ふんふんふんふん
どうしたってさ いろいろあるよね
びっくりさ
父さんに捨てられた
ぼくが
父さんを捨てたひ
ね、笑うかい
{注イデアを宝石と呼ぶ人=瀧村鴉樹『胎児キキの ...
死んで
白骨化した
自分に
問いかける
「己を生き抜いたか?」
死刑台に上がるような気分で
白いノートを開いて書きます
生きたい生きたい
夢があるんだ
白い言葉を黒に書くのには
チョークと黒板がお似合いですね
ナナカマドのひび割れた樹皮に触れる
シロツメクサやセイヨウタンポポを撫ぜる
ダンゴムシを摘まみ上げ掌で転がしてみる
変わらないものたちの
質感の 希薄さに
抗う という ささやかな自慰
...
傘を忘れた
七夕の夜は
君の長い
プリーツスカートを
天の川だと
信じているから
その中に飛び込んでも
後悔しない
君の心の準備は
出来ましたか
音楽の中に隙間があって
思想や感情をそっと置いても
誰も回収しないからいつも
25秒で気持ちが高鳴る
まるで裸足で街を歩くような
そして痛みを忘れていくような
光があればどんな傷も洗い ...
光を消して過ごしました
朝に揺れる光を消して過ごしました
吐かれた煙を夜から夜へ引き継いで
アベンチュリンの若葉を
湛えた私の両目が鏡の中で溺れている
揺れているものすべてを
...
統合失調症を患い
今度は
胃癌。
どこにもぶつけようがない
吐き出し口のない
不安や恐怖がのしかかる
逃げ場はない
受け入れて、立ち向かうだけ
神さまから与えられた試 ...
浪を映した鏡の穴が
さらに空から遠去かるとき
六百三十五秒の結婚
草のはざまに満ちる声
月と痛みと錯視の夜に
左目だけが吼えつづけている
緑と黄緑の静かな境いめ
...
死にかけている気がして電車から降りる。何が、といっても明言はできないけれど、自分か他人か、その両方か。膝の裏に氷をつけられたような心地で駅の階段を上って改札を出ると、廃ビルの上に青褪めた月が貼りつき、 ...
絞首刑は
空中浮遊には通じない
最後の最後で
空飛んで逃げるのではないか
そう信じていた
しかし、アッサリ
おっちんじまったところを見ると
ははーん、さてはアイツ
空飛べなかったん ...
さっきまで明るかった空が暮れてゆく。
家路へと急ぐ人達に紛れ込み、今日も一日が終わろうとしている。
暗がりの中、明かりが灯された電車の中で私は孤独だった。
誰かと話したい訳ではなかっ ...
七月になり暑さが増す
梅雨を押し退けて
七夕の日は晴れになる
みんなの気持ちが一つになり
晴れを引き寄せているのか
多分そうなのだろう
短冊に書いた願い事
子供の頃毎年書いて ...
雨が降るのは今夜がいい
明日はどうぞ降らないで
晴れなくてもいい
灰色の雲が空を覆っても
光の影さえ見えなくても
それでもいいから
どうぞ明日は雨を降らさないでおくれ
そのた ...
靴下は靴の中に履くのにどうして靴の下なのだろうか
年下は年が若いだけなのに何が下回っているのだろうか
軒下は屋根の下なのにどうして外なのだろうか
突然の雨で入った軒下で
年上の女 ...
ルーズにこんがらがって
筆箱は本棚の二段目
トローチはテレビの下のラック
レターセットは引き出しに
昨日の夢は枕カバーと
洗濯籠のなかで眠っている
「明日も雨」と天気予報
家を揺らす ...
高速が通行止めになると下道に車があふれた
あふれたというより詰まって滞った
会社のまえの普段こまない道までが車車車だ
命にかかわる雨だとか
雨で死ぬために生まれてきた訳では ...
初恋に魂をとられていた
急に走り出したら
慣性の法則が降ってくる
大雨が小休止したあとに
虫の音がしている
生きて潜んでいたんだね
平成のうちに死刑を執行したか ...
マコガレイのような夜だな、と言うので、適当に相槌を打っていると、まったくそのような夜が坂下から這い上がってきて、一帯はみるみるうちに水浸しになり、頭の上では海星が暗い血の色をして、あるいはそれが死神の ...
全部流してく 流れてく
感情 いのち モノ あたし
すべて止まる
無力さ
神の采配
もやがかかって目が見えなくなる
けど聴こえる泣いている音、気配
赤く光るカフェのライトが沈 ...
電気ショックで
ほんの一瞬
まともになったかと
思いきや
次の瞬間絶命している
壮絶な死に方を
自称詩人に望むのだが
そんな低確率を射止めるほど
特別な存在ではないから
奴等は自称詩 ...
家一軒だけが消えた場所は
真四角く切り取られたかのようで
三方は静かな住居に囲まれている
そしてさらに、後ろは山脈
この沈黙は三方どの面も硬直しているからだ
街灯は影を作れども
この場所に ...
寂しい夜も、悲しい夜も、眠れない夜もあるけれど、夜がなくなればいいなんて思わない。
だって夜がなかったら、空でたくさんの星が瞬いていることに、気付けなかっただろうから。
遠くにも光があることを、世 ...
白いそよ風が
天まで届く
その間に割れた
空気の音が
鈴と重なって
リンリンと鳴る
透明な自傷行為
のように
ガラスの体を
傷付けながら
あなたは何を
刻んでいるのか
...
大きな手を
広げて
迎えてくれる
夏の雲と
緑に溢れた
夏模様。
夏色をにぎりしめて
笑いあったり
ふざけあって
波しぶきのように
弾ける
...
小さな情熱が冷めないように
有能なプレゼント選びたくて
迷うことがたくさんあるから
都会の森はネオンで出来ている
いらっしゃいませと聞き取りにくい
店員の声は遥か遠くの
母国語をしゃべ ...
それは雨の手触り
あたたかく
なめらか それでいて
素早く染み込んでいく
やさしい悪意
油断しているうちに
張りつき
腐らせていた
雨
洗い落としてくれると思った
蕾のうち ...
たまに夢に出てくる居酒屋があって、さっきもそこに行ってきたところ。大勢の手品師が町外れのソーラーパネル建設について話す中、自分はうつむきながら卓子を拭いている。あそこには昔からきれいな花畑があって、う ...
生野菜を黙々と食べる
何もかけないで
ひとときは草食の動物になった気分で
ファミレスの外には降る雨
濡れる草原を見つめるような眼で
心につきまとうさびしさを一緒に連れながら
サラダ ...
朝の職場には苦い光が満ちている
クーラーだけが職場を奏でる音楽だ
夢も幻もどこかに隠れていそう
何もかも柔らかく統合され
一日を彫り上げようとしている
朝の職場には清潔な真実がある
パ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
父さんをすてた日
田中修子
自由詩
4*
18/7/7 23:46
死
八木ヒロマサ
自由詩
1
18/7/7 21:40
モノクロ
ミナト 螢
自由詩
1
18/7/7 21:20
質感
ただのみきや
自由詩
4*
18/7/7 18:55
征服
ミナト 螢
自由詩
1
18/7/7 15:58
ゴースト
〃
自由詩
2
18/7/7 14:26
過_覚_
渚鳥
自由詩
10*
18/7/7 13:52
胃癌
八木ヒロマサ
自由詩
2
18/7/7 12:28
季手
木立 悟
自由詩
4
18/7/7 10:46
devil
春日線香
自由詩
1
18/7/7 10:24
この勢いで
花形新次
自由詩
2
18/7/7 8:11
海街
ヒヤシンス
自由詩
6*
18/7/7 6:38
七夕
夏川ゆう
自由詩
1
18/7/7 5:31
明日への願い
坂本瞳子
自由詩
2*
18/7/6 23:51
くつした
イオン
自由詩
2*
18/7/6 23:33
冗長な雨のリズムとだらしない詩情のジャム
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
18/7/6 23:24
大雨の日に
ペペロ
自由詩
2
18/7/6 22:26
虫の音
〃
自由詩
1
18/7/6 22:11
マコガレイ
春日線香
自由詩
0
18/7/6 21:33
雨と弱さ
ねこきのこ
自由詩
1
18/7/6 21:33
雷に打たれて死ね
花形新次
自由詩
1
18/7/6 19:59
空き地
渡辺八畳@祝...
自由詩
1
18/7/6 19:04
星の数
水宮うみ
自由詩
2*
18/7/6 18:25
風鈴の詩
ミナト 螢
自由詩
1
18/7/6 15:54
夏模様。
八木ヒロマサ
自由詩
0
18/7/6 14:29
TOKYO
ミナト 螢
自由詩
1
18/7/6 10:50
ひかりながらはがれおちていく
Lucy
自由詩
3*
18/7/6 7:21
蓮華草
春日線香
自由詩
1
18/7/6 7:02
サラダ
こたきひろし
自由詩
0
18/7/6 5:44
朝のフロア
葉leaf
自由詩
1
18/7/6 4:28
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
加筆訂正:
質感
/
ただのみきや
[18/7/7 19:09]
一文字削除
4.89sec.