思い切ってコートを羽織らずに外出したところ
予想以上に風が冷たかった
ウチへ戻ろうかと迷いつつ
足はどんどんと家から遠のいていった
そんな気さえなかったくせに考えているふりをしたかったらしい
...
青空の何処までも透明なその先を考える夜
僕はそこに架かる橋を探していた
君が一人で歩いて行った青空へと続いてゆく道を
僕は今日も探し続けていた
そこは君が笑っていられる眩い光が溢れる場所
...
口笛が足りなくなって
いつもの森へ 懐かしを浴びに行く
二度と来ないって
吐き捨てた唾は 乾ききって久しい
丸っこい姿が愛おしい
ウソ 小さな鳴き声で 哀しさの片鱗を語る
裏っかわも
...
新しい家の
象徴だった
大きなシャンデリアと
集う家族
時は流れて
バブルが弾けると
付けることさえ
躊躇った明かりを
キャンドルに灯し
静かに燃やす
私にとって
残 ...
まばゆさに目をとじれば
暗闇となった世界に浮かんだ
円が燃え上がる
そんな遊びを繰り返していた
あれはぶらっくほーる
宇宙への入り口か出口だった
だれもかれもみんなおとなになってし ...
あこがれてた人があったり、きにいらない賛辞があったり、家までの帰り方を忘れるのなんてずいぶん簡単だった。寝不足のせいで胸がどきどきするの、はじめてのバイトの面接の前みたいだったよね。あなたもずいぶんと ...
彼女は天国に向かう途中だった。そこは生きながらにして昇りつめる事ができる。
健康な肉体には健全な性欲が宿る。そして健全な性欲に道徳は邪魔だ。
第一、男女は共に股間の中心をその人格ではコントロールで ...
ふとした瞬間に、思い出すのはあなたの笑顔だ。
あなたに焦がれるようになったのが、いつだったのかは分からない。
出会ったときからだったような、もう二度と会えなくなってからだったような。
笑って ...
ゆび伸ばし
綺麗な三日月触ってみたら
遠く魚の跳ね跳ぶ湖
月ひとつ
孤独な顔している空は
やさしいくせに哀しい闇色
そんな目で
わたしのな ...
さよなら、が瞬いては消えて
こころに小々波もおきない
からだの輪郭はどこかに消えて
狭い部屋でちいさな湖になって
水源へ染み入ってゆく
くらいくらいばしょ
ひかりしかないばしょ
...
夜の亀裂
深紅の木漏れ日
まといつく闇の交線を解いて
夜の頭部は眠る
微かなる先端の緊張
秘めたる炎の
隠れたる部分
狂おしき夜の深層部に
深紅はほとばしる
おまえの頭に流れ ...
桜並木から運ばれた花びらや砂利が
しみったれた街道を明るく染め上げる
肌寒そうにぶらり スーツが歩く
俺は生きたい そう
空腹が告げている 日中
微かに陽の当たる 路地を抜けていく
「 ...
僕らの未来に、星がありますように。
蕩けた
さくらんぼ
季節外れの台風が
火照った頬を慰めながら
笑う
笑う
笑いながら
咲いて
咲いて
咲き誇る
武者行列が
押し寄せるなら
舞うのを待って
待ちくたび ...
今は詩に浸る
心が固い
消しゴムやスポンジで
擦られて
そのカスや泡で
見えなくなった
とても大切な人が
生まれた
朝を想像する
自分を愛し
何かを分かち合う
歓びの ...
はこびなさいとおそわった。つたえなさいとおそわった。でも、ほんとうにしたかったことではなかった。(いきるためにぎせいにしていいものなど、どこにもありはしない。)そのためについやしたつきひだけが、かなし ...
嫌なことがあった
再入院だ
土日くらいは帰りたい
嫌なことがあった
死ぬことと比べたら
いや、どうせ皆みんな死ぬんだし
比べるまえからつまらない
嫌なことなん ...
宵はカラスの群れと羊たちのサーカス
銀の膜に薄く張り付いた星が剥がれていく
触れなかったあの子と
大事に抱えた僕で
写し描いていたものすべてが大げさにズレていく
夜光虫の森の入口で
た ...
私を綴じる雨の影よ、色褪せないでおくれ
と白衣の数学教諭のお情けの入っていたブリキ缶が匿う
なんという薄っぺらな人生!
そう書き添えたら手拭いで蜂を叩き落とし
生死は確認せずに恭し ...
君の
動物の痕跡が
皮膚の上から見える
総毛立つ君の気配が
君の内側を開かせる
月のベールが剥がれ落ちる夜
痕跡が発芽する
皮膚の上から
それは
動物の浅黒い皮膚なのか
縄文人の紫 ...
我が物顔で 有名人バカにする
街宣車は 顔に
バカと書くようなもんだね
天才がする同情には
生まれつき貰い手が付きそうにもなくって
少しかわいそうかもしれない
巴が回る夜は
...
「君死にたまふことなかれ 」
湯本温泉の瀧で手を洗い
与謝野晶子の歌を読む
山荘へ
玉簾の瀧
流れ入り
客房の灯を
もてあそぶかな
**
脇詩
多くの顔が
言葉を ...
デリケートゾーンが
聞いてあきれるぞ!
グッチョングッチョン
指入れたり
変なオモチャ入れたりよ!
どう考えたって
デリケートな扱いじゃねえだろう!
「ものすごい指入れオナニー4 ...
忘れ去られ、蔦が這い
色褪せくすみ、ねむったまま
死んでいく、そんな佇まい
そんな救いのような光景を
横目に朝夕を、行き帰る
遠くのタバコ屋の廃屋まえ
どんどんとカメラが引いて行き
エン ...
駅から続く桜並木
だらだら坂のドン詰まり
君がいた病院があります。
桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。
もう四年も前の想い出ひとつ
今年も桜の木の下で
散りゆく ...
風にまかせて
砂がまう
レインボーホログラムに映るは
バルゴンのトゲに憩う未来
事象は変えられず
繰り返すは
血と髪と肌
頭の質量を自覚できる者だけが
キリンとなった
そうだ ...
穴があったら誰か埋めてくれませんか
リモコンの不具合に
いちいち強迫的に反応し
ビジョンから見れば 滑稽なのは
十分承知している
生活に支障のないものの
家族には目障りな光景に見え ...
満開の桜の下に集う人々は
静脈のように透き通っている
花曇りの午後に風が吹いて
柔らかい水のような眠りを誘う
穏やかに笑う彼らの腕時計は
それぞれの時刻で停止している
目的も意味もそっ ...
歩いて来た
砂浜に落とした
貝殻のベッドが
受け止めるもの
薄い体に
透ける光の道
星の嘆きや叫びを
映し出す
心のバリアを
外した時に
初めて輝く
命の呪文
人が ...
ものわかりがよくなったような顔で
笑いも怒りもせずに
人の話を聞き
夕暮れに詩なんか書いて
夜には酔わない酒を飲み
寝つきの悪いベッドに入る
真っ暗な部屋に少しだけ目が慣れた頃
掻き ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
なにがしたいという訳でもないのだけれど
坂本瞳子
自由詩
2*
19/4/11 21:36
青空への道
亜綺梛響
自由詩
0
19/4/11 20:45
懐かしの鷽の森
ふじりゅう
自由詩
4
19/4/11 17:28
電球
ミナト 螢
自由詩
1
19/4/11 10:34
ぶらっくほーる遊び
そらの珊瑚
自由詩
18
19/4/11 10:21
けれども難しいことはない
万願寺
自由詩
2
19/4/11 7:42
健康じゃない肉体に宿る蛇って何よ
こたきひろし
自由詩
1
19/4/11 7:17
あなたがくれたもの
水宮うみ
自由詩
4*
19/4/11 6:31
光のガラクタ
秋葉竹
短歌
5
19/4/11 1:33
ゆきてはかえり
帆場蔵人
自由詩
3
19/4/10 23:55
レッド
マサヒロK
自由詩
2
19/4/10 23:14
「閉店」の張り紙は今日も
ふじりゅう
自由詩
2
19/4/10 22:21
願い
水宮うみ
自由詩
1*
19/4/10 21:05
よろこびのうた
中原 那由多
自由詩
2
19/4/10 19:56
線
ミナト 螢
自由詩
0
19/4/10 19:11
こびない
武下愛
自由詩
2
19/4/10 15:43
ぐだぐだと
ペペロ
自由詩
4
19/4/10 8:26
たどりついたなら
カマキリ
自由詩
5
19/4/10 0:49
終末にはほど遠い平日の
R
自由詩
1
19/4/9 23:26
痕跡
マサヒロK
自由詩
1
19/4/9 23:09
ラビリンスキングドラゴン対けんめいなラヴコール
なけま、たへ...
自由詩
1
19/4/9 23:07
玉簾の瀧に立っていた歌
足立らどみ
自由詩
2
19/4/9 22:31
膨張
花形新次
自由詩
0
19/4/9 22:31
唯一の友だち
帆場蔵人
自由詩
10*
19/4/9 15:08
鬼と桜
……とある蛙
自由詩
12*
19/4/9 14:46
命令である!
ナンモナイデ...
自由詩
4*
19/4/9 14:12
滑稽な球根
朝焼彩茜色
自由詩
6
19/4/9 12:32
花曇りの午後
もとこ
自由詩
17*
19/4/9 11:01
プラネタリウム
ミナト 螢
自由詩
2
19/4/9 10:44
夕暮れに詩なんか書いて
高林 光
自由詩
6
19/4/9 8:39
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
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3.43sec.