永遠はダイヤモンド
じゃないよ
ポケットの中の
白いハンカチが
背筋を伸ばして
指先に当たる
アイロンをかけて
くれたあなたに
出会えたような
手触りを感じ
地図がある ...
あなたのなみだのわけを
いまも思っている
たくさんの傷をかかえて
くもりゆく心に光をあてたから
てらされた街灯の二人の影が
どこにいたってついてくるように、あなたとわたしのま
んなかには
...
九十歳になった
築五十年の家にしがみついて
まだ生きている
妻はもういない
子もいないからもちろん独居老人だ
介護施設には入らない 煙草が吸えないから
死ぬまでこの家にいる
死に方は ...
流れていく
灰色の雲
ゆらゆら揺れる電線の向こう、
流れていく
ゆっくりたしかに
流れていく
そうして着実に時は過ぎ
百万年が過ぎていき
私も君も彼も彼女も
居なくなる
只 ...
車のガラス越し
斜めに深く射し込む夕陽で
季節と時を感じる
昨日の記憶と共に
彼女の部屋の窓辺に
君は今も座って
ビル越しに夕陽を見ているのか
言葉なんかいらない瞳で
街灯に灯 ...
遠い故郷の潮騒の音は望郷のかなた。
神無月の夜の寝苦しさと汗のにおいは、真夏のあこがれの産みの苦しみ。
カモメは港に群れていたが、今では残像さえない。
ゆらゆらの揺れ
新緑、風にざわめいて
ゆるりと季節は移り変わる
未だ生かされて在る
このわたくしは
鬱な心はそのままに
只管打坐、只管打坐
ただ一心に此処に座す
幼年の己、
...
疲労困憊
満身創痍
バナナを一本くれないか
無我夢中
我を忘れて夢のなか
疲れた
アンパンをくれないか
疲労困憊
創意工夫
元気溌剌
オロナミンC
今夜は自惚 ...
ギィ 流されるままに間違った舟
白い半紙を行く
長い髪に 長い髪が絡まる
黒い魚がぷかぷか浮かぶ
白色の部屋 隅に果物とか花 窓の外に桜
なまっ白いカーテンの隙間から
はみ出すどす黒い ...
いつのまに
こんなとおくまで
行っちまってたんだな
すげーよ
わかんねー
なにがなんだか
どんだけ
やりっまくったんだ
逃げるにも
にげらんなくなっちまったのか
や ...
この部屋に
彼女が来るから
二年も前から
ごみ捨てをやめたんだ
壊れたレンジを
山程集めて
一つ壁を作る
ゴミの中に手を突っ込んで
目をつむる
ゆっくりと指を開く
神様に祈 ...
正しい箸の持ち方を知らないままに育ってしまった
正しい箸の持ち方なんてあることさえ知らなかった
その認識皆無だった
正しい箸の持ち方を知らないままに人の親になってしまった
正しい箸の持ち方 ...
午後がすきです
土曜日の午後が好きです
明日は日曜日と思うと余裕ができるから
季節が変わっていくように
土曜の午後は自分次第です
時間の流れを思うままに ...
人格は復讐する
鏡の裏側から
一つの物体に
複数の影
お前は一体何者?
いったいいくつの光があるのか?
答は
そこにある
(30代後半制作?)
狂気こそが真実を知る、あらゆるものが散乱したテーブルの上には、デフラグされた混沌の形跡がある、指先が本当に触れたいのはキーボードではない、その先にある脳味噌の最深部だ、聞け、正常にこだわるのは愚か ...
停留所で涙を拭きながら
バスを待っていたのは平浩二で
バスに乗った後
発車まで涙を堪えていたのが
中島みゆきだ
俺としては
泣かれた方が楽な気がするが
それは人其々
どちらが良いかなん ...
そんなことあるわけないと
昔は気にもしなかったけど
21 mg だけは
計算が合わないという話
それ
今、聞かせてくれ
大丈夫だよと言う
君の言葉に僕は泣いた。
ありがとう
ありがとう
ありがとう
少しでも、不安が取り除かれた
春の暖かい日
哀しみよさようなら
一条の光、
緑の木立に射し込む
それは静かな正午過ぎ
私は独り、イートインで
アイスコーヒーを啜っている
)ゆっくりゆっくり流れる時間が
)いつしかゆるゆる止まり始め
)魂はまたうっ ...
愛の夢
パルマコスに差し上げた
予言の調弦の
灰の
ぬくもり
「決定の瞬間は一種の狂気である」
とはkのいった言葉らしい。
昭和という時代は何かと無責任だった。
敗戦によって《カミ》が《ヒト》に
降格され生き延びる・・・など。
平成天皇はある意味で ...
この人生で後悔はしていない。
特に統合失調症になったこと。
むしろ誇りに思う
精一杯人生を生きた証だと
雲の上には
アオゾラが広がる
それだけで充分じゃないか
「今日逢おう」急な仕事で駄目になる合わない時は合わない流れ
風強い今日は一日曇り空台風がくるもう近くにいる
福山の鞆の浦の古い町居心地の良い風吹き抜ける
果物屋甘い香りを漂わせる商店 ...
あなたの蛇の皮もどきの諦めを
満月の海に見た
あたしの心は
そのとき蒼く静かに燃え盛り
そして今は静かに冷え切っている
透明な風が 冷やしていくのだ
死の匂いのするス ...
あの子に慰めてもらえて
好きになりました
そんな感じ
久しぶり
肉体は疲労して
生きることに懸命ですが
好きになって良かったです
なによりも
...
耳の奥に蝉が棲んでいる
みんみん蝉だ
うるさくてかなわない
一本木が立っている
一本どころじゃない
何本も立っていた
何本の騒ぎじゃない
数えるのもいやになった
林から森になり ...
忘れられない事を
確かめるためだけに
息継ぎを繰り返すのだろう
(葉桜は永遠に葉桜やったわ)
灰に塗れ肺は汚れて骨肉はさらされ血の流れは遠く故郷のくすんだ川面のような在り方しか出来ない ...
新たな白人至上主義団体かと思ったら
反フェミニスト運動のグループらしい
なんでも、そのグループのリーダーが
町中で女の横っ面を張り飛ばして
問題になっているとのこと
まあ、過激っていやあ過激 ...
太陽の輝く街を
時速100マイルで
駆け抜ける
マイスウィート、シンディ
ラジオから流れる
田端義夫に身を委ねて
あの海沿いの霊園に向かって
突き進もうぜ
マイダーリン、シンデ ...
花びらの重なる形
赤ちゃんを包む
毛布のようだ
大事に守るよ
光の道で
泣いたり笑ったり
元気な姿
今は眠りなさいと
魔法を掛ける
甘い香りが
瞼を落とすよ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ホームスイートホーム
ミナト 螢
自由詩
3
19/4/24 19:42
ラブソング
高林 光
自由詩
0
19/4/24 18:21
朝の日記 2042夏
たま
自由詩
15*
19/4/24 17:20
流れていく(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
19/4/24 16:38
夕陽 〈彼女の猫とソネット〉
高林 光
自由詩
1
19/4/24 16:11
かもめ
あおいみつる
自由詩
7
19/4/24 15:16
walk・on 17
ひだかたけし
自由詩
4
19/4/24 14:55
この頃
あおいみつる
自由詩
3
19/4/24 14:49
君の名前はまぼろしになった
ふじりゅう
自由詩
1
19/4/24 14:36
あんたになんかまかせられない
竜門勇気
自由詩
0
19/4/24 12:24
正しい週末の過ごし方
〃
自由詩
0
19/4/24 11:57
正しい箸の持ち方
こたきひろし
自由詩
3
19/4/24 7:11
土曜日の午後
佐白光
自由詩
1*
19/4/24 1:05
人格
マサヒロK
自由詩
0
19/4/23 23:16
欲望は漆黒のような深紅
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
19/4/23 22:42
バスは止まらない
花形新次
自由詩
0
19/4/23 19:54
質量保存
AB(なかほ...
自由詩
2
19/4/23 19:18
断片
渡辺亘
自由詩
0
19/4/23 14:31
独り、イートインで
ひだかたけし
自由詩
7*
19/4/23 14:30
ショパンの雨
ナンモナイデ...
自由詩
2*
19/4/23 13:54
決定不可能な狂気
〃
散文(批評...
3*
19/4/23 12:42
いつものこと
渡辺亘
自由詩
1
19/4/23 11:44
鞆の浦
夏川ゆう
短歌
2
19/4/23 5:05
赤く冷え切った、蛇の心を
秋葉竹
自由詩
10
19/4/23 4:32
慰め
立見春香
自由詩
6
19/4/23 3:11
耳鳴りがやまない
こたきひろし
自由詩
5
19/4/23 0:32
葉桜の季節に
帆場蔵人
自由詩
14*
19/4/22 18:11
AAA
花形新次
自由詩
1
19/4/22 17:58
87歳の地図
〃
自由詩
0
19/4/22 17:45
チューリップ
ミナト 螢
自由詩
1
19/4/22 15:38
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
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1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
加筆訂正:
87歳の地図
/
花形新次
[19/4/22 21:56]
田畑ではなく田端!ごめんよバタヤン!
4.4sec.