仕事帰りの296。
あがりが早すぎてまだ空いていた。
この国道がチバの真ん中。
16号なんて思っている奴はチバを知らない。
窓を開けて叫んでやった
笑って生きやがれコノヤロウ
ここはチバだ ...
いとしいといわない
愛しさ
さみしいといわない
寂しさ

祖母と行く畦道
ふゆたんぽぽを摘みながら

手は
手とつながれる

枯れ野には
命の気配がして

墓所には
命だ ...
しようと思ったこと
先延ばし
しがちなんです

ワナドゥ
あれやこれや
考えてる内

あっという間

こんな繰り返しなのかな
そんなもんなのかな
独り在ることに触れいく冷気かな

気は動き沈黙のうちに充ちるもの

陶然と我独り在り静かなり
わたくしは人体模型の友人です

父さんと音楽室で餅を食う

頼もしい視力2.0の図書委員

大丈夫この学校は奇跡的

春が来て静かに笑う校長先生
次の面接は
猫の事務所

氷河期だから
買い手市場だ

面接官は三匹

目つきの鋭い黒猫と
まだら模様の虎猫
そしてスラリとスタイルのいい
ペルシャ猫

お土産のつもりで持参 ...
20年遅刻して
保育園の大運動会「おゆうぎ大作戦!二番煎じはズタ袋」の
スタートラインに立っていた
多分寒すぎて目が覚めたのだ
鈍感すぎてわかんないけど
雲がどよどよ流れて月も星も全く見えな ...
トモに
だるまが鎮座している
友はなく
お互い
一人で
じっと
鎮座している
お互い
なにも
語らずに
じっと
灰色の
海面の
糸が沈んでいるであろう
方向を
じっと
...
時々 遠くへ行きたい気持ちになる
誰も知らない所へ 行きたい気持ちがする

電車に乗ろう
中央線に乗り込むのだ
寒い八王子を出て
霧の立川を抜け
雨の吉祥寺を過ぎ
暑い新宿を超える
...
子供は妻が産んでくれた
これってすごいよね
でも
そんな事を言ったら
何言ってるの
子供を産むのは女の役目でしょ

言われかねない

子供は妻が産んでくれた
これってすごいよね
...
やりたい事と
やろうとしてる事と

実際やっている事と
本当にやれる事



いつも
甚だしく違う

このギャップは
希望で埋めるのか

それとも追い続けるものか

...
心をはがしに来る人が嫌いで

必死で殻を守ってる

けど

殻の中身はなんだ

空じゃないのか  
役に立てないなんて言わないで
随分と救われた

一つの物事しか見えない
不器用な性格だったかと
振り返る時には

もう その風は 通り過ぎていてね

振り返る髪の毛を 強風が攫っ ...
暗く苦く甘い感情動作のテトリス

積み上がる

泣いている

安い明かり

ただの偶然

物語のなかでいとしいひとが死ぬ


資本が資本を守り増やし

理不尽を産み落とす ...
透明な雨が降り
冬の夜を静かに濡らし
私は宇宙の孤独に座る
黄色い布張りの表紙のノートは母が買ってくれたもので、すらすら嘘を書くのにつかった。
三週間連続で書きこんだり、7ヶ月間開きもしなかったりしながらで13年経ったのだ。時間と手垢で沈んだ黄色。
ず ...
分裂していく
あの雲のように

幼い子供の
シャボンに映る
虹色の街を
越えて行ったら
追いかけるものが
なくなってしまう

路上に置いた
翼を広げて
輪の中で泳ぐ

そん ...
なんかちょっと
目が覚めるだけ

なんかちょっと
想い出すだけ

なんかちょっと
声がするだけ

なんかちょっと
ものういだけ

なんかちょっと
やさしいだけ

なんかち ...
あのころまだ

ふたりは人生一回目だったから

ぶこつだった

ぎこちなかった

ぼくはピンクいろの布団を

蹴とばしたし

あたしはあなたが寝るのに

電気を消さなかった ...
「待合室で烏合の衆」




ちょろちょろと

聞きます


あなたのお話

とんとんと 耳の穴かっぽじって


雪降の中 面倒な話 上司の白い息 俺のため息

降り ...

発泡酒のプルタブを引くと、パシュッ、っと小気味良い音がする。
慌てるように口に含むとそれは、命の流れのように食堂を通り、胃へと収納される。
濡れた髪をガス屋に貰った安く薄いタオルで拭く。
...
僕を見たひとは こう言う
「ゆうれいがいる」
アルファケンタウリから来たんです と
おどけてみても
遠巻きに小石を投げつけて
一人残らず去っていく

雪の中なら平気だと思った ...
不幸にははじまりがあるらしい
その先には大概どん底があって
どん底から這い上がれるか
そのまま沈んだままかで
人間の真価が問われるらしい

しあわせには入口があるらしい。
けれど
けし ...
僕を君の言葉に翻訳し
君を僕の言葉に翻訳する
お互いの翻訳者を務めて
この日を迎えました
今日を持ちまして
もう翻訳者はいりません
お互い同じ言語を話すので
僕の言葉は君の言葉
君 ...
少し射に傾いて
右肩の方だけを床について
身を縮こませて
寝転んで見る

右目の玉だけを動かして
空を流れる雲を見ようとしてみたり

このままの状態で右手の小指を
動かそうとしてみた ...
まぼろしである
しとどに濡れる街が
明滅する赤信号が
交差点にあふれた人びとが
舗装された道路の窪みが
まぼろしである
底のすりへった靴が
歩道橋の一段目が
つらなった改札の狭 ...
鈍よりとした黒雲は流れて
幾分晴れ間が見られたが
風はより冷たく強く
冬枯れの並木道の両脇は
前日の雪が灰色に汚している
僕は両手を不自由にされ
時々両足を中に浮かせては歩いた
暗イメー ...
黄色のパーカー羽織った
少女のきみが
駅の改札から出てきたとき
胸が高鳴ったの 覚えてる
ほんと
マジで、鳴ったの

土産売り場で
おれのことを探すきみに
後ろから声をかけたとき
...
 

群れを離れたコヨーテなら
後足の
仕留め損ねた獲物に嚙まれ
血を流し続ける傷など舐めるな

私はお前の獲物ではない
まして谷底の
河原の土に掘られた巣穴に
敷かれた生暖かい毛 ...
押し入って奪ったものは心だけええい憎(にっく)き恋泥棒め
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
チバダマシイ・・・。よーかん自由詩1*19/1/18 14:07
小さな散歩そらの珊瑚自由詩1919/1/18 11:51
ポストポ砂漠枯自由詩219/1/17 20:35
独り在るひだかたけし俳句5*19/1/17 19:33
学校だより水宮うみ川柳3*19/1/17 19:32
猫野事務所やまうちあつ...自由詩3*19/1/17 16:34
ハテハテ若乱自由詩419/1/17 14:47
鰈乗合船北村 守通自由詩119/1/17 12:38
誰も知らない街小卒自由詩119/1/17 7:41
淡々と日々は過ぎていくこたきひろし自由詩419/1/17 7:19
嘘つきガト自由詩7*19/1/17 5:32
虚空自由詩4*19/1/17 5:30
振り髪藤鈴呼自由詩1*19/1/16 23:31
シグナル―物語殺人―ペペロ自由詩319/1/16 23:04
推移2ひだかたけし自由詩519/1/16 22:01
500日はるな散文(批評...419/1/16 19:53
ロマンスミナト 螢自由詩119/1/16 17:43
なんかちょっとやまうちあつ...自由詩1*19/1/16 12:43
シグナル―木洩れ日のなかで―ペペロ自由詩919/1/16 11:01
20190116Naúl自由詩019/1/16 10:35
なんなんだろうなゆるこ自由詩419/1/16 10:14
銀白の鱗世界世紀自由詩5*19/1/16 6:13
マッチは売らない少女こたきひろし自由詩319/1/16 6:07
式日葉leaf自由詩019/1/16 2:45
生態模型坂本瞳子自由詩2*19/1/15 23:17
まぼろしである新染因循自由詩10*19/1/15 21:37
ニットしょだまさし自由詩219/1/15 21:16
0424もり自由詩119/1/15 20:31
憧憬Lucy自由詩13*19/1/15 18:47
無題短歌219/1/15 17:42

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