苦を重ね悲を束ねて寒を耐え

その末路散って腐った花を踏む

空高く地に果てがなく日は一輪

ブランコを揺らして哭いた木枯らしが
ただの振る舞いを その仰ぎを
何だろうこの世と
無駄を無駄と処理して
ただ風を切って 空の色をぼんやり眺め
無意識に歩きだした魂に魂を意識せず
阿呆でいい のっぺらぼうでいい
奥行きのない ...
眼が冴えて眠れない夜は
羊の数なんて数えてられないから
初恋から現在に至るまでの
好きになった異性の名前を頭のなかのホワイトボードに
書き出している

異性に持てないくせに
一目惚れの癖 ...
夜道
突然何かがヘッドライトに浮かび上がった
猫だと直感した
避ける暇もなくブレーキを踏む間もなかった
瞬間、タイヤが踏んで ぐしゃり 鈍い感触があった

そのまま通り過ぎてしまった
...
そうして春が去ったところへ猫が這入ってきて、
ごろなんと寝転んだ。
僕は寒いねと言い、
君は四十五度斜めと言った。
赤い新聞紙?と僕が尋ね、
そうそう、くじらのボールペンと君が答えた。
...
獣に潜む
重ねた月から指が泳ぐ
次の言葉を
無かったことにしますか

銀紙で包んで
しまい忘れた声の在り処
耳を澄ましても
体のコードが伸びるだけです

見せたいものは何もないのに ...
今のあなたは、自分を否定したくなるくらい悲しいんだね。
涙も出ないくらい、つらいんだね。
でも、わたしはあなたが好きだよ。
わたしの心に、あなたが花を咲かせてくれたよ。
あなたがあなたを傷つけ ...
{引用=月の夜
時計がこわれている

わたしはおなかがすいたので
きれいなおとこの子を食べている

(妹はきたのくにで
 いまではむらさきつめくさです
 こおった風にゆれて ...
小人のすがたをした夜

もみの木に似たピアノ

香爐の用意は出來たか


誰かが 神經豚に轉形しようとしている

意圖は 錯誤の技法を導入する

蔦狀の陰半球で {ルビ領土=ゾー ...
キンの顔が全面に
フィーチャーされていれば
飛んでるところは
アンパンマンにしか見えないワケだし
子供たちに大人気の可能性だってある
(頭の形はどちらかと言えば食パンマンだが)
アメリカだ ...
 前回の「人間空洞説」と同じ流れの話ですが、人間をパソコンに例えると、何かわかってくるような気もしますので、記します。
 パソコン本体があるとします。まずは本体のみで、何のアプリもソフトウェアも、周 ...
・・・波飛沫陸離する
バランコの寂れた海浜で・・・


海のように、
僕はあなたを崇めよう、
日光を飲み込む海のように。
空のように、
あなたを崇めよう、
隠された宇宙に包まれた ...
光が通る
レースのカーテンで
作られた道を
あみだで下る

当たりはなく
はずれもない
同じ場所に
並んでいるブランコ

影絵のような
小さな乗り物で
この身体を
縛り付ける ...
飾らない言葉を使って
詩を書きたかっただけ

言葉の洪水に押し流されたくはなくて
言葉の香水をこの身に纏いたいだけ

とても重要なことは
とても簡単に言うことができるから
言葉遊びいが ...
五時に目覚めた。
やはり、痛む。

連休前に宮本先生にもらった錠剤は四日分だから、昨日の朝に一錠飲んでなくなってしまった。
五月一日だった。連休のど真ん中だから宮本先生には診てもらえない。
...
てにはいのみてんしるに
らっけんそむいて
はらけらの
しみてんなかるせんのさきの
みけるとしりはるのせ
ばくれんととのかして
れみんぐする
ろろてんにはせすくらいめい
上級詩人の奏でる言葉に
聞き惚れる

そんな時代もありました
昔は僕のこころも美しく澄んでいましたから

今はすっかり皺がはいり
皺のなかに埃が溜まって
上級詩人の奏でる言葉に
耳が ...
新しい住宅が建ち並び
街も成長を続ける

古い町並みを残す
賑わっていた頃を
思い出させるかのように

新しい町並み
古い町並み
どちらも馴染む

過去のひんやりした風
心地良 ...
紫の
藤棚の陽の
木漏れ日の
おだやかな午後
市民公園








六月に
なったら君の
上の名は
...
ある日
詩を書こうとして
携帯を開き
現フォにログインしてみたが
どうにも書けない
日々の事
時代の事
思い出の事
セックスの話や
政治的な扇動
なんでも書きゃいいと思うが
ハタ ...
行方不明者の残した手紙は
どんな気持ちで読めばいいのかわからない
閉じ込めた引き出しは空っとぼけている


ソプラノのリコーダー、その割れた吹き口の残骸、観賞用のナイフみたいな役立たずの ...
夜の道を歩く 

闇の中の秘密

幼子の声が響く 

誰か私を消して

持つだけで孤独が滲む 

誰にも見せぬ過去

気遣って云わぬのに 

隠せば嘘の匂い嗅がれ 

...
カリメラ 刻一刻、思いさだめて遂げる 深い一筋の刻み目
カリメラ 酒臭い沈黙のなかで酔いかけては醒める カリメラ
旗の切れ端は、雑巾のように今は静かに濡れている

たまたま眠ったりすれば いろ ...
返り咲いたマレーシアのマハティールさんも
いってたけれどやっぱり戦争放棄だけは
死守せんとあかんな。

其れと非核化の徹底やろうな。
《平成》はこの意味では終わってない。
国連で核の傘 ...
五月のゆうぐれ
堤防をゆく人を塗る

黄色のエンピツをカンヅメから
選びとって

カッターナイフで
削りました

削って
削って

削り終えたら

妙に嗤っている
自 ...
霜、踏む、朝
青空をバックにしても
こころが壊れて寒いとき
こんなまんまじゃ屍人じゃないかと
泣きたくなってもこらえた見栄でも。
その夜更け。
弓張月を仰ぎ見て
心に舞う蝶、静かに回る
...
ちいさな手がタンポポを摘む遠い日だまりに
開けられないガラス壜の蓋を捻じる
地平は終わらないラストシーン
エンドロールもなくただ風だけが映っていた

たわわに飾られた花籠に果実のように豊満な ...
  
  
  
  悟った人は怒るのか?って
  
  疑問を持つ人いるでしょ。
  
  
  じゃあ、悟った人を怒らせてみたら良い。
  
  
  アナタが
  
  ...
僅かなロウソクのような蛍かな   <初恋の味>

イチゴは
甘くて酸っぱい
マーブルチョコレートは
ちょっぴり甘い
初恋は
夏ミカンの味
体じゅうが夏ミカンになって
ピアノをさぼった
今日のわたし
カルピスを ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
四句こたきひろし俳句119/5/5 6:31
切れ味の悪さを生きている朝焼彩茜色自由詩619/5/5 3:46
意識が覚醒してこたきひろし自由詩219/5/5 1:35
眩しくて一瞬前が見えなくなった自由詩719/5/5 0:21
猫飼いはるな自由詩219/5/4 23:10
正しい横顔カマキリ自由詩419/5/4 21:25
花とあなた水宮うみ自由詩1*19/5/4 17:35
ふるさと羽衣なつの自由詩10*19/5/4 16:41
soft shell墨晶自由詩3*19/5/4 16:19
飛翔体花形新次自由詩019/5/4 15:20
人間をパソコンに例えて「無」を論じるマサヒロK散文(批評...119/5/4 11:57
Te adoroGiovan...自由詩219/5/4 11:47
空中ミナト 螢自由詩219/5/4 11:36
青春と詩立見春香自由詩719/5/4 10:18
たまです。たま散文(批評...5*19/5/4 10:12
うん次代作吾自由詩119/5/4 10:12
人の口を数えてもこたきひろし自由詩619/5/4 7:57
古い町並み夏川ゆう自由詩219/5/4 4:55
紫の藤棚のTAT短歌119/5/4 3:56
得体の知れない化け物自由詩219/5/4 2:44
九分九厘、最終出口ホロウ・シカ...自由詩3*19/5/3 23:49
19歳源 想自由詩219/5/3 20:01
カリメラハァモニィベ...自由詩3*19/5/3 19:05
憲法9条は年収500万以下の人々の宝なりナンモナイデ...散文(批評...1*19/5/3 18:32
達成感自由詩4*19/5/3 18:30
哀しいけものの鳴く声を聴く秋葉竹自由詩1019/5/3 13:11
風の巣ただのみきや自由詩12*19/5/3 12:56
【 悟り 】豊嶋祐匠自由詩0*19/5/3 12:17
夏の俳句ふじりゅう俳句019/5/3 12:15
恋する地球を恋するyo-yo自由詩619/5/3 11:06

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加筆訂正:
貧者の踊り/ただのみきや[19/5/4 12:49]
誤字修正
貧者の踊り/ただのみきや[19/5/4 12:49]
誤字修正
4.42sec.