全てが終わり
全てを失い
命は保たれ 
風が吹き

この静けさのなか、
この透明のなか、

私は深い井戸の底に居て
寒さと闇に震えながら
一日に一度の来光の
その瞬間を待っている ...
やさしいと
感じてしまった愛じゃなく
あれはみんなにやさしい小悪魔


こころ堕ち
欠けた十字架とかも好き
汚れたリアルな愛とかも好き


憎しみを
人の数だけ持つ身だが ...
1.
買ったばかりの鞄に縫いつけられていたロゴを鋏で切るとき
海沿いの坂を上るとき
痛みを覚えた数だけ
報われるわけではないのは知っている
一部を忘れて一部を忘れないで、拗れてゆくのは自分の ...
たとえば君がこの厄介事に手を伸ばさない歴史があって
その軸に戻ろうとする意志も目的もなくなったら
大爆発のスキマから僕にハローと言ってくれるかい
ふんぞり返って偉そうな海老が光線銃を ...
無理やり引き離された
無理やり連れて来られた
無理やり運ばれた
物のように値段をつけられ
売られ
犬や猫のように孕まされ
無理やり繁殖させられ
無理やり異国の神にかしずく事を強要され
...
 
幻視は摂理を誘導する

ピンクの海で

帽子を積み重ねる

生命は奇妙だ

架空の歪み

跡絶えない辺獄

夜 玉葱は世界を隠す

ロフトに戻る

月が落ちている ...
春に誘われて
自称詩人が現れる
それは
小学校の下校時に
トレンチコートの下は全裸の
近所のアパートに住む
32才無職が現れるのと
まったく同じ理屈だ
いや、32才無職も
自称詩人か ...
ひとりになると
宙ぶらりんだ

信じることも
期待することも

釣り糸を垂らす
時間を抜けて

餌だけ食べてる
イージーな暮らし

誰かの海が
側にあった頃
心の動きを
...
やさしい
やわらかいものばかりに
触れてしまっていると
ひりひり、ひり
とした痛みのあるものを
抱きしめたくなる
不安や安心やそういったことに
関係するのかもしれない

宇宙や星や月 ...
季節はつぎつぎ仕舞われて
ま新しいシャツの朝、とびはねた分だけ沈む靴

いつ吹雪がきてもいいように準備しておくんだよ。
たんぽぽを乾かして瓶詰めにして
転んでも泣かないように、いつもすこ ...
 あたりまえのように目覚め

 あたりまえのように顔を洗い

 鏡に映る自分の顔に

 あたりまえのように納得する

 目覚めたらどこかの駅のベンチだった

 トイレに飛び込ん ...
とんちんかんな煙のながれ

異国のバーで踊りくるうのさ

水車みたいなのを回すひと

身をひくくして走り回る警官

心配することなんてないよ


屋上でヘリから掃射される

...
不幸とは一般的に

悪い意味でコントロールできない環境のこと

ならばコントロールしようと思わなければ

不幸とは言えないのではないか



それではやっぱり不幸なのだ

コ ...
俺が狂犬病になったのは
今を去る事10年前
酩酊した取引先営業マンO氏に
「テメーこの野郎」の決り文句と共に
骨に食らいつくブルドック
あるいは
犯人に噛み付く警察犬もかくやと思える勢いで ...
「君の名は?」
そう繰り返し語りかけることで
僕は自らの不安と焦燥を紛らしては
歩き続けたことがある

幼少の頃の思い出は
柔らかくて温かくて
ちょっぴりくすぐったいものだった

砂 ...
ちかり ちかり と

機械の奥で青白いひかりが 点滅している

とりあえず 生きていますよ  と報告しているみたい

なんて 持て余した時間に妄想して

勝手に泣きそうになったのは 疲 ...
青空の月の白さ
距離を縮める嘘と幼子の足どりで
君の春は靡く
裏地には満天のプラネタリウム
湛え切れずに流れて落ちて
爪先に当たる石ころたち
祈りのように置き去った
今そこにある過去
...
やわらかな緑の丘の上に
少年たちが一列に並んでいる
一人ずつ順に
チューリップに化けてゆく
そしてまた順に
少年へと戻ってゆく

少年たちの頭上には
半透明の心臓がひとつ浮かんでいて
...
水面の月を一掬い
啜ると泥の味がした
こいつは幻想で幾ら美しくても
血は通っていない偽物だ

僕らは二十歳の頃どぶ鼠だった
灰ねず色の作業着で這いずり回り
朝も昼もなく溺れるように仕掛け ...
給湯室で、連休はどうするの? と聞かれた。A先輩は彼氏とハワイへ行くらしい。A先輩の「彼氏」の発音は末尾が下がっていて、真面目そうな彼氏だと思う。
予定はまっしろだったが、かわいそうな後輩だと同情さ ...
涙がボタンの
穴を塞いで
シャツが脱げない
夜もあっただろう

こぼしてしまえば
青い影になる

冷たい微笑み
氷のリンクを
滑るだけじゃなく

光沢のある
白い生地に当てた ...
言葉が散って逝く。
吐き捨てられて逝く。
書き捨てられて逝く。
見放されて逝く。
言葉が落ち葉のように降り積もって逝く。
地に落ちて折り重なった言葉が意思を喪失しながら弄ばれて逝く。
ある ...
山の上で呼ぶことは
わたしにはできないけど
あなたの行く道の途中に
いくつも花を植えておこう
その道がたえないように
いつまでもどこまでも
足もげの錆びた飛蝗
放置される駅前
送電路に集う青い蝶
地上に銀色の粉を落とし
会話する
列車から降り立った機械臭の一団が
四散する夕暮れ
誰が見つけたかシャボンの船が
空に溶ける
...
自意識過剰です
だーれも
あなたのような自称詩人に
注目などしておりません。
チンカスです、チンカス
それ以上でも
それ以下でもないです
ジャスト、チンカスです
オナニー覚えたての
...
言葉にするとそれはとても嘘っぽくて
この心の嘆き哀しみ悲痛なる想いは
誰に届くこともないであろう
この涙は流さずにおいて
せむし男の雄叫びに変えてくれよう
遥かの地の乾いた空の下
中洲に浮 ...
ぼぅっと座っている
木陰のベンチに
黒アゲハが周回し
近付いては離れていく

午前十時半、

照り映え揺れる木立の緑が
明るくまた濃く暗く
並び繋がるその相貌を
痛む目こじ開け凝視 ...
あの時の夕陽は真っ赤な嘘でした


たんぽぽのきいろい歓声陽の光


青空を雲がいっぴき歩いてく
口を裂かれても言えない事はある
もし
口が裂けたら言える筈はないのだが

時間はさかのぼる
空間は移動した

時代は戦争に飲み込まれていた
侵略と略奪
無慈悲な殺戮と暴力

殺さ ...
林檎狩決まった籠に入れていく沢山詰め込もうと押し込む

栗拾大きな栗で驚いた甘いイメージ更に濃くなる

秋になり気温は未だ安定せず昼間は夏の気候に近い

山を見て紅葉開始した模様一週間もす ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
待つひだかたけし自由詩619/4/19 1:02
やさしい嘘つきが好き秋葉竹短歌919/4/19 0:01
旅人の石渚鳥自由詩4*19/4/18 23:36
ステレオスプートニクカマキリ自由詩119/4/18 22:47
歴史マサヒロK自由詩019/4/18 21:43
in other words,墨晶自由詩1*19/4/18 20:41
春物(14歳8ヶ月のチンカス)花形新次自由詩019/4/18 18:20
波紋ミナト 螢自由詩019/4/18 10:53
息づくかんな自由詩3*19/4/18 9:30
たんぽぽはるな自由詩1219/4/18 9:15
刺激佐白光自由詩019/4/18 1:16
言い訳と励ましペペロ自由詩119/4/17 23:47
プルーフ自由詩119/4/17 22:18
狂犬マサヒロK自由詩219/4/17 21:41
君の名は?しょだまさし自由詩3*19/4/17 20:59
春のような不安赤椿自由詩219/4/17 20:05
反応援歌ただのみきや自由詩3*19/4/17 18:04
春の脈拍塔野夏子自由詩6*19/4/17 15:48
泥の月帆場蔵人自由詩2*19/4/17 14:49
まにまにダイアリー①いつまでも、どこまでもそらの珊瑚自由詩319/4/17 12:23
ドライフィニッシュミナト 螢自由詩019/4/17 10:46
言葉想詩亜綺梛響自由詩119/4/17 1:26
ANSER天竺葵自由詩119/4/17 1:23
憧憬マサヒロK自由詩119/4/16 21:14
どうでもいい(初期のチンカスを改訂)花形新次自由詩019/4/16 20:18
鎮めたまえ坂本瞳子自由詩1*19/4/16 19:05
夢の夢(改訂)ひだかたけし自由詩619/4/16 18:56
生きる色水宮うみ俳句1*19/4/16 17:17
口外してはこたきひろし自由詩219/4/16 7:00
昼間夏川ゆう短歌119/4/16 5:27

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