雨はいつだって空から降ってくる
何ら
信仰も哲学も携えていない私が
その日
見上げた空には雨雲が立ち込めていた
雲の成分はほとんどが水
無数の水滴が地球の引力よって
落ちてくるか ...
毎日ぼくは
きづかずに
多くの幸せに
囲まれていた
幸せは
どこにでも
かくれている
君が淹れてくれた
コーヒーの香りのなかにある
幸せ
いつも横取りし ...
濡れたベニヤの板を、そいつはダン!ダン!ダン!ダン!叩いている
がっちし握力が込められた握り拳には
見るからに怒りが込められていて、
執拗に、同じ場所をダン!ダン!ダン!ダン!
おれは、怖くて ...
草原で踊りもせずに、海岸で泳ぎもせずに読書に耽る人を馬鹿にしていた、そんな夏に
好きになった少年が
寂れた展望台で静かにひらいたタイトルをひそかに探して
わたしはあまり踊らなくなって、あまり ...
「詩的連載ドラマ バス停」
大きなフロントガラスの向こう
月が照らす海が見える
絹の揺りかごのように
波が穏やかに白かった
久しぶりだね
この街にいるんだね
驚いた様子も ...
あなたをずっと見ていられるように
あなたと笑顔で話せるように
言の葉を、七夕の夜の屋台に流す
あらわれては薄くなり、消えていく
色とりどりの、下着たち
上になり、下になり
絡まってはほ ...
おはよう あなたも頑張るわね
ミツバチに声をかける
遠くの山に朝もやが残るなかで
カモミールを摘む
今年最初のハーブ摘み
庭いちめんに咲く白い花
金色のリンゴを陽に捧げ
...
相合の傘
二人は肩を並べて歩いていた
その時
勢い後ろから車が走り過ぎた
何の配慮もなく
水しぶきをあげて通り過ぎたから
外側を歩いていた人は水を被ってしまった
お互いが好きあい
...
闇夜の行列が憎しみの彼方からやってくる。
それは巨大で、熱情を伴い、魅惑的だ。
逃げ道はない。
それは常に君の前にやってくる。
闇夜の行列が悲しみの彼方からやってくる。
...
うんこのような詩でいい!
いいじゃないですか!
詩情..それは排泄欲でしょう
そう思いませんか?
うんこのような詩がいい!
それがいい!
あなたは何を食べましたか?
...
自分らしさを
信じない
個体の差など
とるにたりない
幻想としての
自己の表象
個性の主張の
おごりと空虚さ
個人といえども
起源は同じ
始まり終わり
...
湖がふるえていた
さびしい さびしい と
だからぼくは
君が残した爪痕をさらに抉って
その傷口から赤い鱗の鯉を
そっと放ってやった
かすかに海水の混じるそこで
長くは生きられないかも ...
生きるなんて
大して面白くないし
価値があるとも思わない
養わなきゃなんない
人間がいるから
仕方なく生きている
若い頃
まだ、生きることに
何かしらの意味や価値があると思って
俺の ...
永遠は信じない
君はそう言ってわらった
綻びある命だから
そう言って本を閉じた
セックスが終わって
虚ろな闇だけがのこった
雨の音と吐息と
汗に濡れた髪が冷たくなって
夏のなかに夏を失 ...
粘土のような人の心
男女平等の主張は一時のトレンドでしょうか?
奴隷の所有も当時のトレンドでしょうか?
ブームは繰り返すでしょうか?
月光..
冷たいギロチンがカタカタと ...
{画像=190703223914.jpg}
{引用=
詩とかわいいorかっこいいイラストを融合できないかな~と考えていました。
詩の説明のためのイラストではなく、
イラストの説明の ...
わたしの前の席が空いたけど
今しも都市のかなたに沈もうとする大きな夕陽を
見続けていたかったので
座らなかった
燃え滾る線香花火の火球のような
太陽だった
それを反射して真紅に光る壁面 ...
雨上がりの夜
心が揺れるシルクの糸
言葉が立ち止まり
雫が真珠のように流れて落ちる
アジサイとフェンネルに架かる
クモの巣の糸電話
妖精の告白に今夜蕾たちは
こっそり聞き耳を ...
ビキニの食い込みを直すあなたに連発花火を向けないなんて
私一人のせて
窓辺に月が一緒に走る
「どこでも止まりますから
声かけて下さい」
懐かしい声が
十年の時を超えて来た
少し前なら
このまま地球一周とか
時よ止まれとか思っ ...
レトロをよそおう目覚まし時計はいつのまにか目玉焼きに変わるのだ
地球は日々年老いてくのに人間は日々進化してるってたまに寂しいね
強なのに弱みたいなドライヤーじゃなおらない寝癖をなおす動きをして ...
実際の電話が鳴る
りんりんもののける黒電話の懐疑の単独的歴史性を語りだす硬くてぶっとい受話器の向こうの
わななく女の背後
にぶつかる声の影
出会い系 エロサイト スマホとオナホ ...
トイレに入ってブリブリうんこを出しておしりの穴をトイレットペーパーで拭くとうんこがずっとついてくる
うんことじぶんがしろい紙のうらとおもてでひと繋がりになってずっとおしりの穴を拭きつづける
ウォシ ...
生活に必死だと
クソ自称詩を吐き散らしてなんかいられない
クソ自称詩を垂れ流している奴等は
実は余裕ブッこいているのだ
では、その余裕はどこから来るかというと
こいつら社会や家族におんぶにだ ...
どうか僕の心臓を
もらってくれないだろうか
ぼくの血ではなく
きみの血を通わせてくれないだろうか
まい夜まい夜
ぼくはぼくの心臓が泣くのを聞く
自由にして 自由にして と
君の声で泣 ...
特別なことがなかった一日の終わりに
薄く張った汗を引き剥がす
それに刻まれた一日の疲労を
しばらく眺めて排水口に流す
のたくった髪の毛にすがるように
なかなか ...
昏い海の波間で
人魚にもなれなかった
青白き亡霊たちは
海よりも深い森のなか
銀竜草の霧のなか
木漏れ日のような朝露から
こぼれ落ちたのだ
月の投げた銀の網が
のたり、と揺れて ...
骨のない詩が畳まれて
送られてゆく
あかるい音とともに
チャージされるなにかたち
何度も水をくぐった
おもたい皿をもちよって
その晩、ぼくたちは
詩の骨でスープを取った
...
逢魔時に貨物列車がガタンゴトン
その向こう側
それはいつの日も
青い幻、淡い眼差し
生憎の、雨
4.7inchの水槽を
ただ、漠然と覗き込む
上へ、下へ、奥へ、奥へ
気づけ ...
潮風が吹き抜けていく
春と夏が混じっているような
残業して街路樹を見ていたら
すっかり薄暗く
黄昏は西の国へ帰り
妖精が街灯を点けていく
帰りのバスを待ちながら
さっきまでい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨が匂う
こたきひろし
自由詩
2
19/7/5 7:09
たくさんの幸せ
st
自由詩
8
19/7/5 3:11
怒りの雨降らし
宮木理人
自由詩
0
19/7/4 23:45
馬鹿にしてた
DFW
自由詩
13*
19/7/4 20:59
バス停 第6話
丘白月
自由詩
0
19/7/4 20:53
焦がれる
うめバア
自由詩
1*
19/7/4 18:42
カモミールの妖精
丘白月
自由詩
2
19/7/4 17:41
相合の傘の下には
こたきひろし
自由詩
5
19/7/4 7:00
フリージャズ
メープルコー...
自由詩
2*
19/7/4 5:46
詩作
幽霊
自由詩
1
19/7/4 0:26
愚かな己の現れ
シホ.N
自由詩
1
19/7/4 0:19
夢遊
両性具有
自由詩
3
19/7/3 23:37
何を期待してんだ!
花形新次
自由詩
0
19/7/3 23:28
永遠
両性具有
自由詩
1
19/7/3 23:21
正しい人たち。
幽霊
自由詩
0
19/7/3 23:20
さるとりいばら ボタン 跳
ふるる
自由詩
1*
19/7/3 22:44
高架を走る電車の窓から沈む夕日を見つめていた
Lucy
自由詩
13*
19/7/3 21:14
妖精の糸電話
丘白月
自由詩
3
19/7/3 20:55
冷戦
末下りょう
短歌
1*
19/7/3 20:48
バス停 第5話
丘白月
自由詩
3
19/7/3 20:47
身だしなみ
末下りょう
自由詩
0
19/7/3 20:44
肉体の電話
〃
自由詩
0
19/7/3 20:40
ループループ
〃
自由詩
1*
19/7/3 20:37
要らない
花形新次
自由詩
0
19/7/3 19:05
解放
両性具有
自由詩
1
19/7/3 17:13
入浴
八五郎
自由詩
1
19/7/3 11:47
月(2)
新染因循
自由詩
6*
19/7/2 23:52
詩の骨
はるな
自由詩
4
19/7/2 23:13
君は蛍、夜を泳ぐ
中原 那由多
自由詩
1
19/7/2 21:40
バス停 第4話
丘白月
自由詩
1
19/7/2 20:24
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
加筆訂正:
内出血
/
ただのみきや
[19/7/4 23:11]
誤字修正
6.43sec.