私が君を好きなのは
欲しい言葉をくれるからだ
わたしが君を好きなのは
下に見て安心できるからだ
わたしがきみを好きなのは
私なんかには目もくれないからだ
君が私を好きなのは ...
立ち入り禁止のビルに忍び込んだ真夜中
インスタントラジオからの呼び声を頼りに
僕達は星が一番近くで見える屋上を目指した
星座の名前なんて何一つ知らないままで
手すりから身をのりだして大声で ...
夜のなかで今日も音楽を聴く。
聴いているうちに、音楽が星のように光ることがあって、
だから音楽は夜に似合うのだろう。
音楽は、歌声は人を落ち着かせる。まるで絵本の読み聞かせのように。
優し ...
あくまで
熊にとっては、だ
そこで
はたと思う
富士山麓に熊はいるのかと
いたら
自称詩人の死体だって
少しは役に立つってもんだ
生まれて初めて
食物連鎖に
加わることが出 ...
ook up to the sky
and you’ll see the stars
shining in silence
sleeping in silence
look back to ...
秋が来て
少し硬くなった
夜と言う果実
その表皮を
ゆっくり
ゆっくりと
冷えたナイフが
削り取っています
水のような風が
ダイアモンドの粒を
吹き上げながら
刃先へと運 ...
靴の中で
転がる小さな石を
親指の先で
ゴールに決める
僕の足にだけ
ボールが集まる
不思議だなぁと
思いながら
シュートを外しても
狭いピッチで
回ってくるパスを ...
宇宙の冷たい感触が 朦朧とした頭に響く
世界の一様な無表情が 奥まる意識を取り巻く
(フォークとナイフがぶつかる音、砕けるグラス)
世界は今日終わるかもしれず
それなのに宇宙は爆発と沈黙を貫く ...
ボールペンの先で泡立てている
思いを言葉に変えられたなら
メレンゲのような柔らかい気持ち
心に挟んで飛んで行きたいよ
頭と背中を洗ってみたくて
側に行っても良いですかなんて
言 ...
ハロウィンに、
魔女の眼をして貴女に逢うわ、
貴女に逢うため空を飛ぶ。
山の貴女のそばがいい、
さいわいあれから一年経つし、
山の貴女に逢いたいな、
さいわい今日は晴れてる ...
雨女の女性社員と営業にやっぱり雨が降ったと笑う
晴れになり予定通りにバーベキュー会社仲間と賑やかに過ごす
お茶漬けをたまに食べると美味しくて毎日食べても飽きないだろう
紙芝居娘が作り ...
ささやくように
話しかけてくる
冬の足音
秋の終楽章の
フィナーレは
もう間近
木枯らしのような
冷たい風が
吹き抜け
舞い落ちた枯葉 ...
その頃
私は手紙に執着していた
記憶の引き出しにしまってある
その頃という一定の期間には
時間の埃がそれなりに積もっていた
ある日
何となく引き出しの奥から探し出して
太陽の光に ...
テレビの入った箱があって
その中に僕が入って
目の前には彼女がいて
(実際には彼女に関するデータだが)
二人の間にはガラスで出来たテーブル
その中には彼女が集める美しい切手
僕が集める美し ...
夜の高速フラフラふらり
逃げたばかりのニホンライオン
計算式も忘れちゃって
嘆くよりも笑うよりもフラフラ
自由に出来るプラスチックで
自作の檻を作って
結局は投げ銭目当て
忘れちゃってニ ...
ゆったり周りながら 土星が帰ってきて
きらきら揺れる 環が合図のように
ほら、そろそろ生まれ変わらなきゃと
僕の靴紐を 流れ星が引っ掛けて
解いていった
踏み外した先で
...
ねむたい灯りのすべてにいちいち
湿度や数や記号がついている
おもえば ずうっとまえ
まぶたがまだ無かったころから
ふえることが課題だった
ふえ、進むこと
まだいくらでも捨てるものが ...
浅瀬に住めない深海魚
空を飛ぼうとするにわとり
青い空
ボロい外車とパンクな少女
乾いた匂い
空に浮かんだ石の城
読み手を失くした物語
沖を行 ...
真面目さの欠片もない
承認願望だけは
めったやたらと強くて
表面上は善人気取りだが
痛いところを突かれた途端
とんでもなく下品な
暴言を吐き散らかすか
冷静を装いながら
薄っぺらい ...
スポットライトに
目が疲れると
瞬きの回数が
増えていく
それを誰かが
ウインクと間違え
夜のギターケースの中で
待ち合わせるような
約束をする
赤いビロードが
レ ...
重たいドアを開けると
花瓶がひとつ
テーブルの上に置かれていて
「ここですべてがわかります」
一言だけの手紙に添えられていた
最寄り駅からの地図と鍵
逆光に照らされた
椅子に腰掛 ...
背中を向けたまま返事をしたのは
嫌われた方がいいと思ったから
勝手な男だと怒っているだろう
そのうち忘れてくれたらいい
惚れた女を幸せにするための方法が
これ以外に思いつかなかったんだ
...
。。ここに1枚の詩がある
始まりはこうだ
『猫がきれいに死んでいた。死骸を処理するしかるべき所に電話をかけたが呼出音が鳴り続けるだけ』
。。魂とかあるの?、、。いや、猫ではなく。
1枚の詩を書 ...
土地勘のなさを自覚し
不安を覚える異国の街で
冷たい風にさらされ
笑顔に救われる
三叉路に惑わされ
方向感覚を失い
坂道に押されて
またもや溜息をつく
夕闇に空腹が響きを成し
...
亀の剝製が飾ってある床の間
ゆらゆらと海面を漂い
首を一突きにされた
甲羅は磨きに磨かれている
見事な輝き
太平洋の夜は蒼い
恋するように
旅に出る
夢のスエード
抱きしめると
...
羽
とんぼが旗竿の先にとまつてゐる。
セルロイドのやうな羽の一枚が、半分切れてゐる。
緑の縞の入つた黒い胴を一定のリズムで上下させ、三枚半の羽を震はせながら、とんぼは ...
一日一日確実に年を取っていく
死のゴールへと近づく
こんなに怖いことはない
鏡がくすんで歪んでる
そんな心持ちでは
何を見ても聞いても意味がないし
そうやって何でも言葉にするのも
間違ってる
間違っている
こんな風に
今日の俺もひどい顔で
...
みかんやりんご、お菓子にパン。
半分こするとき、母は大きい方をくれる。
大きい方をもらって喜ぶ時期を過ぎたころ。
冷たい清水がつと胸の奥に流れて、ほろりと目からこぼれ落ちそうにな ...
パジャマ姿で病室に眠る
その腕を繋ぐ点滴のリズム
どこかで落とした涙のように
揺れるカーテンを眺めて思う
向こうの世界へ飛び出す身体に
大きな羽根を与えてくれないか
お弁当箱にしま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
理由
青井とり
自由詩
1
18/10/24 0:35
タキオン
1486 1...
自由詩
2*
18/10/23 23:33
絵本
水宮うみ
散文(批評...
1*
18/10/23 20:24
富士山麓のおいしい死体
花形新次
自由詩
0
18/10/23 20:23
sleeping
1486 1...
自由詩
2*
18/10/23 18:44
夜
ゴデル
自由詩
7*
18/10/23 18:26
ハットトリック
ミナト 螢
自由詩
2*
18/10/23 18:11
無表情な感触
ひだかたけし
自由詩
10
18/10/23 11:43
メレンゲ
ミナト 螢
自由詩
2
18/10/23 9:44
ハロウィンの夜
秋葉竹
自由詩
7
18/10/23 7:40
紙芝居
夏川ゆう
短歌
3
18/10/23 5:02
過去からの旅人
st
自由詩
5
18/10/23 4:49
恋文がバイクに乗って来たとは言えなくて
こたきひろし
自由詩
3
18/10/23 0:58
箱
腰国改修
自由詩
0*
18/10/23 0:53
ライオン
〃
自由詩
1*
18/10/23 0:24
土星回帰
赤椿
自由詩
2
18/10/22 23:06
ふえる
はるな
自由詩
5
18/10/22 22:03
秋
かば
自由詩
2
18/10/22 20:19
自称詩人が嫌い2
花形新次
自由詩
0
18/10/22 19:56
扉
ミナト 螢
自由詩
1
18/10/22 19:54
すべてが
Seia
自由詩
1
18/10/22 18:52
アディオス
1486 1...
自由詩
2*
18/10/22 18:49
怪談
腰国改修
自由詩
3*
18/10/22 16:27
彼の地にて
坂本瞳子
自由詩
1*
18/10/22 15:11
きらきらと少年
あおいみつる
自由詩
2*
18/10/22 14:16
羽・廊下・絵本
石村
自由詩
24*
18/10/22 11:23
無常迅速
ホカチャン
自由詩
1*
18/10/22 10:30
鏡がくすんで歪んでる
AB(なかほ...
自由詩
2
18/10/22 9:49
半分より小さい
天鳥そら
自由詩
4*
18/10/22 8:26
ピクニック
ミナト 螢
自由詩
3*
18/10/22 8:25
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
4.03sec.