キャメルのタバコ
窓辺に置いてみる
月明かりで歩くラクダ
お揃いで買ったジッポー
今も優しく温かい灯
だけどオイルは想い出の香り
オイルが切れたら
想い出も来れるかしら
...
道端に彼岸花が咲いている
家の近くの細い道に
道端に曼珠沙華が花を咲かせている
家の近くの畑と畑に挟まれながら通り抜けてく農道に
車一台やっと通れる道に
工場の屋根の煙突が
白い煙 ...
そしてほんとうに、
物事が終わり続けている。
かしこい 頭割れ たちが
計算して、
そのとおりに1日がすぎる。
知らない男と過ごしても、
きもちはすかすかさびしくて、
言葉のなかにだ ...
昨日、落ちて行った欠片は
一昨日との間で見失った
今日、すれ違ったものは
いつか仲違いした誰かとよく似ていた
長雨に汚れた
川のほとりに腰を下ろして
彼らの急ぎ足の
旅を
老人 ...
ウエディングドレスを
あなたは作ると言った
型紙も大変そうだったね
仮縫いが終わった夜
妖精が花を持ってきた
レースに満天の星空のように
白く小さな花が咲いた
銀河を渡るように
あ ...
秋の訪れ告げる風は
口笛のように鳴く
子供が練習しているように
何かしら
未来を食べるように
オトコと
一緒に暮らすというのは
お店で気に入った扇風機が
部屋では音がうるさくて
風量調節がいまひとつ
という感じかな
まぁ距離を保てば使えるしね
オンナと
一緒に暮らすというの ...
秋口になると
ジジイのしみったれた自称詩が増える
自称詩のなかでも最悪の部類に入る
こんなクソ自称詩を
決して許してはならない
イイねと言ってる奴は
もっと使えない
クソ自称詩を
...
神さまのぬり絵は芸が細かい。
僕の心に眠る花にまで色がついてる。
光が幹に当たり移動していく
奥まる緑が揺らいでいる
落ちる木葉を捕えた視覚、
落ちた木葉を掴んだ感触、
この晴れやかな秋日に
僕は自分を忘れていく
森の只中に佇んで
すっかり ...
春の桜が
切手になる前に
思いを届ける
言葉を探して
生きることは
きっと寂しいけれど
ひとつの季節が
終わろうとする
この行間に
愛を埋めたい
プリーツスカートの ...
海の隙間から波は産まれる
波は私を満たし
新たな海となる
私はかつて飛ぼうとした空のことを
思い出そうとするけれど
色と形のところで
見失ってしまう
織田信長が好きで、これまで何ヶ所かその関連の史跡巡りをしてきた。その中で最も感銘を受けたのは、やはり安土城跡を訪れたときになる。
城郭、建物などはなく、山頂にあった天守閣へと続く石段とわずかの石 ...
カネを払えば女は抱ける
カネがなければ
女を抱けない
そんな男はごまんといるよ
これを書いたら
「女を何だと思ってるの」
って
世間の女の人に嫌われるだろう
だけど
女の ...
「何もかも無くなれ」
「ただただ死にたい」
またもメッセージが
頭にとどく
どこの誰だか知らないけれど
僕らはそれらを
共有している
受けとるメッセージに
疲れた夜 ...
晴天の空色が蒼く見えるのは
それなり理由があるんだろう
夕焼けが血の色に見えるみたいに
空気が無色透明でいてくれたから
自然界の全ての色を
この眼は識別できる
でも
そこから ...
軒先に脱いだ靴が消えた
会社にばかり通ってる靴だから
会社に向かったのかもしれない
いや、しかし、通勤電車に嫌気が
さして旅に出たのかもしれない
文なしの旅先で困ってやしないか
いやいや、 ...
昼休み、AはBと食事に行った。鉄橋の下は電車の通る音がガタゴト響くものの、少し涼しい日陰になっていて、AとBはそこで信号が変わるのを待った。Bは沈黙を破ると唐突に自分の持病のことを話しだした。だから ...
道に座って詩を売りながら、飛行機に近づくチャンスを待ってる。
宮下公園の木には下着やストッキングが引っかかっていた、お祭りのかざりみたいに。大統領専用機が離陸すると、路上生活者やカラスがジェ ...
いずれ遠くなっていくこの一日に
ちょこんと座り瞑目する君は
未だ見ぬ異郷の光景が
大地をカッと割り姿現わすのを
静かに一途に待っている
)熱風の匂い 大気の感触
)ああ既に遠い一日よ
...
宇宙から見れば
この星は小さな水滴
青い羽根の蝶が棲む
蒼い涙のような
あどけない唇の妖精
長い触覚が触れた気がした
ありがう
そう言い合ったとき
からだに水が流れた
...
故郷の母上様お元気ですか?この度は大変お世話になります。電話の度に会いたい、会わせろと仰られてましたね。こんな形でご迷惑をかけます。心配で心配でこの様な文を持たせました。思えば私の時も同じ事がありま ...
空想語源物語 第一話
「血眼(ちまなこ)」の回
*************
★主要登場人物
○漁師
○漁師仲間
○アメリカ人レストランオーナー
*********** ...
希望で照らしてほしいわけでもなく、
絶望から抜け出したいわけでもない。
ただ少し、この不安を減らしてほしい。
空から落ちて来る一粒の雨に、
何個の水素が含まれているかなんて、
わたしは知 ...
年老いたキツネは考えた
もう獲物を追いかける元気は無い
白鳥の卵を盗んで育てて
大きくなったら食べようと考えた
森の中で白鳥の巣を見つけ
親が留守のときに
一つ持ちだした
...
最高気温が随分と下がったのに
まだエアコンは点けっぱなしのまま
温度が高いのが苦手なのではない
湿度が高いのが苦手なのだ
ある種の人間と同じように
ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥ
踊りたい夜だった
寄り道する気もなくて
適当に夕飯を買った帰りの
どうでもよくなってんだ
寝て起きて寝て起きて
出勤直帰出勤直帰
帰って飲んだビ ...
青と緑、光と影
空に突き上げ梢が揺れる
照り映えながら、翳りながら
青と緑、光と影
ゆったりと時流に貫かれ
今日という日を進みます。
乳歯が抜けて、AQCが生えました。
Aから始まってるので、品質は良さそうです。
手垢が汚いフェンスをよじ登り
腫れぼったいふたりを夕焼けが刺す
車の影に空気を入れないように
石を蹴り始めよう
本当はゴールがどこかにあって
本当のゴールは躓かないと分からない
だけど君と ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月の砂漠ほど離れて
丘白月
自由詩
1
19/10/3 7:30
ぜんぜん面白くない
こたきひろし
自由詩
10
19/10/3 6:48
空虚
はるな
自由詩
2
19/10/2 23:55
雨は永遠のように降る
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/10/2 22:01
ブライダルベールの妖精
丘白月
自由詩
0
19/10/2 21:58
風を食す
〃
自由詩
0
19/10/2 21:58
暮らしと現実
イオン
自由詩
2*
19/10/2 21:04
耐えられない存在の自称詩人
花形新次
自由詩
0
19/10/2 18:25
ぬり絵
クーヘン
自由詩
4*
19/10/2 12:47
森にて
ひだかたけし
自由詩
4
19/10/2 12:42
春の印
ミナト 螢
自由詩
2*
19/10/2 9:31
産声
たもつ
自由詩
1
19/10/2 7:32
安土城跡散策
日比津 開
散文(批評...
0
19/10/2 5:31
エロい胸騒ぎ
こたきひろし
自由詩
2
19/10/2 2:12
メッセージ
シホ.N
自由詩
2
19/10/2 1:22
総天然色とはいかない世界で
こたきひろし
自由詩
1
19/10/1 23:50
靴が旅立った日
帆場蔵人
自由詩
4
19/10/1 23:46
散歩道
ああああ
自由詩
0
19/10/1 23:18
空飛ぶ詩人
〃
自由詩
1
19/10/1 23:17
君(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
19/10/1 22:52
ブルーフェアリーの妖精
丘白月
自由詩
1
19/10/1 22:11
手紙 ~母から母へ~
しょだまさし
自由詩
2
19/10/1 21:30
空想語源物語 第一話「血眼(ちまなこ)」
丘白月
散文(批評...
0
19/10/1 21:00
空から落ちて来る雨に
la_fem...
自由詩
3*
19/10/1 20:52
キツネと白鳥の子
丘白月
散文(批評...
0
19/10/1 20:40
苦手
HAL
自由詩
6*
19/10/1 18:33
ザ・ビュー・フロム・ズィ・アフタヌーン
砂漠枯
自由詩
1
19/10/1 14:32
帆船
ひだかたけし
自由詩
5
19/10/1 13:04
AQC
クーヘン
自由詩
7*
19/10/1 12:33
焦げた髪の毛
ふじりゅう
自由詩
0
19/10/1 12:31
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
3.84sec.