一晩中眠れずに
テレビショッピングを見ていた
うまく言えなかった言葉をひろげてみると
ピーナッツが音符に見えてくる
間違えたピアノの音だけをひろって
いい歌が生まれたらいいのに
...
てんじょうから染め物を垂らし ろうそくと鏡が揺れる小屋の もうとっくに知っている怪談に 肩をよせて聞き入った作法が
いとおしい
夜店のカラーひよこに触れた鮮やかな記憶 金魚を入れた袋の向こ ...
食べなけりゃいけない上に
排泄もしなけりゃいけない
ぽぽんたすくの世界では
ここは違う世界なので
人はまた移動という枷まである
時間の進み方は一様ではないとして
人の移動している時間と ...
ノルウエーの森で
短く小さな命が一つ
白い紫陽花と一緒に土に帰り
妖精のお葬式が始まる
毎日フィヨルドを眺めて
泣いてる小さな女の子
入江の小さな家で
妖精だけが友だちだった ...
私は花に憧れる
花の言葉が聞こえたら
花の気持ちを知って
花の魂を感じたなら
私は妖精にお願いする
私を花にして下さいと
私の心を花に変えてと
病室の花瓶に咲いて
あの子の窓辺にい ...
願い事は誰にも言わない。
君にも、君の耳の産毛にも。
なつのいちばん平なところへ
わかい鳶がよりそって
切り裂くようにとびたったなら
さんざんひかりに照らされて
得体をなくしたさびしい熱が
誰か誰かと呼んでいる
正直なものが高くと ...
かきつらねてみるのは
きらきらぼしと
さらさらぼしと
らいららいのほしのこと
しんぼうたらんのかなわし
よんどころないこと
んんってあたまひねっても
どうにもこうにもさ
こ ...
海彦 山彦
エウレカ ヤ・チャイカ
カチョペペ カリモチョ
カネロニ ピエロギ
カラント コリント
ガレリア ガリラヤ
クヴァルク ピラル ...
むかし、むかぁし
ある山に与一郎という木こりが住んでいた。
さびしい森の中に家を建て、家族もなく一人で暮らしていた。
ある日のこと。与一郎が仕事を終えて山を下っていると。一匹の若い狸が道に ...
夢から醒めた 夢を見てた あなたの夢だよ
悲しくて
弾けるように 窓を開けて
都会の朝 吸い込んだ
夢を見たくて 夢から醒めて あなたはいないよ
寂しくて
...
川にさらした野菜の籠を
見張っていてひやひやする
はねあげた飛沫が肌を濡らし
ゆっくり汗と混じってしたたる
木陰の君の日焼けした肌は
健康的な小麦のパン
コンビニの冷えた空気の
ビニール ...
また逢えたね
今年もずっと長く
一緒にいようね
夏休みが終わるまで
君は大人になるけど
僕は子供のままだよ
海辺の町では
浦島草って呼ばれてたよ
君のママは百日草って言ったね
...
新しいお薬が出来たよ
森の妖精医院から
真夜中に声が響き渡る
眠っていた虫たちは目を覚まし
サルスベリの木が揺れた
星の欠片を粉にして
天の川を一滴
ミツバチから甘い花の蜜
最 ...
いらない花も
無駄な花もない
路地裏の雑草も
花が咲いて恋をする
日陰の小さな葉にも
綺麗な花が咲く
誰も見ていない
誰の視線も気にならない
自分の時間だけを
精 ...
リズラで丸めた煙草の葉
風からさえぎるマッチの火
一口吸ったらため息フッ
背の低い塀で引っ掻いた頬
病院は鉄工所のそばにあるから、道は鉄さびの色に染まっている。あなたはいつも電柱や壁にぶつ ...
暮れかかる
今日の光の煌めきを
一人立ち尽くし
見つめている
今日という
奇跡の余韻を浴びながら
〈明日はもう来ない〉と
貴女の呟く声がして
暮れかかる
今日の光の煌めきを
...
手を伸ばす
飛んでいった風船が
割れる場所で
破片を集める
誰かの持ち物
検査するように
目に見えるものが
全て輝いた
落ち葉が重なる
黄金の街で
抱きしめたいな
地 ...
その音はカラフルな硝子片
見えないくらいに薄くて
割れる音だけ。
頭痛、
額に手を当て意識して瞼を強く閉じ
開ける
次に広がる景色は、
苦労は買ってでもしろと言われても
貧乏だから苦労を買う金がないのさ
それなのに買った覚えの無い
苦労をしてるのは貧乏人だからか
金のない苦労は無価値で
わざわざ金を払ってまでする
苦労には ...
まるく ゆっくり 揺れる髪が 印象的で
君はいつも どこを見ていたの
一番のお気に入りの動物は ロバなのだと
お気に入りの理由は 海馬の溝へ
君は今 どこをゆったり 歩いている ...
どんなタイトルでも詩はかけるさ、
とあの子は俯いて
じゃあエヌエチケーで、とぼくが砂を指でなぞったとき
遠くけむった空のスカートの裾のほう
さみしい集金人の穴の開いたポケットから
ふとこ ...
色黒というだけで
大統領になった男が
色黒以外の爪跡を残すために
被爆者のジジイにハグしたけれど
後で除菌ティッシュで身体中拭きまくった
これは私の創作だが
自分でもプッと吹き出してし ...
シトラスの葉から
落ちないように
無重力の赤ちゃんが歩く
柑橘類の血を吸って成長する
妖精が蜜をたくわえた花を
森に咲かせて待っている
蝶は知っているだろうか
妖精は教えるの ...
暑い夏の通夜にゆるんだネックタイ
どの家の戸も開け放たれ
箪笥の匂いが軒先からあふれてくる
ガラスの風鈴が涼やかに鳴り
カラスの群れが電線で毛づくろいし
包丁座が夜空に輝き
エンバ ...
仲直りは明後日しよう。
明日じゃなくて、明後日しよう。
誰にも見られたくない
知られたくない
日記のありかを
日記の海に私は住む
羽根が欲しくて泳いでる
海の底でゆらゆら
もう少し軽く自由に
いつかなれたなら
ハマナスを見に行く ...
湿った苔の小径
ウサギの足音を吸込み
風の調べに舞う落ち葉
虹の噴水のように
夏菫が寄せ植えされる
見下ろす二羽の小鳥は
ブーケに憧れ
妖精にお願いをする
妖精の森の結婚式 ...
仕事を終わらせて帰宅しても
疲れていない体が欲しい
ビタミン剤や黒酢ニンニク
そんな手だてはもうイヤだ
恋の炎 燃やしてみる?
古い日記に潜んでた私の恋は
熱かったね
ここ ...
風に乗り
真夏の匂いが立ち込める黄昏時
草葉に注ぐ夕日と影
蜩の声は{ルビ空=くう}を舞い琴線に伝う
目に映るもの
聞こえる声
とり巻く全てのものに心惑う夕暮れは
束の間 平和だった幼い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
テレビショッピング
はだいろ
自由詩
2
19/8/8 22:10
多く産まれる
DFW
自由詩
11*
19/8/8 20:48
移動notぽぽんたすく世界
次代作吾
自由詩
0
19/8/8 20:47
夏の天の川
丘白月
自由詩
0
19/8/8 20:07
花に命売ります
〃
自由詩
0
19/8/8 19:47
産毛
クーヘン
自由詩
3*
19/8/8 13:17
なつのいちばん平なところ
はるな
自由詩
8
19/8/8 10:46
かきさらし
AB(なかほ...
自由詩
3*
19/8/8 9:22
Limbo
墨晶
自由詩
2*
19/8/8 2:17
次郎狸
北村 守通
散文(批評...
0
19/8/8 1:01
さよなら
短角牛
自由詩
2
19/8/8 0:02
トマト 茄子 きゅうり とうもろこし
這 いずる
自由詩
1
19/8/7 21:52
ジニアの妖精
丘白月
自由詩
0
19/8/7 20:33
妖精医院
〃
自由詩
1
19/8/7 19:27
妖精の愛
〃
自由詩
2
19/8/7 19:14
通院のメモ
ああああ
自由詩
2
19/8/7 17:57
夕景
ひだかたけし
自由詩
3
19/8/7 15:54
成長
ミナト 螢
自由詩
1
19/8/7 15:27
舞台上
三月雨
自由詩
0*
19/8/7 7:49
無価値な苦労
リィ
自由詩
1*
19/8/7 4:10
友の詩
赤椿
自由詩
2
19/8/6 23:24
NHK
はだいろ
自由詩
2
19/8/6 22:04
8月バカ
花形新次
自由詩
1
19/8/6 20:30
蝶になる方法
丘白月
自由詩
1
19/8/6 19:40
暑い夏の通夜
末下りょう
自由詩
2*
19/8/6 19:34
仲直り
クーヘン
自由詩
1*
19/8/6 19:01
海の底でさようなら
丘白月
自由詩
1
19/8/6 18:08
夏菫の妖精
〃
自由詩
0
19/8/6 17:56
トキメキ剤
千 円
自由詩
2
19/8/6 17:33
真夏の黄昏
美空
自由詩
3
19/8/6 16:26
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
加筆訂正:
南の島で君は
/
Lucy
[19/8/7 23:55]
一部修正しました。
6.14sec.