ここに来て
答えが出せない
どんな欲望も理性でねじ伏せられる。
我慢しきれない欲望が、
あなたの欲望と絡み合い、絶望を引き裂いて
滝のように流れてくれたら、
泣けるのに私はあの人の胸で。
小径をぬけ
落ち葉を踏みしめてゆけば

森の奥にある古い沼
露草に囲まれた沼
百合が鏡のように覗く沼

私はひとりたずね
初めての景色を心に刻む

私のため息に誰かが応え
空 ...
鬼灯が吊るされ
静かに照らされる

花びらの椅子に座り
スピネットを弾き
森の詩が風に乗せられる

橘の香りがする
ゆるやかな甘い言葉

人の目には映らない
想念にも似た世界 ...
妄想だけで生きていける。
キスはどんな味がするのかな?
私から女の匂いは立ち上がる?
狂わしたいな、私の本能であの人の理性を。
鳥には孫はいないような気がする

この世に存在するのは親と子の二代だけ

俺には未来がないような気がする

俺にあるのは過去とその最前線の今だけ


ほてる公園YouTubeを過ごす ...
あじさいの花房は梅雨の色
差し出した手を青くして
この七月の静かな一時
あなたは寂寥と戯れる
うっとりとした顔で戯れる

時は輪切りにされ垂直に立ち









...
不安の数だけポプラの葉
空を隠し蠢動する

拒絶
あっちへ行けと
こっちへ来るなと
拒絶

俺はお前の
スカアトに隠れている
のに

パンティからの
白く割れた光
図書館のお勧めの本借りてみた自分で選ぶことのないテーマ

新しいショッピングセンター最初だけ人は多くて徐々に減る

久々に雪が降り出し子等騒ぐ「雪達磨とか作ろう」と言う

ニュース見て良い ...
3月9日
朝日がいつもより眩しい。澄み切った青空だ。

空を見たら、寂しさと緊張が湧いてきた。
朝の支度も、いつもより丁寧に。
最後の通学路 見慣れているはずなのに、全てが新鮮で、
一歩一 ...
白い花びらの
中心にほんのり赤く
生れたばかりの
初恋のように

心臓が熱くなるような
不安が遠くに見えるような

雨の日は夢を見て
長い夜は星空に好きと誓い
夜明けに告白 ...
生と死の円環をめぐる
絶海の小舟を漕ぐ

過去の亡霊を振り切るために
あえて嵐の遠鳴りのほうへ

生は
死を乗り越えること

波は静かにそう語る
吹き硝子、
転けて
林檎、と
呼びます

たなびく夏の草影に
精神の潮流にのって
肉体の小舟で漕ぎ出してゆく

陸が見えなくなると
ぼくは裸になって
小舟から身を投げ出す

青い波の荒野の上に
ぼくの小舟と服と
樫の木のオールが残される

...
1 夏雨

梅雨の長雨にうたれていますのも
窓辺で黙って日々を記すものも
ガラス瓶の中で酒に浸かる青い果実も

皆んな夏でございます

あの雨のなか傘を忘れてかけてゆく
子ども、あ ...
明日に噛み付こうと
今日を生きてみる

幾何学な思いが
足を踏み外したように
離ればなれになる

交わることを忘れて
反比例の心は
雀とカラスのように
水たまりの人魚と
雲の ...
月夜の晩に種を蒔く
今日聞いた言葉を思い出して

悲しくて
淋しくて
逃げ出したくてと

妖精が種を蒔く
香りをつけて
色をつけて
役にたつように

あした摘むひとが
...
私は機械の音が苦手で
沈黙の底に響き渡るあの僅かな電子音が特にだめだが
今年はエアコンを取り付けられてしまった

不定期に鳴るブーンと言う音、室外機からの続くブルブル音についでに振動
あまり ...
どこからどこまでが世界なのか
どこからどこまでが僕の意識なのか
どこからどこまでが君と僕 お互いが存在する認識なのか

これを奇跡と言うかもしれない
君になにも届かなくとも

君 ...
あなたと仲良くなりたいな。
腕にぶら下がってみてもいい?
サンタにもらったゴリラになって。
バナナあげるから。
無言のまま
田舎へ
無言のまま
夜の新幹線
無言のまま
神は
地へと失神する

もう
言葉はないのです
日々の中にも
秋津島の昔語りにも
それなのに
...
言葉が空を切るばかりだ
のどやかな空の下
芝生がさらさらと
白銀の歌 うたう
静かな公園で
確かに僕は
あなたの名を
呼んだのだが

言葉はなかった

あれは ...
そよかぜが

うつくしい少女に

恋をした


その長い黒髪に

ふれたとき


あらいたての

シャンプーの残り香のような


フローラルな香りが

ただよい
...
私に麻酔が必要だとしたら
私は私を私と呼ばなくなるだろう。

そう思っていれば何が起ころうと私でいられる。

何かが起きると何かも起きる

魚が焼ければ良い薫りがしてくる。
そうす ...
都市伝説じゃなかった。
文字通り、地方か田舎の伝説。だから、信じるもよし信じてくれなくてもいい。

俺の父親はちゃぶ台のひっくり返しが好きだったみたいだ。頑固一徹で癇癪持ちで我が儘で無類の酒好き ...
燻んだ空が
呼びかけてくるようで
俯いたまま走り出した

このままどこへ行くんだろうか
自分に問いかけながら
スピードスケート選手のように
腕を左右に振りながら
走り続けていた

...
雨でひんやりした湿気の壁から声がした
私の錯覚が返事をした
夏を越えてぼんやり名月の香りがした

季節は空色に染まり風に運ばれてくる
差し支えのない刹那を1つ盗んで流れてゆく
ただ感覚1つ ...
過去はまやかしで現在は一瞬、未来は与太話で人生は蝶が見る夢、塵芥掻き回しながら汗みどろの俺はなにもかも知りながら徒労を繰り返す、滑稽だって?では教えろ、懸命さとはどのみち、そうしたことでしか先へ進 ... 極善人が死んだらしい。
きっと極悪人だと言っている奴は、
嗤っている・・・
  執行人のように。
すべてが他人色の世界で
私が、あなた一人を思うとき、
そこは、世界で一つの小部屋になる。
あなたは、私のことなんて何一つ思い出さないかも。
だけど私の胸のポケットには、
あなた専用の小部屋が ...
君は照れ屋で僕は無口で
青空の下で鳥の歌をつかまえて
草の香りを聞いていた

二人言葉はなくても
一つの時間の中にいた

若く美しい葉の隙間に見える
空を丸く切取ったような月を
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
学生杏っ子自由詩119/7/16 21:49
幻想の沼丘白月自由詩119/7/16 21:14
妖精館の夜自由詩219/7/16 20:58
誘惑の林檎杏っ子自由詩319/7/16 20:20
ほてる公園YouTubeを過ごす函館ドラゴン自由詩119/7/16 17:33
戯れの一瞬ひだかたけし自由詩819/7/16 13:44
ポプラゴデル自由詩2*19/7/16 11:31
天気予報夏川ゆう短歌119/7/16 7:39
卒業の日自由詩119/7/16 7:01
フロックスの妖精丘白月自由詩119/7/16 6:51
絶海両性具有自由詩119/7/16 0:23
夕暮れ秋良自由詩219/7/15 22:45
渡海両性具有自由詩219/7/15 22:41
夏の記し(三編)帆場蔵人自由詩619/7/15 20:53
噛みつきたい心丘白月自由詩219/7/15 20:11
フェンネルの妖精自由詩119/7/15 20:07
彼岸より三月雨自由詩1*19/7/15 19:50
片側の認識自由詩1*19/7/15 19:34
愛を知れ。杏っ子自由詩019/7/15 18:23
言葉なき夜Giovan...自由詩5*19/7/15 11:07
夢の中では自由詩3*19/7/15 10:58
そよかぜと少女st自由詩519/7/15 4:29
何かが起きると幽霊自由詩119/7/15 3:30
都市の伝説じゃなくてこたきひろし自由詩719/7/15 0:31
あの日、ボクは走っていた坂本瞳子自由詩1*19/7/14 22:44
雨の佇みを拾って朝焼彩茜色自由詩819/7/14 22:33
知ろうとするそのときにだけ大きく見開けばいいホロウ・シカ...自由詩1*19/7/14 22:30
極善人ナンモナイデ...自由詩1*19/7/14 21:40
早く杏っ子自由詩119/7/14 21:21
夏に幻惑されて丘白月自由詩219/7/14 21:07

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加筆訂正:
毒の花たちは私の理想の庭で微笑む/Lucy[19/7/16 0:35]
「白い粉」を、「白い顆粒」に訂正しました。
毒の花たちは私の理想の庭で微笑む/Lucy[19/7/14 21:41]
後ろから二j行目、「うっとりと動かなくなっている」を「うっとりと動かない」に変えました。
3.58sec.