静かな温かい森に
種が蒔かれる
いくつもの色が
ビー玉のように跳ねて
土に消えていく

和歌を一人詠む
病気の子に薬をあげると
約束してから
巡る季節に苦い根を伸ばし
満月 ...
公園の枯れ枝を踏んで拠点のヤードに帰る
今夜もカレーだ

閉め忘れた窓 閉め忘れた蛇口 閉め忘れたガス栓 咲き忘れた花を
言葉が覚えている
小蠅が絶えない
部屋の
言葉が

モノが  ...
平成日本の天才を挙げるとすれば
文句なしに
羽生善治とディープインパクトだ

えっ、馬じゃないか?
ふざけたことを言うんじゃない
お前を含めた
全自称詩人の
生涯賃金を足し合わせても
...
夜空の軒先に
小さな火が灯る

真夜中のベランダに見える
タバコを吸ってるあなたの影絵

一瞬見える頬の輪郭が懐かしくて
ゆっくりと歩いて過ぎていく

星を見ているの?
それと ...
夏の汗ばむ憂鬱が
青い大空に溶けていき
肉感的なこの季節を
今日もまた掻き回す
物憂げにゆっくりと掻き回す

私の双極性障害は
このもったりとした視界のなか
ふるふる震え記憶を辿る
...
13年前とかなにしてたんだろう

おまえがあんなとき

こっちはさどんなだったんだろう


痩せて尖って

しょんべんくさくて

いまより純粋


13年前とかなにしてたん ...
哀しみから哀しみへと至る
光の回廊の中で
涼しさを運んでくれた人
それは私だけの風
命の発露であったのだ
背の高いあなたは

目を閉じて

僕を見てと言った

唇が触れて

私は蕾になる

唇が離れて

固く閉じた目蓋が

花が咲くように

ゆっくりと開いていく

...
   
非電離のメタの花買う身は塵芥

弟子借りるよ

瞬け 


身は坂の無いゲル賣り場

齒科より菓子と 

棒抱いて區別


死にたい ・・

スリープやテープ ...
父親よりも母親のほうが父親化

離婚などで

母親役をせざるをえないという理由で父親が母親化

実際に母親しか家庭にいないから父親が不在というケースも

地震雷火事親父

言葉通り ...
Re:Re:Re:Re:Re

今日の終わりに
市民体育館の裏まで来てほしい

醤油の焦げた匂いが沁みる
規律を忘れた物の怪達は
笑いながら泣いている

今夜限りの大団円

行列 ...
振り向いてしまえないのがもどかしい
あなたの眼を見ちゃ
ほら、万華鏡


まばたきの
かずだけ心に影があり
真夏の夜でもじぶんを抱いてた


友という
名前の人がここに ...
世界のどこにいてもあなたは間抜け
世界のどこにいてもあなたは愚か
世界のどこに降りてもあなたは場違い
自分から進んで逃げる人なんて

でも あなたの悲しみは少しだけわかる
愛されないこと ...
雲は流れて風も流れて
川の流れも永遠で
見つめるものすべて
自然の中洲の真ん中で
私は立って見渡している

細い弓が夜空に浮かぶ
目を閉じたように静かに
生まれたばかりの月は
ゆ ...
走る姿は
一編の詩だった

私は
これからも
その詩を繰り返し
繰り返し
口ずさむ

あなたがいなくなった
深い緑の芝生の上で
夜空のように存在している

幻として君がほほえむ

夏が澄んでく 青がひろがる

あなたの代わりにおとなになった
朝が来なかったら
夜を愛してしまうだろうか

月に恋して
眠ることを忘れて
もうなにも怖くなくて
ただ星を眺めていればいい

星の子が金粉のように
私を包んで笑ってるから

...
早朝 四時半
少しは剥げたサイクリングロード
いつものように まだ眠い
後ろから追い越しされて
目が覚める

でも追い越したくない
全く人気(ひとけ)もないけれど
私と同じ ようやく目 ...
私は予感している
生きていることが
どんなに苦しく
つらく
情けないことだとしても
生きている生命は
それだけで尊いのだと
私は予感している
悲しみに暮れた
この生命でも
必ず喜び ...
ストレスが溜まることなく生きている世の中の渦に巻き込まれない

都会から離れた場所で暮らす日々自然の声に耳をかたむける

寒々と海岸沿いの道歩く考えている内容が寒い

何もない田舎の町はた ...
黄色い蝶が止まり
羽ばたいて蜜を吸う
いや違う
あれは花
黄色いリボンの麦藁帽子で
妖精がちょこんと座ってる

宇宙が見える真夜中の空で
雨の井戸を掘る妖精
乾いた畑にはしぼんだ ...
ティッシュのような毎日を配って

水を飲み
汗を拭いて

赤い屋根の 濃紺の影が灼熱の四つ角をひんやり濡らす 一軒家の
ドアーに爪先をはさみ入れた


靴幅の隙間に
斜めに顔を近づ ...
初めてのデートは
向かい合って座って
ラベンダーカルピスを飲んだね

だけど照れくさくて
横ばかり向いて
窓の外ばかり見てたね
どこまでも続く海のような
ラベンダーの畑を

...
あなたはシャボン玉

公園で噴水を見ていた

いつでも二人の場所だった
今日は一人きり
噴水を見てる

池の底には楓の葉が
貝殻のように沈み
赤く輝き
紅葉の海に変える

噴 ...
焦がれるものがなくて焦がれる

どうにもならなさが哲学だったなんて

正常なんだよ、私こそが!

それをサッカーとかにぶつけられなくても

スマホゲーム依存でも

胸張って行き ...
エトロのペイズリーが

好きなひとだった


なにからなにまで

ペイズリー


ぼくにも

買ってくれた


ペイズリーの

二つ折れ財布


とっても長くも ...
最果てを知る形而上の声
むつび合う因果の指

君は
光と影を刻印した
その半神の体を
迷い込んだ月夜の湖に
優雅に揺蕩わせている

甘く疼くカタルシスの咬痕
仄暗い五欲の潮流

...
フェリー乗ってる感じで高速をゆく

彼女に彼ができたみたいで

胸にずきって風が吹くんだ

フェリー乗ってる感じで高速をゆく


つまらない奴の方がモテる

壁に背中おしつけて涙 ...
一生この煙草を吸っていくのだと
決めるような出来事を
経験してこなかったからだろうか
身体のあちこちがやわらかく
まだ幼虫のようだ

目が覚める
一日に何度も目が覚める
長く眠れずに
...
無言で落ちる砂
死に急ぐように落ちる砂
華麗に輝きながら落ちる砂

二度と戻らない時を過ぎ去り
見る者の心の隙間に溜まっていく
ああなんという早さで
落ちる時のカケラよ

私はそ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
リンドウの妖精丘白月自由詩019/7/31 21:35
サレンダー末下りょう自由詩1*19/7/31 20:19
帰って来て花形新次自由詩019/7/31 19:48
火を一緒に灯したい丘白月自由詩119/7/31 19:19
夏の憂鬱ひだかたけし自由詩419/7/31 16:31
いまより純粋函館ドラゴン自由詩019/7/31 15:50
発露渡辺亘自由詩219/7/31 9:28
花壇に抱かれて丘白月自由詩019/7/31 6:07
遊牧墨晶自由詩019/7/31 3:55
かいむ函館ドラゴン自由詩019/7/31 0:46
生首中原 那由多自由詩019/7/30 22:55
万華鏡の恋は花咲く秋葉竹短歌419/7/30 22:19
あと何回の通り雨Kay Bu...自由詩119/7/30 21:30
自然という愛丘白月自由詩019/7/30 20:54
喪失花形新次自由詩019/7/30 20:18
歳をとらない彼女の歌を聴いている水宮うみ川柳1*19/7/30 20:00
星の子丘白月自由詩219/7/30 18:57
自転車通勤千 円 自由詩519/7/30 17:07
予感渡辺亘自由詩019/7/30 10:49
田舎夏川ゆう短歌319/7/30 4:59
きゅうりの妖精丘白月自由詩119/7/29 22:05
シュー イン ザ ドアー末下りょう自由詩2*19/7/29 21:21
ラベンダーの妖精丘白月自由詩019/7/29 20:39
虹の卵自由詩019/7/29 18:31
どういう状況下木葉 揺自由詩119/7/29 12:21
二つ折れ財布st自由詩219/7/29 8:35
オルカ両性具有自由詩019/7/28 23:23
フェリー函館ドラゴン自由詩519/7/28 22:21
起床Seia自由詩119/7/28 22:03
砂時計の妖精丘白月自由詩019/7/28 21:41

Home 戻る 最新へ 次へ
1010 1011 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 1026 1027 1028 1029 1030 1031 1032 1033 1034 1035 1036 1037 1038 1039 1040 1041 1042 1043 1044 1045 1046 1047 1048 1049 1050 
加筆訂正:
水源地/ただのみきや[19/7/30 23:49]
一行削除、一行修正。
4.28sec.