語られ尽くした愛
あなたの見せるもの
わたしの生み出したもの
比べて見せて
本当を見せて
地面に手をついた雪は
もう二度と立ち上がれなくても
丸い形を幾つも残して
あなたの足音に手錠をかける
物語のラストシーンは
裏切りながら愛していくほど
私の真実に赤い実が落ちて ...
十代の終わりか二十代の始め頃
彼はその心の中にダイナマイトの束を隠し持っていたんだ
導火線が短くてさ
直ぐに爆発させてしまうのさ
そのせいか目付きが鋭くてさ
夜の繁華街を一人でぶらついて ...
星たちのありすぎるほどまたたく夜そこにしゃがんで母を恋う
東に東に行ってそれで見えるようになった建物が
大きいほど小さくなれる気がした
本当は寒いところならどこでもよかった
この季節に
身を預けたままぼんやり生きたい
ままならない生活、体、触れられ ...
思えらく心頭滅却 釜のなか くつろぐ鬼の明晰の夢
行きたい所を決めて
良いイメージを持ちながら
あなたとデートを楽しむ
見る街並みもお洒落な店も
輝きが増し特別感が湧く
何処へ行こうか
前日から色々考えて
幸せ気分を味わう
...
原色の静けさの中ここは湖底。
月光は青い輝きを紡ぐ糸のよう。
黄色の象徴は何を思うか。
息苦しく波打つ湖面に雨は降る。
血潮に染まる感情の震え。
息苦しさを抱える貴方が見 ...
公園を散歩してる時
電車の席で
映画館の座席で
その人はいつも右側にいました
レモンの香りを漂わせ
右腕に想いをこめて
引き寄せる腕力を示せたら
...
ご存知ですか
最前線の戦場で便意をもよおしたら
どう対処したのかを
そんなの知るわけありません
私は戦後生まれで虫一匹さえ殺せません
そうですよね。私も貴方と同様で戦後生まれです ...
方角はどっちでも拘らない
もし空を円盤が飛んでいたら
それを目撃してしまったら
携帯電話のカメラ機能で動画を撮るなんてとんでもない
私だったら
何も見なかった事にする
直ぐに忘れてしまう事 ...
やりたいくらいお前の事が
好きやねんしょうがないやんけ
何でもおごったるさかいに
わいの家に遊びに来てや
何にもないけどお前がおれば
わいの家がシンデレラのお城になるわ
そんな ...
おでこキランとひかった
おしるこがはなたれで
まゆげがピクっとなって
まえがみが
まえがみが
ぱかんと
まっぷたつ
すだれのばけものが
うっすら
みえたような
みえないような
て ...
造ったものを埋めようと思い
草原を掘っていたら
本物が出てきてしまった
その土偶に
隣のミヨちゃん
という名前をつけて
博物館に送った
ねぇミヨちゃん
僕は あといくつ
...
夢のように過ぎてゆきました
何も築くこともできず
何も成さず
夢のように過ぎてゆきます
ただ暮れてゆきます
風吹きぬけ
とまどい惑い怯えています
遠くから聞こえてくるような
懐かし ...
全部リセットしてしまいたい
過去もこれからの未来も
リセットの先に何があるのか
ただ繰り返すだけかもしれない
けど、今よりはマシかもしれない
まだがんばれるよ
だいじょうぶ
そばにい ...
使わないという理由で
祖母にもらった電気スタンドは
明るさを調節できる
調節することは滅多にないけれど
以前に使っていたものに比べ
きれいで新機能があるので嬉しかった
ほぼ毎日使っているこ ...
前略おふくろ様
あなたの息子は
前略おふくろ様が好きで
DVDボックスセットが欲しいと
思っていたのですが
あなたもよく知っている
あの嫁さんが
認めてくれないことは
分かりきって ...
熟れた海に円い波を起こす
だけど小石では何も変わらない
ため息で窓が白くなる
それだけが今を生きている証
折り紙の飛行機 空へ放つ
誰かの指先を待ち続ける
過ぎ去れば跡形さえ無 ...
愛娘が毎朝八時に起こしに来る
歪み捩れた時空の層を超えるのは
なかなか大変だそうだ
)合鍵を作ってやろうか?ちゃんと電車に乗って来いよ
おはようのキスをしながら僕は言う
)そんな ...
駅前でタクシーを拾ったので交番へ届けた。
善い事をしたはずが、690円を支払わされた。
デモ隊が行進をしている
何を言っているかわからないけれど
行進している
プラカードのようなものも持っている
何て書いてあるかわからないけれど
持っている
先頭が角を曲がる
何 ...
いつもいつも君はそこにいた
いつもいつも捨て猫のような目で
僕を見つめるものだから
いつもいつも連れて帰りたくなった
いつもいつまでもそこに
いてくれるものだと
信じてやまなか ...
近代詩耕助はかぷかぷ笑う。
近代詩耕助はゆあーんゆよーんゆやゆよんする。
近代詩耕助は東京に空がないと言う。
近代詩耕助は自分の感受性ぐらい自分で守る。
近代詩一族の詩を集めて ...
たしかに宇宙には星が星の数ほどあるんだろうな
太陽も月もこの地球も星にかわらないさ
なのに
地球をすっかり征服したと思い違いしている人類は
太陽も月もこの地球も
特別な存在にして例外にしてる ...
二人で珈琲を飲んでいると苺のショートケーキを思い出した。
ひとつしかないので二つにわけることにしよう。
飾りの苺はいらないからと彼は言う。
境界線を測るのは面倒だ。
仕方な ...
12月までに稼いだカネを数えた
ばかみたいだ
いくらにもならないことに
時間も、気持ちも、すり減らして
頭を下げたり
間違えたり
悔やんだり
喪ったり
懐かしかったり
恋しか ...
開くとき、ふるえる 感覚のよろこびは、きっと、花が綻ぶときと同じよろこびでしょう
みずの、たわむれに、足先をふれあわせるとき、神経がふるえるのは、きっと、緊迫した緊張の糸が切れたときと同じふるえ ...
また一つ 鍵をしなくてはなりません
出会わなければ 良かったなんて 思いたくはなくて
悲しい 悲しい 悲しい 悲しい 悲しい
貴方の くしゃりとした 笑い方が 好きでした
貴方 ...
ぐっと空気を、背骨が開く、奥から、丸く、盛り上がる
身体的な構造が、喜びなら
感覚は、恥部だろうか
神経は、管で、感覚を開くくさびだ
喜びがつくられたものなら
この身体的な喜びの感覚は
開 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
形の無いもの
卯月とわ子
自由詩
2
19/12/21 13:19
ピリオド
ミナト 螢
自由詩
2*
19/12/21 9:29
電飾華やかな街では
こたきひろし
自由詩
3
19/12/21 9:23
すみれ日記
もっぷ
短歌
0
19/12/21 9:21
胡乱な冬
星染
自由詩
3
19/12/21 9:00
明晰夢
足立らどみ
短歌
0
19/12/21 6:07
デートは楽しい
夏川ゆう
自由詩
2
19/12/21 5:24
ヴァイオリン・ソナタ
メープルコー...
自由詩
4*
19/12/21 3:58
右腕
佐白光
自由詩
2*
19/12/21 1:38
戦場で飢餓状態に陥ったら
こたきひろし
自由詩
3
19/12/21 1:19
「もし」を重ね重ねたい
〃
自由詩
2
19/12/21 0:28
★を100も200も
間違ったやり...
自由詩
0
19/12/20 22:57
おでこ
次代作吾
自由詩
3
19/12/20 22:54
ミシガン・レリックス 2
AB(なかほ...
自由詩
4*
19/12/20 21:18
おやすみ
あおいみつる
自由詩
3*
19/12/20 21:17
そっちにいっていいかな
佐野ごんた
自由詩
4
19/12/20 21:15
電気スタンド
mmnkt
自由詩
2
19/12/20 20:31
梅宮ファミリー
花形新次
自由詩
2+
19/12/20 20:19
開花
邦秋
自由詩
2*
19/12/20 18:54
このところ
ひだかたけし
自由詩
4
19/12/20 18:17
タクシー
クーヘン
自由詩
3*
19/12/20 13:36
行進
たもつ
自由詩
3*
19/12/20 12:29
捨て猫の君
都築あかり
自由詩
0
19/12/20 11:53
近代詩耕助はかぷかぷ笑う。
にゃんしー
自由詩
2*
19/12/20 10:35
星の数ほど人間はいないよ
こたきひろし
自由詩
2
19/12/20 5:44
苺のショートケーキ
アラガイs
自由詩
5*
19/12/20 4:01
忘年会の鍋に捧ぐ詩
うめバア
自由詩
4
19/12/20 0:49
身体 感覚
水菜
自由詩
0
19/12/20 0:16
悲しさというものに
赤椿
自由詩
0
19/12/20 0:00
開く 尾骨 骨
水菜
自由詩
2
19/12/19 23:50
898
899
900
901
902
903
904
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906
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933
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935
936
937
938
3.99sec.