街からゴミ箱が無くなった
公園の土管が消えた
しじまばかりが拡がる住宅街
子供達の声が聞こえない
子供達はどこに行ったのか
缶蹴りも無くなった
ドロケンも必要なく
鬼ごっ ...
ぼくらの頭上で
時と空間が交じわり
世界から秘密がこぼれる
ぼくの生の軌跡は
きみと出会いひとつになり
新しい生が2つ声を上げた
ぼくの生まれた年にボイジャー1号&2号は
地球か ...
ひとつの脳で考え
ひとつの肌で感じ
ひとつの舌で味わい
ひとつの風景を見る
それが人生だと思っていたが
どうやら人生というものは
ふたつの脳で考え
ふたつの肌で感じ
ふたつの舌 ...
君と出会ったのは 8月の夕暮れ そして 朝
いつも同じスタイルで 語り合っていた
靴擦れの一番酷い時のような年齢で
雨水を蓄え切ったような表情で
肉まんの一番元気な時のようなほっぺを
大事に ...
ⅰ
その都市は極めて奇妙な特徴を持っている
すべての建築物は窓を持たず、扉すらない
従ってその都市を俯瞰すると
一見広大な墓地を見るようである
しかしどの建築物も天を衝く高層ビルだから
...
僕はまだまだ確信には触れちゃいないけど、ただひとつ言えることはここがジャングルだってこと。
茜色の…だとか、夕日が焼き付いて…だとかの、凡庸なワードが目新しい脳みそで、何かを表現したかった。
...
あいつは
バカに秀でた天才なんだ
あの人は
凡人に徹した天才なんだ
だから勝てる訳がない
片したほうきの先っぽに
揺れているのは朝の風
ゆるく風巻くその先の
窓の向こうに春の庭
悔いをまたいで夜もすがら
酔いの詐病をいかさまに
窓を流れるオルガンの
消え行く先に薄明かり
...
公園のベンチで寝ている女を
小学校三年生の女の子は汚いと言う
ずっとそう教えられて来たから
口をとんがらせて泣きそうになって
汚い汚いとかん高い気分が滅入る大声で叫ぶ ...
ウヨクとサヨクが喧嘩してる
もういい加減に
しといたらいい
戦争好きがウヨク平和好きがサヨク
おっと違った ちょっと違った
ウヨクとサヨクがスキップしてる
もういい加減に
沸いたか ...
朝焼けが出る少し前に、忘れられない思い出をひとつ捨て
それが朝日に溶けるのを見届けてから仕事に行くのが日課だ。
そうすることで、ぼくは大人になった。
だけど最近、夜遅く。
自分の体が暗闇に ...
詩は勝てない
自分の意見を言葉にできる人に
詩は決して勝てない
気づいたことをちゃんと調理せず(素材そのものの味とか言って)
なんとなく寂しいだとか嬉しいだとか
そういう気持ちのソー ...
面白き事もなき世を面白く 高杉晋作
脇句 きみが居たから 変わった世界
三句 死神は 上から目線 バカじゃない?
四句 真実なんてケ・セラー・セラー
五句 内心は 動けなかつた イトウ君! ...
何となくよく目が合う
他の部署から異動してきた
その女性が気になる
何処かで逢ったことがあるような
ないようなよくわからない感じ
とにかくよく目が合う
人見知りな僕だけど
自然に ...
音のないテレビが
空間を蝕んでいる 明けがた
熱は引くどころか
からすたちがつくる
今日の切り取り線を
はやく裂かなきゃ
でも なぜだろう もう
からださえ ここにはないのだ
...
桜舞い散る裏庭に空は高く、
水晶のように澄んでいる。
心の闇は浄化され、
絵画に映す一本の道。
厳しさの中、隠された優しさに魂が宿る。
瞳に映る桃色の円舞、狂瀾。
春 ...
詩で、人は救えない。
詩にしがみつき
ひたすら走り続けて来た私が
貴方から突きつけられた
現 ...
人にやさしくされるのは辛い
人にやさしくなれないから辛い
もし
心を計る温度計があったら
ヤバイ
もし
死んだ父親が生き返ったら
ヤバイ
もし
死んだ母親が
生まれ変わって ...
癌になった妻を憐れんで
離婚はしないと夫は言う
その背後に死神が立ってる
鎌の刃を彼に向けて
いつも2時にアラームが鳴る
男が頭痛で寝返りをうつ
女は何かを呟く ...
モーテルの階段で呼びとめられて
マニキュアを塗ってもらった
「目立たないから、バレないって」
そう笑って彼女はウィンクする
ピンクに光る爪が
あまりにきれいだったから
120分 ...
眞珠の空に似た
伐折羅犬
眞珠の蜜は冷たい
あ
蓋し ロースの密賣だ
ハンターを畏れ 冷やす
それぞれの凪は火星病に罹る
「 太陽はミニ噴水 ...
詩を創ってネットに書き込んで何か貰えるのお父さん
娘に訊かれた
何も
そう答えると
つまらない
と娘が言った
それなら
俳句とか川柳とか、賞金か賞品の出るやつに応募しなよ
そっちは ...
机の上に
飾られた花が
あの子の代わりに
水を飲んでる
だからこの手で
花瓶を洗って
新しい水を
届けたかった
もっと生きられた
はずなのにという
あの子の居場所に
投げ ...
国民的ニュースを
現代
定刻どおり観ることは
まだ
義務付けられていないが
あろうことか
昔
子供を経験したことがあるはずの
人達
あの大人になった大人達は
あろうことか
今も
...
長年勤務して来た会社を7月末に退職した。最後は仔会社に転籍して経理責任者をしていたが、丁度グループ会社の再編と重なり、四半期決算を終わらせて落ち着いた所で退職できた。持病の緑内障が進んで来て、視野に ...
小学校からおとなになるまで、住んでいたのは
なにもかもが真新しい郊外の住宅地だった
白い壁、真っ直ぐな道路、ピカピカのスーパー
それ以外に何もない
それが当たり前だったから
都心から1時間半 ...
あ、はい、どうもこんにちは
いまどき こんにちは なんて
ここと病院とか薬局くらいでしか
言われないしこちらも言わない
挨拶大事
義務教育で叩き込まれた強迫観念
社会に出たら
お ...
2019年3月21日
昨日もあなたは来なかった
2019年3月22日
今日もあなたは来ない
2019年3月23日
明日もあなたは来ないだろう
{取消=さようなら。}
あなたの登録メールアドレスは生きてますか?
あなたがあなただと 今も証明できますか?
あなたへ わたしの言葉は届きますか?
メールアドレスとパスワード
あなたをあなたたらしめる ...
もしも 三人が しゃれこうべになったら
三人は親子だと すぐにわかる
なぜなら 同じ頭の形してる。 と、言われ
ハチマキ姿のタコの絵のような 立派な おでこを
三つ つきあわせて
婆さんと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
街からゴミ箱が無くなった
足立らどみ
自由詩
6*
19/3/23 18:33
誕生日に思うこと
フリーダム
自由詩
1
19/3/23 18:32
ふたり分の人生
葉leaf
自由詩
1
19/3/23 18:08
刺激的な恋のはじまり
ふじりゅう
自由詩
0
19/3/23 17:20
その都市
非在の虹
自由詩
0
19/3/23 16:40
レンガどっすんこ
ふじりゅう
自由詩
1
19/3/23 14:58
バカの天才
イオン
自由詩
0
19/3/23 14:33
春の朝 と夜
オイタル
自由詩
0
19/3/23 11:06
3月の終わりに
秋葉竹
自由詩
7
19/3/23 11:05
なんちゃって
オイタル
自由詩
2
19/3/23 10:57
幻肢痛
言狐
自由詩
0
19/3/23 10:44
詩は勝てない
印あかり
自由詩
7*
19/3/23 7:29
勝手にひとり半歌仙/表六句
足立らどみ
伝統定型各...
1
19/3/23 6:33
見つめ合い
夏川ゆう
自由詩
2
19/3/23 5:30
音のないテレビ
はるな
自由詩
3
19/3/23 4:58
春の夢
メープルコー...
自由詩
2*
19/3/23 4:17
【 私の詩が救ったもの 】
豊嶋祐匠
自由詩
2*
19/3/23 3:48
冷血な
こたきひろし
自由詩
0
19/3/22 23:33
いつも2時に
mizuno...
自由詩
3
19/3/22 22:22
pale pink
〃
自由詩
5
19/3/22 21:08
屋根
墨晶
自由詩
1*
19/3/22 20:53
詩を創ってネットに書き込んで
こたきひろし
自由詩
4
19/3/22 20:41
公式
ミナト 螢
自由詩
2
19/3/22 20:32
禁煙の苛立ちを文字化けしてみる。
よーかん
自由詩
1
19/3/22 19:55
退職の日に / 旅立ちの日に(修正最終版)
beebee
散文(批評...
5*
19/3/22 14:34
ニュータウンと都心の間
うめバア
自由詩
4
19/3/22 12:29
こんにちは、たいらさん
たいら
自由詩
1
19/3/22 11:37
ひとことダイアリー
〃
自由詩
1
19/3/22 11:26
あなたの登録メールアドレスは生きてますか?
〃
自由詩
3
19/3/22 9:42
ほね
るるりら
自由詩
15*
19/3/22 9:28
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
1024
1025
1026
1027
1028
1029
1030
1031
1032
1033
1034
1035
加筆訂正:
紙のうら
/
帆場蔵人
[19/3/23 2:23]
推敲致しました。
3.38sec.