あとがきのような
夕方に残す
手紙の最後を
迷っているから
インクの匂いが
蜜柑と混ざり
便箋の端を
濡らしてしまう
瞳の色だ
嘘も言い訳も
全て包んで
濁りを煮立てて
...
死ぬくらい
体は酷く疲れていた
のに
神経はやたら昂っていた
午前二時を過ぎていた
市営公園の駐車場に停めた車の運転席で
うつらうつらしていた
明日も仕事だ
工場で働く
...
忘れていた感覚になりましょう
覚えていることまで成長しましょう
ぼくが好きになった彼女の宗教が
街角で話しかけてくる
きみが好きなものをまずは捨ててみようね
きみが嫌いなものも一緒に、同 ...
僕が家で留守番していると
君も透明になってそこにいる
確かに君は遠くの病院の診察を受けに行ったが
それでも君は透明になってそこにいるのだ
君は目に見えないし
君は微笑まないし
君は ...
楽しい詩は、何度読んでも、楽しいのに
古本屋で昭和の商業詩誌を探し求めてみれば?
既に「現代詩は死んだ」と宣っているからね。
最近は詩だけの棚を置いている本屋が少ない。
平成からマイナーだ ...
雨上がりの午後だ
通りを歩いていく 思いは
季節替わりの冷たい風の中
そして 僕は 駅前に出る
新しい会社に入った 僕は
もうどのくらいたったのだろうと口にする
この街で 僕は何か ...
わたしの間に箸が挟まれていて、
それが素麺をつかもうと懸命に身体を動かしている夢を見た
目が覚めると私は左手の箸で素麺を摘まみ取ろうとしていて、
あるか知れない数条の麺をさがしつづけていたの ...
無音の夜
椅子を引くと
机の下から
白い骨壺の
カタカタと鳴る
「寂しいのか」と尋ねると
鳴る音、一際激しく
なり
無音の夜
ますます深く広がる
と、
足許でカタ ...
イルーガルな魔法に手を染めて粘度の高い夜の海に漂っている―眼球の裏にはバッタが棲みついて視神経を齧るたびに貫くような痛みが走る、きみに送った手紙にはたいしたことは書けなかった、それは意地と言えば意 ...
枝の手がほどけ落ち
葉は種を守るように
幾重にも重なり冬を越す
冬ざれの向こう岸には
もう雪の精が待っている
みんな眠るのを待っている
朝になれば木霊が六華を生むでしょう
...
明日という未来に行けるから
風の一秒に止まる唇が
時の壁を破るまで透き通り
どんなものでも心が見えるほど
近づきたくなると信じてる
空と海に青が流れたのは
互いの袖を結んでいるから
似たような愛で引っ張り合っ ...
落ちた紅葉の水辺に座る少年は
絶望するほどの
期待もないようだ
燃えるづけた劣等感も枯れて
未来におびえる焦燥も枯れて
生きている価値がないという言葉も枯れて
時を忘れるほどの楽しみも ...
顔とすれ違う
たくさんすれ違う
すぐに忘れてしまう顔
二度と会わない顔
関係のない顔
顔とすれ違う
たくさんすれ違う
特別な顔はひとつもない
どれもただの顔
そんな顔に好きとか嫌 ...
現代詩は詩なのか
古着の青いネルシャツ、兄に黙って借りた記憶。
もちろん僕に兄はいないし、だけれど必ず返さなきゃ。
分裂していく
シャボンのように
ストローの先で
すくいあげられる
言葉が刺さり
心臓を増やして
数える間もなく
百個になった
ありがとうという
声を返したから
ひとつ減った ...
お酒の怖さしってます
賭け事の怖さしってしまいました
女の人の怖さ
それはお互いさまでしょう
住み慣れた土地です
住み慣れた家屋です
吸いなれた空気でした
慣れた水でした
...
子供の頃は同じ詩を何回も読んで、他人の感性に触れては不思議な気持ちになっていた。なのになぜか最近は人の詩をじっくり読めなくなっている。感性とか彩って、こうやって失われていくのだろうか。
...
私のメールボックスに詩編をくださった方がいらっしゃいます。今年は災害の多い年でしたが、いつも通っておられる教会も被害をうけておしまいになった方から、一遍の詩が私のメールボックスにとどきました。
...
「おはじき」
はだかのおっさんが街で
しばかれちゃったよ魬で
仲間なっても恩知らず
仕方がないから後始末
でも
しろうとは高けえと嘘ついて
行くあてない ...
夕焼けを朝焼けと錯覚して
午後五時を午前五時と錯覚して
頭の中がぐるぐるになった
薄青い空の山あいはオレンジで
夜明けすぐに父と車で
温泉に行ったことを思い出す
あのまま騙されていた ...
誰より上手く騙したつもり 早くひとりになりたそう
ハンドルネーム手ぬぐい一つ 前を隠さず顔隠す
恥ずかしいのは行為じゃなくて 自分と特定されること
猶予と往くか余裕と往く ...
亀泳ぐ池
そこはパラダイス
亀はただよう
あてどなくただよう
花は季節を待ち
カラスが寂しいと鳴く
亀は変化と進歩の
本当の意味を知っている
亀はただよう
あてどなく ...
おまんこがあるほうが人生強いに決まってる。
神は女を完璧な悪魔に作った。
おっさんはおまんこがないから誰も助けてくれない。
おまんこはつよい。
おまんこがないから男は知力や能力を鍛えた。
お ...
風とゆく雲になりたいゆけるならどこでもいいと思う日もある
誰が作ったのか
何のため作ったのか
何故 贋物と判ったのか
と
話はつきないのだけれど
人形は人形
そんなに贋物よばわりされても
と照れ笑いをしているようで
僕らの本物 ...
あの人が体をすりよせる
その度心は摩耗していく
だけど体は擦り減らない
胸も口も無くならないから
求めを拒めない
あの職場で仕事をする
その度心は摩耗していく
だけど体は擦り減らない ...
ポンコツをつくらないためには
4M管理が重要です
マン、マシン、マテリアル、メソッド、
製品は4M変更点が重要です
マメ、マジメ、マネー、メンタル
成人は4M変化点が重要です
鼻がピーピーとうるさいので息を止めて一回死んでみた。
今度は心の声が生き返りたいとうるさいので仕方なく蘇った。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
足掻き
ミナト 螢
自由詩
2*
19/12/2 8:37
思椎の森で化石になってしまった
こたきひろし
自由詩
3
19/12/2 7:28
彼女の時間。
竜門勇気
自由詩
0
19/12/2 4:29
留守番
葉leaf
自由詩
2
19/12/2 3:31
楽しい詩は、何度読んでも、楽しいのに
足立らどみ
散文(批評...
1*
19/12/2 1:52
渋谷の曲がり角
番田
自由詩
1
19/12/2 0:59
迷い箸
阪井マチ
自由詩
2
19/12/1 23:30
骨壺
ひだかたけし
自由詩
1
19/12/1 22:09
(だから、あなたに会うたび、ラプソディを打ち鳴らすよう)
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/12/1 21:57
冬ざれの向こう岸
丘白月
自由詩
0
19/12/1 20:19
生きているだけでいい
〃
自由詩
0
19/12/1 20:11
esper
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/1 19:22
枯れ木と少年
若乱
自由詩
2
19/12/1 18:58
顔
mmnkt
自由詩
1
19/12/1 18:01
現代詩
丘白月
自由詩
2
19/12/1 17:44
ネルシャツ
クーヘン
自由詩
4*
19/12/1 12:25
99個目の心臓
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/1 9:02
PRIDEなんて持ってねぇよ
こたきひろし
自由詩
2
19/12/1 7:44
おっさんメモ
短角牛
自由詩
1
19/12/1 0:16
たいふう
るるりら
自由詩
8*
19/11/30 23:54
20191130
Naúl
自由詩
0
19/11/30 21:09
美しすぎる夕焼け
mmnkt
自由詩
1
19/11/30 19:39
なにが良いやら悪いやら 【都々逸】
ただのみきや
伝統定型各...
3*
19/11/30 19:20
庭園にて
TwoRiv...
自由詩
1*
19/11/30 19:07
男は弱いよ 全能のおまんこ
viraj
自由詩
1
19/11/30 19:05
すみれ日記
もっぷ
短歌
0
19/11/30 16:05
ミシガン・レリックス 3
AB(なかほ...
自由詩
9*
19/11/30 14:52
摩耗心
イオン
自由詩
3*
19/11/30 14:47
4M管理
〃
自由詩
0
19/11/30 14:46
うるさいので
クーヘン
自由詩
5*
19/11/30 12:32
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
加筆訂正:
なにが良いやら悪いやら 【都々逸】
/
ただのみきや
[19/11/30 23:08]
修正しました。
4.55sec.