雨が強さを増したので
ラジオの音が消されてしまった
ボリュームをあげて聴き続けるか
それともいっそスイッチを切るか
しばらく悩んでラジオを消した
雨はいよいよ 激しさを増す
...
白色光は全ての色をもって君を訪ねる
君が嫌った色が君の色
それを個性と呼べば様々で
みんなそれぞれ素敵に思う
一方で
白はほとんど受け入れてくれず
黒はだいたい ...
浮き沈む鳩の斑な声に文を書く手も唖になり
犬連れの人々が屯う辺りへ角張った眼差しを投石する
紙袋を被る息苦しさ己が手足を喰らう祈り
内へ内へと崩落しながら書くほどに死んで往く
薄緑のカ ...
事態がこうなった以上
ゆっくりいくしかない
焦らずいくしかない
精神科の待ち合い室でそう思った
急ぐも人生
焦るも人生
しかし私の人生は
ここから出発するしかない
ゆっくりいくしか ...
夜空を見上げると、ゆがんだ月が送電線に引っ掛かっていた。
街灯に群がる蛾の鱗粉が飛び散り、幻想的に宙を彩色していた。
星空は女が化粧をする様に嘘のように広がり、眩暈を感じふと立ち止まった。
足元 ...
暗闇の訪れと共に
消えてゆくカラー
木々の緑
空の青
雑多に広がる街並みのカラー
街路を行き交う人々のカラーも
モノトーンに映る時
君の ...
動物で傘を作ったのは人間だけ
傘は家屋となり乗用車となり
宇宙船になった
問題を克服する基本は
傘にあるのだ
なのに、忘れ物の傘が多い
存在を忘れるような発明こそ
偉大な発明なのだそ ...
なぜ人間は血の詰まったただの袋ではないのかって
偉い作家が小説の中で書いてた
一流じゃない
二流とも言えなかった
三流だったと呼ぶに相応しかった
俺の卒業した母校は
田舎の高等学校 ...
雨音が鬱陶しい
でも静かな感じもあり
梅雨は不思議
窓の外の雨の町は哀しそう
そのように心が見せている
何となく停滞気味な
恋は湿りがちで重くなる
読みかけの小説
先が読め ...
ぼくの友だちが
ぼくの友だちが
手をつなごうって
やって来た
ぼくは友だちと
ぼくは友だちと
手をつないで
遊んじゃった
世界はひとつだ
地球儀はクルクル回つてる
ぼく ...
私は終始
得体のしれない不安に付きまとわれていた
なんてね
そんな言葉をずっと文字してみたかった
まるで売れない純文学作家の小説のテーマみたいだな
学校とか職業とか
異性遍歴とか
過 ...
雨と雨との距離を測りかねて
戸惑いに揺れる傘は
五月の鋭敏にやられた心です
ビル街はところにより墓地のよう
予報どおりに雨は止みました
枯れかけた花束の空ですけれど
新緑が瑞々しいですね
...
あたし、真行寺っていうんです
真行寺愛亜理っていうんです
愛亜理って書いて
メアリって読むんです
(うふっ、キラキラネームっ❤️)
そんなあたし、
誰にも話したことない秘密があるんです ...
日本現代クサレ自称詩人会中野支部では
ホームページでクサレ自称詩の投稿を
受け付けています
女性の場合は
クサレ自称詩にクサレ顔とクサレ局部の
クサレ画像を
添えて頂ければ
エロ画像サイ ...
ふとした事で何かを忘れる
記憶なんてものは都合がいいもんで
いつも自分が自分を忘れ
都合の悪い心を残したまま
今も私は私を置いたまま
知らない誰かを自分と思い込んで
わたしの真似をする
...
この春、親友が死んだ。自死かどうかは重要ではなく、重要なのはそこで一つの世界が終わったということだ。親友の死とともに、私と親友とが共に存在する世界が終焉したのだ。世界の終焉とはこのように唐突に訪れ ...
{引用=
人形が落ちていきました
夏の、空に。
アイスクリームがとけるまで待てなかったのです。
お猿の絵をかいていた女の子が
「待って」
と ちいさくさけん ...
太陽の匂いを
嗅げそうな気がして
空を見上げて見るのだけど
青い空が拡がっていて
その中でも太陽は誇らしげに
強い光を放っていて
眩しくって
目が眩みそうで
それでも頑張って
目を見 ...
ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
世界はゆらゆらと揺れている
折しも二匹の紋白蝶が
絡み交わり輪を描き
白々と視界を過っていく
いったい何処へ行くのだろう?
自ら描 ...
地下生活の思い出
マンホールチルドレンたちの息づかい
アイスクリームをみっつ買う
太陽を傷つけた
酒は飲まないことも苦しかったし
飲んだあとも楽ではなくて苦しかった
...
いつもよりかすかに
いつもより明るい
夜の水のさえずり
手のひらの暗がり
鏡のなかにひらく傘
夜に向かう硝子の群れは
陽の名 月の名
星の名を問い
果 ...
おもえば随分我儘だったもんだ
思い通りにならないようなとき
それでも他のために祈れるのか
からくりランドは目に見えない
こころの体験のなかにしかない
試せよ試せちりぬ ...
{引用=(――さて、今此処にお見せするのは、「私が不眠に襲われる時、それは必ず夢を見ている時なのだ」という独特な名言で知られた或る人物の、長らく存在しないとされてきた仮構日記のうち、奇跡的に残存してい ...
【無しって概念は無しって話】
いつも何かを選ぶ時に思う
僕は優柔不断でありながら
白か、黒か
表か、裏か
はい。か、いいえ。か
はっきりとはさせ ...
* * * * * * *
灰色の部屋の中で ボールペンが、白い紙を見つめたまま下を向いている
公園では 樹々が空に向かって上を見上げている
夏が もうすぐそこに落下する
* ...
私が
この世に生を受けた理由?
それは
生きるため
ただ それだけ
難しく考えるから良くないの
哲学は考える事が哲学
答えのない事を
ぐるぐるぐるぐる
朝から晩まで
みんな ...
北の豚まんと仲良くしようとする
韓国の左派政権って
得体が知れなくて昔から大嫌いだ
金玉大中(ケーシー高峰談)とか
崖の上のムヒョンとかさ
こいつら見えないところでは
豚まん一族に平伏して ...
いつの時代も白い蝶は飛ぶ
記憶の境目チクチクと縫って
軌道を見ている夜が好きだった
置き忘れて来た大事な言葉を
腕時計のリューズで巻き戻す
微笑みのようなそれは涙だ
甘い匂 ...
俺は嫁をこよなく愛している
二人の娘もこよなく愛している
つもりだけれど
果たしてその愛情の
重さ深さ大きさを現実には計れてはいない
およそなのだ
曖昧なのだ
いい加減かもしれないの ...
台風が上陸していた
一人住まいのアパートの部屋
ドアの外側に得体のしれない何者かが立っている
右手に凶器の斧を持っていた
ゴーゴーと激しい風が吹き荒れて
ザーザーと激しい雨が降り続いてい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
六月十五日
八五郎
自由詩
1
19/6/15 14:20
僕の着る服は君とは逆の色
8月生まれの...
自由詩
3*
19/6/15 13:43
鳩と修司
ただのみきや
自由詩
7*
19/6/15 12:52
断片
渡辺亘
自由詩
3
19/6/15 11:01
ゆがんだ月
あおいみつる
自由詩
1*
19/6/15 10:55
フルカラー
佐白光
自由詩
2*
19/6/15 10:46
動物で傘を作ったのは人間だけ
イオン
自由詩
1*
19/6/15 9:42
血の詰まったただの袋
こたきひろし
自由詩
0
19/6/15 6:40
梅雨時間
夏川ゆう
自由詩
2
19/6/15 4:59
友だち
足立らどみ
自由詩
1
19/6/15 1:31
得体のしれない不安と得体のしれてる不安が
こたきひろし
自由詩
4
19/6/15 0:19
五月の鋭敏
新染因循
自由詩
9*
19/6/14 23:48
同姓愛者
花形新次
自由詩
0
19/6/14 20:18
はみだしたヨコチン
〃
自由詩
0
19/6/14 19:53
無人
リィ
自由詩
2*
19/6/14 19:50
閉じていく世界
葉leaf
自由詩
1
19/6/14 16:48
かげ
羽衣なつの
自由詩
17*
19/6/14 14:48
汗ばんだそれは
坂本瞳子
自由詩
3*
19/6/14 13:23
揺動
ひだかたけし
自由詩
12*
19/6/14 11:32
地下生活の思い出
函館ドラゴン
自由詩
1
19/6/14 10:50
めぐり越える手
木立 悟
自由詩
1
19/6/14 9:09
からくりランド
函館ドラゴン
自由詩
1
19/6/14 6:33
『架空日記抄』
ハァモニィベ...
散文(批評...
1*
19/6/14 4:52
ゼロ以下なんて存在はない ※二篇のまとめ
8月生まれの...
自由詩
1*
19/6/13 22:20
雨と弓
ハァモニィベ...
自由詩
1*
19/6/13 22:06
もっと楽に行こう!
花林
自由詩
1
19/6/13 20:16
ダークサイドオブザムーンジェイン
花形新次
自由詩
0
19/6/13 19:36
幻
ミナト 螢
自由詩
2
19/6/13 16:46
愛情のフリーマーケット
こたきひろし
自由詩
1
19/6/13 5:44
金縛り
〃
自由詩
2
19/6/13 4:59
1004
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1035
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1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
加筆訂正:
複雑性PTSDという病、メンタルハラスメントにあってからの再発と回復
/
田中修子
[19/6/15 10:05]
2019/6/15 加筆訂正。
4.36sec.