かたくくたびれた鞄に あめ玉とくつ下と濡れた猫をいれる。のぞきこんでくれるやさしい目をいれる。あかるい日差しとピザとソーダも。絵日記をかくための画用紙と緑とピンクのクーピーも。いれる、そし ...
奥行きのない部屋に
女があぐらをかいている
部屋にあわせて平たくなった
夢を捲りながら
雲が入ってくる
うすっぺらい空気を十分吸って
わたしたちを追い越して行く
なんということだ ...
僕はサマソニに向かう電車の中で
見つめていた そこへ行くであろう人を
海が 広がる 窓の外
そして 連なっていた化学工場
それから しばらく歩いて 着いたメッセで
僕は もう 毎 ...
言葉の海で育った彼女は物語を創れない
美味しい餌ばかり食べていたあなたは物語を創れない
人に寄生ばかりしている彼は物語を創れない
言葉で人を支配しようとしている
あなたは ...
恐竜の高さのビルの二階階段踊り場で
二段階右折を見降ろしていることに気づく
早朝さんざめく目眩(めまい)の驟雨は
作られた樹々の明日を生かそうとする
寂しい風がゆったり ...
戻ってきて晩夏
アスファルトの上を蟷螂が逃げていく
コウロギたちが目をさまし
囁きの波に揺られる、、、
まんまるお月
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脳髄を満たし、頭蓋骨をなぞるように流れ落ちる観念的な血液は、ジェルのような生温い感触を塗りつけながら、といってもはやこの肉体にはどんな未練もないというように潔く落ちて行った、それはいつか精も根 ...
30年後会いたいけど俺は80才。由木三郎。どうのみいきてしにみせかける。集めて回って元に戻す。女の命令。みのむし男。M。せいこうウォッチ、せいこうダンス。太陽と自分の立つ位置つまり岬の先端の○○が降臨 ...
剥いたあとの茄子の皮をぺらり、ぺらりと、
指先でつまんでは捨てては夕暮れて。
雨の匂いを連れてくる獣が庭先から見ている。
サラダ油が騒がしくなる。
菜箸の先で茄子をころがしながら、
はじ ...
風の音や雨の匂い
ゴロゴロと空が
気分を害した化け猫のように啼いて
異様に生ぬるい温かい空気がシャツのひじを舐める
やばい来るぞ来るぞと雨を怖れて
そら見ろ一気に来たぞ来たぞと
逃げ場も無 ...
くたびれた
くたびれ果てた
夏の果て
恋も愛もくり返し
くり返して
夕立の雨音におびえたり
涙したり
蝉しぐれも
一度も聞かずに
夏は終わろうとしている
あなたは変わった
...
忠誠を誓いますきみの足元に秋田犬
中性は違いますキジの足音に飽いた猿
酸性の洗剤が汚れを中和しやわらかくします
賛成の顕在は恐れの周回なまら隠します
一事が万事生き死にバンジー
死んでいた ...
そんなに
近寄られると
嬉しいような
苦しいようで
皮を剥かれた心臓が
脈打つたび
ルナティックに叫び出しそうな
ワタシを
ワタシの中に
ワタシが見つけるのです
bye-bye ...
燃えるように苦しい試練だった
貪欲で好色で汚れ果てていた
なぜなのかはわからない
疲れ果て 壊れかけ 崩れ落ちた
闇の中に 欲の中に 罪の中で
放蕩に身を持ち崩し
夜の街を 昼の街を
...
鍛えた体と星を比べると
熱い胸の音が肌に届いて
瞬きはいつか
消えてなくなる
朝だろうか
雨だろうか
色は鮮やかに記憶を結び
命は穏やかに鼓動を早め
見えない時間を
...
一日一日が、癌との闘い。
一日一日が、統合失調症との闘い。
一日一日が、自己との闘い。
一日一日が、神仏への祈りの誓い。
一日一日が、新たなる自己との出会いの旅路
一日一 ...
灼熱の中をあるき続けて
何処に辿り着くというのだろう
海原を帆走して
何を見つけるというのだろう
カレンダーを捲れば
何が解るというのだろう
枕元に壊れた目覚し時計
私は揺れ ...
秋近く薬師丸ひろ子の歌聴いて泣ける
人は皆死を生きている
同年代の人が逝く
彼が逝く
彼女が逝く
あの人が
かの人も
皆死んでいくのだ
明日は我が身
まるで死刑の順番を
脳天気に
待つように
中には ...
僕の田舎では
子どもがいないと聞くと
驚きとともに信じられない!
という反応をされる
自分たちと違うということは
不幸なことだ!
と信じて疑わないから
面白い
若い頃はこんな反応に
...
カウンターのお客と会話中 背後の壁にゴキブリ君
とつさに背中で隠す 板長
飲食中 トイレに向かうお客に ありがとうございましたー!
何! 俺に早く帰れか? まずい!
玉子焼きのオーダー ...
音程のない日常の悲鳴を
脱ぎ捨てたTシャツで掴まえて
染み込んだ声を空へ放つ時
光の花束を受け取っていた
音感のある生活は疲れて
傘の先端を伝う雨音の
心を語るまで帰れなくても
...
髪と髪が触れ
影になる
風のなかの粉
砕けて光る
ざわめきを登りつめたところに
廃線の花 水に浮く葉
ひとつひとつの滴に残る
まばたきの水紋
打 ...
覗き込んだらがらくたばかり
俺の中身は
何だかまるで壊れた玩具を仕舞う箱みたいだ
お前の事使えないってみんな言ってるぞ
職場の上司に毒舌吐かれた
みんなって誰と誰と誰なんだよ
聞いてや ...
とても疲れた夜はシュークリームひとつ
頬張る前に胸いっぱい息吸い込んで
放射線状に広がる口いっぱいの甘さ
幸せ歩く足音
横断歩道を渡らずに
何処かの惑星にいるような
...
自称詩人が
被災地に行き
自称詩朗読会を開いて
被災者を勇気付けようと
行動を起こした
ところが基本的に
自称詩人は労働が嫌いなので
昼は涼しい体育館で
老人を追い払って眠り
夜 ...
照明に
濡れた花びら目を伏せて
選んでほしいし、忘れてほしい
恋しくて
声を凍らす粉雪に、
降られた鼓動は、自由を奪われ
純粋を
このワンピースに飾りつけ
まるで地吹雪 ...
生きていると
ダメになることばかり
人はダメになるために
生まれて来たのかも
無罪で生まれるのに
人を困らせたら罪だし
地球を汚したら罪だし
罪は賞でも取り消せない
でも罪は賞 ...
○
自分だけが
未来を選ぶような
青春のポジションを
守りたくて
買い戻した切符で
どこへ行くのか
人のいない海は
なかった
音のしない花火は
なかった
ざわめきの中を
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鞄の中身2
はるな
自由詩
2
18/8/27 3:29
鞄の中身
〃
自由詩
1
18/8/27 3:24
どんな趣味を、2018
番田
自由詩
0
18/8/27 0:41
イミテイションブルーブルー
仁与
自由詩
0
18/8/27 0:33
その街が破れかけていたので
秋葉竹
自由詩
10
18/8/27 0:19
晩夏にて
asagoh...
自由詩
1
18/8/27 0:08
鮮やかな流血のまぼろし
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
18/8/26 23:02
交錯20180826満月
腰国改修
自由詩
0
18/8/26 22:07
八月の食卓
Seia
自由詩
2
18/8/26 22:05
一休さんの屏風の虎
TAT
自由詩
0
18/8/26 21:00
生還した夏
あおいみつる
自由詩
6*
18/8/26 20:51
くちくなる/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
18/8/26 20:10
super moon
まいこプラズ...
自由詩
2
18/8/26 18:38
時が来た
あおいみつる
自由詩
3*
18/8/26 15:49
命
ミナト 螢
自由詩
2
18/8/26 15:43
一日一日
八木ヒロマサ
自由詩
2
18/8/26 15:08
場所について
腰国改修
自由詩
1*
18/8/26 12:12
心動
〃
俳句
1*
18/8/26 11:21
希望
〃
自由詩
0
18/8/26 11:12
子なし
ホカチャン
自由詩
0
18/8/26 10:59
居酒屋 哀歌
むっちゃん
自由詩
7*
18/8/26 9:58
forte
ミナト 螢
自由詩
1
18/8/26 9:51
ひとり 言葉
木立 悟
自由詩
10
18/8/26 8:49
死んだらお仕舞いだって
こたきひろし
自由詩
5
18/8/26 0:15
吸い込むシュー
灰泥軽茶
自由詩
2
18/8/26 0:04
邂逅
花形新次
自由詩
2
18/8/25 21:43
化石恋
秋葉竹
短歌
3
18/8/25 21:15
生きダメ
イオン
自由詩
0
18/8/25 20:48
啓蟄
渡辺八畳@祝...
自由詩
1+
18/8/25 17:29
完走
ミナト 螢
自由詩
2
18/8/25 16:43
1041
1042
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4.08sec.