冬の晴れた黄昏の海
彼の足元に波が打ち寄せる
私は背中に耳をあてる
このまま背中に溶けてしまいたい
おんぶされて見る景色は
夕日の味がした
並んで飛ぶかもめが聞く
「ついてく ...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
仕事終わりに 君と駅で待ち合わせ
駅の椅子に腰かけて携帯を開くと、電車に揺られているであろう君から
「疲れた。今すぐ甘いものが食べたい気分」
と連絡
考えるより先に身体が動いて ...
ぼくの庭の死者たちがつぶやいている
《今年は雨が少ない……不作かも》
祖父かそれとも伯父か、まだ顔がある
死者たちはざわめく葉影のささやき
裸足で庭を歩けば確かに土は乾いていて
限られた ...
お気に入りのマフラー
手編みのマフラー
私を過去へと繋ぐ
私をいまへと繋ぐ
きっと未来にはあなたと繋いでくれる
思い出のマフラー
あたたかい
もうすぐ寒くなる
誓おうとして言いかけた
言葉を持ったまま
迷っている君が
好きだよ
いつまでも
言い終えないで
それがわたしの
永遠
良い詩を書くには
嵐のような運命を必要とする
詩人は運命という溶鉱炉の中から
金の詩を鍛錬する
生と死をかけて人間を愛せ
生きて生きて生き抜くんだ
2034パラ陸上世界選手権
「男子100メートル競走」
8秒88
「男子走り幅跳び」
9メートル72
「男子走り高跳び」
2メートル81
今大会新しく生まれた世界記録 ...
最後の一粒を吸収する前に切られる臍の緒。
人間がみんな不完全なのは、そのせいかもね。
時代から遅れている
線路の上は日に炙られた枯れ草の匂い
歪んだ電車が走る
腕に時計は嫌だ
なのに
心に繋いである懐中時計は
いつも壊れている
生きている
というのは
そう ...
感性が自由に手足を伸ばし
咲かない花の隣で添い寝する
この体温をどうか受け取って
有り余るエネルギーの宛て先に
誰を選んでも返事を待ってる
自分中心に回る世界を
少しだけ止めて ...
神原社長ご夫妻は功成り、名をあげ、財も
成したが、一流の音楽事務所にまで育てた会
社を後継者に引き継いでいくことはしなかっ
た。僕たち従業員は会社の株式を取得して会
社を経営していくことを望 ...
アンティークの囁きに耳欹(そばだ)てて
移ろった時代(とき)にこころ飛ばす
見も知らぬあの人この人
知らない異国のあの時代(じだい)この時代
これは紋章の刻印の入ったシルバーの ...
お陽さまの輝き集めて
袋に詰める
いっぱいにするの
輝きで いっぱいに
するの
それを部屋に持って帰って
そっとそっと 眺めるの
手にとって 可愛がるの
...
乾いた風吹き抜ける頃
地平線の向こう側を想う
手を伸ばしても届かない
叶わぬ夢のような
湿った風とさよなら
水平線の向こう側を目指す
願いはどうしても届 ...
wander alone, drink a little
when I look up to the sky with sorrow
the sun seems to go, silent as ...
コンビニのアイスで泣いてる夜が好き君がしあわせになりますように
袖を引く銀紙の星に馳せた朝かみさま許してこの人が好き
あのね、私のお父さん酒癖悪くてね
ひどかったからお酒やめてね
「うん」と頷いたものの
どうして僕が親父さんの償いを
しなければいけないのか苦しんだ
そしてその我慢の償いを
他に求めてしまっ ...
通り過ぎてゆく人々
通り過ぎていった人達
何なのだろう、何だったのだろう?
あれらこれらの出来事が
今は嘘みたいに消え去って
僕は嘘みたいに落ち着いて
ただ目を閉じる、ただ目を瞑る
あれ ...
百円を軽んずるでもないけれど百円ならばとそんな日もある
時計の針が
五時を指している
終わらない仕事
いくつあるのかな
みんな動いてる
何かを信じて
絶え間なく続く
空の変化を
塗り絵にしたら
黒しか選ばない
呼吸が ...
昨年とおなじ惑星で暮らしてる
メモ帳を持って散歩に出かけます
おっちゃんが犬と全力で走ってる
かぶりつく真っ赤な果実
噛みついた真っ赤な嘘
美味しくなかった思い出は
まだ舌の上
わたしの影を踏んで笑っていた君は
今どこに居るのだろう
咀嚼しながら考える
どこかであの日と同じように ...
傾けた心に
足りない言葉
底が抜けてる
ガラスのコップで
何をすくっても
こぼれしまう
ゼロに戻って
喉が渇いたな
きっと欲しいものが
あったはずだ
縁をなぞるだけ ...
遥か遠くでは
小学校の古い木造の校舎
白と黒の教室の中で
若くはない担任の女の先生が
蓄音機のぜんまいをいっぱいに回した
低学年の音楽の時間である
先生は蓄音機にレコードをセットし ...
たとえどんなに遠く
はなれていようと
君と僕はつながっている
138億年も膨張する
宇宙の先端に
君がいたとしても
つながっている
僕がYESというと
君は予期したよう ...
会員組織の拡充、企業・団体向けルート開
拓、ダイレクトメール発送関連の仕事は、社
長ご夫妻から全面的に任せてもらい、自由に
やらせていただいたが、軌道に乗ってきたこ
とから新人の社員に実務面 ...
いつかは枯れる花に
今日も水をあげる
いつかは枯れちゃうけど
今日は いまは
・・・生きているから
あなたが
間寛平似の成金社長に
心奪われようとも
私は信じて待っていました
確かにあなたは
ブスと可愛いの境界線から
大きく一歩
ブス側に踏み出した人だから
時価総額数千億円の株所有者 ...
ただじっとその時を待つ
動き続ける心臓
止まることのない肺
何億という細胞が一挙に
その時に向かう
追いつけないほどの時の流れに
滲んでしまった憎しみは
淀んでしまった愛情は
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
海岸の妖精
丘白月
自由詩
2
19/11/14 21:06
〈根源悪〉の原体験(改訂2)
ひだかたけし
自由詩
1*
19/11/14 20:39
小説の中では生きれない
愛燦
自由詩
1
19/11/14 20:14
園庭
帆場蔵人
自由詩
3
19/11/14 19:46
ひっかきマフラー
霧の小灯
自由詩
1
19/11/14 19:28
晩秋
はるな
自由詩
4
19/11/14 16:30
運命
渡辺亘
自由詩
1+
19/11/14 16:08
パラリンピックは世界を駆け巡る
アラガイs
自由詩
2*
19/11/14 12:57
臍の緒
クーヘン
自由詩
1*
19/11/14 12:46
今を生きているのは何かの間違い
こたきひろし
自由詩
4
19/11/14 7:17
生きる
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/14 6:46
自分史(音楽事務所勤務時代14 ー 会社解散)
日比津 開
散文(批評...
2
19/11/14 5:46
スープスプーン
もっぷ
自由詩
1*
19/11/14 5:17
お陽さまの輝き
〃
自由詩
1*
19/11/14 3:02
このまま何処かへ
〃
自由詩
1*
19/11/14 3:00
Wander「彷徨う~」
畢秋痕
自由詩
0
19/11/14 0:31
a
星染
短歌
2+
19/11/13 23:45
償い輪廻
イオン
自由詩
1*
19/11/13 22:50
枯れ井戸
ひだかたけし
自由詩
2
19/11/13 22:24
すみれ日記
もっぷ
短歌
0+
19/11/13 18:50
おるすばん
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/13 17:17
走ってる
水宮うみ
川柳
0+*
19/11/13 16:08
朝食の時間
卯月とわ子
自由詩
1
19/11/13 10:10
リバースエッジ
ミナト 螢
自由詩
2
19/11/13 6:49
遥か遠くでは
こたきひろし
自由詩
1
19/11/13 6:35
量子の彼方
st
自由詩
4
19/11/13 4:10
自分史(音楽事務所勤務時代13 ー 挫折)
日比津 開
散文(批評...
2
19/11/13 4:03
今日は生きているから
もっぷ
自由詩
2*
19/11/13 3:52
帰ってきたブス
花形新次
自由詩
0
19/11/13 1:05
進む秒針
都築あかり
自由詩
1
19/11/13 0:24
927
928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
951
952
953
954
955
956
957
958
959
960
961
962
963
964
965
966
967
4.27sec.