夢の中となりに座ったあなたと話すことが出来なかった
夢でもいいから会いたいと願ったあなたがすぐ横にいて
あなたはもはやあなたではなくわたしの心の影法師なのに
あなたを知りあなたの心を慮ることで虚 ...
「パートナー?そうよ、彼のことよ」。
戯けてひらいた手のひら。細い指先が小リスのように動きまわっている。
「ねえ、そこの黒板をもう少しだけ左にずらしてみて、、、」
汗をかきながら揺れる大 ...
「雪ふってる」
きみがぼくの後ろ肩に額をあてた。
この部屋にふたりは久しぶりだった。
あのころたがいにたがいの仕事を理解できていなかった。
だからぼくはますます仕事に没頭し ...
リョコウバトはハト目ハト科の渡り鳥である。鳥類史上最も多く生息していたとされ、一時の個体数は、五〇億羽に上ったといわれる。
巨大な群れをつくるのが特徴で、二二億三〇〇〇万羽以上が推計された記録も ...
ごはんをたべて しあわせになる
かずをかぞえる おふろのなかで
ないてわらって おこってねむる
あさがはじまる ふくをきがえる
ミハイルには翼が四つある
バーン=ジョーンズの絵画のように美しい優雅な翼だ
けれど目には見えない その背中には何もない
ミチルは三つ ミーチャは二つある
わたしの翼はひとつだけ
片翼 ...
ネットは広大だ
人は己の秘密さえ無防備に落としていく
すると監視されていると思うようになる人も出て
自分で書いたんだよってことも多いのだが
しかし驚くべき監視社会を出現させた
これは人の ...
山の稜線が静かに燃えている
白々と、諸人の魂や神々が
頂きへと登りゆく夕まぐれ
誰もがすれ違いながら
互いに頷きあう、それも無意識に
生命が燃えている、あの山の頂きへ
向かうときではな ...
五四年前の東京で
出稼ぎに出ていた大叔父が
なけなしの給料でお前をかったのだ
それから朝も昼も夜も
休むことなく
一日 八万六千四百回
時を刻む勤勉なお前は大叔父の誇りだった
東 ...
子を挟み 眠る川の字 大河なり
労って
届かない
遠慮して
分からない
そんな夜だから
僕は
もう
本屋で詩集を開かない
頁を開いたとたん
良い作品は
否応なしに
脳裏に直撃するから
理由のない涙が溢れ
店員が心配して近寄ってくるでしょ
恥ずかしいでしょ
***
...
...
俺の魂を
根から洗うような
じゃぶじゃぶと
首根っこをつかまえて
...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
街1
好きでもないまち、でもきらいとまでいかないまちに
好きなきみがいるのはたしかなことだった
きみは本が好きで
きみに好かれている本をわたしはちかいうちに読もうと思っている
風とか、ご ...
陰惨な事件が起きると
テレビでタレントたちが
なぜこういう事件が後を絶たないのかと
怒っているのをよく見かける
なぜ私たちの国では専門家ではなく
タレントが事件を語るのか ...
少し早く出かける
済まないがと
彼がつぶやく
老いた女が項垂れて座り
若い女が水を飲みに立つ
それから彼は黙って
寂しい灯りの並ぶ切通へ
ゆるゆると上って行く
いいのかな ...
深海に人魚の棲みかがある
海面に姿を表すのはそのなかから
女のみ
選ばれし美しい女のみ
男は深海で一生を完結する
らしいのだが
真偽の程はわからない
昔と言っても
いつの昔かは ...
家は子供たちの純粋な土台と
好奇心の屋根で建てられいて、
そして中身は日々集められ、作られる。
ある日には友達との遊びの庭になり、
また人形たちとの会話の丘になり、
ま ...
蒼いテントが揺れている
ドーム状の岩峰が聳えている
真っ黄色な空!走る稲妻!
強烈な雷鳴、耳をつんざき
落雷の波動、脳髄を貫く
割れる、割れる、割れる、割れる
この大地!
...
山をのぼるたびあたりまえのことだが
生き物いがいも存在しているこの世界に
山が石で岩でできていることをおもう
日本でにばんめに高い山は北岳だ
連山にあるのに富士山より孤独な ...
誰にも見ることのない深淵で
それは気づくこともない隠された場所で
寿命を終えた星の残骸を探すと言うことだ
望遠鏡をのぞくものには
とても美しく、そして寂しく思えても
それはとっても遠くにあっ ...
孤独って やだなあ
最近の君の口癖
孤独ってさ 結局
誰も信じられないってこと
ちょっとさ いろいろあって
結局さ
中二病のガキどもと
全然変わってないんだよね
いい歳をしたオ ...
金色の朝
私たちは思い違いをしている
実在、スープの値段、猫の恋、明後日の天気など
あらゆる角度に突き立てた仮説がもはや球になって
設計され、建設され、実用され、朽ちてゆき、修繕され、 ...
命が二つか
人生が二回か
ロボットのような再生可能なAI1か
永遠なる宇宙か
深遠なる宇宙か
未知なる宇宙か
幸せか
不幸か
普通か
まじめか
素直か
バカか
...
流れてゆく
流れてゆく
二度と無い今日が
流れてゆく
僕は今夜ここで
(小さな舞台で朗読する
新宿ゴールデン街の老舗「ひしょう」で)
何を待とうか
星の無い夜空を仰ぎ
あて ...
アスファルトの下に張り巡らされた
地下鉄を降り、改札を抜けて
無表情な仮面の人々とすれ違う逆流は
生ぬるい風になり
この頬をなぶる
だが、視える
人波の間を分かれゆく
目の前の道 ...
雪のふりつもる音を
私の耳はとらえているのだろうか
青い夕暮れに白い雪ぱらぱらふるふるもっとふれふれ
夜 雪は少しの光を乱反射してほのかに明るく
しずかに しずかになっていくけれど
...
見交わす、
立ちのぼる、
瞳の中の揺らめく樹木
私たちは、いま、もっとも生きている、ということ
強い風に吹きつけられる
一匹の猫が
民家の塀を
豹の速度で駆け登ってゆくさまが見える
掠 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あなたの夢をはじめて見た
ただのみきや
自由詩
15*
19/2/11 13:18
やさしげな審判
ツノル
自由詩
1*
19/2/11 10:54
雪中歌
ペペロ
自由詩
5
19/2/11 9:47
最後の一羽
やまうちあつ...
自由詩
1
19/2/11 9:38
なな
水宮うみ
川柳
2*
19/2/11 9:33
わたしたちのもうひとつの翼
石瀬琳々
自由詩
4*
19/2/11 5:43
サイバーパンク
りゅうさん
自由詩
0
19/2/11 5:17
稜線
帆場蔵人
自由詩
2
19/2/11 2:15
腕時計への讃歌
〃
自由詩
2*
19/2/11 0:15
河川
たいら
川柳
0
19/2/10 23:49
わかりあえない夜だから
砂漠枯
自由詩
1
19/2/10 23:27
感受性を詩人に捧げる
足立らどみ
自由詩
5*
19/2/10 23:17
犬
TAT
短歌
1
19/2/10 20:51
もしもたった一遍でも
〃
自由詩
2
19/2/10 20:44
〈根源悪〉の原体験(反復改訂)
ひだかたけし
自由詩
5*
19/2/10 19:22
かなしみにも陽があたる
タオル
自由詩
3
19/2/10 18:22
2分後の世界
ペペロ
自由詩
3
19/2/10 16:38
出立
オイタル
自由詩
4
19/2/10 16:19
さよならをかさねて
こたきひろし
自由詩
3
19/2/10 15:52
家
フリーダム
自由詩
1
19/2/10 15:28
境界にて
ひだかたけし
自由詩
4
19/2/10 12:54
孤独の山
ペペロ
自由詩
10
19/2/10 9:07
隠された、かくされた
たりぽん(大...
自由詩
2
19/2/10 1:20
空を青でいっぱいに染めて
uminek...
自由詩
2*
19/2/9 23:25
金色の朝
はるな
自由詩
3
19/2/9 21:47
質問
ナンモナイデ...
自由詩
4*
19/2/9 21:46
この夜が明けたら
服部 剛
自由詩
2
19/2/9 21:29
風の道
〃
自由詩
1
19/2/9 21:11
言雪<ことゆき>
田中修子
自由詩
14
19/2/9 19:50
みじかい流星
Javeli...
自由詩
3
19/2/9 19:13
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
1067
1068
1069
1070
1071
1072
1073
1074
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
加筆訂正:
言雪<ことゆき>
/
田中修子
[19/2/10 6:53]
ご指摘頂き、修正いたしました。申し訳ありません!
3.73sec.