ゆがんでいるか
踏破する指先の旅人
しろくなめらかであり
その頬に吹風は
行方をはばむことはない
いくとせの
起伏を顎に記述させ
あ、という声すら
ひそめて
夕ひは ...
テレビの中で気が気でない
競走馬たちが駆けている
テレビの前で気が気でない
ソファーに父が掛けている
新聞に丸を書き終えた
赤鉛筆だって気が気でない
父にガジガジと ...
六月の夜の街で 通りすぎるはずの弾き語りに足をとめて
どうするべきか戸惑いつつ 疎らな聴衆の背後に加わり耳を傾けた
酔っていたせいかもしれない
気持ちのいい風が吹いていたからかもしれない ...
未だ宵の口と
レディオ告げるのに
時はすでに朝になり
時計は音を立てる
今日は私の誕生日
誰も気にしない
奇跡がありますように
今日は私の誕生日
誰も気がつかない
魔法にかか ...
もしも早く出会っていたら
もしも別れていなければ
無意味なたらればまな板に並べ
切って捨てることも出来ず
ただ腐りゆく様をみる。
季節はいつの間にか
窓の景色として生まれて来る
わたしは、
季節を食べることもできる
触れることもできるし
ときには、憎むことさえできるのに
馬車のように疾走る季節を
掴ま ...
内容ならあるぞ、いくらでも
形式のままごとの世界で
溜まりにたまったこの憎悪がそれだ
これを癒すことのできるものは
何であれ価値と真理の名を冠してよい
だが待て、ひょっとして
この憎悪と渇 ...
幾度か訪ねた飲み屋街
酔いも程好い帰り道
いかにも勉強中という様な風貌
そんな佇まいの占い師から
「ほれ、君よ。運命に興味はあるかな?」
そう声をかけられて体半分貸してや ...
私の昔のあだ名は、スカンクとサリン
男子は酷いよね
小中学生の時
女子はかばってくれた
この頃は女子の方が比較的、大人
私は、おならとお腹の音で悩んでいた
くっせーぞ!
...
{引用=
イ短調ロンドの孤独に犬のやうにあくがれて
せつかく育てた{ルビ硝子=がらす}色の{ルビ菫=すみれ}を
ただなつかしく僕は喰ひ尽してしまつた。
失意のかたい陰影を
新緑のプロ ...
人影に馴れぬ目高をまた覗く
どこかへ 笑われながら消えたきみ
駅の濁流に疲弊しても
兼六園の水鏡で耳を洗っても
みんなに追われて逃げ惑っても
晴天を仰げば まだ醒めない
秋風にささくれを刺激されながら
自我の花びらを ...
あれはいつだったか
陽炎にゆれながら倒れゆく馬をみた
北の牧場をさまよったときか
競馬場のターフであったかもしれない
或いは夢か、過労死の報を聞いた
快晴の街角であったかもしれない
或 ...
小鳥の死なんてネタに詩を書けば、ウマイ詩は書けるかもしれないけれど、
死自体を美味く書けている詩にめぐり合うことなどそんな経験を自分は、
したことがない。
車の自動運転キャンペーンの一環 ...
その恨みハラスメント?と問われればはらはら涙こぼれるばかり
くろい闇の中で泥のように
身を横たえている
身も魂も宙に舞い上がり
銀河の果てを漂っているよう
眠りとは束の間の死のようで
欲望を一時的に放棄させる
また、この世の隠れ家のよう ...
よい夢をみたような気がするけれど、おもいだせない。そんなのなかったのかもしれない。
長くした髪の毛を切って二月、梅雨空にうなじがすうすうする。くらい部屋に花を飾る、捨てる、かざる。
ぶつ切りの ...
スマホを肌身離さず持っていないといられない
電話なんて滅多にかけないし
かかってもこないのに
友達も仲間も失う不安はなかった
なぜなら
生まれつき
友達を作れないし
仲間には入れない ...
街路樹は車の排気ガスで汚れ窮屈そうで鮮やかさない
島と島繋ぐしまなみ海道の完成させた人々の力
公園で遊ぶ子供の声を聞く昔の自分重ね合わせる
周りより自分を変えるほうがいい変われば周り ...
真っくら静けさ
無感覚の世界で
あるのはただ意識
といって
なにが意識といえるのか
胸のランプが
点灯し
あと幾ばくかの
心の鼓動
僕は透明
形もない
意 ...
窓の隙間から漂う 優しいそよ風に
愛しさの幻霊を流させて
だけれども 楽しさを装って鉄壁のあの人
マリには 一ミリも届かせられずに
温もりを抜いて、
楽しさ偽って、
フフッと笑った 微かな ...
いけいけの
イケイケの
ざらざらの
がらがらの
びしょびしょの
びっしょりの
淡淡の
麗麗の
ねっとりと砕け散る
朝日を浴びた露
花をみんな枯らした薔薇を見た気がする。野の薔薇か花壇の薔薇か。或いはそんな悲しい物はまだ見たことがないかもしれない。
幼い子供らは走りちりぢりに消え笑い声が耳の奥をくすぐる
手品師が飲んで ...
生みの親たちと暮らした四歳の頃 そこに火と薪があった。
生贄の仔羊の姿は わたしには何処にも見当たらず
何も知らないわたしは両親の踊りを、ただ見ていた
何を与えられても、低く笑うしかなかった ...
複雑性PTSDという病気と、メンタルハラスメントにあってからの再発と回復を、ただ淡々と、いまその症状に苦しむかた、それからいわゆる健常者のかたにも届くような書き方で書いてみたいと思っている。
想 ...
私は醜いアヒルの子
けどね、いつか白鳥になれるのよ
この黒い肌だって
いつか真っ白になるのよ
悩んでいるのよ
この美白ブーム
傷ついているのよ
この浅黒い肌に、、、
...
天使、について書かれた詩なら田村隆一を思い出すたしか場が理由もなく一瞬静まり返る現象を天使が通ったと表現したのはフランスのことわざだったのか15年越しで知ったよグーグル先生。天使は、頼りないものと決め ...
何もかも捨てる前に
何もかも捨てない
濁った場所に行く前に
濁っていない目をさがす
部屋の中にあるものが
世界の全てなんです
捨てないでくださいって
懇願とか交渉とかで
現状を ...
家族みんなに見守られ死んでいけたら人はしあわせか
幸福のサンプル
そんなものあるのかな
わかんないけど
いくらなんでも野垂れ死にはしたくないな
運悪く野垂れ死にした人には申し訳ないけ ...
白木の、長く伸びた廊下、そこに初夏の日差しを四等分して落としている窓は古い木枠作りで、ねじ込み式の真鍮の鍵でしっかりと止められていた、その光景は、ノスタルジーとはまるで違う種類の、記憶の生き方とで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
第七頸椎
すいせい
自由詩
4
19/6/12 13:13
赤鉛筆たちとギャンブラー
8月生まれの...
自由詩
0*
19/6/12 7:55
スペクトル
DFW
自由詩
9*
19/6/12 1:50
「今日は」私の誕生日
足立らどみ
自由詩
2
19/6/11 23:24
鱈肝
たいら
自由詩
0
19/6/11 22:44
季節ノ詩
ハァモニィベ...
自由詩
13*
19/6/11 20:37
杯と毒
matiri...
自由詩
0
19/6/11 19:08
聞いちゃう台詞はアルカナ
8月生まれの...
自由詩
0
19/6/11 17:54
ごめんねと後遺症
花林
自由詩
3
19/6/11 17:39
模倣
石村
自由詩
21*
19/6/11 17:27
目高
chihar...
俳句
0*
19/6/11 16:38
ひまわりになったよ
ふじりゅう
自由詩
1
19/6/11 15:50
倒れゆく馬をみた
帆場蔵人
自由詩
7*
19/6/11 15:24
独談
ナンモナイデ...
自由詩
1*
19/6/11 13:25
はらはらはらり
りゅうさん
短歌
0
19/6/11 12:42
泥になる
あおいみつる
自由詩
3*
19/6/11 11:49
よい夢(メモ)
はるな
散文(批評...
4
19/6/11 7:35
依存症とその末路
こたきひろし
自由詩
3
19/6/11 5:31
昔の自分
夏川ゆう
短歌
1
19/6/11 5:08
魂のたまる場所
シホ.N
自由詩
2
19/6/11 3:56
愛しのマリ
ふじりゅう
自由詩
0
19/6/11 3:00
テストという名の
Hose E...
自由詩
0
19/6/11 0:09
薔薇
渚鳥
自由詩
12*
19/6/10 22:17
『メロス』
ハァモニィベ...
自由詩
1*
19/6/10 20:47
複雑性PTSDという病、メンタルハラスメントにあってからの再 ...
田中修子
散文(批評...
13+*
19/6/10 18:13
オセロ
花林
自由詩
2
19/6/10 17:10
すみくたの天使/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
19/6/10 13:04
クリーン・エイジ
竜門勇気
自由詩
0
19/6/10 8:38
現在過去未来
こたきひろし
自由詩
1
19/6/10 7:00
鳥たちはレクイエムを知らない
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/6/9 22:20
1000
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1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
加筆訂正:
姥捨車
/
イオン
[19/6/11 23:21]
少し、直しました。
4.6sec.