干しっぱなしで冷たくなったタオルに
小指の爪の先よりちいさく
半透明の蜘蛛が
糸を垂らしてぶらさがっていた
ひかりの加減でようやくきらめく
一本の途中をつまんで
ベランダのへりに移植し ...
なんだ、MDMAって?
あれか、ハイパーメディアクリエイターの略か?
・・・違うよな、Mが多過ぎだもんな
ところで
ハイパーなあいつ
今何やってんだ?
wikiで調べようっと
暖房の風に煙草のけむりが流されていく
白い有害物質はもう少し学力があれば
雲になれていたと言いたげに
その頼りない体を漂わせ
目には見えない色になっていった
けむりは部屋に残り壁や天井に付着 ...
取材先は、三菱重工業、小松製作所、住友
重機械工業などのメーカー、三菱商事、三井
物産、伊藤忠商事などの商社、代理店、リー
ス・レンタル会社、通産省といったところだっ
た。取材対象は社長はじ ...
文字のなか 遠い誰かの空がある
満月は昼のひかりを知っている
少しだけあなたみたいになれたんだ
喚き散らすか痴情の縺れ 外でやらかす若さかな
奏でる風のグリッサンドに 音符くるくる降ってくる
風にカサコソ枯草語る 自慢じゃないが子沢山
箱を開ければびっしり絵本 親子 ...
人差し指の指紋、混み合う等圧線、嵐の予感。
絶対に押しちゃいけないスイッチ、押してしまえ。
はじまりの海は遠浅で
かなしむことをまだ知らない透明なさかなたち
約束したはずの場所を
ゆききする微熱の波
遠い遠い夢の話
記憶をいくつも交差させて
分かれ道をまどう
ひとりあそび
...
昨日、
貴方が遠いところへいってしまった事を知りました。
その事実は私の思考を過去へと連れていき、あの日の後悔を強く思い出す事に。
さようならの挨拶が出来なかった。あの時も今回も。
いつかは誰 ...
若くて健康な女のこが
突然髪のスタイルを変えたり
化粧を厚くしたり
口紅を血のいろにするには
それなり訳があるんだと知ったのは
十八歳の時だった
ほのかな想いや憧れは抱いていたけれど
...
とっても温かい海の中で
私は笑っていた
優しい母に抱かれて
泣いて生まれたけど
涙はまだ無い
涙の海にいたというのに
温かい涙の海で
私はすべてを
神から頂いてきた
...
妖精が毎晩ずっと
雷雨の夜も
凍る夜も
風が羽根を掴む夜も
いくつも季節を越えて
一つづつ運んでる
小さなバラの蕾を
ひとりぼっちの
あの子のポストに
あの子はもう一年も
...
生まれた土地と育った歳月
は
人の命の岸辺に深く打ち込まれた杭
けして抜けない
もんだ
戸籍に記された
名前と生年月日
は
頭の中に印字されて
いつ聞かれても
書かされても
...
長押しを続けるスペースキーが
溜め息の後で増えていくんだ
口を開けている白いノートに
イルミネーションが反射した夜
果物で手を汚すのが嫌で
透明な椅子に座らなかった
苦手なことが多 ...
珊瑚が恋しい
あの
海渡る風の音
心に響くまなつの思い出
珊瑚が恋しい
あの
海の家であった
水色ビキニの水着の女の子
珊瑚が恋しい
あの
...
秋に咲くススキ
あちらこちらで風に揺れて
気持ち良さそうに見える
陽射しを浴びたススキは綺麗
金色に輝いて魅力がアップする
秋と聞くと
紅葉やススキが思い浮かぶ
どちらも綺麗だか ...
「生活習慣の改善」
捨てたのだ。躰を
鳴き声に眼が覚めて、土の魚は焼かれた。
そして人間は泡から生まれたと水はいう
それは泡に生まれ変わるのだともいう
気になるのは置いてきた框の景色
...
夜の時間が留まっている
静かに此処に留まっている
朝から昼へ、昼から夜へと
一直線に過ぎながら
今、夜陰へと差し掛かり
静かに此処に留まっている
やがて時間は柔らかに
未来から流れ込 ...
ながつづきしそうもない事をさじに拾っては、
数分の間、あれやこれや考えている。
夕日は海の底で
赤いイヤリングになる
人魚がクラゲに
似合うかしらと聞く
誰かに見て欲しい
波を超えると妖精になり
星の浜を飛んでいった
裸の妖精は恥ずかしくて
森のド ...
仕事帰りの車が
ライトをつけて県道を走る
朝の通勤時とはちがい
どことなく
開放感がただよっている
やっと終わったぞ
そんな声が聞こえてきそうだ
みんなの心の高まりを
動力として
...
花見に誰を呼ぼうが
大したこっちゃねえだろ
ここぞとばかりに非難している奴は
どうかしているぜ
だって花見のためにわざわざ東京まで
出掛けるなんて
面倒臭いったらないもん
逆に迷惑ってい ...
冬の始まり秋の忘れ物
真っ赤な紅葉が
地面に寝そべり
手袋と間違われて
拾われる
掌に乗せる小さな芸術
手を温めるには
物足りないけど
目を休めるには
十分すぎる
...
鼻すすりながら、屋台ラーメン、身にしみる。
店主のおっちゃんの養子になりたい程、寒い夜。
君の瞳に花が棲んでいたこと散ってから知る 涙が花弁
あらかじめ赦された裏切りを
ゆるせなかったのは私
錠前を下ろされたドアの内側に
想いを閉じ込め
潜り抜けて
羽化する幼虫を
みんな潰し
化石するサナギのうたを
うたった
...
秋空に浮かぶ雲のよう
どこに行き着くのかわからない
枯れ枝倒して道決める
北へ
南へ
東へ
西へ
風と加減と運が決める
どこに行き着いても構わないから
...
まだ幼かった頃には
確かに別世界への入り口だった
あの古い橋 よく
行ったり来たりして遊んだっけ
今の背丈で眺めてみると
なんて小さくて短い橋
なんて細くて切な ...
雨季、冷たいだけの
椅子に腰
かけて
朝方の蝉が穏やかに
絶滅していく様子を
眺めていました
手を伸ばす
伸ばす手が
その手が
範囲
何も守れない
窓があってよか ...
羽ばたきたい 羽ばたきたいの
せっかく翼 いただいたのに
歌いたい 歌いたいのよ
せっかくカナリアなのだから
わたし いつでも籠の中
綺麗だからと 籠の中
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ベランダの蜘蛛
Seia
自由詩
1
19/11/16 20:54
エリカ、捕まる!
花形新次
自由詩
1
19/11/16 20:48
煙草
mmnkt
自由詩
0
19/11/16 19:28
自分史(業界誌記者時代2 ー 記事)
日比津 開
散文(批評...
0
19/11/16 18:53
穏やかなひかり
水宮うみ
川柳
0+*
19/11/16 16:31
エントロピーと鳥が鳴く 【都々逸】
ただのみきや
伝統定型各...
1+*
19/11/16 12:26
等圧線
クーヘン
自由詩
7*
19/11/16 12:25
バースデイ
あまね
自由詩
7+
19/11/16 10:22
行き場の無い手紙
卯月とわ子
自由詩
2+
19/11/16 10:02
恋情は火になって
こたきひろし
自由詩
3
19/11/16 8:31
涙が生まれた日
丘白月
自由詩
1+
19/11/16 7:23
恋する妖精
〃
自由詩
3
19/11/16 7:19
生まれた土地と育った歳月
こたきひろし
自由詩
3
19/11/16 7:05
空白
ミナト 螢
自由詩
3
19/11/16 6:28
うみの底
立見春香
自由詩
4
19/11/16 6:23
金色のススキ
夏川ゆう
自由詩
1
19/11/16 5:34
覚醒家
アラガイs
自由詩
12*
19/11/16 2:04
時間(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
19/11/15 23:17
余った夜
ナンモナイデ...
自由詩
5+*
19/11/15 21:09
冬珊瑚の妖精
丘白月
自由詩
3
19/11/15 20:23
金曜の夜
mmnkt
自由詩
2+
19/11/15 19:49
桜をみる会
花形新次
自由詩
0
19/11/15 19:29
手袋
ミナト 螢
自由詩
2+
19/11/15 14:25
養子
クーヘン
自由詩
2+*
19/11/15 12:42
花
きみのてを
短歌
0+
19/11/15 11:18
予言
Lucy
自由詩
5+*
19/11/15 10:52
ここでさえなければ
もっぷ
自由詩
1+*
19/11/15 7:30
帰る気なんてないのに
〃
自由詩
2*
19/11/15 7:22
範囲
たもつ
自由詩
6
19/11/15 7:18
カナリア
もっぷ
自由詩
0*
19/11/15 7:11
918
919
920
921
922
923
924
925
926
927
928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
954
955
956
957
958
加筆訂正:
エントロピーと鳥が鳴く 【都々逸】
/
ただのみきや
[19/11/16 12:45]
数文字修正
3.72sec.