僕らの切り損ねた爪は廊下の板の隙間から果てしのない奈落へと落ちて行った、僕たちはなすすべがなく、神経症的な音楽の中野先生のピアノに合わせて「帰れソレントへ」を各々のパートに分かれて歌うのが精一杯だ ...
言うに事欠いて
「なつぞら」の最終回ってのはなんだ!
ブラックが過ぎるだろ、ブラックがっ!
不条理小説じゃないんだから
苔の合間に
埋もれてしまいそうな
可憐な花だから
雑草魂
嫌われても
疎まれても
どんな思い出も 乗り越えて
走るのだ
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:* ...
枕元に紫の煙
懐かしい気配
一晩だけ許され
あなたは
天国から降りて来た
手をとりあって
窓を空けて飛び降りる
香炉の灰がゆらゆらと
轍のように後からついてくる
二人 ...
自称詩人の多くには
幼少期に次のような特徴が見られる
・夜尿症
・放火癖
・動物虐待
・自慰行為
・虚言癖
これらはシリアルキラーの特徴にも
当てはまることから
自称詩人すなわちシリ ...
相変わらず、音楽ソフトを立ち上げ
ランダム・ソートを繰り返す。
早朝
雷鳥のから揚げを、夢中で食っていた。
突然のカミナリで、もう一個食い損ねた。
腹いせに、カミナリに怪獣まがい ...
(その背後に普段使いの言葉では表せない世界が音漏れする証言をそのままお届けする。手の混んだ表現じゃ曖昧になる。ベーコンの両面みたくカリカリに焼く。)
珊瑚の岸辺。擦りむいた肘で上半身を支え、背の ...
この前の
雨が一日降った土曜日に
ぼくの棺がとどいた
特注品の大きな棺だ
二人分くらいのスペースがある
樫の木の暖かな棺だ
ぼくが寝そべった横に
生きているうちに読み切れなかった本が ...
詩を書くことで
何をしようとしているのか
何を目指しているのか
誰になろうとしているのか
詩を書くことが
何か格式ばった神聖な儀式であるかのように
錯覚し自惚れた過去の自分から
こん ...
一人になるのが好きだと
そんなことほんとうは
思って欲しくないの
風の強い夜は
ウツギの細い枝も
いつもは届かない手を
お互いに差し出して
踊ろうかと言う
一人の部屋で耳を ...
平成の女の子バンドが久しぶりに再結成
バンドが伸び盛りのころのことは知らないけど
あんころ忙しすぎてYouTubeもなかったし
涙腺みたいになった食道でキスをする
年増の女 ...
ノックする音が聞こえた
私はゆっくりドアノブを回して押した
「こんにちは」
優しく懐かしい声
顔が見えないくらいの
たくさんのシンビジウムを抱えて
大好きな人が目の前にいる ...
じめじめの蒸れた股間に短ズボン
梅雨晴れに包皮を剥いて日に当てる
浴衣から見える剛毛熟女妻
夏シャツのわきに染み入る熟女汗
老人そして小さな子を見落とし続けたあなたの眼窩のそこにある脳髄/は/空っぽで楽し気に戦を殺し続けている/空虚の根底に辿り着くまでどこまで遡ればいい/殺戮の宴はどこにあるか/あらゆる語り部を聞き落したそ ...
紫陽花は魂の宇宙
蝶の巣のように
いくつも羽根を重ね
丸く優しい香りを生んで
初夏の庭を囲む
野点の静かな音が
風よりも静かな音が
紫陽花に囲まれ
見守れて抹茶の香りが
天に ...
犬が
風に毛をなびかせている
冬毛はやわらかな鎧
夏毛はワーカホリックな諜報員
さっぱりと生まれ変わった夏毛たちは
世界を傍受する
遠い国のミツバチの羽音
湖でおぼれたアリがもがく音 ...
季語は夏装い清楚なか卑猥
閉じている股間に夕日疎ましい
脱がないと愛し合えない春の宵
蕾から咲きこぼしたわませてたの
この世のものとは思えない
美しさ
妖気がただよい
みる者すべてを
ひき込むような
透明度
世界中のあらゆる街から
すべての失われた恋が
...
ぽつりぽつりと降る雨の中
ぽつんぽつんと灯るあかり
この世とあの世の境目で
どの道を歩けばいいのか迷う
迷えるのはまだ救いがあって
どの道を歩きたいのか選べる
だからまだ ...
八月。うだる様な暑さだった。
エアコンも扇風機もなかった家の中の暗闇で寝かされていた。
父親と母親の間に挟まれて川の字になって。
眠るまでは真ん中の一本線だった筈なのに何だか人間が絡み合う気配に ...
中学校の教室。
英語担任の竹林先生は中年の男性教師だった。その年齢から普通に考えたら既婚だが、それはこの際どうでもいいかもしれない。
普段は性格の温和な先生だが、授業中に突然異次元世界に飛んで行っ ...
てのひらに舞い降りた
やわらかなバケモノの息は冷たく
右腕に
重過ぎる
そのための花を抱えて
植物園の温室を目指すのは
そこが
恋愛の終焉だから
それを
好ましいと思ってしま ...
ここに来て
答えが出せない
どんな欲望も理性でねじ伏せられる。
我慢しきれない欲望が、
あなたの欲望と絡み合い、絶望を引き裂いて
滝のように流れてくれたら、
泣けるのに私はあの人の胸で。
小径をぬけ
落ち葉を踏みしめてゆけば
森の奥にある古い沼
露草に囲まれた沼
百合が鏡のように覗く沼
私はひとりたずね
初めての景色を心に刻む
私のため息に誰かが応え
空 ...
鬼灯が吊るされ
静かに照らされる
花びらの椅子に座り
スピネットを弾き
森の詩が風に乗せられる
橘の香りがする
ゆるやかな甘い言葉
人の目には映らない
想念にも似た世界 ...
妄想だけで生きていける。
キスはどんな味がするのかな?
私から女の匂いは立ち上がる?
狂わしたいな、私の本能であの人の理性を。
鳥には孫はいないような気がする
この世に存在するのは親と子の二代だけ
俺には未来がないような気がする
俺にあるのは過去とその最前線の今だけ
ほてる公園YouTubeを過ごす ...
あじさいの花房は梅雨の色
差し出した手を青くして
この七月の静かな一時
あなたは寂寥と戯れる
うっとりとした顔で戯れる
時は輪切りにされ垂直に立ち
...
不安の数だけポプラの葉
空を隠し蠢動する
拒絶
あっちへ行けと
こっちへ来るなと
拒絶
俺はお前の
スカアトに隠れている
のに
パンティからの
白く割れた光
図書館のお勧めの本借りてみた自分で選ぶことのないテーマ
新しいショッピングセンター最初だけ人は多くて徐々に減る
久々に雪が降り出し子等騒ぐ「雪達磨とか作ろう」と言う
ニュース見て良い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
僕らはいつも自分だけの譜面を探しているように
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/7/19 0:17
発言を控えなさい
花形新次
自由詩
0
19/7/18 21:31
紫鷺苔
藤鈴呼
自由詩
1*
19/7/18 19:23
逝ってしまったあなたと
丘白月
自由詩
1
19/7/18 18:16
自称詩人の精神分析
花形新次
自由詩
0
19/7/18 17:59
7月のソート
ナンモナイデ...
自由詩
2*
19/7/18 11:18
バカンスのビーチ
ああああ
自由詩
0
19/7/18 6:17
棺
両性具有
自由詩
0
19/7/18 0:11
彷徨
〃
自由詩
0
19/7/18 0:00
ひとりでも
丘白月
自由詩
1
19/7/17 22:03
平成の女の子バンド
函館ドラゴン
自由詩
1
19/7/17 21:20
シンビジウムの妖精
丘白月
自由詩
0
19/7/17 21:03
さわやか句会13
花形新次
俳句
0
19/7/17 17:48
蠅
田中修子
自由詩
2*
19/7/17 17:17
妖精の花押
丘白月
自由詩
2
19/7/17 16:12
アンテナ\ネバーランドはどこにもない
そらの珊瑚
自由詩
8
19/7/17 11:09
女に産まれて変われたら
こたきひろし
俳句
1
19/7/17 6:44
エメラルドグリーンの湖に眠る恋
st
自由詩
6
19/7/17 2:24
迎え火
ベンジャミン
自由詩
4
19/7/17 1:48
うだる様な暑さの昭和だった。
こたきひろし
自由詩
2
19/7/17 0:50
詩と散文のはざま
〃
自由詩
1
19/7/17 0:04
バケモノ語り
立見春香
自由詩
5
19/7/16 22:52
学生
杏っ子
自由詩
1
19/7/16 21:49
幻想の沼
丘白月
自由詩
1
19/7/16 21:14
妖精館の夜
〃
自由詩
2
19/7/16 20:58
誘惑の林檎
杏っ子
自由詩
3
19/7/16 20:20
ほてる公園YouTubeを過ごす
函館ドラゴン
自由詩
1
19/7/16 17:33
戯れの一瞬
ひだかたけし
自由詩
8
19/7/16 13:44
ポプラ
ゴデル
自由詩
2*
19/7/16 11:31
天気予報
夏川ゆう
短歌
1
19/7/16 7:39
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
1039
1040
1041
1042
1043
1044
1045
1046
1047
1048
1049
1050
1051
1052
1053
1054
1055
加筆訂正:
アンテナ\ネバーランドはどこにもない
/
そらの珊瑚
[19/7/18 16:05]
加筆しました
夕暮れ
/
秋良
[19/7/17 15:54]
読んでくださりありがとうございます。ポイントまで頂いた後で申し訳ないのですが、修正いたしました。
4.15sec.