新月が穴のように開いている
月が巡ってくることをいのる
いにしえの民のこころもちで
月の定めた晦日の夜に凍えて
聖なる薪としてくべた雑記帳
お気に入りの日記帳が炎と化すあの感じ ...
感受性というものは人それぞれだが、特定のジャンルのものに特に鋭敏な感受性を持つようになる経験は誰にでもあると思う。例えば音楽に目覚める、美術に目覚める、将棋に目覚める、様々な種類の開眼がある。その中 ...
砂嵐
まさかの街に吹き荒れる
そうかこの名を砂漠も嫌うか
マフラーの
手編みにこだわるわけではない
言葉にできれば、それで良いのに
どんぐりも
黄昏の森哀しみも
...
イニエスタ、セニョール
イニエスタ、セニョリータ
どんな顔だか知らないの
サッカー嫌いだから
うん
何につまづいてどこで倒れて
誰の手も届かないこの場所で
立ち上がることが怖くなったから
今は目を閉じて時間を戻そう
パールのネックレスのような長さで
繋いできたはずの思い出が揺れて
...
積んで積んでギフトボックス
欲しがり屋さんは誰だろう?
裏返しの目玉 つり上げた唇の端
小首をかしげながら受け取った
ウソつく子は悪い子/良い子
ウソつかない子は良い子/悪い子
...
ひとの形をしている友は
寒い寒いくにへ行って
そのまま凍えて雪になった
ひとの形をしていない友よ
くちは利けずとも まだ
わたしの隣にいてくれる友よ
心臓などなくても
温かい友よ
...
昨年の12月4日に初めて投稿させて頂いてから、1ヶ月私にとってあっという間の充実した時間となりました。
それまでは、詩を書かかれる人に自分の書いたものを読んで頂いたことなどはなく、閉じた自分の中 ...
人生はネバーエンディングストーリー
地球は公転と自転を永遠に繰り返すわけじゃないのに
誰も知らない哲学がどこかの惑星で
発掘されるわけでもないのだけれど
僕たちは問い続ける自分に問いか ...
家を見る理想的な家探す日々漠然とあるものが濃くなる
台風のニュース何度も繰り返す傘を差しても意味がないほど
潮の香り海辺の町で過ごす盆都会の音が全くしない
野良猫のほうから僕に寄って ...
寒い国が好きです
あたためる
言葉もない寒い国
寄せ合うことは許されている
しかたない
しかたないって
港に浮かんだ
帆船(ほぶね)の群れが
ぎい、ぎいって
音 立ててる
...
遊び疲れたのか
母親に持たれてねむる
少年を挟んで
父親と母親が
それぞれ、編み針を手に
小さな毛糸の靴下を編んでいる
どちらが欠けても使えない
暖かい色の靴下に見えないものを
編み込 ...
晴れた港の
防波堤を歩いた
コンクリートのひび割れから
小さな花は灯る
テトラポットは
夜ごと
組み替えられている
それらが
いつか砂粒になるまで
続いていくとしても
さかなの ...
曲がるトンネルに奪われた視界
両手にぶら下げたビニール袋は
あたしの歩く距離を知らなくて
ガサガサと立てる音に付いて行く
振り向いて欲しいお母さんの顔
あたしならもう靴擦れの跡を
...
世界で一番
小さな空港からは
一番遠くまで飛ぶ
飛行機が出るという
帰りの便はない
行ったきりそれでおしまい
だから飛行機も
使い古されて廃棄するだけの
年老いた機体ばかり集め ...
俺のなかの不燃物は絶えず悪臭を放ち
腐敗している
なんて下手くそな詩の冒頭だ
もっとましな言葉を思い付けよ
詩は言葉の芸術の極みなんだから
それではマスターベーションと何も変わらない ...
何となく気分が乗らないとき
音楽も文字も
救世主とはならなくて
いや
本当はわかってる
誰かのもとに幸せが届いてるのだ
私は
それに嫉妬している
自分の小ささが
それもかなり ...
風の終着点は
悠遠と
天から落ちる
滝壺のなか
音に打たれ
落下していく
狭い、ほとんど交通量のない道路に幽霊のように現れたプリウスのヘッドライトが、その存在の希薄さをあらわにしてやろうと企んだかのように私を照らしていく、どんなところに行ったって隠れる場所なんかないんだ ...
あなたがたは暗い石垣の向こうを
ひらりと過ぎておいでです
木の枝に白く影をつけて
煙(けぶ)の立たない煙草を
銜えたみたいです
あとは夜がお出迎え
お出迎えです
火の差す夜
風巻く ...
じかんが時々にくくてたまらなくなる
初恋に置き去りにされて
死んでしまいそう
悲しみにしばられて
それは腹痛や歯痛みたいに
その人にしか分からない苦しみ
その人でさ ...
大人になってから知った事だけれど
京都以外のマクドの看板は随分鮮やかで赤い
...
この際だから
本音剥き出しで
ぶつかり合いましょう
南青山のおばちゃんだって
問題児にウロチョロされたら
困るとかってハッキリ言っちゃう
時代なんですから
韓国人なんか
ごちゃごちゃ言 ...
たつた今氷柱光となるところ
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち
私は漆黒のアスファルトを進む
蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ...
1
コックリさんコックリさん
コックリ疲れた
富士川に
投げ捨てられた
10円玉
先の滝壺
また1枚、
積まれては
息をひそめて
待っている
鬼の来るのを ...
世界の人口が百人だとする
この先人類が存続するためには
生産性のない人を何人まで許容できるのか? 何人までいいのか?
十人? 二十人? 五十人?
十人? 二十人? 五十人?
いやいやそん ...
全ての喪失は流れいき
乾き切った胸底に
氷食地形の
研磨された岩石の如く
哀しみの蒼い窪みだけ
鋭く冷たく穿たれる
(愛は
私の中にある
思いを伝達しようとする
すべての努力を
...
届くとわかっているものしか
届けていないのでさびしいですと
簡易書留を届けたポストマンが話した
インターネットが普及する前は
メールと言えば郵便物だった
ポストマンを見かける度に
ドキ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
新月
るるりら
自由詩
6*
19/1/9 8:25
窓が開かれる
葉leaf
散文(批評...
3
19/1/9 3:50
毒愛
秋葉竹
短歌
10
19/1/8 23:57
イニエスタはサッカー?
花形新次
自由詩
0
19/1/8 19:58
あ
るるりら
自由詩
3*
19/1/8 18:54
目眩
ミナト 螢
自由詩
1
19/1/8 16:36
あまやかなつみき遊び
R
自由詩
1
19/1/8 13:41
わたしの冬
唐草フウ
自由詩
7*
19/1/8 13:12
ご挨拶
そおっと生き...
散文(批評...
3+*
19/1/8 11:04
うた2019
梅昆布茶
自由詩
12
19/1/8 8:36
野良猫
夏川ゆう
短歌
3
19/1/8 5:03
寒い国
uminek...
自由詩
6*
19/1/7 23:10
駅の待合室
帆場蔵人
自由詩
3
19/1/7 16:59
冬のパズル
そらの珊瑚
自由詩
16*
19/1/7 14:10
お母さん
ミナト 螢
自由詩
2
19/1/7 13:07
空港ピアノ
やまうちあつ...
自由詩
11*
19/1/7 9:55
俺のなかの可燃物は
こたきひろし
自由詩
2
19/1/7 7:06
花の葬列
uminek...
自由詩
3*
19/1/7 1:14
風の行く末
帆場蔵人
自由詩
1*
19/1/6 21:57
飛ぶ夢など見なくてもいい
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/1/6 21:43
あなたがたは
オイタル
自由詩
3
19/1/6 21:22
じかんが時々にくくてたまらなくなる
ペペロ
自由詩
0
19/1/6 21:04
コンパスの精度だけマジで神。
TAT
自由詩
3
19/1/6 21:02
剥き出しの世界
花形新次
自由詩
0
19/1/6 20:58
氷柱
chihar...
俳句
2*
19/1/6 20:26
境界域
ひだかたけし
自由詩
4
19/1/6 20:15
traceabilityー追跡調査サービスー
足立らどみ
自由詩
0
19/1/6 18:05
人類破滅上等
紀ノ川つかさ
自由詩
0
19/1/6 17:13
燃やす
ひだかたけし
自由詩
4*
19/1/6 15:01
輝いていたポストマン
イオン
自由詩
1*
19/1/6 13:36
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
加筆訂正:
祈り
/
kawa
[19/1/7 18:48]
2019.1.7修正加筆
5.48sec.