明けの明星、涼やかな風
柔らかな毛布にくるまれて
時間は緩かに流れていき
浮遊する意識、わたくしの
居着く場所、この地球
見えるでしょうか
あの屋根の下、切妻という
人間で言えば額のあたり
大きな手形がついているのがわかりますか
男の手が両手揃って
雨の日などはくっきりと浮かび上がるのですが
今日もよく見 ...
俺は野球が嫌いだ
特に夏のナイターが嫌いだ
生理的に
吐き気がするほど
受け ...
誓いの言葉バス停に 記す 名も無い銃弾にも 刻む
下向きの原語 夜中に樵が 摘みに来る
思考の缶詰 腐りにくい思考だ
甘みをコントロールした 指先で 矢を放つ
お前は誰だ ひなびた豆 ...
夕焼けの血の色わたしたちの業 失くしたものをいつか返して
白い朝いつかすべてを一つずつ手で壊すようにして笑い合う
もしもし元気?
それは受話器のように咲いている
遠く離れた人を思いながら
言いたいことが
あふれてくるけれど
線路はもうすぐ
遮断機が降りるから
叫んでも壊れないで
君にはねられた
...
ねむってる間は空を飛んでいた
たくさんの光と巡り会っている
風景は眩しくて目を細めてる
永遠のように短い夏まつり
世界中に生まれ、世界中に生きたという
か弱い幸せが、
いつも、その時は抱えきれない。
選んだ筈の 幸せに
飛び込んだ 神聖なカップルの
か弱いまぼろしみたいに
...
喉から言葉を産む衝動
呪われた排泄行為
絶望は飢餓をなし
無意味を孕ませ
腹を裂く
沈黙が澄み渡り
凍らせた純真に
コンクリートが{ルビ樹神=こだま}する
レインコートを着た存 ...
〇一日目
お盆には帰ってくる? と聞けば
コロナ次第かな、と答える息子
じゃあね、と手を振る
新幹線の改札口
人はこんなにもさみしくなれる
胃袋までさみしさでいっぱい
白薔薇
花言 ...
人の匂いで夢は腐るから
夜に帯をかけて駆け抜けていく
僕は逃げようとしているのか
或いは守ろうとしているのか
手にしたものを離さないで
街を後ろに置いていくよ
僕等が怪我をしないように
...
遥か彼方へ流れ続け
時のうねりにこの身を削られる
生きてく事は自傷行為さ
傷つくこと避けられないけど
ダイアモンドはブリリアント・カットに
削り出されて輝くって言うじゃない
...
私は其処にいないでしょう
私は貴方の中に
貴方のたどる
指の先に
嗚呼
生命を受けたことは呪いだよ
それを絶てないことも また
呪いだよ
この狭苦しいうつわの中で
ただぎりぎ ...
何もしていない時に
僕は 良く外に出かける
そしてカメラを持って
考えながら 立っている
渋谷の歩道橋の上
池袋のドンキホーテの前
新宿のプロムナードの地下
品川の駅の改札の前
...
見よ そこにて廻るは 肉付いた枯葉
揺れる花弁 それは指に 吸い付き離れない
羽根は重みを得て 歩く喜びを知る
風にそよぐだけの絹 脚を包んで 前へ出て
後ろ髪は 前へくりだし 踊る巫女
...
せせらぎは忘却のように消え失せてしまった、もう、おまえは、地に落ちた果物みたいにいびつで惨めなしろものだ、指先が震えているのは、根源的なおそれのせい、途方もない量の雨が世界に飛び降りてくる、人々の ...
とどまる 1
{引用=ここに
とどまっていると
裁かれる
変化のない停滞に見えて
それは罪であると
見做される}
とどまる 2
{引用=ここになんとか
と ...
借り物の 言葉くっつけ 狂句だよ
眠ってた 福沢諭吉 利子つかず
綿密に 時間に泊まる 蝉の声
子の心 駄々洩れしてる 親の見栄
なにもかも 見透かされたよ お見合いさ
おいらも ...
鍵をかけて、
夕暮れの、まだらな空を閉じ込めた
マジックアワーと君の境界線がぼやけて
滲んでいくよ、私の目の前で
蜻蛉が 飛んでゆく
飛行機雲の上をなぞって 飛んでゆく
左手の缶チ ...
大白川登山口に着くと雨となり、当然誰も居なかった。レンタル簡易トイレがのっそり立ち、周りには雑草やらススキが生い茂っている。雨は次第に本降りとなり、雨具を着る。
今日を逃がすと次回はいつ行けるかわ ...
予定通り、第2波来るかこの度の社会の距離は露呈うながす
どうせなら終点駅まで行きついて31トイレで表現してみる
(令和1)
洋と和がくっつき並ぶトイレあり何用なのか未だ解らず
...
視線はとうに落ちかかる薄明の世、
方角を奪われた腕は 針を持つのを弛める
無論堕ち刺さるのは己の胸へ 濃淡の淵を
縫うように咽ぶ喘鳴が助長していたどころか、
赤銅に威ぶる陽の眼底から
あやふ ...
新しい靴とスカートで行くからさ 君よ、どうか、汚してくれたら
十七時取り残された公園でまだ揺れているブランコひとつ
想像の綺麗なナイフ握りしめいざ飛び込まん君の懐
このコートまだ時期 ...
湯に浸かりノスタルジーに浸ってる
雨のなか潤っている草と土
梅干しのすっぱさ侮り後悔する
きみが笑う この永遠を信じている
君が見たかも知れない空を
僕も見上げて朝は始まる
会いたいのに会えなくて
青は丁寧に心を騙す
嫌われるのがとても怖いから
この距離を僕の広告にして
君のリモコンで消されたい
自信がないけ ...
若い女性のみずみずしい肢体が
老人の眼を焦がすんだ
見てはいけないのか
いやらしく見ていたら
汚ならしいのか
同じ位の年頃の娘が俺にはいるんだから
恥ずかしくないのかと
自分に言 ...
今日までのところ
疫病には感染しないですんでいる
とは言っても症状にあらわれていないだけで
真実はわからない
一度も確かめてはいないのだから
マスクは常時口に蓋をしてる
もともと人 ...
母が懐かしそうに
思い出話をするとき
私はいつも
「忘れた」って言う
お母さん私
今その話を思い出したくない
なんでだろう
幸せの記憶なのに
なんでだろう
鼻の奥が熱 ...
思い出は
ぼんやりした
景色の中にあるよ
夏の夕暮れの
田舎の電車とか
色あせた自動販売機とか
誰かの白いシャツとか
それはどんな記念日よりも
心に残って消えない
...
無駄を絶った 貴方は清らか
その足は 塵を蹴らない
無駄を取った 貴方は清らか
その足は 穢れを蹴って 尚浄い
無駄を切った 貴方は軽やか
その下は 永遠に熱くなる こはない
無駄を削 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
この地球
ひだかたけし
自由詩
3
20/6/15 20:30
手形
春日線香
自由詩
5
20/6/15 20:20
野球が大嫌いだ
TAT
自由詩
3*
20/6/15 19:51
思考滅裂⑤
あい うえお
自由詩
1
20/6/15 19:36
a
星染
短歌
0
20/6/15 19:28
紫陽花
ミナト 螢
自由詩
3
20/6/15 18:54
暮れる眩む空
水宮うみ
川柳
1*
20/6/15 18:18
距離とマスクの時代
ハァモニィベ...
自由詩
1
20/6/15 18:04
無限多面体
〃
自由詩
1*
20/6/15 17:28
花言葉ダイアリー
そらの珊瑚
自由詩
15*
20/6/15 14:56
旅人の詩
ミナト 螢
自由詩
1
20/6/15 10:46
自傷なボクら
まいこプラズ...
自由詩
5
20/6/15 2:06
にくのうつわ
鳴神夭花
自由詩
2
20/6/15 2:02
45歳のスニーカー
番田
自由詩
2
20/6/15 1:39
エゴ・エリスⅡ 私の鳩よ 汚れのないものよ 私の頭は露にぬれ ...
PAULA0...
自由詩
0
20/6/15 0:53
子守歌は静寂の雑踏のなかで
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/6/15 0:29
小詩集・とどまる
岡部淳太郎
自由詩
8
20/6/14 22:28
狂句①
あい うえお
川柳
1
20/6/14 19:52
栄養
ゆるこ
自由詩
4
20/6/14 18:11
雨はきらいじゃない(落ちの無い話)
山人
散文(批評...
5*
20/6/14 17:26
未知身、焉知敵。嗚呼
足立らどみ
短歌
0*
20/6/14 17:10
雨漏り
あらい
自由詩
1
20/6/14 15:11
お弁当作る機会が無くなって代わりに詰める三十一文字
きりはらいを...
短歌
7
20/6/14 14:13
海の水
水宮うみ
川柳
2*
20/6/14 10:48
恋煩い
ミナト 螢
自由詩
2*
20/6/14 10:20
愚か者
こたきひろし
自由詩
4
20/6/14 9:21
もうこれ以上たえられなくて
〃
自由詩
1
20/6/14 8:26
台所
ガト
自由詩
3*
20/6/14 5:32
逆光
〃
自由詩
6*
20/6/14 5:24
エゴ・エリスⅡ ああ わが愛する者 あなたはなんと美しいこと ...
PAULA0...
自由詩
0
20/6/14 0:50
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935
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937
938
3.39sec.