春眠の身の閂を皆外し 上野 泰
脇 ミミまで歩む ネコまでのろく
三句 お人好し じじばばタイにも気を配り
四句 走る仲達 おサカナ咥え
五句 天然の いとしさ され ...
女性の必需品買い忘れました。
六十四歳父親です。
いくら父親と言っても娘に頼まれた生理用品一人で買えるほどの強い心臓兼ね備えていません。
買い物はいつも十歳年下の嫁と二人です。
女三人と暮 ...
3時にめざめて
2時間、ドラマ
本部からのクレーム
どうしてこうも
世の中煩わしい
言いたいことを言って
ひとのプライド傷つけて
つまらない恨みをかって
...
自分のことをトーマスと呼ぶ少年の体は青く粉を吹いてた
転職しても家事の基本は身に付かず二階の窓の日射しまぶしく
私は大丈夫になると文字が読めるシミュラクラ楽園の地図は模様
両足の無い ...
聖夜
湾岸地帯では
サイボーグたちが
処女を装う若き娼婦を襲う
ナイロンの乾いたシーツを濡らし
彼らが
冷たい肉を落としていく
青い息吹が
水銀柱を上昇させる時
彼らの瞳が虹色に変わ ...
負けないけどため息
つぎに深呼吸
それがため息
いやなことって多い
ぶっきらぼうな演技
痩せた腰に太い乳首
騎乗位とかで果てる
負けないけどため息
...
桜が散ります
恋も散ります
悲しまないでください
桜は厳しい冬を超えて
必ず戻って来てくれます
恋もまた突然に現れます
でも気を付けて下さい
...
次々と移り変わるテレビの画面をふたり
黙って見ていた
あなたがいま
何を想っているのかはわからない
私は、ただ
あなたに届く言葉を捜して
あなたに触れる手立てを探して
いろいろなこと ...
「YOUTH HOSTEL」
蟹股の威厳保ちつつ
神様のくせに
イヤリングはよせよ
似合わないぜ
知友知友たこかいな
ジミニー・クリケットは歌うよ
When you wish・・・・
ジミニー・クリケットは歌うよ
願えばかなうと
ジミニー・クリケットは歌う
光の射さぬ縁の下で
眠るだんご虫のかたわらで ...
強剪定された関節に
盛り上がる傷
そこから
見えない指を差し伸べる
しなやかな風に
小鳥が飛んできてとまる
どれほど春が虚しかろうと
生きている限り
痛い 悲しい 嬉しい 怖 ...
手から、たくさんのものを受けとった。
けんかした友達と次の日に、旧友が遠くへ引っ越す日に、手を握り互いを認めた。
母親と人混みの中で、好きな人とふたりっきりで、手をつなぎ存在を確かめた。
おじい ...
犬や猫、人間たちのいる駅の
自販機の前で
え?別れてって?
ラーメンを
食べる姿が醜いと
言っただけでしょ、嘘じゃないからッ!
あんなにもすべてを許してくれるから
て ...
さかなのひれが走り
海はのどかに青い石をのみこむ
くじらのせなかに白い
かげがえんえんと生えている
むろん海だけじゃ
生きていけないから
あたたかなほうようをおこなうのは
水平線 ...
なるべく大きな声でこう宣言しなさい
~~予定ではこのへんで地球は終了です~~
銀河ヒッチハイクガイド
まだ未来のことなんて話してんのか、お前は
馬鹿にしやがって
昨日から ...
あなたは朝起きたら歯を磨く
あなたは人に出会うと元気に挨拶をする
あなたは他人の迷惑になることはしない
あなたは常に他人を気遣う
あなたは道の右側を歩く
あなたは平均的な人間だ
あなたは法 ...
姉の家のミィが死んだ
二十年生きて死んだ
遠い町に就職した甥が結婚して離婚して
ミィを連れて帰ってきた
甥はまた遠くの町へ行き
ミィは姉の家で暮らすことになった
ときどき別れた嫁が ...
雪の溶けたアスファルト
ゆっくりと歩く、ふたり
街灯の明かりが斜めに遠ざかって
少しまえの、ぼくが
きみの影を踏む
通り過ぎるヘッドライト
ビルの窓から漏れる光
降りだした春の雪
...
咲くことばかり騒いでるけど
散り舞い落ちることで桜です
悪気はなくても気に食わない
そうですねとか
すみませんとか
聞きたいこととはほど遠すぎ
よく見りゃピ ...
一面に花が咲く。君の笑窪がひかる。星が降る。透き通る。春になる。
そんなかんじの恋だった。
三月は卒業の時期
心がそわそわしている
卒業と言っても
様々な卒業があって
新しい道を開く扉のようなもの
卒業には
寂しさや哀しさなどが
複雑に絡み合う
幾つかの卒業を乗り ...
S君の身体は真に要領のいい奴とできている。
だからわたしはS君の身体を離れて住処を変えようと思っている。
ところがこのことを未然に察知したS君は自分に切り替えを命じたんだな。
血の流れを切断 ...
落ち込んだりもするけれど
うなだれて
ふてくされて
しばらくは動けなかったりするけれど
じっとそのまま寝そべってもいられなくって
お腹と背中の間あたりがジリジリとし始めて
伸びをし ...
出口のない部屋に閉じ籠められて
私は腐敗してしまいそうだ
流浪の眼では
天井を突き破れないから
大腿骨の壊死した足では立ち上がれない
天界は遥か彼方
黄泉の国で待っている人の
す ...
女の顔の
灰色の皮に
汗ふく腕の
肉に満ちて
突き出た骨の
爬虫類のごとく
顔をいじる女の
横を向き
頬杖の下の
頬の皮の厚み
顔に触れる指の
肉を感じ
無意識に肉を感じ
そ ...
数日前の冷え込みは
さらりと積もった雪とともに
あっさり流れて消えた
今日はぬるい雨が降る
冷えては弛んで
今年も確かに春は
令和は五月からだとさ
準備期間がどれだけあったって
あ ...
エントランスを出て三歩行くと吐き気がするさっきまで平気だったのにまたかと思う視界が左右にぶれだして逃避行、はじまる。何から逃げますかゾンビですか世間体ですかなさけなさですかしにたみですか炸裂します必殺 ...
ぼくの朝は完結しないつめたい夜を引きずってはいない
ぼくの大腸は閉塞して夜をためこんでいたけれどもね
カーテンを引くと天使はねぼけまなこで羽ばたいている
窓からのぞくと景色のはじに満開の桜の ...
結論から先に言え。
いつもそう言って
俺の努力もアンタへの気遣いも
不毛にしてしまう上司。
...
真夜中の古巣に向かい歩いている。
ここは慰めの場所
心を元気にする止まり木だ。
移り行く場所を眺めても
寂しくは無い。
懐かしく遠い日々の出来事を支えに
今日もまた背筋を伸ばす ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
勝手にひとり半歌仙/表六句
足立らどみ
伝統定型各...
1
19/4/7 10:16
地元で一番の安売りスーパーで
こたきひろし
自由詩
4
19/4/7 8:11
3時にめざめて
ペペロ
自由詩
3
19/4/7 5:00
惑星にいる
阪井マチ
短歌
4
19/4/7 1:20
聖夜
マサヒロK
自由詩
0
19/4/6 22:24
ため息
ペペロ
自由詩
0
19/4/6 20:38
桜も恋も
佐白光
自由詩
1*
19/4/6 19:06
再会
高林 光
自由詩
4
19/4/6 18:14
20190406
Naúl
自由詩
0
19/4/6 17:31
コオロギ
非在の虹
自由詩
0
19/4/6 16:12
街路樹のうた
Lucy
自由詩
8*
19/4/6 15:43
日々の手ざわり
水宮うみ
自由詩
0
19/4/6 13:47
失恋詩ました
秋葉竹
短歌
7
19/4/6 12:56
すなはま
〃
自由詩
7
19/4/6 12:06
銀河ヒッチハイクガイド
れつら
自由詩
2
19/4/6 10:39
常識のコレクション・序2
〃
自由詩
1
19/4/6 10:37
火宅の猫
たま
自由詩
4
19/4/6 9:55
かげにかくれて
高林 光
自由詩
1
19/4/6 9:03
黒より白い
ペペロ
自由詩
1
19/4/6 6:30
手のひら
水宮うみ
自由詩
2*
19/4/6 5:56
卒業
夏川ゆう
自由詩
2
19/4/6 5:20
友人
ツノル
自由詩
2*
19/4/6 3:58
金曜日の夕方に
坂本瞳子
自由詩
2*
19/4/5 22:21
果たして私は誰ですか
こたきひろし
自由詩
2
19/4/5 22:18
感触
マサヒロK
自由詩
1
19/4/5 22:17
春雨
世界世紀
自由詩
6*
19/4/5 16:56
ぽつんとしてる/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
1*
19/4/5 14:38
夢路
梅昆布茶
自由詩
14
19/4/5 13:09
【 決戦 】
豊嶋祐匠
自由詩
2*
19/4/5 11:43
道しるべ
梓ゆい
自由詩
1
19/4/5 9:16
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
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1050
1051
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1053
1054
1055
1056
1057
1058
1059
1060
1061
1062
1063
1064
1065
1066
加筆訂正:
街路樹のうた
/
Lucy
[19/4/6 17:56]
投稿二時間後に大幅に修正しました
4.25sec.