あれは高熱で友人の家での介護から帰った日だった
何通もの速達が届いていた
電話をください
父から
そして今になっても聞こえる
二階の昼時の母のスリッパの音
...
牛乳を大きなカップに注いで
取っ手をぐるぐる豆を挽く
すうっと匂いを嗅いでホンジュラス
充分に沸騰させたお湯が好き
泡が立つ滴が落ちて
ゆっくりとゆっくりと流れて
お腹の底に渦を描いて満ち ...
僕らは対の鏡のように、互いを跳ね返し合うことで一層互いの奥深くへと潜っていった。僕らは羽ばたき疲れた鳥のように、いま契約の形となって寄り添っている。僕と君とが一つの精神であることの証明に、僕らの父祖た ...
もう一年になる。トラックが子供をはねて今もそこに白い花が供えてある。途切れずに誰かが、たぶん遺族だと思うが替えていて、そこだけいつも瑞々しい気配が漂っている。夜暗くても甘い香りがして花が供えられている ...
燃える太陽が火の気を失い、全く燃えない太陽になってしまった。
ら
地球はどうなってしまうかなんて、私は学者じゃないからわからない。
きっと著しい環境の変化が地球上の生命をいっぺんに抹殺してし ...
バンコクに僕が到着した夜
頭に入れておいた空港の複雑な地図の中に僕がいた
しかし さまよいながら 歩いていた
そして 空港の建物の中から 僕は這い出た
ホステルへと 僕はネット ...
チバ人でも、栄町を歩く人間は限られている。ボクは外ものだから、どうしてもサカエマチと呼んでしまうが、正しくは、サカエチョーらしい。四街道の行きつけの散髪屋のマスターが言っていたから間違いないと思う。
...
今日も一日
横になっていた
詩を書く時だけ
縦になっている
思考が止まっても
時計の音が
メトロノーム
みたいに聞こえて
あと数分で
眠気が襲ってくる
明日は少し
...
昨日はニューハーフヘルスに行った
初めての体験だった
久々に緊張して数日眠れなかった
予定の時間まで
サンマルクで本を読んで潰した
「ジャッカルの日」は面白かった
読書にはドトールよりサン ...
通り雨 夕焼け空に 口ずさむ
水溜まりには 異国の景色
星屑が 私の髪に 溶けていく
夢の中だけ 空を羽ばたく
朝と夜の間を渡り行く
一艘の船を風が運んで
金色の 朝日が夜を ...
スイーツは精神安定剤夜長
あなたは今後私達が子宝に恵まれたらどんな子になってほしい?健康な子ねそう言うと思ったわもちろん賛成よだけどね人は健康に死にいくことは稀なのよ私はこの子が風邪をひいて寝込んだら入院生活を送る人を思い頭痛 ...
怪我さんの筆力がすごい
そんなフレーズを思い出しながら
蓮の花咲く街道を
歩いていた
脳の絵が思い浮かぶと
白い服の男が
警察官に誰何(すいか)されて居た
自転車を道端に停めて
...
○ボケは笑って流すしかない
むきになってはいけない
○しまいすぎてしまったところを忘れる
○親のボケは血が騒ぐ
○あったところに戻さないから
わからなくなる
○薬を飲んだか ...
年を取ったら
人のことより
自分のことを
気をつけないといけない
ワイフが登校見守りボランテイアに
出かけて行って
転んで怪我をして帰ってきた
わたしが母の腹を裂かせた日、
見せかけの無垢を盾に、
わたしはきたなく、ぎゃあと鳴いた。
山の小さなカラスが顔をしかめるほどの声を、
恥ずかしげもなく、盛大にあげたのだ。
ぎゃあ、ぎ ...
コンビニエンスストアの駐車場で鍵つきの車をかっぱらって、曇り空の下、国道を北方向へ二五時間休みなしに走り続けて辿り着いた先は、名もない樹海だった。バックシートを漁ってみると同乗者の荷物のなかに ...
リビングのカァテンが
重たげに 垂れて
初夏の日差しを 吸いこんでいる
輝ける 一日・・・・・
それは まるで 雨あがりの
寺院本堂の扉 そっくりである
リビングのカァテンが
重たげに 垂れて
初夏の日差しを 吸いこんでいる
輝ける 一日・・・・・
それは まるで 雨あがりの
寺院本堂の扉 そっくりである
理想と現実のギャップに
苦しんでいる人が
少なくない
入学したら
こんなはずはなかった!
入社したら
こんなはずはなかった!
結婚したら
こんなはずはなかった!
出産したら
こんな ...
雨上がり まだ見ぬ楽土 虹に賭け 深草恋しい 梅雨しぐれ
ゆらゆらと 風の子守か ひまわりの 裏に隠れた 草虫ひとり
キラキラの うねりゆったり タイヤの浮き輪 浅瀬の小魚 遊び仲間に
...
やはらかく稲穂は風にたくましく
それは夏の嵐の夜であったが
積乱雲の割れ目から
夜目にも鮮やかな新星が見えた / 見えた気がした
暗い湿気た空気の中を
零れ落ちて 光の粒よ
光の粒には質量があって
重さが ...
嗚咽しながら
吐き出した言葉に
貴方は どんな顔をしていたのか
視界はあまりに歪んでいて
土砂降りのように 見えなくて
優しく 頭を撫でてくれた手に
私が
ず ...
いつからか歩道橋の上に車椅子が放置されている。まるで車椅子だけ残して誰かがそこから飛び降りたようでもあるが、幸いなことにそんな話はないようだ。車椅子は見るごとに位置を変え、ある日は歩道橋の中心に、また ...
時に
他人の親切や思い遣りが煩わしくなる
そんな日は良い人になれない自分がいて
どうしても優しい笑顔がつくれない
理由もないのに心がビョウキになってしまう事
きっと誰にでもあるだろうけれ ...
あなたが落ち込んでいると、わたしも悲しくなるよ。
あなたは今、いろんな事に絶望してしまっているんだよね。
つらい思いを、たくさんしてきたんだよね。
「大丈夫だよ。」っていうわたしの言葉も、あなた ...
捻挫は甘く見ちゃだめと教えてくれた隣の人の机の上に散らかすロール紙に点々と貼り付ける両面テープは三十分もすれば剥離紙を剥がされて風に舞う新宿の真ん中で梨の宣伝するワタクシは売り子じゃなくデコレーターで ...
大きな波がやってきて
ふるさとをさらっていった
そこには金の楽器があって
音楽が保存されていた
夕暮れの歌
あの時の歌
昔奏でた旋律は
どこへ行ってしまっただろう
ひと ...
いきていくということ
いきてきたということ
いま
いま、僕たちはじっとして
待っている
あふれてくるものを
発火点を見つめながら
何度めの出発だろう
何度めの出発でもかまわない
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
親不孝
まみ
自由詩
3*
18/9/10 16:30
朝カフェオレ
灰泥軽茶
自由詩
3
18/9/10 12:18
婚約
葉leaf
自由詩
0
18/9/10 5:03
供花
春日線香
自由詩
1
18/9/10 4:41
燃える太陽が
こたきひろし
自由詩
0
18/9/10 1:44
ドンムアン空港からホステルへ
番田
自由詩
2
18/9/10 0:36
シリーズ ー チバ人としてのあり方。①
よーかん
散文(批評...
0
18/9/9 23:27
寝る前の詩
ミナト 螢
自由詩
1
18/9/9 22:42
ちくわの輪切り
はだいろ
自由詩
1
18/9/9 22:10
夢と終わり
ミツバチ
短歌
2
18/9/9 22:01
夜長
chihar...
俳句
2*
18/9/9 21:47
育ち
しょだまさし
自由詩
3
18/9/9 21:25
怪我さんの筆力
間村長
自由詩
7*
18/9/9 13:53
ボケ川柳
ホカチャン
自由詩
1
18/9/9 13:39
人のことより
〃
自由詩
1
18/9/9 13:28
生き恥
R
自由詩
1
18/9/9 13:15
キリストとフクロウ
ホロウ・シカ...
散文(批評...
1*
18/9/9 12:49
失題 三
信天翁
自由詩
2
18/9/9 12:04
〃
〃
自由詩
1
18/9/9 12:01
理想苦
ホカチャン
自由詩
1
18/9/9 9:17
四季彩の風と空
むっちゃん
自由詩
7*
18/9/9 7:41
稲穂
chihar...
俳句
6*
18/9/9 7:24
強く放たれて来た光の粒よ / 放たれていること
beebee
自由詩
11*
18/9/9 5:17
愛していたよ
赤椿
自由詩
6
18/9/9 1:55
海上へ 2018・7-8
春日線香
自由詩
3
18/9/9 0:46
分け与えるなんて
こたきひろし
自由詩
5
18/9/9 0:18
あなたに
水宮うみ
自由詩
1*
18/9/8 22:19
星の名前/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
1*
18/9/8 19:27
音楽
やまうちあつ...
自由詩
3
18/9/8 17:29
出発
腰国改修
自由詩
1*
18/9/8 16:19
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
4.15sec.