君の幸せは、もう、静かな心臓へ帰るといい。
夜間飛行のともしびが、
寒い砂漠の夜空に灯るといい。
君の笑顔は、もう、私の部屋から出て行けばいい。
そこで砂漠の闇のような心と ...
恋に落ちてばかりじゃダメだ。
たまには、恋へと這い上がらなきゃ。
少女の頭の中に象が住んでいる。作文をしている時、句読点をどこに打ったらいいか、背後からそっと教えてくれる白い象だった。ある日、少女は工作の授業で作った押し花を、象にプレゼントすることにした。少女の差し ...
パリの妖精
第一話「オペラ座の妖精」
空ほど高いフレスコ画
砂時計を止めるほど美しい階段
バレリーナの魂が空気に溶ける
オペラ座に棲む妖精マリエル
百年が過ぎても愛は色褪せず
...
夕日の卵を提灯にして
黄昏に天国から降りてくる
想いが長い階段になり
一段づつ踏んでは
光に変えて降りてくる
階段を照らし優しく燃える
魂に似たホオズキ
耳元で囁いたのは ...
さやかに聞いた
竹の花が咲くゆめを
みどりと土の色の混じる
薄暗いさなか
ちいさなとかげが
わたしのひふを すべる
魂が
つまっていたという
どうして うえつけ ...
満月は夜空に
一生懸命に
青空を創る
太陽に負けないようにと
白く優しい光が
見えないはずの
二人分の夢を
ぼんやりと浮かべている
流れ星をつかまえて
手をつないで
ゆ ...
立って見ていたんです
枯れた幽霊が言ったんです
真っ赤な薔薇の庭園に立って
ありのままの姿で生きられること
こそが人生の勝利だと
美しさを求めるのなら
人の醜さばかりを探し ...
ひかりのつくり方は だれも教えてくれない
水の配合を間違えたことで 白く霞む朝に
きみの浅い微睡みは
錆びたダイヤモンドのように 美しく堕ちていく
レースをまとった瞳の透過は
い ...
小窓にも可愛いカーテンをつけよう。
いちいち、そういう事をしよう。
入道雲は白く眩しく
石鹸の泡のように
見上げる心を洗う
タンポポの終の棲家にも似て
どこからともなく聞こえる
蝉の声が弔いのようで
魂が白く丸いと気づく
飛べる気がする
あの雲に帰 ...
自転車のないなつやすみ
扇風機よりも強そうな人
夜には秘密基地になります
ひと夏を蝉は歌った
わたしはわたしを
いちばんに思う人だから
いちばんにしか
思えない人だから
わたしはわたしが大切にするものを
失いたくないものを
全力でまもりたい
わたしは
時に正義を口にする ...
Ô p λ p y / 2 λ n 8 λ a y
+ 0 y / 2 λ g p λ j a ^ a
y + | g a y j 0 t a j g ⊃ a ж ...
もしかしたら
死んだ人の魂はちぎれちぎれになって空に昇っていくのかもしれなかった
そして
魂は空のいちめんに広がって瓦斯みたいに立ち込める
まさかまさかだよね
そんな事あるわけない
た ...
ほんとうは 知っているのです
生きていることに 意味などないと
それでも ここまで生きた自分を
誇ってもいいですか
自分で自分を 殺さなかったことを
死にたいと呟きながら ...
オレンジ色の海に
真っ赤な風船が
空気が抜けていくように
溶けて流れていく
真上にはもう
気の早い星がやって来て
透明な月も
火が灯る提灯になる
ありがとう さようなら
黄昏の精 ...
私の高校の大学推薦枠に
関東学院大学があった
募集要項には条件として
ただ一言
明朗快活であること
と書かれていた
「おまえさ、行くとこなかったら
関東学院があるじゃん」
...
君のいない詩を書きたい。
君がいないと書けないようじゃ、僕は僕と向き合えないから。
心の中の君が、ぜんぶ詩になってしまうから。
君から、言葉にならないものをたくさん貰った。
それは僕を詩に ...
星が地球を見てる
たくさんの星が燃えながら
地球を見てる
この青い綺麗な
妖精が棲んでる星を
地球は燃えていないけれど
宇宙の中でいちばん
きれいに光っている
いま私はあの ...
国家とか考えると、
無力に感じるし、
だから否定することで、
感性だけでも自立して生きていると思い込みたかっただけ。
個人の、
ただの強がりを、
和気あいあい本気でやり始めた奴等、
気色 ...
親指の爪みたいな月
天体の住む町に住む
ぼくがあんな頃
松田聖子はどこかの
スタジオでろくおん
すずめが散って
ぼくはなにかに近づいたことを知る
ぼくは執 ...
寝返りひとつ
打てない身体は
僕の留守中に
壁紙の点を
あみだくじにして
沈む太陽の
歯で指を切る
時だけが知る
命のカーテンが
色を打ち消し
光を遮る
誰かを待つ日の
...
目が覚めたら夏だった。
覚えのないミサンガをしていた。
憂いに厭いて 惚け 文ぬらし
爪を砥ぐ気怠さ
褐色の蝶 占わない空の果て 見失い
浸る暑さに
影を広げ すり足で
拾われない小石の顔点々と
避けながら奥へ 真中へ 綱で曳かれる畜生か
ち ...
人を多く殺した生物
一番目は蚊である
二番目は人間である
蚊は人を殺したいのではない
栄養を取って種族を残すためだ
人は人を殺したいのではない
資産を取って種族を残すためだ
手段は違 ...
とうもろこしをもぎると、
骨が折れるような音がして
透明な血がじゅわっと溢れて手首を伝った
舐めとるのに夢中になっていると
入道雲が発達してきた
わたしにはまだ涙が残されている
流 ...
蒸し暑い日本の夏
暑さも厳しい日本の夏
団扇を使って
涼しさを引き寄せて
少しでも過ごし易くする
打ち水をして
涼しさを引き寄せて
通りが幾分は涼しくなる
何年か前よりも暑 ...
生を受け生きている奇跡の中で
この地球という存在の奇跡の中で
知りたいという欲望は尽きることがない
光の速度で広がり続ける奇跡の空間の中で
目に映るもの
...
クリステルの愛称は
クリちゃんだが
42才のクリちゃんに
欲情したとなると
ある意味変態なのではないかと思う
頭の悪い親父に似ている関東学院卒が
実は変態でもあるとして
こいつが日本の首 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
砂漠のともしび
秋葉竹
自由詩
14
19/8/12 15:04
恋
クーヘン
自由詩
0*
19/8/12 13:47
別種
ねむのき
自由詩
5
19/8/12 13:00
オペラ座の妖精
丘白月
自由詩
0
19/8/12 10:36
ホオズキの妖精
〃
自由詩
0
19/8/12 7:44
竹花
すいせい
自由詩
12*
19/8/11 21:13
妖精を感じた夜
丘白月
自由詩
1
19/8/11 20:43
枯れた幽霊
立見春香
自由詩
4
19/8/11 20:16
一欠片のひかり
長崎螢太
自由詩
3*
19/8/11 15:41
小窓
クーヘン
自由詩
4*
19/8/11 13:36
石鹸の雲
丘白月
自由詩
2
19/8/11 10:02
夏のかけら
水宮うみ
自由詩
2*
19/8/11 5:42
わたしは
こたきひろし
自由詩
8
19/8/11 3:24
l'été, à quelqu'un,
墨晶
自由詩
1*
19/8/11 3:14
もしかしたら
こたきひろし
自由詩
2
19/8/11 2:46
Happy birthday to …
赤椿
自由詩
1
19/8/11 0:43
黄昏の入り口
丘白月
自由詩
2
19/8/10 20:56
関東学院大学
花形新次
自由詩
0
19/8/10 19:25
君のいない詩
水宮うみ
自由詩
0*
19/8/10 19:07
夜空に願いを
丘白月
自由詩
0
19/8/10 18:54
右とか左とか
よーかん
自由詩
0
19/8/10 18:27
すずめが散って
函館ドラゴン
自由詩
1
19/8/10 18:25
横顔
ミナト 螢
自由詩
1
19/8/10 16:22
ミサンガ
クーヘン
自由詩
2*
19/8/10 14:25
どこ吹く風
ただのみきや
自由詩
1*
19/8/10 14:17
人取り線香
イオン
自由詩
0
19/8/10 13:55
とうもろこし
印あかり
自由詩
8
19/8/10 10:08
日本の夏
夏川ゆう
自由詩
3
19/8/10 5:29
奇跡の中で
佐白光
自由詩
0
19/8/10 0:20
なんとなくクリステル
花形新次
自由詩
0
19/8/9 23:08
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
3.44sec.