約束もしていないのに
お互い振り向いたら
どちらかが目を逸らす
穴の空いた僕と
透明な君と
惹かれ合うのは当然だけど
諦めるのも必然
でも探り探りだから
しばらくは一緒にいられ ...
乗り物に与えられた信号で
この街はいつも渋滞している
見えるかい空の高さと同じく
返した言葉がガスに包まれて
色も音もなく消えていく前に
君の背中に矢を放ったんだ
分かるかい翼のな ...
空白の家があった
住人は凍えながら眠り起き
生活をしていた
彼らはそこにいなかったが
いないことが
いることを確かにする
そういう類のものだった
浮浪者が
毎晩
空白の家でコー ...
当たり前だけど、中国共産党としては先ずは香港を牛耳りたいよな。
可哀想なのは、大国に踊らされている若い人だ。
ズルいのは、中国市場を活用して資本主義市場経済で財を成す人々。
ズルは当 ...
その膜を破ると
きらきらとこぼれ落ちる
母の痛みがうつくしかった。
ぎゅっと身体を縮める
握りしめられないものを握りしめ
抱きしめられないものを抱きしめる
ささやかな抵抗を繰り返し ...
狂った魚は
おひれはふり
宙に浮かんで
貴女を捜す
浮かぶ女は
何処に此処で
水面を割って
天へと沈む
透明宇宙と地球の真ん中
独 ...
背広を脱いだ父の背中は思いのほか小さく薄かった。
広大な海ではなく、本当は庭先の水溜まりほどだった。
足踏みをしてた昨日の空を
吊り上げた指が時間を解く
小さな結び目の数だけ休み
穴のような満月に落ちると
心に通す糸を増やしたり
交わるたびに染まっていくけれど
寂しさを繋げて鈴にす ...
さんざめく
ネット詩世界
何も無い
靴を履いて歩けば靴底がすり減り
車を走らせるとタイヤがすり減る
地面の摩擦で削れるのなら
人間も裸足で歩けば
足がすり減るのかな?
だけども何度も歩いてみても
足は削れないし背も縮まない
...
原子レベルの
量子テレポーテーションが成功して
もうすぐ
小さな物質が
転送できるようになるらしい
まるでSFの世界の
転送装置のような働きも
夢ではなくなるかもしれない
...
月並みなシチリアーノ聴きながら
お月さまのことを想う
名前の無い夜想曲聴きながら
見ること叶わぬ星に願いを
真昼の薄氷に溶け込む今日も
静かに通り抜けて往く
都 ...
朝焼けのそのムコウより
夕日の果てまで行ってみたいな
最後の煌き(きらめき)帰って行くまで
見送っていてあげたいな
追いつくことが出来るなら
夕日について行っ ...
――あの娘(こ)本当は知っていた
自分が何処の子どもかを
知っていてそれで知らぬ振りして
今日まで精一杯誤魔化して
他人も自分も誤魔化して
そうしてお芝居続けていた
...
ギュッとしたい時は突然訪れる
どこにあるのかわからない心の中で
暗闇の中でも
太陽光線の嵐の中でも
心に受けた衝撃で震えだす
考える合理的な脳を揺さぶり
...
投げられた
デモ隊から
投げられた
信念に満ちた火炎瓶が
撃たれた
警官隊から
撃たれた
牽制に満ちた催涙弾が
じりじりと
じりじりと
進む学生たち
ゴ ...
ひっくり返した中華鍋の底に毛が三本
渋滞ならほどけるまで待つそれが男の心意気さ
貼り付いたのは縞馬/海面の緑
うちあげられているタグの思い出
焦げ付いた模様をチラつかせ
おまえは自慢のヨ ...
お金がいちばんよ
手っ取り早くハッピーな気分にさせてくれるもの
食べたい物食べられるし
流行りの洋服とっかえひっかえできるし
素敵なオウチにも住めるんだから
他に眼に見える幸せってあ ...
写真屋おやじは知っていた
彼女の家族と好きなもの
二人の出会いと思い出も
子供の元気も成長も
大人の遊びもトラブルも
みんな誰もが我先に
おやじに見せにやって来た
おやじは理由を探ら ...
秋の匂いがする
貴女に言った
私、季節そのもの天空大気が
それぞれの匂いを放つと思ってて
そうしたら貴女、怪訝な顔して
これ金木犀の匂いだよ、って
通りの家の庭先まで連れてって ...
ころころ
ころころ
ころがって
わたしのタマシイ
磨かれたのか
泥だんご
一生懸命磨けば
ぴかぴか光る
艱難苦難
坂道ころころころがって
もうすぐゴールにさしかかる
...
なりたての夜
ローソンの看板
進めの信号
奥から
オーケストラ(四十五才)
ボーカル(二十才)
ハーモニカ(九才)
本日、県道にて
青の一座を見つける
ゴミったって
リサイクルもできねえし
燃やしたら
ダイオキシン以上の
有害物質に変わるKARA
おまえら自称詩人は
ゴミ以下だっつうんだ
おまえらみたいな
ゴミ以下が集う
ゴミ以 ...
わたし、がんばれ。
ひとまえでなくな、
ひとりでなけ。
しんぱいさせるな、
たんめいにさせてしまうから。
おねがいだわたしよ、
もうすこしたえてくれ。
そのさきになにかが、
か ...
音もなく
果実が枝から落ちた
アスファルトに広がる無残なそれらは
太陽のように輝いていた
あの果実とは思えない
これは大事件だ
心の中で大声を上げて
誰かを呼んでみた
寄ってくるの ...
)もう紅葉も終わりだね
)そうね、後は散っていくだけ
樹間を鳥が飛び交い
灰白色の空が覗くとき、
貴女は足下の落ち葉を一枚拾い
ゆっくり宙に投げ入れる
まるで冬の初めの儀式のように ...
僕の走馬灯をポニーテールの君は駆けるだろう。
その美しいしっぽを揺らし、君は駆け抜けるだろう。
ワイパックス1錠
ジプレクサ1錠
ランドセン1錠
ベンザリン1錠
ヒルナミン3錠
そしてきみの寝息
ぼくが眠るために必要なもの
春の吐息は明るくて迷う
風が散らした花びらの上に
座る場所もなく青い空を立て
ベンチにするなら絵を描きたい
眩しい景色に負けているのは
心を脱いでも走らないことを
覚えてしまった大 ...
なぁ必要な死ってあるよなぁ…
鬱蒼とした言の葉ジャングル
ぬかるんだ足元で慎重に歩を進める
聞いたこともない鳥の鳴き声
苔を踏んでこけそうになる
緑に視界を潰され
いつ、どこから、どん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
二人
TwoRiv...
自由詩
2*
19/11/28 22:31
WILL
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/28 20:00
空白の家
mmnkt
自由詩
1
19/11/28 19:13
「超富裕層」の人口、香港がNYを抜き世界一 東京3位(CNN ...
足立らどみ
散文(批評...
1*
19/11/28 18:41
冬の朝の光が痛みをうつくしくする
かんな
自由詩
13
19/11/28 17:30
哀しみ〇ひとつ
ひだかたけし
自由詩
1
19/11/28 13:02
背広
クーヘン
自由詩
2*
19/11/28 12:37
糸
ミナト 螢
自由詩
0
19/11/28 8:54
さんざめく
足立らどみ
川柳
1
19/11/28 6:19
死因
リィ
自由詩
1*
19/11/28 5:03
テレポーテーションはしたいけど
st
自由詩
3
19/11/28 4:22
シチリアーノ
もっぷ
自由詩
1*
19/11/28 2:04
明日の来ない恒星
〃
自由詩
1*
19/11/28 1:58
カナリアの唄
〃
自由詩
0*
19/11/28 1:54
ギュッとしたいは突然に
佐白光
自由詩
1*
19/11/28 0:59
火炎瓶と催涙弾 ~ 2019年香港民主化デモ ~
komase...
自由詩
1*
19/11/27 23:55
水鳥の楽園
アラガイs
自由詩
2*
19/11/27 23:31
アンダースローに投げ込まれ
こたきひろし
自由詩
2
19/11/27 23:18
写真屋おやじが消えた町
イオン
自由詩
1*
19/11/27 22:43
二十歳
ひだかたけし
自由詩
2*
19/11/27 21:27
泥だんご
美空
自由詩
3
19/11/27 20:21
青の一座
mmnkt
自由詩
1
19/11/27 19:33
ゴミ箱
花形新次
自由詩
0
19/11/27 18:31
わたしへ
WataSh...
自由詩
4
19/11/27 16:28
果実投身事件簿
卯月とわ子
自由詩
8
19/11/27 15:19
冬の初めの儀式
ひだかたけし
自由詩
2*
19/11/27 12:58
しっぽ
クーヘン
自由詩
7*
19/11/27 12:41
睡眠薬
HAL
自由詩
9*
19/11/27 8:44
自画像
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/27 7:52
戦略と戦術
幽霊
自由詩
0
19/11/27 7:07
912
913
914
915
916
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918
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947
948
949
950
951
952
3.84sec.