毎日が同じ事の繰り返しで嫌になるね
と 職場で同僚の一人に軽く言ったら
えっ?
と驚いた表情を見せて
毎日が同じ事の繰り返しだから生きてけるんじゃないの
もし毎日が違う事の繰り返しだったら私 ...
ぼくは

ななめに線をひかれて


150年くらい前に

消されてしまったんだ


最近になって

ようやく日の目をみて


みんながぼくのことを

知ったようだけど ...
噂は一人、散歩するのが好きだった
特に 夜
人の歯の隙間からどうしても出てしまう溜息や
口臭を嗅ぐのが好きだった
同じ道を通り同じ流れに沿って歩き
同じ家の窓明かりの下で影になって
一周す ...
古めかしい上着はもともとはそこそこに値の張るものだったらしいが、今ではあちこち擦り切れてしまって、ジョージ・A・ロメロ映画のエキストラが衣装のままで歩いているのかといった有様で、凍死しないでいるのが精 ... ロックンロールを聞くために
玄関先の石段に腰を下ろして
鞄から引き出した
ディスクマンのイヤホンを、耳に入れる

{ルビ陽炎=かげろう}ゆれる向こうから
小柄な婆ちゃんが
歩行器に寄りか ...
高齢者夫婦や
中高年ニートが
人間凶器になる瞬間に
出くわしてしまったとき
私たちは
それを偶然の出来事として
素直に受け入れることが出来るだろうか?

生い先短い
死にかけのジジイ ...
あさ、
と呟いたことばを
ひと呼吸おいて窓辺に置くと
射し込むひかりに反射して
きらきらとひかる

うとうととする
あさ、のとなり
クロワッサンがやさしい匂い
ぼおばる月のかけらが
...
静寂の 川を見ている 月二つ

群れる蟻 我関せずの 蛾の蛹

燃え尽きた あなたとわたし 壁のしみ

寂しいと 鐘を鳴らした 旧校舎

涙枯れ 震えが止まる 目的地

SNS 心 ...
紫陽花を撮ろうとしたが、ケータイで撮るのは辞めて覚えて帰る。










...
セックスや
キスであるとか難しい
話は分からないが
あなたをただぎゅうっとしていたい
ぎゅうっとされたい欲望







浦沢直樹の
...
.


掌のうちに、唇の奥に、自分を殺したきみ、ぐしゃぐしゃになって、ギイギイと揺れ始めてからもずっと……、ずっと、ずっと、沸き起こる渦のなかを飛行するわたし、刻と刻を繋いでいく刺の先にだけ在る ...
夜勤明けの昼さがり
日本酒をロックでのんでいて
なぜか赤ワインを混ぜてみようと思いたった

実際にしてみるとそれは奇妙な味で
決してうまいと言えるような代物では無かったけれど
自分の素直な ...
暑い
暑いなあ
まるで真夏の暑さだ
地球が狂い始めて
オマエラ、人間のセイダロウ
叫んでいるかのように

路傍に屈み
タンポポの種を
ふぅと吹いて飛ばしている
子供が二人、
白く ...
空腹に 甘いかげろう 甘い夢 コーヒーショップのにがい喧騒 昨夜は死んでいる自分の夢を見た
まだ息を引き取って間もない自分の体だった
死んで間もない自分の心は
遺体から抜け出していた

遺体から抜け出した自分の心は
直ぐには天国へは昇れなかった
...
春を形成する理論が
微小に解体されたのちに
夏を構成する流線が
しじまを軽やかにかたどっていく
死んだ者たちの沈黙から
跳ね返される無限の声を聴きとって
生まれるということは
生きる ...
圧された湿度に水分を奪われながら
移り行く言葉を考えていた

偏光さえ失くしたら
計算した屈折率さえ
間違えているのだと知った

声を上げることすら忘れて
息を飲んで悔やんだままだった ...
私があきらめた点滅に
高齢の男性が
吸い寄せられていく

街では
たいていのことは
ビルが見守っている

不慣れな人間も
やがて
祈らなくなる

だから毎日
違う流れをしなく ...
上書きされるペルソナは私を守る城壁

すれ違う人たちに植え付ける異なるペルソナ

水もなく育まれ伸びすぎたつるは

私自身を守りつつ 首に絡みついてくる

いずれ制御を失い蝕んでゆく
...
最善と思った事が最悪になった
良かれと思ったのに
結末を理解し難い


そうやって生きて行く事
仕方ない事あるんだと
苦しさと悔しさ
どこに当てればいい怒り

零れ出した涙
...
大地からお呼びがかかったから
僕はここで飛びあがらなくてはならない
しかし足にはヘドロがついてしまっているので
垂直に飛び
斜角にて母を眺める
サインコサインタンジェントと習ったなぁと
そ ...
子どもが
しゃぼんだま
吹いている
風にとばされ
ふわふわと
はじけてお空に
とんでゆく

子どもは何を
見つめてる
虹色ふうせん
夢のせて
何処まで
とんで
いくのやら
...
そうして雲海は焼け落ちて
さよならすら許さない晴天

山を下ろう沢の流れに沿って
箱庭みたいな町に足を踏み入れて
あの角を曲がりこの角を曲がり
パン屋で焼きたてのフランスパンを
その先の ...
つのる想いを 夜風にさらす 祭囃子に 涙雨 つい最近まで
私の中で
極悪と言えば
若い母とその内縁の夫だった
この頃それに
後期高齢者夫婦が加わった
前者は自分たちの子供にとってという
但し書きがついたが
後者は無差別、無意識な ...
少し蒸し暑い風が吹いて来る
海を渡って遥々届く
初夏の風に違いない
空は淡く青く広がって
この巨大な球体の上に
私はしっかり足を付け
何を不安がることがある?
自問し次第に陶然と 
溶 ...
すごいですね!

酷く饒舌なれど意図せんとする物は不明瞭也
せんべいをかじって
もぐもぐする音すら部屋を飛び交う
無表情の自室 不意に笑う
それでも憧れの消防士になどなれぬ

思い思いの表情を投げて
あの子に届くよう祈る
羽を生やして 何処へいっ ...
 目覚めたと気づく前に
 さっきまでの夢を
 思い出したいと思った

 冬の海
 君と僕
 白い波

 脈絡もなく記憶だけが
 ぽつりぽつりと
 胸の中にただよっている

 空 ...
粋な噂も七十五日 未練な小指に赤い糸
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
日常と非日常こたきひろし自由詩319/6/7 5:59
消された楽譜st自由詩119/6/7 4:38
為平 澪自由詩019/6/7 0:58
不自然な迷子に関しての思惑についてホロウ・シカ...自由詩4*19/6/6 23:59
歩行器とロックンロール服部 剛自由詩2*19/6/6 23:20
私たちは偶然の死に見張られている花形新次自由詩019/6/6 22:30
はじまりを脱ぐかんな自由詩6*19/6/6 22:11
潜在TwoRiv...川柳2*19/6/6 21:44
紫陽花TAT短歌019/6/6 19:21
短歌になろうとして短歌にもなれなかったゴミ屑たち自由詩119/6/6 19:14
《繭》ハァモニィベ...自由詩2*19/6/6 19:06
なぐさめの言葉シャドウ ウ...自由詩019/6/6 17:25
夏日ひだかたけし自由詩819/6/6 14:05
かげろうはるな短歌019/6/6 9:47
夜中に母親が現れてこたきひろし自由詩419/6/6 7:02
初夏葉leaf自由詩119/6/6 4:43
ノーカットフィルターねなぎ自由詩119/6/6 2:10
おどろく準備木葉 揺自由詩319/6/6 0:46
私を守るための偽りのペルソナムウ自由詩019/6/5 23:41
どうすればいい?花林自由詩119/6/5 21:47
秋にはまだ遠い渡辺八畳@祝...自由詩119/6/5 21:19
しやぼんだまあおいみつる自由詩419/6/5 20:46
だいたいそんなもの帆場蔵人自由詩519/6/5 19:24
つのる想いを【都都逸】高林 光伝統定型各...119/6/5 18:40
極悪同盟花形新次自由詩019/6/5 18:17
ありがとうひだかたけし自由詩319/6/5 17:57
ライティング×ライティング渡辺八畳@祝...自由詩019/6/5 15:55
パジャマの残りふじりゅう自由詩019/6/5 14:24
夢幻高林 光自由詩219/6/5 9:06
都々逸46U伝統定型各...119/6/4 23:17

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加筆訂正:
私を守るための偽りのペルソナ/ムウ[19/6/6 0:07]
タイトルを変更しました。
4.16sec.