時という名の圧搾機にかけられて死んでゆく我生ひ出づる花 まことに世界は美しいもので溢れているよ

ほんとよ 午後の光が葉をすり抜けて僕はそこにいたよ

赤子が手を振っていたよ 工場の中でガラスが弾けて

それを踏んで怪我をしたよ 血が流れた
...
証明を果たすことではなく
証明を果たされるのでもなく
証明を果たしていくのでもなく

ただ あるという
それだけでいいの
ありたいようにあれ

証明を求めるでもなく
証明を求められる ...
ずっとずっとかかわっていたい
気持ち

痛い

腐れ縁とかいったっけ
ふたりがふたり
好き同士でも
ふたりの
ためにならない
好きもあるものね


そんな恋って
しっく ...
はらりおち/るる。
きぬずれの/おん/を。
ひそめて/おります。

ふぁさり/おりにけるわ。
なりにける/われずに。
ありにける/ありにける。
だきしめたるわ/おん/を
ひそめて/おり ...
夢の中となりに座ったあなたと話すことが出来なかった
夢でもいいから会いたいと願ったあなたがすぐ横にいて
あなたはもはやあなたではなくわたしの心の影法師なのに
あなたを知りあなたの心を慮ることで虚 ...
「パートナー?そうよ、彼のことよ」。
戯けてひらいた手のひら。細い指先が小リスのように動きまわっている。
「ねえ、そこの黒板をもう少しだけ左にずらしてみて、、、」

汗をかきながら揺れる大 ...
「雪ふってる」

きみがぼくの後ろ肩に額をあてた。


この部屋にふたりは久しぶりだった。

あのころたがいにたがいの仕事を理解できていなかった。

だからぼくはますます仕事に没頭し ...
リョコウバトはハト目ハト科の渡り鳥である。鳥類史上最も多く生息していたとされ、一時の個体数は、五〇億羽に上ったといわれる。

巨大な群れをつくるのが特徴で、二二億三〇〇〇万羽以上が推計された記録も ...
ごはんをたべて しあわせになる


かずをかぞえる おふろのなかで


ないてわらって おこってねむる


あさがはじまる ふくをきがえる
ミハイルには翼が四つある
バーン=ジョーンズの絵画のように美しい優雅な翼だ
けれど目には見えない その背中には何もない
ミチルは三つ ミーチャは二つある


わたしの翼はひとつだけ
片翼 ...
ネットは広大だ
人は己の秘密さえ無防備に落としていく
すると監視されていると思うようになる人も出て
自分で書いたんだよってことも多いのだが

しかし驚くべき監視社会を出現させた
これは人の ...
山の稜線が静かに燃えている
白々と、諸人の魂や神々が
頂きへと登りゆく夕まぐれ

誰もがすれ違いながら
互いに頷きあう、それも無意識に
生命が燃えている、あの山の頂きへ
向かうときではな ...
五四年前の東京で
出稼ぎに出ていた大叔父が
なけなしの給料でお前をかったのだ

それから朝も昼も夜も
休むことなく
一日 八万六千四百回
時を刻む勤勉なお前は大叔父の誇りだった

東 ...
子を挟み 眠る川の字 大河なり 労って
届かない

遠慮して
分からない

そんな夜だから
僕は
もう
本屋で詩集を開かない

頁を開いたとたん
良い作品は
否応なしに
脳裏に直撃するから

理由のない涙が溢れ
店員が心配して近寄ってくるでしょ

恥ずかしいでしょ

***

...
... 俺の魂を


根から洗うような







じゃぶじゃぶと












首根っこをつかまえて





...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
街1

好きでもないまち、でもきらいとまでいかないまちに
好きなきみがいるのはたしかなことだった
きみは本が好きで
きみに好かれている本をわたしはちかいうちに読もうと思っている
風とか、ご ...
陰惨な事件が起きると

テレビでタレントたちが

なぜこういう事件が後を絶たないのかと

怒っているのをよく見かける

なぜ私たちの国では専門家ではなく

タレントが事件を語るのか ...
少し早く出かける
済まないがと
彼がつぶやく

老いた女が項垂れて座り
若い女が水を飲みに立つ

それから彼は黙って
寂しい灯りの並ぶ切通へ
ゆるゆると上って行く

いいのかな ...
深海に人魚の棲みかがある
海面に姿を表すのはそのなかから
女のみ
選ばれし美しい女のみ

男は深海で一生を完結する
らしいのだが
真偽の程はわからない

昔と言っても
いつの昔かは ...
家は子供たちの純粋な土台と

好奇心の屋根で建てられいて、

そして中身は日々集められ、作られる。

ある日には友達との遊びの庭になり、

また人形たちとの会話の丘になり、

ま ...
蒼いテントが揺れている
ドーム状の岩峰が聳えている
真っ黄色な空!走る稲妻!

強烈な雷鳴、耳をつんざき
落雷の波動、脳髄を貫く

割れる、割れる、割れる、割れる
この大地!


...
山をのぼるたびあたりまえのことだが

生き物いがいも存在しているこの世界に

山が石で岩でできていることをおもう


日本でにばんめに高い山は北岳だ

連山にあるのに富士山より孤独な ...
誰にも見ることのない深淵で
それは気づくこともない隠された場所で
寿命を終えた星の残骸を探すと言うことだ
望遠鏡をのぞくものには
とても美しく、そして寂しく思えても
それはとっても遠くにあっ ...
孤独って やだなあ
最近の君の口癖

孤独ってさ 結局
誰も信じられないってこと

ちょっとさ いろいろあって
結局さ
中二病のガキどもと
全然変わってないんだよね
いい歳をしたオ ...
金色の朝
私たちは思い違いをしている
実在、スープの値段、猫の恋、明後日の天気など
あらゆる角度に突き立てた仮説がもはや球になって

設計され、建設され、実用され、朽ちてゆき、修繕され、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
まきしむ短歌019/2/11 15:09
お互いがんばろうね自由詩119/2/11 15:08
すべてのすすめ環希 帆乃未自由詩4+*19/2/11 14:38
狂った花の恋立見春香自由詩719/2/11 14:22
おん環希 帆乃未自由詩4*19/2/11 13:21
あなたの夢をはじめて見たただのみきや自由詩15*19/2/11 13:18
やさしげな審判ツノル自由詩1*19/2/11 10:54
雪中歌ペペロ自由詩519/2/11 9:47
最後の一羽やまうちあつ...自由詩119/2/11 9:38
なな水宮うみ川柳2*19/2/11 9:33
わたしたちのもうひとつの翼石瀬琳々自由詩4*19/2/11 5:43
サイバーパンクりゅうさん自由詩019/2/11 5:17
稜線帆場蔵人自由詩219/2/11 2:15
腕時計への讃歌自由詩2*19/2/11 0:15
河川たいら川柳019/2/10 23:49
わかりあえない夜だから砂漠枯自由詩119/2/10 23:27
感受性を詩人に捧げる足立らどみ自由詩5*19/2/10 23:17
TAT短歌119/2/10 20:51
もしもたった一遍でも自由詩219/2/10 20:44
〈根源悪〉の原体験(反復改訂)ひだかたけし自由詩5*19/2/10 19:22
かなしみにも陽があたるタオル自由詩319/2/10 18:22
2分後の世界ペペロ自由詩319/2/10 16:38
出立オイタル自由詩419/2/10 16:19
さよならをかさねてこたきひろし自由詩319/2/10 15:52
フリーダム自由詩119/2/10 15:28
境界にてひだかたけし自由詩419/2/10 12:54
孤独の山ペペロ自由詩1019/2/10 9:07
隠された、かくされたたりぽん(大...自由詩219/2/10 1:20
空を青でいっぱいに染めて uminek...自由詩2*19/2/9 23:25
金色の朝はるな自由詩319/2/9 21:47

Home 戻る 最新へ 次へ
1057 1058 1059 1060 1061 1062 1063 1064 1065 1066 1067 1068 1069 1070 1071 1072 1073 1074 1075 1076 1077 1078 1079 1080 1081 1082 1083 1084 1085 1086 1087 1088 1089 1090 1091 1092 1093 1094 1095 1096 1097 
加筆訂正:
あなたの夢をはじめて見た/ただのみきや[19/2/11 13:28]
三文字修正。
言雪<ことゆき>/田中修子[19/2/10 6:53]
ご指摘頂き、修正いたしました。申し訳ありません!
3.79sec.