私に麻酔が必要だとしたら
私は私を私と呼ばなくなるだろう。

そう思っていれば何が起ころうと私でいられる。

何かが起きると何かも起きる

魚が焼ければ良い薫りがしてくる。
そうす ...
都市伝説じゃなかった。
文字通り、地方か田舎の伝説。だから、信じるもよし信じてくれなくてもいい。

俺の父親はちゃぶ台のひっくり返しが好きだったみたいだ。頑固一徹で癇癪持ちで我が儘で無類の酒好き ...
燻んだ空が
呼びかけてくるようで
俯いたまま走り出した

このままどこへ行くんだろうか
自分に問いかけながら
スピードスケート選手のように
腕を左右に振りながら
走り続けていた

...
雨でひんやりした湿気の壁から声がした
私の錯覚が返事をした
夏を越えてぼんやり名月の香りがした

季節は空色に染まり風に運ばれてくる
差し支えのない刹那を1つ盗んで流れてゆく
ただ感覚1つ ...
過去はまやかしで現在は一瞬、未来は与太話で人生は蝶が見る夢、塵芥掻き回しながら汗みどろの俺はなにもかも知りながら徒労を繰り返す、滑稽だって?では教えろ、懸命さとはどのみち、そうしたことでしか先へ進 ... 極善人が死んだらしい。
きっと極悪人だと言っている奴は、
嗤っている・・・
  執行人のように。
すべてが他人色の世界で
私が、あなた一人を思うとき、
そこは、世界で一つの小部屋になる。
あなたは、私のことなんて何一つ思い出さないかも。
だけど私の胸のポケットには、
あなた専用の小部屋が ...
君は照れ屋で僕は無口で
青空の下で鳥の歌をつかまえて
草の香りを聞いていた

二人言葉はなくても
一つの時間の中にいた

若く美しい葉の隙間に見える
空を丸く切取ったような月を
...
苦しいね
息ができないくらい
海の底にいるようだ

あの空を越えて
新鮮な空気が欲しい
鳥が魚のよう

朝日が底から昇り
天井に消えていく
眩しくて見えない

あんなに揺ら ...
小雨は
薄日を乗せて
銀の色

美しく
濡れて照り映えるのは
君のふくらはぎ

白く優しく季節に溶け

小雨は
薄日を乗せて
銀の色
夏の予感を
貪婪に膨らませ


...
 エイヴォン川のグレイリング達のことを想うと抑えきれなくなって、私は竹竿を手に取った。フランク・ソーヤーは嫌っていたが、私は彼女たちの妖美な姿に骨抜きになっていた。
 いつかバイカモ達が茂る川辺に立 ...
雨が降ります
 草木濡らし
風が吹きます
 草木揺らし

)私はひねもすベッドのなか
)のっぺらぼうの死の幻覚に
)さ迷い目覚めてまたさ迷い

雨が降ります
 草木濡らし
風が吹 ...
夕焼けの公園で
見えるものすべてが
影絵になって
私は千切れそうな人形
鳥が巣から見下ろし
虫達が葉の下で見上げる

風が髪をかき上げて
踊れと言うけれど
はぐれた妖精のように
...
菜を刻み男が作る味噌の汁

柔らかな妻の乳房に春迫る

側にいて温めてよ冷えた手を

しとしとと七月の朝欲情し

泣く子ども遠雷の響きに恐れなし

落雷の電気のパワーに雨呼応
若い夫婦。若い父親と若い母親。
夜中に子供が泣きだした。二人共に睡眠を無理矢理むしり取られた。
寝床から起き出したのは母親の方だ。
明かりをつけるとベビーベッドの上で泣いている我が子の側に行った ...
 
茅葺家ぬ 無ぇんなてぃん
胆ん中今とぅ 在ゆるしまぬ

赤ん坊ぬ ぐとぅぬやる
胆ん中今とぅ 残てぃるむん

手捧ぁさや うーとーとーんでぃ
手捧ぁさや ぐすーよーんでい

忘 ...
まじょが
カレーの皿を割っている。

いつか出逢えるあなたを
この屋上で待ちながら
もう出ない声を絞り切り
歌う歌がある。

もし空を飛べたなら〜
あなたに会いに行きますよ〜
...
 
さようなら
静かに落下してゆく
少し前までのわたし

頑張りましたの
はんこを押されもせず
1日が終わってしまう

ねむたいと
感じることを忘れてから
そんな儀式を繰り返して ...
真夏になる前に
逃げてきた場所で
やらなきゃだめだ
首に手をかける
君と二人

汗ばかり
動いてる
匂いがする
君のやつと
僕のやつ

混じってしまったところと
別々のと ...
パンクスは死に絶えた
ひどく単純な理由で
僕らは政治的信条を
一つに絞ってしまったんだ

2047年9月
パンク音楽公益法団は
当時の世界情勢に鑑みて
反抗すべき対象を決めた

...
韓国がホワイト国?
笑かしてくれんな
どこがホワイトなんだよ
あんな信用ならない国ねえだろ
色で例えるなら
ウンコ色だよ、ウンコ!
ウンコ国のクソ野郎だよ
ニンニクキムチ食った
翌朝の ...
結局、遅かれ早かれ、人は影を出しっぱなしにしておくことも、見逃すこともできないわ ─ウェンディ─


夏のピーナツ バターを冬眠する舌で舐めれば法外な朝はしめやかにはじまり華やかな金曜日に鮮や ...
虹色、あの人をもいで食べたい。
コバルトブルー、私に笑顔がなくて怖いだろう。
だってすべてに押し殺されているのだもの。
もちろん私は怖いです。
でも私はあなたの前で無防備になってみたいのだ。
...
何ら事前の相談もなく、いきなり現れて解雇通知を渡された。
お前はもう要らないお払い箱だと言うわけだ。
定年延長も再雇用も
しないという訳だ。
年寄りに高い金払うなら、若い人材を安く使いたいと言 ...
ハイビスカスの
葉に寝転んで

蜘蛛の巣に架かる
弓張月を見上げる

消えていく彗星のように
蒼い星の粉が風に揺れて
妖精に降ってくる

懐かしい匂いがした

失恋の匂いに ...
天の香具山で妖精が
自分の名前を彫り

夕日で赤くなった
血管のような川で洗う

小さなトンボ玉に
好きだという
たった一つの思いを
麻に編んで通していく
月夜の雨が染みていく ...
あれはああで
これはああだった。

だからああなるだろう。

そしてああなることもある。

あれはああなればいい。

あれがあるとあれもああなる。





無菌室 退屈 ...
―カチ―・・・


隊慶スーパー殺人事件

隊慶スーパー殺人事件とは、2009年2月21日に起きた、男女の高校生2名が深夜にナイフによって殺害された殺人事件を指す。2019年現在も犯人の特定 ...
アスファルトに白く煙る雨は激しく
鶯は黙ったまま昨日あれほど愛し合ったのに
他人より冷たい自分が通り過ぎる
あの日見た夢の

百本の釘を打たれ血の泡を噴く狐
笑うように喘ぎ死にきれず
朝 ...
空模様は空の気分しだい
なのに
わたしの毎日は単調
わたしの選んだ生き方は単純

わたしの肉体構造は
しいて言うなら凹

ずっと同じ男と
一つ屋根の下で暮らしていた
その間に
子 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
何かが起きると幽霊自由詩119/7/15 3:30
都市の伝説じゃなくてこたきひろし自由詩719/7/15 0:31
あの日、ボクは走っていた坂本瞳子自由詩1*19/7/14 22:44
雨の佇みを拾って朝焼彩茜色自由詩819/7/14 22:33
知ろうとするそのときにだけ大きく見開けばいいホロウ・シカ...自由詩1*19/7/14 22:30
極善人ナンモナイデ...自由詩1*19/7/14 21:40
早く杏っ子自由詩119/7/14 21:21
夏に幻惑されて丘白月自由詩219/7/14 21:07
夏空の幻想自由詩019/7/14 18:24
面会2 夏の予感ひだかたけし自由詩719/7/14 16:16
再び巻き始めた釣意北村 守通散文(批評...219/7/14 14:00
日曜日の幻覚ひだかたけし自由詩719/7/14 10:54
マリアベール丘白月自由詩319/7/14 9:43
俳句詠みます。こたきひろし俳句219/7/14 8:56
夜中に我が子が泣きだした散文(批評...119/7/14 8:38
明日、(なーちゃ、)AB(なかほ...自由詩3*19/7/14 8:00
カレーの皿を割るおんな秋葉竹自由詩1119/7/14 2:45
きのうの自分ベンジャミン自由詩9*19/7/14 1:12
代償行為をやろう竜門勇気自由詩019/7/13 23:56
punk rock is dead, punx is dea ...自由詩019/7/13 23:16
色・ホワイト国花形新次自由詩019/7/13 21:33
ロストボーイ末下りょう自由詩2*19/7/13 21:13
コバルトブルー杏っ子自由詩219/7/13 20:49
失業者になってしまったこたきひろし自由詩519/7/13 19:55
鱗粉の夜丘白月自由詩119/7/13 18:16
トンボ玉自由詩019/7/13 18:13
あんなあれ幽霊自由詩219/7/13 17:07
有名人方法論ふじりゅう自由詩019/7/13 15:38
Kiss ただのみきや自由詩3*19/7/13 15:20
要らないものと足らないものの比率こたきひろし自由詩319/7/13 13:51

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加筆訂正:
毒の花たちは私の理想の庭で微笑む/Lucy[19/7/14 21:41]
後ろから二j行目、「うっとりと動かなくなっている」を「うっとりと動かない」に変えました。
Kiss /ただのみきや[19/7/13 21:11]
一文字修正
4.21sec.