若いころは
矛盾に苦しんだ
勝ち負けにこだわった
まちがっているといわれると
ひどく傷ついた
弱さを認めたくなかった
とにかく大谷はすごい
生きてるうちに夢を叶えてくれる
動物たちがみな
肉食でも草食でもありたいように
ピッチャーでもバッターでもありたいのだ
あなたがそう言うので
じゃあ、ロボットの私はど ...
街路で踊るバレリーナの黒髪は長過ぎて、12tトレーラーの後輪に巻き込まれてしまう、悲鳴を上げる間もなく、踊りに陶酔したままの虚ろな表情で、のけぞるように飲み込まれたプリマドンナ、クルミの殻が割れる ...
青い鳥 幸せの
とはいえそれは
細い翼のその先の
先の先まで青いとは限らない
けど青い鳥
刈り上げられた田んぼの畦を
歩いてくるのがカツオさん
古びて背の高い人で 猫背で
...
――逆さまに曝された流線型の細ながい肢体。澄んだ水面の白い後ろ影は揺れる。世界でも有数の赤い夕陽は沈んだ。そののちに訪れる、この心地よい夜の冷ややかさ。その臀部の心地よいなめらかさ。そよぐ枝葉のように ...
子どもがかけてゆく
風船をおいかけ
風にとばされ
鬼にけとばされ
影をおいかけ
雲のかなたにとんでゆく
子どもが泣いている
夢をおいかけ
鬼においかけられ
かけてゆく
小石につま ...
無限に続く壁
無限に広がる床
あらゆる空間がつながっている場所で
すべてが(すべてが
そのままに飾られていたとして
ひとつひとつ手に取り(触れ(眺め(聴き(感覚を
総動員すれば
好きなも ...
いいか
技術は決して嘘をつかないんだ!
信じて全力を尽くせば
きっと夢は叶うんだ!
なあ、みんな
精一杯やろうじゃないか!
あの、社長・・・・
そんなに興奮なさっては
何を言う ...
知ってて言うし
そのまま言うし
許して教師許して先生
いばらにからまる貴方(あ・な・た)
戦場の有刺鉄線に絡まる兵士たち
夢が覚めたら現在のこの国の、
のこのこおきてきやがつた、ひ ...
雲のなかの金属たちは
艶やかな焔となって、
夕暮れに言葉は燃えた
頬を赤らめるしかなくて
赤々と燃えた
だが街は暮れていくばかりだ
街頭の影が背伸びをしても
たしなめる者もいなく ...
遠くの森はいつの日か
愛娘と歩いた森
今頃木々が色づいて
キラキラ綺麗に輝き出し
二人で辿ったあの道を
艶やかに照らしているだろう
娘よ、お前は元気かい?
今頃二十歳のその道を
...
うねる海岸線にカモメが群れる
風をうけて舞い上がり飛んでゆく
白いシャツに透ける輪郭は
子供から大人への通過点
白い砂は貝殻の破片を散りばめ
遠い島に流されてゆく
アゲハ蝶の羽 ...
鉄の嵐の翌日に
ガジュマルの若葉が
青黒い焦土から
そっと芽吹いた
たくさんの血が流れた
悲しい焦土から
おだやかに命を紡いだ
祈り
叫び
呼び
思い
気遣い
耐え
ある ...
原因のひとつは
画像診断技術が高度化し
医師の目が追い付いていけない状況があるとのこと
技術の急速な進歩と人間の能力との乖離
スマホも電子レンジも洗濯機もウォシュレットも
僕の理解を越えるも ...
陽の光で焦げついた表びょうし
ページをめくるたび
懐かしい香りがひろがる
時代のおもみを指で感じては
ため息ひとつふたつ
栞のよつ葉のクローバーは
貴女あての恋文にとみちびいてくれ ...
爽やかな風が吹いていた斎場には
一人の人生に済みの印を押してあげる為に
集まった親族身内たち
果たしてその人の旅の行く先が
天国でもその反対方向でも構わない
もしかしたら
宇宙の知らな ...
急な坂道が前触れもなくあらわれて
そこを登り詰めたら目前には予想だにしなかった崖っぷち
そんなのこの人生には普通に待ち構えているさ
他人にはつけない嘘を自分自身につきながら
不細工な顔と ...
さみしさが夜空にぽっかり浮かんでいた。
月は雲に隠れてしまった。
噛み締めたくない孤独は、目の前で立ち昇る煙草の煙と共に、
私の胸にその影を落とした。
夢の中で何人もの人を殺 ...
ひんやりと肌刺す冷気に我保つ
何故だろう独り静かに此処に居る
ゴォとまた街の彼方が唸っている
秋の夜に
煌々と浮かぶ半月は
闇に艶めく大地のあちこち
銀の涙を溢しながら
陶然として傾いていく
わたしは寝床でゆっくりと
その推移を辿りながら
迫り来る世界の無表情に
今夜もやっ ...
綺麗な言葉を並べることができない
穏やかさや 潤い 愛を語りたいのに
瞬間の歯車の中で繰り広がれる物語
悲しみや 苦しみ
ささやかな幸せさえも 零れ落ちてしまう
通過点の 点のよう ...
薄っすらと
はった氷を割る
秋が終わる音がする
霧がかった紅葉の
空がまだ青い
辿る記憶の先に
肩車をする夫と
肩上のわが子
手を振る
生きることとは
悩み過ぎ去ったあ ...
夜風はぬるく低きを流れ
あちやこちやに華が咲く
そこかしこ
手が絡み合い蓮に成る
ゆらりぬらりと結ばれて
愛しきものを求めるか
赦せぬものを求めるか
ただただ生を求めるか
手の群れ ...
いい意味で
伏流水は川底を
映すのであろうか?
その顔面を
嗤う筋筋を
仕事に憧れ新入社員
仕事に馴染んで進入社員
仕事に染まる浸入社員
仕事の暗部に侵入社員
仕事を語らず神妙社員
仕事を片付け辛抱社員
信じるものはすぐ割れる
その人の
あとを追って
こんな風に
なってしまった
砕けないよ
心
砕けるほど
かたくないもの
流れないよ
涙
流れるほど
弱くない、はず
砕け ...
晴れた
青い ひかりたちのなかに
つくえが 落ち葉を待っている
いりくんだ緑にはずむ
からすうりのかなしみは
朱く 苦く あまく
なんども 熟れ ...
ワイフが俺の顔をじっと見て
「あなた顔色悪いね」
と朝からいう
悪ければ悪いで
ほっておいてくれればいいのに
と思う俺
年を取れば
顔色の悪い日ぐらいあるだろうに
田舎で鳴らすパンプスの音は
アスファルトと喧嘩をしているようで
沈黙の町に突き刺す矢の道
着飾った自分を恥じた後で
鏡を見る気にはならないから
タートルネックを折り返しながら
顔を ...
茄子の煮浸しではないけれど
この星に入り浸っている
それが何の因果応報かはわからないけれど
人間が
人が
ヒトが
そして私が生きている実体
生きている正体
ヒトの煮浸しは
美 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
若いころ
ホカチャン
自由詩
0
18/11/19 6:29
プレイヤーズ・ピアノ
れつら
自由詩
5*
18/11/19 0:46
ラスト・ワルツ(路上のソワレ)
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
18/11/18 22:14
青い鳥
オイタル
自由詩
3
18/11/18 21:39
月精(あるいは湿原精)
本田憲嵩
自由詩
2
18/11/18 21:35
鬼ごっこ
あおいみつる
自由詩
1
18/11/18 21:34
選択とTシャツ
Seia
自由詩
2
18/11/18 21:31
下ネタロケット
花形新次
自由詩
1
18/11/18 21:14
● メリークリスマス ●
足立らどみ
自由詩
1*
18/11/18 20:40
炎色
新染因循
自由詩
5*
18/11/18 19:22
遠くの森
ひだかたけし
自由詩
13*
18/11/18 16:06
棘
あおいみつる
自由詩
4
18/11/18 13:44
鉄の嵐の翌日に
Giovan...
自由詩
5*
18/11/18 11:42
ガン見落とし
ホカチャン
自由詩
0
18/11/18 10:34
ふるい詩集
あおいみつる
自由詩
5
18/11/18 10:14
斎場には
こたきひろし
自由詩
4
18/11/18 7:55
断崖
〃
自由詩
1
18/11/18 5:41
或る夜に
ヒヤシンス
自由詩
7*
18/11/18 1:19
夜陰の傍で
ひだかたけし
俳句
3
18/11/17 23:24
半月とのっぺらぼう
〃
自由詩
6*
18/11/17 18:53
土曜日のハーフムーン
あおいみつる
自由詩
4*
18/11/17 18:07
やさしい音
かんな
自由詩
7*
18/11/17 17:35
手
帆場蔵人
自由詩
5*
18/11/17 14:53
綺麗な湧き水
ナンモナイデ...
自由詩
4*
18/11/17 14:13
進入社員
イオン
自由詩
1*
18/11/17 14:03
ガラスの心
犬絵
自由詩
4
18/11/17 13:33
すばらしい秋
草野春心
自由詩
4
18/11/17 13:19
口から出る言葉
ホカチャン
自由詩
1*
18/11/17 11:32
異邦人
ミナト 螢
自由詩
1*
18/11/17 8:10
この星の上から
こたきひろし
自由詩
3
18/11/17 7:24
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
3.79sec.