ところで名前は何ていうの
僕はミントって言うんだ
ハッカ畑で生まれたんだって
ミントは
きっと前世は美しい
お姫様だったと思うよ
お姫様?
そうさ神話のメンテだったの ...
静けさが鼓膜に当たる
しとん。と打ちつけるひとりの音
風に耳をつけるたびに聴く
傍らに佇むような誰かの鼓動
暗やみを角膜が吸い込む
ひたん。と拡がるひとりの気配
窓辺に佇むと街灯が眩し ...
長いあいだ 恋もせずに
眠っていた
営みがいとなまれ
物語は癒着しきって
開かれず 湿った頁を
ほそい指が捲るとき
できるなら まだ
起きたくはなかった
長いあいだ 恋 ...
反省が将来の行動に関して
なんの有効性もない場合がある
なんとなれば将来同じ暴虐を繰り返すための
口実になっている場合がある
私なんてほんとに嫌な奴だったし
と言った時、 ...
肩で風きって社長より給料もらって
ヤクザの親分みたいに
気前いいことして気持ちよくなって
調子こいてやばいことしといて
偉そうにウソついてバレそうになって
ビビったからっ ...
結婚して
娘が二人生まれた
上の娘は幼稚園にはいり
幼稚園を卒業した
小学校に入り
小学校を卒業した
中学校に入り
一年の終わり頃から
学校へ行かなくなった
正確には
...
なにをそんなに
我慢してんだ
見りゃわかるよ
何がしたいのかすぐわかった
わかったから
そんなことぐらいしか言えないんだ
きみはいたそーだ
痛いし苦しいし
もう嫌になっちまって ...
周辺の木々が溶け込んでいるせいで、夜の闇は微かなグラデーションを描いていた。かつては堅牢だっただろう鉄の門は、血を被ったみたいに赤く錆びて、左側は門柱に繋がる可動部分のところから壊れて落ちていた ...
心の罪は
どうしようもなくて
冷たい風が吹いている
そのとき失った人の名前は
この街の駅のプラットホームに
うずめておいたよ
なんといったか
どうしようもなく
...
狂い咲く
真冬の向日葵
君を白く穢した
情欲の迸り
伽なき夜の
けものけだもの
生きたまま月を食う
とお吠えひとつ
またひとつ
赤ちゃんは
ありったけの
激しさで泣いて
海から生まれる
きっとありったけの
感謝の言葉を忘れないうちに
はき出している
ずっと海の底で思っていたことを
暖かな海に抱かれて ...
棘の内に
秘めた一輪の薔薇
二人の指で
ひとつ、またひとつ
深紅の花弁を
真鍮の秤の上に
積もりゆく深紅の花弁
僅かな偏り
時間を忘れて
無心に花弁をのせあう指
永遠に ...
すべての元凶は
反社会的勢力にある的な
発言をしておいたら
取り敢えず格好つくみたいに
思っている奴等に
「反社会的勢力が本気出したら
お前ら怖くて夜道歩けねえぞ」と言いたい
反社会的勢 ...
今日のお昼何食べる?
星!霞!猫!小判!
マリーゴールド!
そっか
もうこの財布は形見なんだな
あっそうだちょっと待って
これを・・
このネックレスを・・
こうして・・つければ・・
ほらこれでいいだろ
財布にネックレスを付けて ...
財布を拾った
ボロボロの財布
いや綺麗だった財布なのだ
噛まれて引き摺られ
よだれでベタベタになり
砂やゴミがくっついて
くわえた猫と目が合った時
落として逃げて行った
...
スマートフォンの天気予報図を見た
「台風は非常に強い勢力を保ちながら
本州に向かっています」
空の御機嫌は知らないが
いずれにせよ
明日は来る
日々の些細な出来事に
ぐにゃ ...
一心不乱に庭の草をむしる中
訪れたアシナガバチが 数秒間
目線の先を漂い
静かに通りすぎていった
おととい
{ルビ合羽=かっぱ}で全身をまとい
屋根の下にぶら下がる、ハチの巣へ
殺虫 ...
でもほんとうにホンキなのか
レイワ新撰組
NHKをぶっ壊せ
テープまわしてんのんチャウカ
のあくまでもお笑い会社社長の冗談を
をホンマやと思い込んだ二人のお笑い芸人 ...
pc 持ってないし
使えないし
だから
詩はいつもスマートフォンで打ってる
たいがいは
家族が寝静まった深夜に
寝床で寝ながら打ってる
都合のいい事に
家族は誰も
詩 ...
毎朝のウォーキングでちょっとした季節の変化に気づける体に
町おこしそう簡単に進まない伝統工芸前面に出す
街中のイルミネーション見て回る年々進化続ける光
布団から出るのが辛い冬の朝あと ...
君は雪
風さそう木かげに揺れる
真夏の白い花びら
瞳にとらえた
黒い蝶をたわむれさせる
あだ花の白い苞
溶けた鏡の内側に
失われた永遠を描く
半神の白い指
ぼくは虫
真 ...
とり忘れられ
赤々と熟れ過ぎた
トマトが、ふと
地に落ちひしゃげ
鴉が舞い降りた
赤い飛沫を舐めとるように嘴で何度も
つつき、カァァァァァァ、と鳴けども
人びとは潰れた野菜など気 ...
蝉の声が賑やかになってきましたね
空の青も 夏の色が滲んできています
特別な思い出など 無いはずなのに
夏になると 何かの懐かしさに 叫びたくなりませんか
なので 取り分け夏は ...
れいわ何とかなんて
クソみたいな奴等はどうでもいいのに
NHKのニュースは「反自民の受け皿になった」的な
コメントで持ち上げていた
それに引き換え
同じく議席を獲得したN国党には
なあ ...
燦々と降る陽光
たちのぼる陽炎
橋の上で蜜柑が弾けた
まぶしい昼は倒れた
頭から爪先まで断続的に覆われて寝ている
白けた月が残る黎明はただ冥く
砂を噛んでやり過ごす ...
狂わないリズム
刻む一秒が
耳たぶを刺した
ピアスのように
痛い日もあって
重い日もあって
時間が引きずる
荷物の多さを
心は賢く
誤魔化せるから
笑っていられた
泣 ...
夏が始まるよと
白い波をよけながら
ウミネコが鳴いている
小石を投げる私と
目が合うと振り返り
知らないふりをする
私は冷たい風の中で
冬に失くした
イヤリング探してる
...
出会えば別れる日が来る
いつか記憶から忘れ
消える事に悲しみはない
けれど失ったにもかかわらず
何事もなく明日を生きている自分が悲しい
書けることを書けない夏の教室で
好きな子の隠し事と嘘すら見誤る最低に
これとそれはこれとそれに似ているという点として線にのみこまれようとする夏の営みから逃れようとして線をくしゃくしゃ丸 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫と財布 3話
丘白月
自由詩
0
19/7/24 18:10
ことばだけが夏に欠ける
かんな
自由詩
6
19/7/24 16:58
物語
はるな
自由詩
8
19/7/24 9:39
反省の効用
りゅうさん
自由詩
0
19/7/24 7:02
低脳の哀歌
函館ドラゴン
自由詩
0
19/7/24 5:24
何の前触れもなく
こたきひろし
自由詩
3
19/7/24 1:10
itaqa neesea
竜門勇気
自由詩
0
19/7/24 0:06
月の下、ふたつの孤独
ホロウ・シカ...
散文(批評...
0*
19/7/23 22:20
ねがい、その心の扉に風が吹くなら
秋葉竹
自由詩
7
19/7/23 22:17
白黄
両性具有
自由詩
2
19/7/23 22:00
海に生まれて
丘白月
自由詩
1
19/7/23 21:59
天秤
両性具有
自由詩
0
19/7/23 21:41
社会的勢力と自称する市民に告ぐ
花形新次
自由詩
0
19/7/23 20:37
あかん子
杏っ子
自由詩
1
19/7/23 18:34
猫と財布 2話
丘白月
自由詩
1
19/7/23 17:51
猫と財布 1話
〃
自由詩
1
19/7/23 17:44
明日の天気
服部 剛
自由詩
2
19/7/23 17:32
ハチの情
〃
自由詩
0
19/7/23 17:23
ホンマかいな
ナンモナイデ...
自由詩
3*
19/7/23 14:01
時間が
こたきひろし
自由詩
4
19/7/23 6:04
ウォーキング
夏川ゆう
短歌
2
19/7/23 5:12
夏雪
両性具有
自由詩
0
19/7/23 0:26
夏の階に立ち
帆場蔵人
自由詩
11*
19/7/22 23:44
夏の色の目眩
赤椿
自由詩
0
19/7/22 23:24
偏向報道
花形新次
自由詩
2
19/7/22 22:11
残火
高原漣
自由詩
1*
19/7/22 21:45
秒針
ミナト 螢
自由詩
0
19/7/22 21:36
幻の海
丘白月
自由詩
0
19/7/22 21:22
虚日
リィ
自由詩
0*
19/7/22 20:45
夏の教室
末下りょう
自由詩
4*
19/7/22 20:30
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
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1100
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1109
4.49sec.