平成の風景を、今でも時々、夢にみる。
あの頃の僕らは、別に輝いてなんかなかった。格好よくなんてなかった。
それでもふいに、あの頃の僕に、会いたくなるときがある。あの頃の君と、話したくなるときがある ...
人並みに生きるって案外難しい
スプーンにいっぱい分の幸せを測るより難しい
パンひときれ分の幸せがあれば満足
それとも地球一個分なければ不満足
欲望が煮えたぎり
吹き零れそうだ
...
*
{ルビ黝=くろず}んだ緑色の風景が{ルビ錆=さ}びてゆく
流れる光の寂しい{ルビ故郷=ふるさと}の未来は
今だけ{ルビ微=かす}かにほんのりと盛り上がって
けれども
断えず推移し ...
夢のように横たわる貴方と交わす言葉。
刺激という感覚を忘れてしまった。
今はもう安らぎの彼方に浮かんでいるのか。
どうか私の空虚な言葉は連れて行かないで。
貴方の愛したピアノ ...
うっすらと
黄昏ふりくる流星群
みえない心で死んでゆく星
好きなあの人と夢で手を繋ぎ
あてどなき地の
サファリを駆けたい
恋なんて安心できたら恋じゃない
...
{引用=いまひろいひろいお花畑にいます
だれもいないので寝ころんじゃいます
ぺたんこのわたしの胸に
とんぼがとまります
わたしのいきもとまります
(むかしはまきばに花をつみにきた少女を牧 ...
{引用=どこにもいないひとのことをずっと
まっているからそのひとのすきなみ
つあみにしてむぎわら帽子かぶって
丘のうえでソラみあげながら年をと
っていこうとおもうのわたし}
人の子供を人が育てると、人になる。犬の子供を人間が育てても人間にはならない。しかし、犬に育てられた人間の子供は、決して人間のようには育たない(多分)。昔からまことしやかに、都市伝説のようにその存在が語 ...
遠くの森のザワメキが
木霊するよな青空に
白雲一つ漂って
微睡みの午後に呑まれていく
遠い遠い感覚が
辺りを静かに支配して
わたしはぼんやり日溜まりで
胡座を ...
寝っころがってばらまけて
害虫に食べられて
とびでたら小さな背中
道でふまれた
ふわふわ浮かんで
どこへゆくのわたげ
命をそまつにしないで
戦わなくていい
きれいな手のまま大好きな ...
日差しがあって雲があって風がある
空の形は選ぶことができる
オガワが 拙宅に来た
相変わらずの巨体だ
顔もデカい上に 声もデカい
台風の夜の鳴り止まない雨戸の騒音のような男だ
「 キタねえ部屋だな 」
「 ...
タイムマシンは実現できるのか、ということを考えて、考えを整理していたら、近頃「youtube
」で時々みかける「ブロック宇宙論」なるものと同じような展開になったので、どうしてそうなったか記してみたい ...
「合掌」
時が合掌すると
測りがたき遠方の地平は白む。
赫きは天から天へ、
高く響きあふ鐘の音色。
この果てのない寺院に
しかし動くものはなにひとつない。
「透明 ...
新しい時代が来たぞ
舵を切れ
奈落の底だ
次は宇宙だ
...
よくある星占いと
よくある血液型占いの
掛け算でしか無いけれど
...
猫の手に触れてるときだけ良い人です
なにもかも夜にまぎれて寂しいよ
さよならにふわっと花が降ってくる
たんぽぽはずっと消えずにここにある
ホームセンターで一式揃えて
わざわざどっかで工作したのか?
ピンク色に塗ってさ
発想が小学二年生の
夏休みの宿題以下だぜ
しかも「もうすこしがんばりましょう」のレベルだ
ところで
名 ...
おはよう
みどりの季節が
とても好きです
新しい顔
懐かしい顔
笑顔と同じで
世界は花であふれている
だけど
私はくるしい
失ってしまった笑顔を
私は知っている
つい昨日まではそ ...
銛が
心臓を
一度でなく 二度つけば
か細い悲鳴の糸
玉が転がっていく
からからと瞳が空回り
その色は失われて
緑のなかを
流れる赤と
銛の重たさ
森のなか ...
蒼ざめた夢を見つづける者だけの胸に結ばれる純粋星座
いつからか閉ざされたままの実験室
硝子器具たちのあいだの恋の囁き
解かれてはならない方程式を無造作に壁に書きつけ
夜明けに扉を開けて ...
五反田駅構内で
アジアの青年三人の、ひとりは呟いた
――JR
僕は足を止めて、質問した
――JR?
続いてほほ笑み、尋ねた
――ユア、チャイナ?
彼らは不揃いに小さく、頷く
――グ ...
生物図鑑には載らないその蝶に惹かれる。
なぜ?
どんなところに?
保証されている
一見!「結び」「縛り」という不自由!!
しかしだ…保証されている…
一見!!拘束という ...
東京ターミナル駅
中央通路は人の川
流れに逆らい行くには
大きいエネルギーが必要になる
マグロもカツオも海流には逆らわない
時には流れにあがなってみたい
...
太陽の横顔
あんたがあんまり眩しいから
はらはら散りだす俺はまるで
サクラブラックホール
赤茶けた佇まい
白の爆発、生きものたちの銀河、
けばけばしい緑
...
ちょっとぐらい
ズルをしたって なぐさメデル
自分をそれ以外も なぐさメデル
だって誰も なぐさメデルしないから
鳥にも花にも なぐさメデル
雨にも傘にも なぐさメデル
...
ねぇ、明日、君がいなくなったら
世界はどうかわるんだい?
ぼくは、今、白い頁をにらみながら
ない答えを考えている
夜明けの先に
まっている、明日。
薄氷をちりばめたアパートの屋 ...
グッバイ
雲間から差し込む光が
ガラガラと大気を破壊しながら
明けて壊れてゆく
今はの極で
これまで積み上げてきたものは
皮膜のように薄くて硬質な
コンタクトレンズ
の
ように睫 ...
サイパン島にも近年、大型の台風が
来るそうである。旧日本軍の墓守を
されている方がいて、このままだと
島の地形も変わり、洞窟なども破壊
され遺骨などを守れなくなるとtv
のインタヴューで ...
大抵の命は虫けらと同じで
何の意味も価値もない
今すぐ無くなったって
まあ、長くて2週間
それ以上経ったら
思い返すことはない、絶対に
知り合いですらそうだから
見ず知らずのキモ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
平成
水宮うみ
自由詩
1*
19/5/3 5:45
人混みを人波を
こたきひろし
自由詩
3
19/5/3 5:43
まるで愛のように
ハァモニィベ...
自由詩
3*
19/5/3 3:21
恋人
メープルコー...
自由詩
2*
19/5/3 2:38
漆黒流星群
秋葉竹
短歌
5
19/5/3 1:37
あしぶえ
羽衣なつの
自由詩
10*
19/5/2 23:21
ソラ
〃
自由詩
5*
19/5/2 23:19
人間空洞説(オオカミ少年は人間なのか?)
マサヒロK
散文(批評...
1+
19/5/2 22:46
微睡みの午後(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
19/5/2 17:01
わたげ
ふじりゅう
自由詩
2
19/5/2 16:09
_
雨へのダブリ...
自由詩
0
19/5/2 11:38
相談
墨晶
自由詩
3*
19/5/2 0:21
タイムマシンは実現できるのか?
マサヒロK
散文(批評...
1+
19/5/1 22:38
合掌/透明
新染因循
自由詩
6*
19/5/1 21:04
新しい時代
TAT
短歌
2
19/5/1 20:47
七色の旗
〃
自由詩
1
19/5/1 20:15
手を振っている
水宮うみ
川柳
1*
19/5/1 19:59
自称
花形新次
自由詩
1
19/5/1 17:35
インパラ・ロード
uminek...
自由詩
6*
19/5/1 15:58
孤独な生命
帆場蔵人
自由詩
4
19/5/1 13:49
Dance Ephemeral
塔野夏子
自由詩
2*
19/5/1 13:41
青い窓 ―平成もあと二日―
服部 剛
自由詩
2
19/5/1 12:59
蝶蝶結びで首を吊る彼女。
幽霊
自由詩
0
19/5/1 5:25
人の川
佐白光
自由詩
1*
19/5/1 0:07
サクラブラックホール
ペペロ
自由詩
2
19/4/30 23:44
なぐさメデル
佐和
自由詩
2*
19/4/30 23:37
明日
たこ
自由詩
3
19/4/30 23:08
グッバイ
〃
自由詩
4
19/4/30 23:05
《継承退位》
ナンモナイデ...
散文(批評...
3*
19/4/30 21:24
体調不良を呼び起こす
花形新次
自由詩
0
19/4/30 21:20
1016
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1033
1034
1035
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1041
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1049
1050
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1052
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1055
1056
4.79sec.