君の影は鉛筆だった
色はコバルトだった

窓ギリギリのところで
キリギリスみたいに
君の長い足を見ていた

教室の外
足音が聞こえるたびに
叱られた子供になって
君が振り返るたびに ...
私が一つの内面を持つのならば、
宇宙も一つの内面を持つだろう。

私が笑い悲しむのならば、
宇宙も笑い悲しむだろう。

ああ この壮大な宇宙の夕焼けに
貴女はまたしても遠去かっていくのか ...
脳の病って、人間の一部が次第に失われてゆく過程なのです。
その傍で過ごす自分も失われてゆく過程をただ見ているだけではなく
一緒に自分の一部が失われてゆきます。
君は
次第に右手がきかなくなり、 ...
ソーダ水の
薄い、みず色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった

初夏の早朝に舞い降りる
冷気のビロードで
肌がひんやりする感触が
心地よい ...
蒸発しては
降り注ぐをくりかえす水分が
皮膚のうちがわで行き場を見失って瞳から垂れてくる

しんじゃった友達との記憶が許可無くうろうろする現在
懐かしい鮮やかな
そのときその場所でした匂い ...
令和と命名された4月からの1ヶ月のアイドリング期間は
私の心の中でも生き続けている

私は何度も何度も高い志を掲げてきた
しかし、高い志はダイヤモンドではなく、
傷つきやすい勾玉だ

私 ...
動転する時間の中で
呼吸の仕方をふと忘れて
明日はどこで君と会うのだったろうかと
真剣に考える

手足はバラバラ
思い通りには何一つ動かない身体
持て余して雲を数える
一切れ、二切れ、 ...
口を開ける


口を開ける
ひとつの水滴

口を開ける
氷とキス

口を開ける
はなにつく香

口を開ける
走る空気

口を開ける
したたる小川

口を開ける
さ ...
夜が好き、猫が月みて揺れている、星降る冬のブランコの上


唇に触れて知るのは火の熱さマクドナルドのコーヒーとキス


「空気読む」ことが出来ずに一人きり、居ても空気に成ってた教室

...
面倒くさい人間の比喩としては
最高級だと思う
人生どん詰まりの自称詩人
と同格だ
どちらも、気の良い人が
振り向いてくれるまで
執拗に迷惑行為を
繰り返すという意味では
完全に同義語だ ...
熱視線が背中を貫く
ラムネの泡であるかのように
弾けて飛んだ笑顔の片隅
人知れずこびり付いた
青いベタつきは
一瞬にして乾く
嗚呼
一瞬にして乾く


ひらりと紺の戦闘服が
非常 ...
その知らせは
あるいは見ず知らずの番号からの
不吉に鳴り止まぬ着信であり
割り込みの権利を有する特等席の乗客のように
日常をふいに破いて届けられるので
わたしは声を失う

関わりの長 ...
生温かい午後は
初夏の匂いを孕んで
油断させる

眠気を撒き散らし
{ルビ気力=エネルギー}を奪い去り
時間さえも怠惰に流れ行く

束の間
夢を見たような心地を覚え
雷に撃たれたい ...
しろく印した約束
違えないようにと
丁寧に付箋をはがす
いつかの夏のはじまり
まちあわせを繰り返すきせつ
出会わないやさしさ
みどりに染まるかげを
ひたすらに踏みしめてあるく
...
2000年活きた思想を知る者たちよ

星雲の目でこの惨状を見よ

わずか365日前に

お前も
お前らも

震撼した恐怖でさえ

忘却してしまう

しらばっくれた態度をと ...
あんたの口癖

どうせ敵わないなら
やらない。とか

どうせ叶わないから
成らない。とか

あんたの言い訳

やらない。成らない。
そんなんじゃない

どうせやれないし成 ...
うつらうつらする
この午後に
鳥は囀ずり
地は照り映え
私の憂鬱と倦怠は
一吹き風に溶けていく

)なんて優しい午後だろう
)遊ぶ子供の声が窓辺から
)うっとりゆっくり流れ込む
) ...
あわ粒に記号をふったり、
オルゴールのはじく金属の突起をおいかける
午後、まだ日のたかい街をうろうろして
存在という妄想を
あじわっている

からだの外がわで
世界と 物事が
...
切り取られたくない心情が
白昼の雑踏にまぎれている

いつだって
誘惑は欲を引き連れてくるもの

楽園を失った僕らに
安全地帯などない

この世に微笑みかけたいのなら
たやすく負け ...
ホンコンで芳しい人油の沸騰

一握りの権力のために虚構が踏みにじられようとしている
約束はとうに破綻しているというのに

それでもできるか
それでもできるか

キミの良心に問う
...
雷が遠くで鳴っているという事実を
私の手元に彫り込む
なんて事のない世界を見つめている
幻の七色の心地よさも受容し
足の裏の磁石でバランス良く歩く

さらさらした砂の表面を擦る風の ...
アル中の父と同じに男をば見れば恋すらできもしまいに

人生を己がものだと思えたらこう酒なんて飲まないものを

己がもの勝手気ままに生きてるしすべて頭の中の出来事

さわやかな朝の一時告 ...
若者に合わせたスイーツ店お洒落流行を意識した店の中

町内で過疎を抜け出す話し合いそう簡単に名案出ない

都会から田舎で暮らすこと選ぶ若者増えていると耳にする

珍しい野菜育ててブランド化 ...
どんなに練習しても
練習の成果は得られなかった
鉄棒の逆上がり
何度も挑戦したけれど
出来なかった

だけど
そんな子供はクラスに何人かいた
何人かの一人に私も含まれていた

夕日 ...
で、あずかったトモダチのカレシのイヌがしっぽを揺らすたびに部屋の椅子が倒れて コップが割れて床が濡れて
じょじょに狭いベッドに追い込まれてる

開け放した窓の外は暗いすごく

読み書きを ...
みんなに負けないように
風に向かって自転車を漕いでいる

何かに負けないように
風が吹いていなくても一生懸命漕いでいたから

風が吹かない日には
風の風上に立ったのかと思う

風を感 ...
僕の前で、夜が眠っている

永遠にどこまでも続きそうな橋の真ん中に

巨体をぐっすりと横たえたまま

乗客が僕だけの列車は先に進むことができず

夜の鼾のような発車のベルが響くなかに停 ...
わたしの嘘はわたしがよく知っている
でもわたしの本当なんて
わたしにもわからない

もっと自分をさらけ出せとか
魂の叫びを!などと言われても
わたしにはよくわからない

独りよがりにな ...
ほんとうは
言葉にしたくないんです
大切なものなのです

それは確かにありました

わたしの胸にありました

おいてきた思い出
わすれかけた純なこころ
ひみつのわすれもの

と ...
これは何度目の雨でしょう
濡れた紫陽花を摘みたくなりませんか
忘れたいことが多すぎて
なにから忘れたらいいですか
なにもかもを忘れたら
あなた居なくなってくれますか
忘れたいことが多す ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
コバルト鉛筆昼寝ヒルズ自由詩319/6/19 16:58
遠い夕焼け(一つの白昼夢)ひだかたけし自由詩419/6/19 15:25
……とある蛙自由詩219/6/19 14:48
初夏のリズム長崎螢太自由詩5*19/6/19 13:50
ホームスイートホームなんてどこにもなかったからモリマサ公自由詩519/6/19 9:24
君よ、高い志を掲げよ足立らどみ自由詩2*19/6/19 4:11
人の声三月雨自由詩019/6/19 0:13
不足Hose E...自由詩019/6/18 23:19
なぜ?梅雨に?「冬の寒さは辛いね〜」のうた秋葉竹短歌419/6/18 22:04
手首を切るブス花形新次自由詩019/6/18 21:36
high school girl中原 那由多自由詩119/6/18 21:28
知らせLucy自由詩3*19/6/18 21:27
ミルキー坂本瞳子自由詩4*19/6/18 19:31
まちあわせとやさしさと夏の呼吸かんな自由詩719/6/18 18:39
屋根を失った者の悲しみを忘却する奴らへナンモナイデ...自由詩4*19/6/18 18:27
どうせ高音など出されない8月生まれの...自由詩7*19/6/18 15:52
優しい午後ひだかたけし自由詩12*19/6/18 15:33
緊張はるな自由詩1219/6/18 15:06
人として生きたいあおいみつる自由詩6*19/6/18 14:41
対岸の美に魅せられてナンモナイデ...自由詩2*19/6/18 12:30
受容朝焼彩茜色自由詩1119/6/18 11:52
酒粕りゅうさん短歌019/6/18 6:11
名案夏川ゆう短歌119/6/18 5:18
否定するこたきひろし自由詩519/6/18 0:47
トモダチのカレシのイヌDFW 自由詩4*19/6/18 0:45
止まっているように見える小太郎自由詩419/6/17 23:49
果てしなきCrawlハァモニィベ...自由詩3*19/6/17 21:35
わたしの嘘はわたしがよく知っているLucy自由詩9+*19/6/17 21:32
海になってもいいですかあおいみつる自由詩11*19/6/17 21:19
紫陽花SIZUKO自由詩419/6/17 20:59

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加筆訂正:
どうせ高音など出されない/8月生まれのSt.レンクス[19/6/18 15:55]
これを投稿しようとした昨晩から熱が出ました。風邪には気をつけないと、どうせ いつもひいてから思うのです。
5.2sec.