僕の走馬灯をポニーテールの君は駆けるだろう。
その美しいしっぽを揺らし、君は駆け抜けるだろう。
ワイパックス1錠
ジプレクサ1錠
ランドセン1錠
ベンザリン1錠
ヒルナミン3錠

そしてきみの寝息
ぼくが眠るために必要なもの
春の吐息は明るくて迷う

風が散らした花びらの上に
座る場所もなく青い空を立て
ベンチにするなら絵を描きたい

眩しい景色に負けているのは
心を脱いでも走らないことを
覚えてしまった大 ...
なぁ必要な死ってあるよなぁ…

鬱蒼とした言の葉ジャングル
ぬかるんだ足元で慎重に歩を進める
聞いたこともない鳥の鳴き声
苔を踏んでこけそうになる
緑に視界を潰され
いつ、どこから、どん ...
今日の街凪 しんしんと凪

街人戸惑う しんしんと凪

小声でそっと 取り繕っても

街人の惑い 隠せないね

街凪は 何を告げたいのか

真空に突然 出来た抜け道

街人 ...
隣の籐の椅子 そこにいるのは

確かに揺らいで 眠っているのは

微かに寝息を たてているのは

わたしのこころ わたしの半神



隣の籐の椅子 古い古いとても

古いそ ...
そっとね そっと

そおっと そっと

静かに そおっと

お外は 雨降り



そっとね そっと

そおっと そっと

静かに おやすみ

わたしの 子猫

...
ある朝
父親と母親にむかって
二十歳過ぎた上の娘が言ってきた

お父さんとお母さん
夜中にうるさいよ
うるさくて眠れないよ
気になって眠れないよ

年頃の娘がいるんだから
いい加減 ...
短い詩が好きです
溢さんとする書き手の涙が 短い詩からはみ出して
たくさん溢れてるからです
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは、
、聲を殺して呟いてみよう
すると
ほら、
砂埃をかぶった
詩人のほうからやって来たりして



...
夢の底で逢うような
貴女を真っ直ぐ見つめていたら
宇宙の巨大な静かさが
深夜の小部屋に充ちていた

)貴女は私の手を握り
)私は貴女の手を握り
)二人ちょこんと夜底に座る

夢の底で ...
こうして想いを言葉にするのは
何らかの心境の変化があったからだと推察します

3度目の秋を超えた今
記憶が少しずつ錆びていくことを
寂しく思うか安堵しているのか
残された生活のにおいを
...
黄色いクラゲ
夜空に飛んで

ひとつ
ふたつ

月の真似して

みっつ
よっつ

しぼんだ心に
手あてしてくれる
綿菓子屋が月夜に開く
小枝に星を吊るして並べ
ザラメ雪を運ぶ妖精
白い綿菓子がゆっくりと
そしてだんだん速く
一本の命で絡め取られていく
甘いけれど溶けるのも早い
雪の森の綿菓子屋に ...
別れの落ち葉を噛んだ秋は遠く
森に落ちる琴の調べは
雪の精の水紋にも似た鼓動

遠く離れた大好きな人は
同じ空の違う色を見てる
雪の船の航路を見てる

雲のすき間にある港で
乗り ...
3日前に言った「しあさってはクリスマスのひと月まえ」って、

あれ、おかしかったよねー。

あッ!
って、おもったでしょ?
私は、たった今、おもった。

あッ、今日、ひと月 ...
雨水の溜まったバケツに
虫がいた
夏の暑い日だったから
乾いていたのだろう
草で突っついたり
波を立たせて
私は遊んだ

次の日
虫は死んでいた
バケツの中で
私が遊ばず
外 ...
文学作品に触れようと思う人は、
知や感情に刺激を求めているんだと思う。

それはきっと、旅に出て、
見たことのない景色や
懐かしい空気に出会いたい感情に似ているんだろう。

その恐らくの ...
猫って、美しい?
ビン、と伸びたお髭?
ピンッ、と天向いたお耳?
月のない夜に
恋人求めてミャアミャア啼く声は
お世辞にも美しい歌声とは
いかないけどね、

わがままっぽいけど
...
息苦しい
狭苦しい
檻から空へ
めくるめく旅へ

一歩踏み出す
いっそ飛び立つ
オリジナルカラー
染め上げるキャンバス

ぶちまけた極彩色
混じり合うRGB
カラフルトゥザブラ ...
恋人が急によそよそしくなる
友人の目がすぐ伏せてしまう
上司が理由もなく怒り始める
百貨店にいくと本日臨時休業
昼食の店はぴったりいっぱい
生憎その巻だけ切れてまして
チラシ配りが僕だけく ...
両祖父とも僕の初恋を待たずして逝ってしまった。
父とは出来ない色んな話、3人でしてみたかったなぁ。
けして
ヨーイどん
からは始まらなかった

人生のコース
なのにどうして
競争しだすんだろうな

人間って生き物は

て言うか
何かと人と自分を比較して

差が開いていると
...
剥き出されている

神経は逆立ち
風雨に鳥肌立つ
紅の樹木は激しく波打ち
瞳をくりくりと輝かせた
木登り少女は姿を消した

何にもない、何もない
意味は全て剥奪され
記号だけがひょ ...
こころが空っぽになったので
なにも考えずに眠った
ひとは十代で愛した歌を忘れない
ひとは十代で愛した人を忘れない
青、かったな
でも
春、だったな

きょう僕の
二十代が終わる

青かったな
でも、
春だったな
呼吸の出口を塞ごうとした

その光でもあの背中でも

届かなかったと悔やむ間もなく

踵が地面を嫌がっている

誰かのリュックで飛べるほど軽い
夢を抱えても笑わないでね

次のペ ...
鎖に繋がれたオスの犬
どこからかあらわれたメスの犬

二匹は発情していた

日は山の向こう側に沈んで
家もその周辺も黄昏ていた

小学校の終わる頃だったか
中学校に入った頃だったか
...
名残りおしそうに
山々を赤黄橙に染めながら

秋が去ろうとしている

いわし雲を飾った
高く澄む青空の舞台に
赤トンボが舞い

やがて北風が
冬をつれて来るまでの

ささやかな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
しっぽクーヘン自由詩7*19/11/27 12:41
睡眠薬HAL自由詩9*19/11/27 8:44
自画像ミナト 螢自由詩119/11/27 7:52
戦略と戦術幽霊自由詩019/11/27 7:07
街凪もっぷ自由詩1*19/11/27 0:42
分身自由詩1*19/11/27 0:37
雨音自由詩0*19/11/27 0:33
こんなの詩じゃねぇよこたきひろし自由詩519/11/27 0:20
短い詩小卒自由詩319/11/27 0:15
詩人じゃないアラガイs自由詩9*19/11/26 23:43
夜底の二人(改訂)ひだかたけし自由詩3*19/11/26 23:06
あなたという呪縛AquAri...自由詩0*19/11/26 22:35
巾着草の妖精丘白月自由詩019/11/26 21:51
雪の森の綿菓子屋自由詩019/11/26 21:51
雪の船自由詩019/11/26 21:50
逆ギレ、ここに極まれり秋葉竹散文(批評...219/11/26 21:28
mmnkt自由詩219/11/26 19:13
言葉の旅、「良い」のボタン邦秋自由詩3*19/11/26 17:38
北極星の猫秋葉竹自由詩519/11/26 15:59
スペースたいら自由詩019/11/26 15:11
後ろ前ryou自由詩219/11/26 14:51
3人クーヘン自由詩3*19/11/26 13:01
生存の競争こたきひろし自由詩519/11/26 12:56
荒野(改訂)ひだかたけし自由詩819/11/26 12:55
そうした水宮うみ自由詩1*19/11/26 9:17
十代ryou自由詩119/11/26 8:48
二十代自由詩019/11/26 8:44
明日ミナト 螢自由詩2*19/11/26 7:27
宿題はランドセルのなかにこたきひろし自由詩319/11/26 7:17
晩秋の笑顔st自由詩219/11/26 6:35

Home 戻る 最新へ 次へ
998 999 1000 1001 1002 1003 1004 1005 1006 1007 1008 1009 1010 1011 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 1026 1027 1028 1029 1030 1031 1032 1033 1034 1035 1036 1037 1038 
4.24sec.