寂しげな
潤んだ瞳がポケットの
奥に見えてる、天涯孤独の
奔放な夜を過ごして目覚めたら
ふたりのベッドの
横には姿見
溶けるように
銀河の底に沈ませたい
三日月、 ...
赤々と燃える送り火を眺めながら
今年も夏の終わりが近いことを知り
一抹の寂しさが、胸を過る
盆が過ぎれば間もなく
朝の空気が変わる
早朝 太陽が昇る前
ほんの少しだけ
軽くひんやりと ...
あたしが
まだ赤ちゃんだった頃
産んでくれたかあさんの乳房は
あたたかい海のようだった
あたしが
まだ赤ちゃんだった頃
とうさんは
ただの一人の男の人だった
あたしがまだ赤ちゃ ...
惨めさが増す
振られて
このまま
絶対に
誘い直すことも
あいつはしないだろうね。
縁、なかった。
相手は飲み会だって。
嘘か本当かはわからない。
嘘でも本当でも、
タイミングが合わないということは、
縁なしなのだ。
もう私からは誘わないわ。
あの人、はしゃいでたけどね ...
もうあの日の子供ではない
単衣が似合う長い髪
妖精がつけてくれた紅
御簾の外は月明かり
私は繰り返し和歌を詠み
あなたに渡すつもり
裏の紅に触れるかしら
吹き消した蝋の匂いも煙も ...
初代ネットナビゲーターの某氏が亡くなったらしい。
高校野球・第三試合が終わった後のNHKニュースで知った。
投資家で大学教授・・・著書のタイトルは平成生まれウケを狙ってか、
「僕は君たちに武 ...
僕の存在が
大きくなるまで
シャツは眩しく
過去を洗い流す
幸せと出会い
叫びたい気持ち
空に放り投げ
着替える言葉
優しくて柔らかい
響きがまた
犬の鳴き声に
破られな ...
遺影などに目がとどまると、
この世の者ならぬ者となられた者の、
超自然的な力にすがりつければ、
などと虫のイイ妄想をつい抱いたりしてしまう、
事がしばし多くなってしまった気もする。
自己不安 ...
三日月がポキッと折れた。
それは神様の前歯によって。
誰もいない静かな高原
雨に濡れた五つの花弁
獣道に紫色の風が舞う
月は山に隠れ
見えるのは六連星だけ
一人分の星の束
墨があれば忘れずに
言葉を残すのに
草に隠れて手を伸ばせば ...
パリの妖精
第4話「コンコルド広場の妖精」
学校帰りにマカロンを買う子供
笑い声が風のように過ぎていく
一緒に遊んで欲しそうに
妖精が肩の横で飛んでいく
遠くにエッフェ ...
憎しみも
羨望も落胆も
今は山道の腐葉土やゴミムシの糞となって
ころがしておこう
葉がはかすかにさざめき
木の樹皮はなめらかにひかり
木漏れ日はさらさらと山道に塗されて
山道を歩く人 ...
いつも僕がパートタイムで
稼いでるなんてことを
だれが言って、笑ってるなんて
そんな情報はいらない
退屈な仕事を続けるのは
暇つぶしのつもりでも
いつか自分を食い殺すような
化け ...
みなとみらいを見渡す
横浜のビルのカフェで
ひとり珈琲を飲み
命日の近い詩人の生涯を偲ぶ
若き日に戦地で被弾し
負傷兵として帰国してから
九十三年の人生を終えるまで
か ...
果てしない豪雨のさなか、悲鳴を聞いた気がした
たぶん現実のものではないのだろう、けれど
おれは街路で耳をそばだてる、かなり昔、こんな歌があったなと
そう、思いながら
今日のすべてが粘ついた ...
死んだらどこそこで会おう、
なんて
言われて返事はしたけれど、
もちろんそんなところへ行くわけがない。
絶対行かない。
冗談じゃない。
俺はひとりでリゾートに行く。
冷えたビール ...
私の直感は当てにならない。
追うべきでない人を追うし、
好きになるべきでない人を好きになるし、
嫌いな人を好きだったと勘違いするし、
相性が悪いのに離れたがらないし
馬鹿で
無様で、
そ ...
プラスチックの
罪のない赤や青
まじりけのない黄色にみどり
青ざめてるピンク
地図を裂くように
飛ばしてきた、
ビールの泡が
はじけるみたいに
かるい期待
(そして失望) ...
パリの妖精
第3話「ムーラン・ルージュの妖精」
サクレ・クール寺院のてっぺん
十字架に座って街を眺め
星がやってくれば人ごみに紛れ
出来たばかりの赤い風車を覗く
貧しい画家 ...
流れ星
ひとしずく
ほほを伝わり
落ちてった
鈍い光
ちかりと
咲いて
掌の上
どん
ぴっちゃん
流れ星
ひとしずく
爆ぜて
飛び散り
...
しじみに砂を吐かせた。
僕もそろそろ白状しないといけない。
これさえあれば…
これは敗北を許される
敗北許可証
これさえあれば大丈夫。うん
途切れた天使の足跡…
その傍らに落ちている羽をペンにして
手紙を書いてみるのだ
天国へ飛び ...
わたしという器に
一塊のさびしさが盛られている
それは
昏い色をしているのだが
光の当たりようによっては
時に
ほのかに真珠光沢を帯びる箇所があったり
ほのかに虹色を帯びる箇所があっ ...
雨音のように
妖精の足音のように
今はもう無いはずの
ピアノが耳の奥で
海鳴りのように降る
目を閉じて幻覚に触れて
優しい声が指先に響いたなら
ソフトペダルを踏むあなたが
紫露草の ...
白詰草の畑で横になり
ミツバチの羽音を聞く
陽の妖精たちの
鱗粉が睫毛に降りそそぐ
甘い香りだけ頂く
そう私は香り泥棒
時間は鏡に写らない
写す事はできない
だけど
今こうしている間にも
刻々と経過している
人間はそれを計測するために
時計を発見し発明した
日時計
砂時計
などの原始的な時 ...
剥がされたとしつきが 白鳥の羽のしたに風をよんだ
はらはらと ふり 白く つもる
昏い 目の中のひかり と よぎるスカートの白が
したたるほどの夜明けを ゆっくりと通過していく
...
山口冨士夫のクロコダイルのライブDVDを見た
妻と娘は実家へ行っているので、爆音で
2008年のライブだけれど、
僕は確か、この日のライブを見ていたのだと思う
途中まで、あれ、僕の見たのは ...
珈琲とパイナップルをふるまわれて
味噌汁がのみたいと言って死んだ友を
ぼくはしばらく忘れてしまっていた
おおきな目的ってなんだったんだろう
ずいぶん恨まれそうな変心だ
家 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
殺して、夕立ち
秋葉竹
短歌
5
19/8/17 3:01
送り盆
美空
自由詩
2
19/8/17 1:16
夜明けがくる前に
こたきひろし
自由詩
8
19/8/16 23:00
_
杏っ子
自由詩
2
19/8/16 20:30
あばよ
〃
自由詩
0
19/8/16 20:23
末摘花の妖精
丘白月
自由詩
1
19/8/16 19:14
NHKニュース「パっと見」スクリプト
ナンモナイデ...
散文(批評...
2*
19/8/16 18:47
クローゼット
ミナト 螢
自由詩
1
19/8/16 17:20
反省
ナンモナイデ...
自由詩
4*
19/8/16 13:30
前歯
クーヘン
自由詩
1*
19/8/16 12:37
楝の妖精
丘白月
自由詩
0
19/8/16 10:44
コンコルド広場の妖精
〃
自由詩
0
19/8/16 9:53
水の音
山人
自由詩
4*
19/8/16 8:45
00s ages scum punk rock
竜門勇気
自由詩
0
19/8/16 7:49
「黒い果実」の詩人に
服部 剛
自由詩
1
19/8/16 0:14
You Can't Always Get What You ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/8/15 23:42
8/15
はだいろ
自由詩
2
19/8/15 23:40
決戦は金曜日
杏っ子
自由詩
1
19/8/15 22:29
ビール
はるな
自由詩
1
19/8/15 22:08
ムーラン・ルージュの妖精
丘白月
自由詩
1
19/8/15 18:34
流れ星
北村 守通
自由詩
1
19/8/15 15:31
しじみ
クーヘン
自由詩
9*
19/8/15 12:07
熱心な敗北主義者
幽霊
自由詩
0
19/8/15 11:23
静 物
塔野夏子
自由詩
3*
19/8/15 10:51
水玉にとじて
丘白月
自由詩
1
19/8/15 9:56
香り泥棒
〃
自由詩
1
19/8/15 8:10
時間が足らない
こたきひろし
自由詩
3
19/8/15 3:08
ひまわりの途上
すいせい
自由詩
3*
19/8/14 23:19
クロコダイル
はだいろ
自由詩
3
19/8/14 22:28
珈琲とパイナップルと味噌汁
函館ドラゴン
自由詩
5
19/8/14 22:07
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
3.54sec.