「何でえ?」
「どうしてえ-?」
うちのワイフは
理屈で僕を問い詰める癖がある
たまらず僕が怒ると
ただ聞いただけなのに
なんでそんなに怒るの?といって
さらに僕を問い詰める
問い詰め ...
刹那的赤系のインパクト
梅、チューリップ、桜、ツツジ、百日紅、ハイビスカス、彼岸花
宇宙にはなんも音しない
こうるさいキータッチも
ひとを苛々させて終わり
刹那的 ...
(記憶の夜空に浮かぶ
(過去の星星は
(幾億光年という長い歳月を経た
(客観性の強い光を帯びて――
つい先日 北海道全域が地震と停電に襲われた
ぼくの住むこの赤い夕陽の市(まち)でさ ...
君がまた
髪を風になびかせていたから
僕は
君の手首をつかみ
あの部屋で
僕らは
洗面器に温かいお湯を張り
冷たくなった両手をつけ
...
いちめん垂れ籠めていたのは暗雲
学校が退けた
放課後の教室から誰も居なくなった
職員室から人の気配がなくなった
校舎の中は否応なしに暗くなってしまった
図書室の本棚から一冊が床に落ち ...
葉が雨音を弾いている。灰皿には吸い差しの煙草と、机に珪化木、散らばったディスク。この全てが夢だったらと思う時もある。投げ出した小説を開き、栞がわりに挟んでいた絵葉書を眺めている。雨に閉じ込められて静か ...
静かに暮らしたい
栗の花が揺れて
枯れ葉が音もなく積もる
かすかな街の音遠く
静かに暮らしたい
白昼の影
誰もいない集合ポスト
雨のように
あるがままに降るような
そんな静か ...
言の葉も枯れるんだろう
井戸水が渇くみたいに
だけど
井戸水が渇く
と言うたとえ方がが果たして当たってるか
どうかは何とも言えない
言葉は枯れてしまっていたから
少なくとも
私と言う個 ...
暮れかけた空に
光る星の名を
あなたに教えて貰った
それは生きるのに
役に立たなくても
心に花咲く同じ記憶よ
図鑑と懐中電灯の
隙間を越えて
指差す方角に
位置を求めた
...
三日前、一度だけ会った新聞記者が
病で世を去った
一年前、後輩の記者も
突然倒れて世を去っていた
彼の妻とは友達で
今朝、上野の珈琲店にいた僕は
スマートフォンでメッセージを、送信した
...
羽が落ちている
本体は見当たらないから
誰かが食べてしまったんだろう
羽は食べてもおいしくないだろうし
さしたる栄養もなさそうな
だけど
錆ひとつない
無垢な部品
ない、みたいに軽 ...
はげしい地震のあと
まるでなにもなかったかのように
がれきの上にひろがる青空
すさまじい台風のあと
まるでなにもなかったかのように
倒壊した建物の上にひろがる青空
自然とは
なん ...
皆さんは、何処で詩を書きますか?
アパートのこたつの中/図書館の片隅/喫茶店の窓際の席/休み時間の教室やオフィス
等等、色々あるとおもいます。
皆さんが、詩を書く場所やここで書く事が ...
落語を友人と聴きに行った
郷土出身の真打ちで
目から涙が出るぐらい笑った
その中でこのへんの男は
おかしくても笑わない
という話があった
そういえば僕のまわりで
よく笑うオヤジはだれだろ ...
儚い朝が閉ざされるとき
女はいっとき獣の眼をあてがう
陽に刻まれた木立が炎めき
虚構の大地が海を覆う
女は起き上がり服を着る
色彩のために、空間のために
女は山から産まれた
山の ...
明けない朝、雨音が体中にしみこみ、体内に落とし込まれている
体内にピカリピカリと衛星が動き
コーヒーの苦い液体が少しづつ私を現実の世界へと導いていく
ありったけの負の感情と、希望の無い労働のため ...
コーヒーが心落ち着くようにする一息つける時間は宝
梅雨はまだ明けそうもなく夏は遠いもう少しだけ雨を楽しむ
沖縄は一足先に梅雨明けた本州はまだまだ先の先
新しくお気に入りの店探したい探 ...
僕はこんな場面に
出会うことなんてないと思ってた
君が誰かなんてわからないまま
終わると思ってた
今、すべての海に
つながる波を二人で見てるんだ
太陽がゆっくり熟して
気味の悪い ...
島が点々と見える船の上で思い出していた
早朝の高架橋の上から見下ろした
僕が見ていた街の静けさ 空港の脇を横切る道を
いくつもの そこを通る 通勤バイクを
昨日までは夜だ ...
夏の名残の中で曼珠沙華が咲いている
あの花には毒があるんだっけと思いつつ
風に吹かれ揺れるさまを眺めていると
今は亡き人たちの事を思い出し
確かに毒だと罰当りな事を思ったので ...
雲上はいつも青空鳥渡る
紫と茜が交じる時間帯、ぽつりと街灯がひとつ灯った。
誰も通らないような道に、ひっそりと光が現れる。
それをぼくはみつけ、煙草が吸いたくなった。
遠慮がちにそれに近づいてぼくもひとつ、煙草に火をつ ...
バカ貝は
本当の名前があるのですが
脳が軟らかくなってしまって
思い出せません
それを良いことに
水虫はバカ貝を
「ばーか、ばーか」と
なじりました
水虫も充分バカだったとはいえ
水 ...
髪の毛の抜ける軽さで舞いあがったビニール袋が
ハの字に並んだ社宅のあいだを海溝にして見えなくなる
溶断した五線譜に置く
冷えた喧騒のフェルマータ
胸底のゲル状濁点や句点硝子の乱濁流を ...
頭の中の
折り紙が一枚
翼を広げて
羽ばたいていく
飛行機雲の
交わる中心に
何かがありそうな
期待を乗せて
水溜りに映る
青空へ触れて
ガラスの表面を
砕くよう ...
うねる雲を見ていたら
わたしは私でなくなっていた
わたしは流出して溶けてしまい
涼風とともに雲をかき混ぜていた
窓越しに見えた遠くの山嶺は厳しく青空を背負っていた。僕は君という緑を己の緑に重ね合わせて、溶け合ったまぶしい緑を背負っていく。今日、長く患っていた孤独という病が鞘に収まった。孤独は出血性でひた ...
わが家に小さなかいじゅうさんがきた
全身毛に覆われて
細くながーいしっぽなんかつけちゃって
いっちょまえに走り回っている
ひとしきり飛んで、跳ねて、転んで
ひとしきり食べて、飲んで、 ...
ひとりぼっちの
さびしい こどもが
みあげる
一番星。
父さんかしら
母さんかしら
ピカピカ と 光り
その輝く 光りが、
瞳のなかから
こころの奥へ ...
水と二酸化炭素でできている
炭酸水は僕と同じだ
塩も砂糖もない
味気ないところも同じだ
シュワシュワするところが
刺激と感じるか
爽快と感じるかは
相手による
いずれ
気 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
理屈妻
ホカチャン
自由詩
0
18/9/19 9:17
インパクト
ペペロ
自由詩
0
18/9/19 8:47
星星
本田憲嵩
自由詩
4
18/9/19 1:51
白い洗面器
仁与
自由詩
2
18/9/19 0:20
欲望
こたきひろし
自由詩
2
18/9/18 23:30
部屋で
春日線香
自由詩
0
18/9/18 22:57
暮らし
腰国改修
自由詩
1*
18/9/18 22:57
振動
こたきひろし
自由詩
1
18/9/18 22:11
家族
ミナト 螢
自由詩
2
18/9/18 18:28
光の欠片
服部 剛
自由詩
13
18/9/18 17:54
ひとひらの落とし物
そらの珊瑚
自由詩
16*
18/9/18 14:33
自然とは
st
自由詩
3
18/9/18 13:50
詩を書く場所
会議室
18/9/18 9:58
笑わないオヤジたち
ホカチャン
自由詩
1
18/9/18 9:15
女
葉leaf
自由詩
3
18/9/18 6:39
山道へ
山人
自由詩
5*
18/9/18 6:17
コーヒー
夏川ゆう
短歌
1
18/9/18 5:14
キイロシリアゲアリです
竜門勇気
自由詩
1*
18/9/18 1:44
船にバスから乗り換えて
番田
自由詩
0
18/9/18 0:40
_
かば
自由詩
0
18/9/17 23:38
鳥渡る
chihar...
俳句
3*
18/9/17 22:03
街灯
言狐
自由詩
1
18/9/17 21:34
ツノラー「バカ貝と水虫」
花形新次
自由詩
0
18/9/17 20:17
影をひく、日向にぬかる
吉兆夢
自由詩
4
18/9/17 20:00
夢
ミナト 螢
自由詩
2
18/9/17 19:06
わたし
ひだかたけし
自由詩
12
18/9/17 14:43
ふたつの命
葉leaf
自由詩
0
18/9/17 14:27
かいじゅうさん
ラムネ
自由詩
0
18/9/17 12:29
一番星
八木ヒロマサ
自由詩
0
18/9/17 12:21
炭酸水
イオン
自由詩
0
18/9/17 12:02
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
3.63sec.