光源は視認することが出来なかった、辿ることが出来るほど確かな光ではなかった、黒焦げの夜は冷めた煤の臭いすら漂わせているようで、俺はそれを解き明かすことを選ばなかった、ただ道路標識のように朝が来るの ...
枯れ葉が欲しい
掻き集めて
潜り込んで
隠れていたい
きっと
かさかさする
ちくちくもする
それでいい
うずまって
でんぐり返しして
ばらまいて
また掻き集めて
...
妄想の蓋を開けて現実を閉じた。果たしてどちらが裏でどちらが表か解らないくらいに妄想を繰り返す彼の脳内はどうにかなっているに違いない。
もしかしたら右脳と左脳が上と下に或いは前と後ろにそれともグチャグ ...
つけっぱなしのカーラジオが
砂飛沫をあげ走り抜ける朝
僕はこの街の片隅で
ウサオとウサミを突っついて
キリルキリルとハラハラしている
絶望的に群青の空には
黙々とした入道雲が湧き
砂山の ...
クソみたいな自称詩を
世間に認めさせたいと
思うなら
独裁者になって
千年王国を築きなさい
それが一番の近道だ
どんなクソ自称詩だって
「将軍様の作品は我らの宝
ニダニダハシムニカ、マ ...
浮かれたあたしは
秘密をダッシュボードに隠した。
めまいがした
自分に吐き気がした
窓を流れていく景色が
ただただ騒がしかった
何をしてるんだろう
...
ぽっかりと空いた時間に何をしよう
流れる雲はいつもよりちょっと忙しそう
吹く風は私をちっとも気づかってくれないし
花はまたねとゆらゆら揺れている
石ころはちっともこっちを見 ...
私は生きている
正体不明の人間が
私の頭を何度も太い棍棒で叩き
押し潰す
「いたい、痛い、いたーい」
私は生きている
大勢の人間が
私の居場所を嗅ぎ付 ...
都会にはたしかに 星はないけど
変わりに美しく光るもの たくさんあるねと
君は白い息を吐きながら言った
じゃああれはなんだ
輝いてありえないギザギザに飛ぶ
君は「UFOだね」と言って
...
順番通りに死んでいくのなら
僕は何番目の星になるの
ビニール傘が裸になるような
風が吹いて雨が降って
おにぎりが三角じゃなかった夜
いなくなったお母さんのことで
食欲をなくすはずだ ...
夜の病みに捕われている
自分が包帯のようにほどけてゆく
無力で無意味なチリのごとく
カラス色した冷たい夜
その深淵なる穴に
おちてゆく
ちてゆく
てゆく
ああ振り向けばあなたが ...
地下鉄サリン事件や
松本サリン事件以外は
敵対勢力の抹殺や内ゲバだから
よくあるっちゃ
よくある話なので
別に大したことだと思わない
北朝鮮や中国なら
今でも日常茶飯事だもん
やは ...
2年前に脳出血で死にぞこなって
子供の都合に出掛けるために
生き延びたのだと幸せを実感して
今このままの宝物ハウス
別名献本たっぷりゴミ屋敷
わからないから
わたしが死んじゃっ ...
空が眩しすぎるから
なにもしないでいよう
項垂れて
汗を滴らせ
ただぼんやりとしていよう
気怠いというのは
こういうことを言うのだろう
やる気など欠片も持ち合わせず
ただ時 ...
頭が痺れているのは
岸辺近くの水中に羽衣のようにたなびく
蒼い女神の腕に触れたから
以来生ぬるい泥水のような睡魔に圧迫され続け
うっとりと窒息できるわけもなく
私の引き出しの中を勝手に片 ...
雨上がりの朝
二羽のカラスが二羽のスズメを追いかける
食うための 食われないための空中戦
右に左に離れては交差して
建物の陰で見えなくなった
が出て来た一羽の嘴には何かが挟まっていて
今度 ...
水色の希望を空に溶かして
氷の上に乗せたブルーハワイ
胃が痛むくらいキュッと縮んで
思い出はドミノ倒しのように
現実の壁を薄くしてゆく
美しかった君の困った顔
他に誰が知っていると ...
甘えてみる
ゆるしてみる
邪険にする
やさしくする
怒ってみる
怒られてみる
まくしたてる
いじけてみる
へつらってみる
傷つけようとする
傷つけられようとする
愛そうとする
...
愛してるよ、と言えば
それは愛なのか
愛は言葉なのか
わかってもらいたいのなら
あなたがまず相手のことをわかりなさい
相手のことがわからないから
あなたもわかってもらえないのだ
痛みを取る薬でもなく
涙を乾かすハンカチでもなく
壊れそうになる僕等の心に
処方されたのは時間だったね
沈黙の2秒は君のために
3秒は僕のためにあるから
急がなくて良い笑って欲しい
...
ストローで
シャボン玉を
吹いたなら
優しさや不安を
包み込んだ
虹色の
回転ドアになって
割れないように
高く高く飛ぶ
心を吐き出す
みたいに
シャボン玉が
空を奪い合う ...
僕が空白ならば時間は通り過ぎる
首元を擦り抜ける絹の滑らかさで
例えば陽の光が円を描いた日の
夜空に煌めいた美しい光も
瞬きの間も世界は動く
次の季節の前に今を残して
風 ...
○自分のことを
笑うことができるようになれば
心に余裕が生まれる
○心配不安の99%は
妄想雑念だが
市役所の避難指示には
従ったほうがよい
○避難指示よりも
避難命令を出すべ ...
霧が濃い夜だ洪水だ 月光浴をしよう
仲違いしたままの あの 友だちの雪像のこと考えよう
遠慮は要らない リップサービスは化粧室で落としてきて
誰も見ていない筈だ 何も見えてはいけない筈
偽史の ...
天気予報は雨マーク
間もなく降りだして夕方くらいまで雨模様らしい
洗濯はできるけど、部屋干しはしたくない
専業主婦の彼女は洗濯物を洗い終えるとそれを車に積んで近くのコインランドリーに出掛けた ...
一人は静かだけど
ほんとうの世界はもっと静かだ
音をたてるのは人間だけで
無防備に自分を知らしめている
川が細くなったり太くなったりするのを
人間は受け入れるしかない
なのにそれを忘れ ...
ポスターの中に
青春を飾り
剥がすタイミングが
分からないまま
四隅に止めた
セロハンテープが
粘着力をなくして
おどける
この世にしがみ付く
未練もなくて
日焼けをしたから
...
思い出の あの日誰かが飛び出した部屋に
何も言わず 黒に 片隅で尖る 少女がいた
「思い出の??
いや、違うな 積年の、だな」
ゆっくりと 飛び出した 全ては持てずに
帰ると告げて ...
携帯から流れてくる歌声が
美しすぎて
死にたくなる
1ヶ月前に出した求人広告
ポスターはスルーされたまま
右端が破れかけている
狂った季節が太陽を刺激し ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
望んだような眠りがそこに訪れるはずもなく
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
18/7/13 0:03
枯れ葉舞い
坂本瞳子
自由詩
3*
18/7/12 23:47
妄想の蓋を
こたきひろし
自由詩
1
18/7/12 23:21
7月12日
たこ
自由詩
3
18/7/12 22:39
千年王国
花形新次
自由詩
2
18/7/12 20:58
現実
巳 砂
自由詩
3
18/7/12 18:23
ぽっかりと
天鳥そら
自由詩
9*
18/7/12 17:19
暴力 建前
仁与
自由詩
3
18/7/12 16:45
ユーエフオー
青星円
自由詩
2
18/7/12 14:07
不協和音
ミナト 螢
自由詩
2
18/7/12 12:58
不眠症患者の嘆き
nui
自由詩
0
18/7/12 3:07
オウム返し
花形新次
自由詩
1
18/7/12 0:13
終活
鵜飼千代子
自由詩
5*
18/7/11 23:53
眩しくて
坂本瞳子
自由詩
0
18/7/11 23:35
海開きの七月に生まれて初めて踝を刺された
Lucy
自由詩
1*
18/7/11 21:28
ヒューマニズム
ただのみきや
自由詩
4*
18/7/11 20:33
海
ミナト 螢
自由詩
1
18/7/11 19:33
それぞれの方法
HAL
自由詩
3*
18/7/11 19:22
愛
ホカチャン
自由詩
2
18/7/11 17:36
わかってもらいたい
〃
自由詩
0
18/7/11 17:33
カルテ
ミナト 螢
自由詩
0
18/7/11 15:57
虹色の密室
〃
自由詩
1+*
18/7/11 12:39
砂と雫
邦秋
自由詩
1*
18/7/11 12:16
笑う
ホカチャン
自由詩
0
18/7/11 6:36
汽水域
なけま、たへ...
自由詩
2
18/7/11 1:37
雨マーク
こたきひろし
自由詩
2
18/7/10 23:38
今日の川辺
朧月
自由詩
2
18/7/10 21:30
タイムマシン
ミナト 螢
自由詩
1
18/7/10 18:03
少女の街
クロヱ
自由詩
1
18/7/10 15:42
求人広告
仁与
自由詩
1
18/7/10 15:08
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
3.93sec.