はてしない海原をほんとうにボートで横切ってきたのだろうか
詰まらないことで
凹みはしないがだれも助けのない雑踏のなかを
天気予報のない生活の中で
気象予報士になれたら素敵だったかもしれない ...
モミの木が寂しい緑のまま
明日を指差す生き物だったら
お願いしますと配ったティッシュに
どんな息を包めばいいのかな
雪のコートが似合う夜だった
人々が持ち寄ったプレゼントと
ティッ ...
春は来るのでしょうか?
雪の降り初めに想います
積もる白さに溜め息混じり
寒い部屋で震えます
貴方は太陽のようです
温もりをありがとう
流れる調べ
信じるつもりで
何回も、何回も
...
永遠に会えないことを最近知ったんだ
不思議と悲しさは感じなくって
真っ暗な部屋でごうごうと音楽が聞こえてきたような気分になっていた
笑顔があって
潤んだ瞳があって
叫んだ唇があっ ...
アイフォンを買っては売ってばかりいた
そして 手に残された機能の記憶
そして いくらかのはした金
ベトナム旅行の写真を僕は見ていた
あの日僕はフォーを食べていた そして
まだ ...
いつでもこころに太陽を
そんなこと皆言うけれど
わたしだったらきっとこう言う
いつでも神にお願いを
もしも神さま御座すなら
こうも切なく無い筈と
思いながらも想って ...
雨降りの午後
日曜の午後
約束キャンセルの
電話が鳴った
私もキャンセル
したかった
とってもとっても
ちょうどよかった
雨降りのこころ
...
黒のお茶に半月浮かべて
トースターでパンを焼く
焼く順番で喧嘩になって
お茶の色で喧嘩になって
バターが切れたと泣いて
わめいて 子どもの朝が
船出する 半月が ...
濡れた草のにおいがする薄暗い路地で
過ぎる時を噛み砕くように佇んでいる女
背骨の終わるところまで伸びた黒髪に表情は隠れて
これまでに一度だって見たことはなかったが
捩れた棒状の飴みたいな身 ...
若くして世を去れなかった
若くして世を去りたかった
訳でもないけれど
明日の方角が解らなくなった
どうしても
明日の方角を知りたくなった
から
昨日を振り返ってみる
今日の私は途方 ...
今朝感じた冬の空気と
正午に感じた秋の陽が
喧嘩もせずに
ゆっくり交わった
夕暮れは
追いかけもせず逃げもせず
変化を続ける
カーテン越しの青空の方が綺麗だからと
閉め切っていた心 ...
耳鳴りが気になって眠れない
そう言う君の耳に自分の耳を当てて
同じ耳鳴りを聞き続けた
あれしたい、これしたい
語り合う夢はまだまだある
この年になればいっそのこと
実現しない無 ...
真ん中に大きくて変なオブジェがあり
周りには遊具がある
女の子は親とブランコに乗っていて
男の子たちはサッカーをしている
老人はベンチで佇んでいる
バーベキュー禁止という看板がある
じ ...
元々SWJRERKには
興味がなかった
OPPIでも大きけりゃ
良いのだけれど
映画を見る限り
そうでもなかった
HMCと自称している
汚ならしいオッサンとの結婚、離婚や
今回のM ...
記者としての仕事は、楽しくやりがいがあっ
た。駆け出しの若僧でも取材先では一人前と
して扱ってもらった。もちろん、それは僕の
実力ではなく通信媒体を持っているためで、
取材は業界内、ライバル ...
薄いところから
濃いところまで
グラデーションは
絶えず動いている
置いてきてしまえ
その寂しさを
色の境界で
心を抜かれて
ひとりになるから
空は自由だ
連れてき ...
「妻のトリセツ」という本を、買ってちょっと前読んで、
うろ覚えで、
昨日、妻の話を聞いていても、
つまり、妻の求めているのは正解ではなく共感なのだ、
という原則に従おうと努力はしたのだ。
...
回転扉に入り損ねて、社会人になり損ねた。
せっかく書いた履歴書、せっかく晴れ渡った秋空。
長く歩けないほど腰が痛いので
近くの整形外科に行った
背中のレントゲンを撮られ
腰椎の圧迫骨折だと診断された
でも心はもうとっくの前から
圧迫骨折している
ただ心の圧迫骨折はMRIにも ...
フィクションですから、誤解しないで下さい
彼はすでに仕事社会から引退していた
子供らは成長して親の手を離れ、家を出ていった
築三十年の家には老いた妻と二人だけの暮らしになっていた
彼 ...
つかれはて
このままいきてゆくほどの
希望もないからしにたくて
しぬのもこわくていきている
だけ。
おれのすむ
このまちじゃ
しびとがへいきではいかいしてるぜ
おれ ...
覆盆子の歌が聞こえる
あれは遠い昔に覚えた和歌
単衣の袖は美しく赤く染みて
月夜の長塀に妖精の影が踊る
閉店後の園芸店は
花達がゆっくり休む時間
子猫がやって来て
色とりどりのジュリアンに
話しかけた
子猫は言う
僕は自由だよ
どこでも行けるんだ
みんなはずっと
ここに ...
宇宙の公園にいるみたい
あなたのまわりに
星だけが浮いている
すいこまれてしまいそう
あなたは優しくささやいた
ずいぶん待たせたね と
その言葉だけで
私はふるえがとまらない
...
狭い喉に光を乗せる時は
ふるいにかける前の言葉でも
ガラスの内側で温めるから
飴玉みたいに転がっていく
痛くはないかいただ信じている
胸の高さに集まる思いが
アスファルトの道を ...
「二分割」「アキレスと亀」
「飛ばない矢」「運動場」
古代のパラドックスが暗示した
実無限の矛盾が
量子の世界という
現代の物理のミクロで
解き明かされた
そこでは
...
白い部屋に横たわり
独り時が過ぎるのを
さっきからずっと眺めている
)右足の親指が急につり
)反り返ったまま動かない
無音無言の部屋のなか
時は流砂のように流れていき
私が上げる ...
早朝に薄くかかった霧に町は静止しているようだ。ビニールハウスは無防備に丸みのある腹を見せて草木もわずかに頭を下げて眠っている。
狭霧の中を電車だけが走っていく。
この外に動くものなどない ...
闇に飲まれる海を
歩いてくる人々がいる
靴を履かずに
埋立地から町へ
明かりへ
*
事故の影響で
ダイヤは一斉に狂った
側溝に流れ込む雨は
こんなはずではなか ...
負けちゃった
あの人はいつも
自分でいられる
何を言っても
誰を選んでも
どうしたらいい
比べるたびに
笑顔が減っていく
何を忘れても
誰を憎んでも
今日は許して
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋
梅昆布茶
自由詩
8
19/11/18 14:50
if
ミナト 螢
自由詩
2*
19/11/18 6:34
灰
まみ
自由詩
2*
19/11/18 6:26
追いかけてきたと思ったらとんでもねー速度で遠ざかっていった過 ...
雨の音
自由詩
2
19/11/18 5:49
ホテルの前に座っていた男
番田
自由詩
1
19/11/18 1:32
いつでも神にお願いを
もっぷ
自由詩
2*
19/11/18 0:40
日曜の午後、ひとりが已まない
〃
自由詩
3*
19/11/18 0:37
或る喜劇
〃
自由詩
3*
19/11/18 0:34
路地で立ち止まっていたナミ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
19/11/17 22:47
若くして世を去れなかった
こたきひろし
自由詩
4
19/11/17 21:05
十七時
TwoRiv...
自由詩
8*
19/11/17 19:52
片思い
たもつ
自由詩
12
19/11/17 18:22
公園
mmnkt
自由詩
1
19/11/17 17:55
AVJYへの道
花形新次
自由詩
1
19/11/17 17:27
自分史(業界誌記者時代3 ー やりがい、反響)
日比津 開
散文(批評...
1
19/11/17 16:20
絶対領域
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/17 16:02
nrbq
はだいろ
自由詩
0
19/11/17 14:28
せっかく
クーヘン
自由詩
0*
19/11/17 12:23
圧迫骨折
HAL
自由詩
5*
19/11/17 11:23
不毛の海図
こたきひろし
自由詩
2
19/11/17 9:57
しのせかい
秋葉竹
自由詩
4
19/11/17 9:08
いちごの妖精
丘白月
自由詩
1
19/11/17 8:02
花と子猫
〃
自由詩
2
19/11/17 8:00
恋人を待って
〃
自由詩
1
19/11/17 7:59
砂時計の詩
ミナト 螢
自由詩
2
19/11/17 6:52
近似値数学
st
自由詩
4
19/11/17 2:48
流砂
ひだかたけし
自由詩
6
19/11/17 0:33
ひかり、を
帆場蔵人
自由詩
1
19/11/16 23:35
通り魔たち 5
春日線香
自由詩
4*
19/11/16 21:20
露
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/16 21:07
917
918
919
920
921
922
923
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925
926
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928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
954
955
956
957
3.48sec.