丸の内の商業施設KITTEにはインターメディアテク(以下、IMT)というミュージアムが入っていて、東大所蔵の蒐集品を無料で見ることができる。一階から六階まで吹き抜けになっているKITTEの建物。その ...  
引き出し一杯の書かれなかった手紙を捨てる

行かなかった旅を思い出す

遠く

わたしが居なかった広場で

出会いそびれた友たちが手を振っている
 
 
 
枝も撓む薄紅の八重咲を
愛撫する風のように
目を瞑って
髪を 頬を
蒼白い胸元をすべり
いつのまにか
熟した果実の内側
水辺のあずまやで
冷たい肌を絡め合う
二匹の蛇
ずっと昔に滅 ...
Sと二人、町外れの森の前まで自転車で来た。
昼間、遠くで立ち上る煙を見つけたあいつに持ちかけられて、
ここまで来たのだ。
アイツは自転車から降りると
取り憑かれたように煙が浮かぶ方角、
藪の ...
放射状ではないですが 
こちらにも 大きな国道 ありて 

ビュンビュンと 
北国の風を乗せて 進むタイヤは 
きしむことすら 忘れて 
遠吠えを 始める 

夜になれば ラッ ...
小さな言葉を
少しずつ撒いていく
戦うための
ささやかな宙づり
私のペンはすべて詩へと向かう
これからは詩が私の戦場
世間にうずもれながら
うずもれきれずにはみ出る歌のために
検索エンジンの餌食になって一生くさしやがれ
顔みただけで嫌になる為政者に笑顔で挨拶する奴らなんて小学生以下。

オッチャンも今夜はブギーナイトにまたいっちょ吠えてみっかな。死ねこの野郎。笑ってん ...
映画三本立て

離別〜決別〜惜別〜
(1)
「道」
監督フェデリコ、フェリーニ


(2)
タクシードライバー
監督マーティン、スコセッシ


(3)
…マ ...
はるか彼方の遠野のはざまー四月の光差し込む下層の底を、歩むことだけ願ううちに、今年の春は過ぎてしまった。青々とした若葉の恨めしさ。みんな、僕を置いていって、生き生きとした生気を吐いて、季節を前に進めて ... 黒と白と赤と黄色
コップの中で揺れている
最悪の出来事が
たくさん起きたんだ
そんな顔をしてみんな立っている

ただ違うことが不幸の始まりで
同時に終わりを内包している

ここは ...
文明はひた走る
未来へと伝達する
時をドラマにして
空間をひとつにして

進め、近未来
お前が一番近いのだろう
神様がいるところまで、どうか
連れてっておくれ
自閉症をもつ息子の
小さな手を引いて
特別支援学校のバス停まで
いつもの道を歩く

――はやあるきっ、はやあるきっ
かけ声と共に
到着時間まで、あと3分
息子が地べたに這いつくばり
...
二十三のときに出会って
二十四で俺の子を身籠った

翌年生まれた子は自閉症で
俺はあわてふためいて
子供の将来を悲観し
わめき散らしたけれど
おまえはただ
「それでも私の子に変わりない ...
静かな 受死日
赤い 耳鳴り
汚れた 嘴を
愛でたい 衝動

時間の 堰を
鬱と 感付き
黒い 水飴を
一入 味わう

奇妙な 甘味に
体が 弛緩し
疲労と 快楽の
絶頂を ...
 窓ガラス越しに店内を見渡す。レジ奥に立つ人物を見て一目で社
長だと分かった。懐かしさで思わず声が上がる。声を掛けるかどう
かで迷う。30年である、こちらの思い入れとは別に果たして分か
ってもら ...
ここは天国、英語でheaven。
実は名前なんてないらしいし
これが僕の見ているおかしな夢だって
言われても べつにおかしくない。

絵に書いたような クリーム色の雲の上を
これまた絵に書 ...
優しさのグラデーション
増えた色 密度も増し 煌めきが尖るメルヘンの角
舞って秒を光の粉にして 吹いてゆく 風の小さな心臓

あなたのメッセージを見ると元気が湧く
優しくなったね 昔 ...
バランスの取れた食事で健康体無農薬野菜美味しさ違う

生野菜高くて買えない時がある冷凍野菜上手に使う

宅配のピザ屋あってもエリア外町の端っこ便利が悪い

紅葉が町を照らしてくれている一瞬 ...
にこやかに交わし合う
流通する愛撫
性欲の使い方が
誰とも分け合えない

薄墨色の手紙
何度か届いていた
僕がそれを忘れる
その仕草を共有しよう

誰がだれでもどうでもいい
...
ちびくろサンボって
最近とんと聞かなくなったが
どうせ差別的とかなんとか
下らない理由なんだろ

俺がガキの時分は
暇さえあれば
ちびくろサンボの絵本を読んでいたよ
虎バターのところだ ...
「こんばんは 新しい秩序 です」

「こんばんは イエスとマリアの連鎖 です」

「こんばんは ギラギラ毛皮團 です」

「こんばんは 暗闇のオーケストラ作戰 です」

「こんばんは  ...
初音ミクは冷たい
体温の話だ
初音ミクは冷たい
体温の話だ
テレビで他の誰かの歌が流れてくる
曲に温度なんか求めたりしない

初音ミクは冷たい
体温の話だ
初音ミクは冷たい
体温の ...
みどろの眼が睨んでいる
それを説明しては、いけないから
ボクはみどろのことは話さない
かわりに だーらんの花の咲くブーの森で
きのう夜の小人たちが踊った ギシキのことや
コーンベルべのたーた ...
少年よはよ気づけ

今日がどんなに天気が良かろうが

そんなのどうでもいんだよ別に

引きこもりと内に篭もるを両立なんてする必要なんてない

外に開いた想いで部屋にいたっていいじゃねえ ...
たったひとつ足りないばかりに
水になれない命がこの世にはあるのだから

たったひとつの決まりごとのために
美になれない命があっても おかしくはない

 (だからこそーー )
ふと眺めた死 ...
大丈夫 ミラーボールは
いつもまわっている
無号電話のような 呟きにちょっと
突っ伏して泣いている だけ なんだよ

誰も 知らないだろうけど
あの子は おっぱい 割と小さめだし
目をつ ...
飛び立った優しさが
稲の純朴を運んで
新しい命を与えるだろう
黒く染まった鼻の中に
はるばるやってきた光沢を
感じるのはなんでだろうな

あなたは
マネーゲームからは置き去りの
爪の ...
ビルの窓に褪せた空の青さ
夜のままの側溝の饐えた臭い
音漏れしている流行曲
眩暈のするようなデジャヴ
なにもかもが痛くて堪らない

肉体は暴力である
殴打された何十億光年の静寂に
雑踏 ...
自己主張したいんなら
自分の作品でしやがれ
うんぽこちんやろう

靴下うらがえしだろうが靴下は靴下だ
ぼけたこぴーまんなすやろう

右左反対だろううが
オメさんのしったこっちゃねえ
...
さあ、とくと御覧あれ、なに、遠慮は無用だ、その辺の連中よりも、俺は見られることにはずいぶんと慣れている、もしもそういうことを気にしているのなら、君、本当に、少しも気など使う必要はないんだよ、特に関 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
壁を這うワニ/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外こうだたけみ散文(批評...1*19/5/15 21:10
hologram墨晶自由詩2*19/5/15 20:25
やむにやまれずただのみきや自由詩3*19/5/15 19:38
[:Modern Jesusプテラノドン自由詩019/5/15 18:22
五号藤鈴呼自由詩3*19/5/15 9:04
ブログもツイッターも閉じた日に葉leaf自由詩119/5/15 6:00
キサマぁー。アホチン星人だなぁー。よーかん自由詩019/5/15 4:01
男たちの別れ(恋愛編)アラガイs自由詩3*19/5/15 3:36
『春と修羅を読んで』・憂鬱たこ自由詩419/5/15 1:14
リビン アティク オブ ライブハウス竜門勇気自由詩019/5/14 23:56
未来へ福ちゃん自由詩119/5/14 22:52
石の顔服部 剛自由詩319/5/14 22:39
妻へ花形新次自由詩119/5/14 21:43
暗転ルラ自由詩1*19/5/14 19:58
懐かしい笑顔にbeebee散文(批評...119/5/14 18:49
新しいタイプの地獄ふじりゅう自由詩219/5/14 15:53
優しさ研ぎ澄まして朝焼彩茜色自由詩12*19/5/14 14:52
過疎夏川ゆう短歌119/5/14 5:10
キメラの隣人竜門勇気自由詩1*19/5/14 2:38
しろでぶインポ花形新次自由詩019/5/13 23:45
Good evening,墨晶自由詩019/5/13 21:27
初音ミクは冷たいピッピ自由詩419/5/13 15:39
みどろの眼atsuch...自由詩2*19/5/13 15:20
焦らず楽しめよーかん自由詩119/5/13 9:11
系図ぽりせつ自由詩2*19/5/13 8:24
ミラーボールふじりゅう自由詩219/5/13 4:20
麦わら帽子自由詩219/5/13 3:59
肉体のシニフィエ新染因循自由詩11*19/5/13 1:06
ウゼえ野郎だなこの野郎よーかん自由詩019/5/13 0:15
バッド・アティチュードホロウ・シカ...自由詩2*19/5/13 0:06

Home 戻る 最新へ 次へ
1011 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 1026 1027 1028 1029 1030 1031 1032 1033 1034 1035 1036 1037 1038 1039 1040 1041 1042 1043 1044 1045 1046 1047 1048 1049 1050 1051 
4.22sec.