海老とか虫が宇宙人だったとしたら

もはや彼らは

地球侵略になんとなく失敗している


だいたい地球にとっての人間なんてものも

失敗作であることはあきらかだ

失敗ぐらいでは ...
無数のきみの顔は
いつも笑顔を見せる
他のどんなものとも似ていない
きみの生と死は
時の海流を流れていく
潮目ではふたつの流れが
ひとつに混ざり燃え上がる

暗闇の波でおぼれたぼくたち ...
夏のTシャツは、青リンゴの匂いがした
西日の照りつける中、光に透けた脇の下の
肌とコットンのスペース
伝う汗は、覗き見た生活のように
ゆっくり下へと{ルビ降=くだ}っていた
それは空想で、上 ...
{引用=ふるいふるい くさばな

わたしをみながら

なにを はなしているのか

わたしに きこえない

おそろしい こえで


(いのることができないのです

 す ...
夕焼けという名の空を抱え込みいっぱい泣きたい母さんの胸で


ポン柑の季節が終わり友は逝き梢は夏に瞬きの間に


雨音を吸い込む芝に囲まれて新しい町は空気が足りない


あと少し家事 ...
もういいよ
帰ろうよ

私たちは
あまりにも それぞれが
理由を愛しすぎて
変わらないものを
予定調和の規則を
もうもたれないのだ

もういいよ
帰ろうよ

私が あまりに速 ...
ランドセルの 中
風の背を 乗せ
揺れる ブランコ
淋しい 音

割れた カスタネット
紫いろの 真珠
これを 彼女に
何千という 空の裾を截り

赤らむ 校舎の
大きな 時計が ...
よっちゃんは母子家庭の子供だった
お兄ちゃんが一人いて、中学を出てすでに働き出していた
よっちゃんは小学校の四年生で、俺は五年生だった

俺とよっちゃんの家は近かったけれど、ほとんど遊んだ事は ...
 
変わらない
梅雨明け空と海の青
鳥類魚類は気ままに生きます

風の谷
潮の香りの風が吹く
死出の旅路のやきばの煙


海の旅
竹の筒には酒入れて
勘弁してよね、酔って、乱れ ...
たしかに電車を乗り継いで、よくわからないうちにお墓の前に立ってた
お花もお供え物も、お線香もない
たよりないトトロのリコーダーが裏の通学路から聴こえてくる

このご時世しあわせであることは地獄 ...
濃灰色に、重く雲があって
息苦しいような午前中に
雨がふりだした
傘が咲くだろう ひとはそのひとの人生のために 雨の底を歩いてゆく
歩んだ歩数のおおさ すくなさ おもさ かろさ
かろやかにた ...
気楽 お気楽 昔からです
元気 はつらつ 今も昔も

幸せが好き 今日も幸せ発信
毎日欠かさず 心磨きます


サンキュッ
で はじまる ストーリー

ラッキー
で 弾ける  ...
傷ついた過去を掘り起こすのは 止めよう
楽しい未来へ一緒に苗を埋めよう

おはようの前に 名前入れちゃって
仲良くなっていって
一緒に遊んじゃって

「楽しいな」って声に出しちゃおう ...
導かれて
私の元に来た
そんな気がするの
そんな風に想うのは変かな?

だって愛に応えてくれる
綺麗に咲いてくれる
私の心の中に大輪の花を、、

私は間違っていた
私があなたを ...
ひと口 ふた口
切れ切れになったドーナツ
片付かないテーブル
固着して動かない暗い光の厚み

幼子の足どりの{ルビ覚束=おぼつか}なさ{ルビ鶺鴒=セキレイ}の尾のタクト
風と雲 木漏れ日を ...
手のひらの小鳥が
命を使い果たしていくとき
呼んだら
返事をした

それは
声にならない声
音を失った声は
振動だけになって
手のひらをかすかに震わせた

あれはやっぱり声だった ...
締め方の緩い
水道の水が光っている
一滴、二滴 光っている

僕は梅雨入りした街を行く

水滴は相変わらず光りながら
ぽたり、ぽたりと 落下し続け
僕は離れていく、無限な思い出を溢れさ ...
「だから、おじいちゃん、もう運転免許返納しなよ」
「大丈夫だ、50年前ハコスカで
 峠を攻めていたじいちゃんを、なめるんじゃねえ」
「ランクルからプリウスに乗り変えた時
 もういい年だからって ...
梅雨が深まり
紫陽花ばかり咲いた公園
紫陽花で有名な場所

あまり知らない種類の紫陽花
写真を撮りつつ歩く

紫陽花は梅雨の笑顔のよう
そんな声が観光客から聞こえた
本当にそうだと思 ...
雨の雫に濡れた畑の瑞々しさ
自然を開き破壊して得た日々の糧
だからこれほど輝いているのか

ぬかるんだ畑に足あとがみえる
だれの足あとかは知らないが
きっとだれかの足あとで

あなたも ...
もしも、あと1回だけ
誰かと「つきあう」ってチャンスをくれるなら
それはそうそう、ないとはわかっているけれど
もしも、万が一、ならば

6月の、雨降る夜更けのファミレスで
ガラスを叩く水滴 ...
声という声を泳ぎ切った星は
「優」という島に行きついて
そこからも笑いながら
切りすて別れあう

どっちつかずなため息は
底のない海に
小さい赤いシールになって貼られた
そこに何も ...
80越えても
生き続けたいと思うのは
品がないと思う
しかも出来る限り快適に過ごしたい等
もっての他だ

そんな下品さが日本中に蔓延している

あんたの同級生のどれだけが
先の戦争で ...
【虹色の白鳥】

遠い海に、虹色の白鳥がいるという
羽はとろけるようにやわらかく
飛ぶようにはつくられていない

青い夜を泳ぎつづけて
ああ、まるでひとりぽっち
そういう思いに羽が沈み ...
何も語らず、微笑みながら
君は夜の川へと飛びこんだ
じゃぽんという音とともに
鉛を溶かしたような色の水球がはじける
あっけにとられる間も無く急速列車が横切って
窓から見える人人人
ごく一部 ...
雨が降って
野菜はもう、透明になった畑
土曜日に、ぼくは死んで
日曜日に、きみはうまれ
ビニール傘をさして、
朝顔からのびた廊下を、
じゅんばんに歩いていく
うしろ姿が見える

さよ ...
毎日が同じ事の繰り返しで嫌になるね
と 職場で同僚の一人に軽く言ったら
えっ?
と驚いた表情を見せて
毎日が同じ事の繰り返しだから生きてけるんじゃないの
もし毎日が違う事の繰り返しだったら私 ...
ぼくは

ななめに線をひかれて


150年くらい前に

消されてしまったんだ


最近になって

ようやく日の目をみて


みんながぼくのことを

知ったようだけど ...
噂は一人、散歩するのが好きだった
特に 夜
人の歯の隙間からどうしても出てしまう溜息や
口臭を嗅ぐのが好きだった
同じ道を通り同じ流れに沿って歩き
同じ家の窓明かりの下で影になって
一周す ...
古めかしい上着はもともとはそこそこに値の張るものだったらしいが、今ではあちこち擦り切れてしまって、ジョージ・A・ロメロ映画のエキストラが衣装のままで歩いているのかといった有様で、凍死しないでいるのが精 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
海老と宇宙函館ドラゴン自由詩419/6/9 4:51
アンディ・ウォーホル「モンロー」の唇フリーダム自由詩519/6/9 3:07
フルーツオブザルーム水町綜助自由詩619/6/9 0:05
あこがれ羽衣なつの自由詩18*19/6/8 23:41
人間だもの 七首もっぷ短歌019/6/8 22:43
むなしさGiovan...自由詩11*19/6/8 22:42
ルラ自由詩5*19/6/8 19:19
未完成の小編こたきひろし自由詩419/6/8 17:39
あいたい、海に秋葉竹短歌719/6/8 16:52
おじいちゃんDFW 自由詩5*19/6/8 15:15
あじさい田中修子自由詩17+*19/6/8 13:36
ラフ花林自由詩019/6/8 12:51
ハッピーの種自由詩219/6/8 12:15
大輪の花自由詩019/6/8 11:45
拭えないただのみきや自由詩7*19/6/8 11:19
梅雨空にそらの珊瑚自由詩23*19/6/8 10:46
水滴ひだかたけし自由詩719/6/8 10:36
姥捨車イオン自由詩1*19/6/8 10:35
紫陽花は梅雨の笑顔夏川ゆう自由詩219/6/8 5:18
雨後に帆場蔵人自由詩1019/6/8 0:57
万が一の話うめバア自由詩219/6/8 0:20
太陽が来る唐草フウ自由詩6*19/6/7 21:44
生への執着花形新次自由詩019/6/7 21:11
虹色の白鳥印あかり自由詩16*19/6/7 19:58
やぁ! さようなら!渡辺八畳@祝...自由詩519/6/7 9:25
夕立の練習ねむのき自由詩519/6/7 7:46
日常と非日常こたきひろし自由詩319/6/7 5:59
消された楽譜st自由詩119/6/7 4:38
為平 澪自由詩019/6/7 0:58
不自然な迷子に関しての思惑についてホロウ・シカ...自由詩4*19/6/6 23:59

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