鉱のような
父の服がある
洗ったはずだが
そうは見えない
裏地に牙が
見え隠れしている
...
育てた蜘蛛が
ある日いなくなり
用意した餌の山を
生きたまま噛んでいる
ステージが替わると
アルファベットはカタカナになり
午前5時は夜から朝になり
妥協点と思っていたすべてが沸点になる
かつて愛した爆音
こんにちは安心安全
無限はイオンモールに散らばっていた ...
化石した
遠い遠い
昼下がり
わたしは
人を離れ
故郷を離れ
海へ向かった
知らなかった
心さえ向けば
海とわたしとは
一本道なのだ
そんなことすら
知らないほど
...
人魚姫は逃げた
愚かな人の子狩人を
眩ますため
水浴みしていた
砂に埋もれそうな
砂漠に埋もれかけた
小さな小さな泉を
碧の湖に変えて
そうして2度とは
現れなかった
オア ...
子供のころに姉とけんかして
ムキョーと発狂するほど悔しくて
髪を引っ張った
頻繁に
今では僕が他の人にそんな思いをさせているのかもしれませんね
子供のころに隣の席の女の子が好きで
...
信号を抜けると駅が小さな口を開け
その口の中にざぶざぶと雨が流れる
その口の中をしきりと鴉が覗き込み
鴉が入っては抜け 入っては抜けして
鋭利な風が立つ
風の中
おんなが頭を垂れて
...
みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
かこが
いまでは
黄金郷
みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
みすてられた
犬に
なれなかった
今日
あ ...
○後から苦しそうに登ってくるのが
リタイア夫です
○道を譲っているのでは
ありません
ただ休んでいるだけです
○たまには苦しみを与えないと
どんどん老化するこの肉体
○登山は ...
片道切符で揺れる電車に
もう引き返せないと決めた心の
熱い塊がトンネルの中で
燃料となって明日を照らす
言いたいことなら溢れ出していく
後から先へと繋ぐ虹のよう
黒く光る長靴に詰め ...
はらはらと 降る粉雪に ハラハラと
シャッターチャンス 見逃しはせず
チャンスのみ ギュッと握って 離さずに
ぼやけた姿 画面の向こう
ふわふわの 着ぐるみよりも 見たくれは
...
昨日と変わらない今日
今日のまんまで明日も来て欲しい
人生を一変させてしまう
革命的な変化なんて起こる訳がない
とは言い切れないけれど
それを望まない自分が確かにいて
どこまでも平凡の ...
恋が浮かんでいるのを
あたしはジ~ッと
睨みつけていた
恋が、ふわわわ、と
ほんとうの意味なんて知らないけど
モノマネをして
ふわわわ、と微笑んでいるのを
あたしは
あたし ...
マスカットの中には
小さな 赤い心臓が
微かに 鼓動していて
薄い 綺麗な黄緑色の中に
その心臓の赤が
微かに 透けていて
あまりに 綺麗で
ぱくりと 食べて ...
夕べのそらの木の下で
かぜふくしげみにひざをかかえた
おれの顔のちいさい一人がすわっている
きまじめな面つきの
むかしのテレビドラマのような
ひどく地味なふうていで
(なあに 貧しいだけさ ...
健康なゾンビがダンス
ぼくをつくりだして苦悩している
少女は少女がつくりだしたぼくだ
だからかっこいいのだ
潮と砂糖のにおいなんて捨てるよ
秋夜のくもが月のひかりにわ ...
ホテルの駐車場に白黒のネコが迷いこんでいた。
都市を見舞った大雪をカーテンの隙間から見つめていた。
敵を五人殺した。四人かも知れない。うち一人は敵ではなく民間人だったかも知れない。
あと二人、も ...
右腕の痺れと乱視と空腹と眩しさと
カイロウドウケツの中で一生を
眠っているうちに過ごした気分だ
ゆるく握った手の中に
かなしみの感情だけを残して
早朝に目が覚めてしまった
歪む顔を隠すよう ...
優しさの、
止まらない疾走に
目が回る
こころの上で掬い取られた
優しさはまるで
枯れ果てて茶色の種をバラまくまえの
向日葵の花びらを枯らした姿で
花としては終わり果ててい ...
繰り返される プロペラの連打
小気味よい音が響くは タイピング
キーボードの上で 鍵盤を弾く
例えば 裏返したら スケボーになる
子供の玩具は 何時だって 便利
算盤でも 剣玉でも ...
月にむかって
すこしだけ、声をかけている
さっきまでいっしょだった彼のこと
すこしだけ、尋ねてみてもいい?
いまの彼って、どんな顔してる?
私みたいな幸せを
噛みしめた顔してい ...
幾重もの色彩に包まれて
女は刻々と移ろう季節を呼吸する
命がさめざめと血を流した日に
女は故郷の水を潜った
命が新しい命を噴き出した日に
女は異郷の火をまとった
すべてがくだらなく ...
北欧の地の寒空にカモメが何羽も飛んで行く。
機嫌を損ねた海原に彼女の顔を重ね見る。
愛は飛んで行った。
この悲しみはなんだ。
共に過ごした年月に期限などないと思っていた。
...
日本の庭に金木星が匂い立つ。
鼻腔への刺激に私の心は宙に浮く。
ほんの少しの優しさを取り戻すと、
明日への希望が胸を透く。
一人の友人が去ってゆくと、
二人の友人が現れる ...
「神はどこ?」と少女の声燃える街煤色の空照らす三日月
夜に眼鏡
見えないが見つめるその先
視力0.4
レンズ越しの未来
月明かりに眼鏡
綺麗なものを探そうとして
反射する君が一番美しいというジレンマ
視力1.2
見えないものを探してい ...
帰宅途中の真夜中
突然の雨に
横断歩道で立ち止まる 走る車は見えない
曇る眼鏡に映りだす今日の記憶
発した言葉に打ちのめされる
信号が赤から青に変わっても ...
真っ赤に群れて咲くけれど
派手でも情熱的でもない
それを人は愛でる
太陽は直視できなくとも
同じく空高くある
満月を喜びをもって
見上げるかの様に
曼殊沙華の彩る道を歩き
祖父 ...
おとなになりたくない
子供のつくりかたなんか知りたくない
みんなつつましやかに戦争でもしておいたらいい
身のまわりでダイナミックなことなんかしてほしくない
観葉植物のよこで ...
ノーベル賞が目標 自称詩人の9割 精神病学会調べ
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自称詩人に脳見つからず 山中教授発表
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隣に自称詩人 住民の不安広がる
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...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(牙)
木立 悟
自由詩
3
18/9/24 20:22
ノート(噛む)
〃
自由詩
1
18/9/24 20:21
ファミリア
nm6
自由詩
3
18/9/24 20:18
記憶
Giovan...
自由詩
4*
18/9/24 18:32
オアシスのほとりで
〃
自由詩
4*
18/9/24 18:16
生まれる前の殻
りゅうさん
自由詩
0
18/9/24 14:52
雨の町
オイタル
自由詩
3
18/9/24 13:36
い、は、 犬、の、い。
犬絵
自由詩
6
18/9/24 10:46
登山道
ホカチャン
自由詩
1
18/9/24 10:33
雪解けの詩
ミナト 螢
自由詩
3
18/9/24 9:55
雪の結晶
藤鈴呼
自由詩
3*
18/9/24 9:31
悪意の連鎖
こたきひろし
自由詩
2
18/9/24 6:02
恋愛至上主義
立見春香
自由詩
1
18/9/24 2:24
黄緑と赤のゆめ
赤椿
自由詩
4
18/9/24 0:26
ちいさいひとり
「ま」の字
自由詩
7*
18/9/23 23:42
少女はぼく
ペペロ
自由詩
1
18/9/23 23:00
ネコと逃げる
〃
自由詩
0
18/9/23 21:12
偕老同穴
Seia
自由詩
1
18/9/23 21:06
優しい疾走
秋葉竹
自由詩
10
18/9/23 15:15
空を走る
藤鈴呼
自由詩
0
18/9/23 11:49
月よ
立見春香
自由詩
3
18/9/23 8:10
女
葉leaf
自由詩
1
18/9/23 7:47
透明の地
ヒヤシンス
自由詩
6*
18/9/23 5:13
秋への入り口
〃
自由詩
5*
18/9/23 4:48
少女の願い
一兎堂
短歌
3
18/9/23 3:07
レンズの向こう
福ちゃん
自由詩
1
18/9/23 2:18
気分は修行僧
佐白光
自由詩
0
18/9/23 1:56
先行くトンボ
しょだまさし
自由詩
1
18/9/22 22:23
欲望の約束
ペペロ
自由詩
1
18/9/22 21:34
自称詩人ニュース6
花形新次
自由詩
0
18/9/22 21:11
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
3.84sec.