まどろみて 千里言う謡 山くだり
里村の鬼を眠らせ 夜祭り
人の声 聴こえぬ 言の葉 天高く
千早ふる 神代の舞いへ 降りそそぐ
雨となり 蕭々と 場を鎮め
人生という名の
人は皆 誰もが
愛は
愛の
いつだって 恋は
見つめあう
わがままに
ときめいて
抱きしめて
真夜 ...
部屋を飛び出して泣きたくなった群青の日
煙草の煙が目に沁みた
か細くよじれた心
いつかこれも、遠い昔の出来事になる、とそのときは思っていて
忘れたいことだらけだから、忘れちゃいけない日々
た ...
溢れ出る感情が、心のキャパシティを超えそうになったとき、
言葉を綴ることで僕は僕をコントロールしている。
そして、その感情は、幸せや楽しさというよりは、
怒りや絶望といった ...
首すじをすり抜けたのは
春の嵐ではなく
えもいわれぬ
胸騒ぎ
叶えられないかもしれない
希望
翼持たぬ者をさえ
空に向かわせてしまいそうな
強迫観念
脚を
すくわれぬよう
「 ...
発句 ペダルからぬげし紅下駄村若葉 草田男
脇 耳をすませば 月島雫
三句 生活の 音が聞こえる 多摩丘陵
四句 調べの和音 西風に乗る
五句 間に合わぬ 焦る気持ちの 坂登り
...
人前を憚らないで発情し身悶えてるよ愛しい猫が
鬱になる鬱にならない人の差を鬱になるほど思い悩むな
足りてでも満ちてないんだ毎日がそれがさびしい慰めをくれ
踏み切りの線路の上の陽炎か儚 ...
雨のなかの白を追い
ふたつの午後が終わってしまう
雨の後も白はひろがり
宙に音を描きつづけている
鳥が一羽
白をついばみ
描かれた音に
音をこぼす
金と ...
全ては君の身から出た錆
安心してください
このままではおわらない
思考停止詩の壁の前で
泣き崩れる君を見ていると
赤十字に献血までもして
君は学者ふぜいもどきの
エセ人体実験 ...
【公園】
躁鬱な白熱灯が
葉桜のささやきになだめられて
たわわに実った涙を
鳥が、祈るように啄んで
焦げ落ちた空へと死んでいった
【狭い路地】
ヨモギ色のトタンの一軒家
も ...
大洗の海がすこぶる荒れていた
無理ないよ
台風が近付いているんだから
海は遊泳禁止になっていた
当然だよ
季節が外れていたんだから
水族館の駐車場に車を停めた
台風が近付いている ...
昔馴染みの友人と町を歩いていて、歩道の隅にけものの彫像が置かれている一角に差し掛かった。
「そういえば、この辺りで幽霊を見た、という話を聞いたことがある」
何の気もなくそんな話を始めると友人は ...
n'est plus l'impromptu, déjà
一階の角部屋を覗きに行く
カーテンのない窓から室内がよく見える
六畳の板の間の隅に
サ ...
何もかもが平たく ここにあるわたしは点
点は点と結ばれて線になることはできず
ここにあるわたしは点 いまも
すべてが遠く夢のように見えて
生身のわたしはどこにいるのだろう
損ね 刃が指先 ...
障壁はなくなった
さあ
戦争の準備をしよう
靴紐を結び
あご紐を締め
上から下まで隙がなく
「イエス・サー」の一言でひたすら前進
銃を磨き
砲弾にはキス
国境線に地雷を埋め
家 ...
お金を使いはたして 黄金がわたしより大切に扱われていくあたりまえさにみとれていた
マーケットの片隅で
多すぎるか少なすぎるかしかない
という
取り分を
数えきるまでに使いはたして ...
窓は人の瞳を
光らせる
カーテンを閉めて
置くのはきっと
命の合図を
外に隠すため
ガラスを通して
伝えたい気持ち
雨が降ったら
傘を書くでしょう
踊る二人に
言葉を与え ...
ねぇおじいちゃん?
何だ?
何か話してよ
お前が話しなさい
私は手を動かしてますから~
う~ん…
昔切ってもらったんでしょ?
そうだな婆さんにな~
どんな時に?
お前の父さん母さんの ...
{画像=190420191329.jpg}
{引用=
詩とかわいいイラストを融合できないかな~と考えていました。
詩の説明のためのイラストではなく、
イラストの説明のための詩でもなく。
...
悪い結果を予想するのは
予想が当たるという良い結果で
悪い結果を打ち消したいと
思っているからだ
ネガティブな人間なんて
いないんだよ
この春日に躍り出て
僕らは軽快な会話を交わす
〉快晴ですね
青い光が降って来る!
〉そうですね
実に素敵な日ですね!
僕らはそうして手を繋ぎ
光のなかを進んで行く
もう ...
「お棺」
潮の目 考える
学ぶ姿勢 死生
ごみとくず
預かり 手渡し
覆す 誠意 真
いつまでも変わらない
このときも 明日も 明後日も
不安だから今を見る
長い連休、借りてきたDVDも底をついた。祖母の家を訪ねる。といっても同じ敷地内にあるので、徒歩三十歩くらいの旅だ。
祖母は祖父が亡くなって、三十数年未亡人だ。未亡人はモテるのよ、と、八十歳になった今 ...
ネット詩は、紙の詩人たちに読まれる必要などなく、また誰一人として人間に読まれる必要もない。
こうした無意味とも思われるヘンテコで怪しげな詩の創作は、書いている本人が全く気づいていないところで ...
一年に一度ありえない
やさしい命を咲かす桜たち
懐かしい空に向かう永遠のピンク色が
胸に溶けて新たに命を広げていく
ぼくたちはまた生きていく
今は散り花びらのない樹になっても
胸の中で ...
六十歳の定年に仕事はお払い箱にされた
定年延長再雇用は却下されて
容赦なく投げ出された訳さ
家の借金はあるし
嫁さんは体と心がどっちも弱くて
結婚当初から
俺にずっと養われてたから
...
朝食はパンよりは
和のものがいい
野菜が多い味噌汁
濃くも薄くもなく
丁度いい味が口の中に広がる
おばあちゃんが作っていた
味噌の味を思い出している
毎日食べているのに
飽 ...
空のてっぺんあたりにお日様が昇る
暑いなんてもんじゃない
熱いんだから
夏が真っ盛りだ
八月
男は上半身裸で赤銅色をしていた
女は着ていたが乳房の形が浮き上がって見えた
夫婦は二人と ...
さあ、バゲットを食べよう
あの頃のように分けあって食べよう
ほら、焼きたてだよ
たくさん、たくさん焼いたよ
大好きだったあの匂い
ちゃんとキャッチしなよ
今年はあんこを買い忘れたから
...
さいごの さくらが さよふけて
まんげつ まんまん みちている
ほおづきのような ともしびを
つなげて うたを うたいましよう
去ってしまいそうな 桜のいろを
きえてしまいそうな かおり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まどろみて 千里言う謡 山くだり
足立らどみ
川柳
3
19/4/21 23:20
désormais,
墨晶
自由詩
0
19/4/21 21:04
大きな川を渡る
相田 九龍
自由詩
1
19/4/21 19:13
幸せな人生
邦秋
自由詩
1*
19/4/21 15:57
spring storm
まいこプラズ...
自由詩
1
19/4/21 14:45
勝手にひとり半歌仙/表六句
足立らどみ
伝統定型各...
2
19/4/21 14:39
十首
こたきひろし
短歌
3
19/4/21 11:43
夜 羽織る夜
木立 悟
自由詩
2
19/4/21 9:53
全ては君の身から出た錆
足立らどみ
自由詩
0
19/4/21 9:25
夜の散歩
印あかり
自由詩
9
19/4/21 9:10
中原中也のあの有名な詩が
こたきひろし
自由詩
1
19/4/21 2:37
再度の怪
阪井マチ
散文(批評...
3
19/4/21 2:32
空き部屋
墨晶
自由詩
5*
19/4/21 1:15
点
いのせんと
自由詩
2
19/4/20 23:46
戦争の準備
マサヒロK
自由詩
0+
19/4/20 23:36
つぎの朝の紙くず
DFW
自由詩
4*
19/4/20 23:16
今昔物語
ミナト 螢
自由詩
1
19/4/20 20:39
祖父の後ろ髪
しょだまさし
自由詩
2
19/4/20 19:31
測候所 焦がれる ナナホシテントウ
ふるる
自由詩
2*
19/4/20 19:15
ネガティブなポジティブ思考
イオン
自由詩
0
19/4/20 18:07
walk・on 16
ひだかたけし
自由詩
5
19/4/20 12:41
20190420
Naúl
自由詩
0
19/4/20 12:04
まにまにダイアリー②サザーランド切手
そらの珊瑚
自由詩
7
19/4/20 11:13
とりとめもなく書く、ネット詩のこと
atsuch...
散文(批評...
5*
19/4/20 10:50
桜のピンク色
フリーダム
自由詩
3
19/4/20 7:36
六十歳の定年に仕事はお払い箱にされた
こたきひろし
自由詩
4
19/4/20 6:53
味噌汁
夏川ゆう
自由詩
3
19/4/20 5:33
屋根の上にはソーラパネルなんてなかった時代に
こたきひろし
自由詩
3
19/4/20 5:04
春のパン祭りー愛犬に捧ぐー
美空
自由詩
1
19/4/20 2:27
それとはなしに
るるりら
自由詩
7*
19/4/20 0:39
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
1056
1057
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1059
1060
1061
4.17sec.