合わす手に 多くの時間 刻まれて 思い出すあなたは 若いまま
セミの声とオリンの音に包まれ 私の声は届いてますか?
きすの痕すら残せぬ恋路 {ルビ口紅=べに}をぬぐえば夏が逝く
ついでに牛乳を買ってくると
君が出ていったまま
何回目かの夏が来て
僕は未だに
コーヒーをブラックで飲んでいる
砂糖くらいは
入れさせて欲しい
白と黒で言ったら
どちらでも無い ...
闇の重みがぐんにゃりと
魂に激しく切迫し
私の意識は朦朧として
呻きながら覚醒する
真夜中の病棟にただ独り
呻きながら覚醒する
ハッと息を呑むこの瞬間、
孤独が生きて立ち上がり
...
夜空に絵を描くために
人は花火を打ち上げる
灼熱の夜空の強靭な肌を
華々しく出血させるために
花火は溜め込んだ怒りをまき散らす
ここには夜空と花火との
無意味で無益な戯れしかない
戯れの ...
朝雨に濡れたアスファルト黒々と
道端の蝉夢を観ている
砂浜にポツンと置かれたサイダーの
ビンから透けた夏が去りゆく
階段にカサリと落ちてる抜け殻を
ポッケにしまう夏の秘め事
...
君の幸せは、もう、静かな心臓へ帰るといい。
夜間飛行のともしびが、
寒い砂漠の夜空に灯るといい。
君の笑顔は、もう、私の部屋から出て行けばいい。
そこで砂漠の闇のような心と ...
恋に落ちてばかりじゃダメだ。
たまには、恋へと這い上がらなきゃ。
少女の頭の中に象が住んでいる。作文をしている時、句読点をどこに打ったらいいか、背後からそっと教えてくれる白い象だった。ある日、少女は工作の授業で作った押し花を、象にプレゼントすることにした。少女の差し ...
パリの妖精
第一話「オペラ座の妖精」
空ほど高いフレスコ画
砂時計を止めるほど美しい階段
バレリーナの魂が空気に溶ける
オペラ座に棲む妖精マリエル
百年が過ぎても愛は色褪せず
...
夕日の卵を提灯にして
黄昏に天国から降りてくる
想いが長い階段になり
一段づつ踏んでは
光に変えて降りてくる
階段を照らし優しく燃える
魂に似たホオズキ
耳元で囁いたのは ...
さやかに聞いた
竹の花が咲くゆめを
みどりと土の色の混じる
薄暗いさなか
ちいさなとかげが
わたしのひふを すべる
魂が
つまっていたという
どうして うえつけ ...
満月は夜空に
一生懸命に
青空を創る
太陽に負けないようにと
白く優しい光が
見えないはずの
二人分の夢を
ぼんやりと浮かべている
流れ星をつかまえて
手をつないで
ゆ ...
立って見ていたんです
枯れた幽霊が言ったんです
真っ赤な薔薇の庭園に立って
ありのままの姿で生きられること
こそが人生の勝利だと
美しさを求めるのなら
人の醜さばかりを探し ...
ひかりのつくり方は だれも教えてくれない
水の配合を間違えたことで 白く霞む朝に
きみの浅い微睡みは
錆びたダイヤモンドのように 美しく堕ちていく
レースをまとった瞳の透過は
い ...
小窓にも可愛いカーテンをつけよう。
いちいち、そういう事をしよう。
入道雲は白く眩しく
石鹸の泡のように
見上げる心を洗う
タンポポの終の棲家にも似て
どこからともなく聞こえる
蝉の声が弔いのようで
魂が白く丸いと気づく
飛べる気がする
あの雲に帰 ...
自転車のないなつやすみ
扇風機よりも強そうな人
夜には秘密基地になります
ひと夏を蝉は歌った
わたしはわたしを
いちばんに思う人だから
いちばんにしか
思えない人だから
わたしはわたしが大切にするものを
失いたくないものを
全力でまもりたい
わたしは
時に正義を口にする ...
Ô p λ p y / 2 λ n 8 λ a y
+ 0 y / 2 λ g p λ j a ^ a
y + | g a y j 0 t a j g ⊃ a ж ...
もしかしたら
死んだ人の魂はちぎれちぎれになって空に昇っていくのかもしれなかった
そして
魂は空のいちめんに広がって瓦斯みたいに立ち込める
まさかまさかだよね
そんな事あるわけない
た ...
ほんとうは 知っているのです
生きていることに 意味などないと
それでも ここまで生きた自分を
誇ってもいいですか
自分で自分を 殺さなかったことを
死にたいと呟きながら ...
オレンジ色の海に
真っ赤な風船が
空気が抜けていくように
溶けて流れていく
真上にはもう
気の早い星がやって来て
透明な月も
火が灯る提灯になる
ありがとう さようなら
黄昏の精 ...
私の高校の大学推薦枠に
関東学院大学があった
募集要項には条件として
ただ一言
明朗快活であること
と書かれていた
「おまえさ、行くとこなかったら
関東学院があるじゃん」
...
君のいない詩を書きたい。
君がいないと書けないようじゃ、僕は僕と向き合えないから。
心の中の君が、ぜんぶ詩になってしまうから。
君から、言葉にならないものをたくさん貰った。
それは僕を詩に ...
星が地球を見てる
たくさんの星が燃えながら
地球を見てる
この青い綺麗な
妖精が棲んでる星を
地球は燃えていないけれど
宇宙の中でいちばん
きれいに光っている
いま私はあの ...
国家とか考えると、
無力に感じるし、
だから否定することで、
感性だけでも自立して生きていると思い込みたかっただけ。
個人の、
ただの強がりを、
和気あいあい本気でやり始めた奴等、
気色 ...
親指の爪みたいな月
天体の住む町に住む
ぼくがあんな頃
松田聖子はどこかの
スタジオでろくおん
すずめが散って
ぼくはなにかに近づいたことを知る
ぼくは執 ...
寝返りひとつ
打てない身体は
僕の留守中に
壁紙の点を
あみだくじにして
沈む太陽の
歯で指を切る
時だけが知る
命のカーテンが
色を打ち消し
光を遮る
誰かを待つ日の
...
目が覚めたら夏だった。
覚えのないミサンガをしていた。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
思い出す
ミツバチ
短歌
0
19/8/12 20:16
都々逸
福岡朔
伝統定型各...
1
19/8/12 19:42
カフェオレ
ねなぎ
自由詩
2
19/8/12 15:56
闇と孤独(改訂)
ひだかたけし
自由詩
12
19/8/12 15:54
花火
葉leaf
自由詩
2
19/8/12 15:35
夏の秘め事
長崎螢太
短歌
2*
19/8/12 15:28
砂漠のともしび
秋葉竹
自由詩
14
19/8/12 15:04
恋
クーヘン
自由詩
0*
19/8/12 13:47
別種
ねむのき
自由詩
5
19/8/12 13:00
オペラ座の妖精
丘白月
自由詩
0
19/8/12 10:36
ホオズキの妖精
〃
自由詩
0
19/8/12 7:44
竹花
すいせい
自由詩
12*
19/8/11 21:13
妖精を感じた夜
丘白月
自由詩
1
19/8/11 20:43
枯れた幽霊
立見春香
自由詩
4
19/8/11 20:16
一欠片のひかり
長崎螢太
自由詩
3*
19/8/11 15:41
小窓
クーヘン
自由詩
4*
19/8/11 13:36
石鹸の雲
丘白月
自由詩
2
19/8/11 10:02
夏のかけら
水宮うみ
自由詩
2*
19/8/11 5:42
わたしは
こたきひろし
自由詩
8
19/8/11 3:24
l'été, à quelqu'un,
墨晶
自由詩
1*
19/8/11 3:14
もしかしたら
こたきひろし
自由詩
2
19/8/11 2:46
Happy birthday to …
赤椿
自由詩
1
19/8/11 0:43
黄昏の入り口
丘白月
自由詩
2
19/8/10 20:56
関東学院大学
花形新次
自由詩
0
19/8/10 19:25
君のいない詩
水宮うみ
自由詩
0*
19/8/10 19:07
夜空に願いを
丘白月
自由詩
0
19/8/10 18:54
右とか左とか
よーかん
自由詩
0
19/8/10 18:27
すずめが散って
函館ドラゴン
自由詩
1
19/8/10 18:25
横顔
ミナト 螢
自由詩
1
19/8/10 16:22
ミサンガ
クーヘン
自由詩
2*
19/8/10 14:25
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
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1017
1018
1019
1020
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1024
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1028
1029
1030
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1032
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1034
1035
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1037
1038
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1040
1041
1042
1043
1044
6.97sec.