食べられるんです。
あるときわたしがおやつのドーナツをかじりながら、「いつだってこの穴が消えちゃうのがせつないよね。」と言ったら彼女は「 ...
太陽の目を
見た日に始まった
心を読まれて
裸にされる
透明な鏡
なぞる指先で
言いたかったこと
言えなかったこと
輪郭になる前の
言葉だけが
壊れそうだから
大事に ...
ついに辿り着いた
我が終焉の地にー
たぶん、ここで僕は
棺に入り、火葬場へと向かう
いまここに着くまで
根を切られた浮き草のように
流れ流されて
一体幾つの地を
さ迷ってきたことか ...
眠れ蒸れないウメッシュ
いずれ灰塵泣いても
いてもなくてもその人
傍に気づかれないだろう
それは間違い君の
命なければ世界も
政界も生活も
回転を止める
...
今晩はメンチカツとかぼちゃの煮物
腎臓の弱いあなたのために
塩分に気をつかって調理した
いつかのメンチカツとかぼちゃの煮物
思いっきり味の濃い
今晩のメンチカツとかぼちゃの煮物
...
もうときどきしか、空からは降りてこない鳥。鳴き声すら、聞こえない高さに。舞いあがり、ゆくてに消えて。ねえ、わたしの持っていた鳥かごが、気にいらなかったのね。ねえ、わたしの用意した巣箱が、気にいらなか ...
深緑の庭園で、わたしは薔薇をつんだの。裸のおんなのひとがこちらを見ていたけれど、わたしは気にならなかった。なぜ? どうして? 「あの人は服を着ていない」って、ぽつりとつぶやいてから、藤棚の小道をかけ ...
秒針は
ガチガチ言いながら
私を刻む
午後九時半
やりかけの洗濯物は
どんどん乾く
外は真っ暗
今朝
置いてけぼりにしたのは
夢か?感情か?
あと六時間
私の明日 ...
俺の家から歩ける範囲には
コンビニ スーパーマーケット
俺の家から歩ける範囲には
学校 郵便局
等がある
なのにどうして
俺の家から歩ける範囲に
天国と地獄がないんだよ
何を寝 ...
骨まで、
はがしてほしいのです。
偽りでもいい・・・
愛が知りたいのです。
ちぎれた月に、
照らされている間。
白い布で、
顔を覆われ、
私の細動が止まってしまう、
...
楽園への切符をかった
でも誰も待っていないだろうとおもった
楽園への切符を売って
一冊の本を手にいれた
普遍性への手引きという
ちょっと手擦れのある素敵な本だ
ぼくたちのちいさ ...
自称詩人とそれに類する生物
(羞恥心欠如型自己愛過剰生物)
だけが感染するウイルスを発見した
ハーバード大学ジャスティン・カピバラ教授が
史上初めてノーベル医学生理学賞と平和賞を
同時受賞す ...
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
腹の底に蟠る
抑えがたい不安感に
鼓動激しく息を継ぎ
夕闇の道を進んでいく
西の空が
漆 ...
10月になるのを
どんなに待っていただろう
レザーは
バイク乗りのためにあるなんて
とんでもない
確かに
事故って転倒しても
怪我が軽く済み
...
苦労を格安で売ってるんで
誰か買ってくださいな
海王星と冥王星は今でも友達だろうか。
年賀状のやりとり、まだ続いているかな。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
靴が旅立った日
帆場蔵人
自由詩
4
19/10/1 23:46
散歩道
ああああ
自由詩
0
19/10/1 23:18
空飛ぶ詩人
〃
自由詩
1
19/10/1 23:17
君(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
19/10/1 22:52
ブルーフェアリーの妖精
丘白月
自由詩
1
19/10/1 22:11
手紙 ~母から母へ~
しょだまさし
自由詩
2
19/10/1 21:30
空想語源物語 第一話「血眼(ちまなこ)」
丘白月
散文(批評...
0
19/10/1 21:00
空から落ちて来る雨に
la_fem...
自由詩
3*
19/10/1 20:52
キツネと白鳥の子
丘白月
散文(批評...
0
19/10/1 20:40
苦手
HAL
自由詩
6*
19/10/1 18:33
ザ・ビュー・フロム・ズィ・アフタヌーン
砂漠枯
自由詩
1
19/10/1 14:32
帆船
ひだかたけし
自由詩
5
19/10/1 13:04
AQC
クーヘン
自由詩
7*
19/10/1 12:33
焦げた髪の毛
ふじりゅう
自由詩
0
19/10/1 12:31
メモ
はるな
散文(批評...
6
19/10/1 12:25
感傷
ミナト 螢
自由詩
1
19/10/1 9:06
終焉の地に
日比津 開
自由詩
0
19/10/1 4:34
酔わな酔わない
りゅうさん
自由詩
0
19/10/1 3:54
メンチカツとかぼちゃの煮物
印あかり
自由詩
10
19/9/30 23:53
女と鳥
la_fem...
自由詩
2*
19/9/30 22:17
カシニョールの庭
〃
自由詩
2*
19/9/30 22:16
忘却と秒針
三月雨
自由詩
4*
19/9/30 21:40
感情の昂り
こたきひろし
自由詩
5
19/9/30 21:36
ハ・ガ・シ・テ・
ナンモナイデ...
自由詩
4*
19/9/30 21:28
楽園への手引き
梅昆布茶
自由詩
10
19/9/30 19:35
自称詩人キラーウイルス
花形新次
自由詩
1
19/9/30 18:55
闇の推移(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
19/9/30 16:48
レザー狂の季節
st
自由詩
2
19/9/30 14:21
給料日前
リィ
自由詩
1*
19/9/30 12:33
友達
クーヘン
自由詩
5*
19/9/30 12:32
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
4.62sec.