ナタデはドコかとお探しのようですが、そりゃあナタデはココですとも!
ナタデがココではないドコかに存在しているとでも思っていたのですか?
穴の空いたボタンは
どうしても指先が入らない
そこに何を落としたのだろう
そこに何を埋めたのだろう
見えなくても届かなくても
掛け違えたボタンは
シャツの裾を尖らせる
永遠のステップを踏 ...
想いは風に乗って君の住む街へと届く
歓喜を君に届けたくて
今日も詩を書くよ
そりゃあ生きている限り
哀しみと無縁ではいられない
だけど私は詩を書くよ
誰もが望んで言えないことを
私は恐れ ...
微量の電流がひっきりなしに身体中を駆け巡っているような違和感が続いて、痒くもないのに腕の同じところを掻きむしっていた、寝たり起きたりを繰り返した朦朧とした頭では現在時刻を確認することも容易ではない ...
嫌に平べったい闇を
この手で潰したかのような
柘榴を懐いた身がある
明く湿らせ ざまざま
色褪せる朱のひとつの魂が、
天へと昇る翼を
あたかも溶かしていく
もうおしまいかもしれ ...
土手沿いの夕焼け小焼けの帰り道
君の口笛をきいていた
さみしいと死んじゃうウサギに向けて
滅びの笛を吹きつづける夜
初めてきみとキスをした
ゴッドファーザーの ...
そよかぜに
運ばれてゆく
たんぽぽの
小さな種子は
わたしなのです
役目終え
ほんのかすかに
反射する
人工衛星は
わたしです
花の野で
じっと動かず
...
{ルビ針=Needle}
{ルビ厚布=Thick cloth}
{ルビ鮭=Salmon}め・・
{ルビ馬鼻=Horse's nose}
{ルビ塀噛む音=Sound of ...
雨を吊るすように右手を出した
傘は流星が冷えたもの
占いよりも確かな感触を
色とりどりの目から奪い去る
雨というだけで暗くなるくらい
近くて遠い帰り道で
目印を付けてくれる傘は
優しさに ...
歩いては振り返る
其処に本当に道があるのか
あったのか
確かめるように
本当はそんなことをしなくても
良いと分かっているのに
それでも遣って来る朝から
目を逸らすように
足跡(そく ...
青ざめた紙面の上に文字にできない言葉は蹲って
悲惨に陰った時のこの胸の奥には言葉に出来ない思いがひしめきあったりした
似てるようで寡黙と無口は違うから
普段は陽気で雄弁な人も
時には無言を ...
十五歳の世界で見つからなかったものが
今になって見つかるわけでもなく
背景はわたしの視線をズレてどんどん透明になっていく
古着屋で買ったスカートはこの問題を解決できない
そしてまたわた ...
双つの矢が
雨にまぎれ 落ちてくる
見るものの影を
激しくはためかせながら
夜から朝
残る風の門
片目だけの雨
手のひらの雨
はためくものがうずくま ...
空を横切る黒い線
手を繋いで風に揺られる
交差点では
信号無視の歩行者が
一人、渡ればまた一人
ヘッドライトの流れに飲み込まれていく
濃紺に反転する手前の空の鱗 ...
最近は毎日が
元気出したり
落ち込んだり
嬉々としたり
鬱々としたり
したりしたりの
繰り返しだ
それでも今日は
緑照り映え、陽光に
貴女の顔は、明るんで
悪くない、悪くな ...
疲れたら彼方から来る波に乗れ
ぜんぶ零れ落ちた後に残る零
熱冷めて夢から醒める朝の雨
針と糸でまつ毛を縫い付けて
空に夜をプレゼントするから
青いドレスの裾で生きる
蛇口を捻っても
きっと美味しい水は出て来ない
この部屋にあるものは
形を忘れてしまいそうなほど
影に呑まれ ...
あなたの愛は分かりにくい
言葉にも
行動にも
現れることは滅多になくて
わたしはあなたの視線を辿って
いつも愛の在り処を探している
甘い果実の香る様な
夢を見たけれど
現実とは程遠 ...
まいにち つくる
きみのべんとうは まいにち
ぼくが つくる
だって きみは
まいにち まいにち
はたらいているんだもの
コロナあいてに
キリキリ ギリギリ
...
干上がった海に熟れた西瓜が割れ落ちるよな
愛や恋を編み込んでいく箱に然られた綺麗事
傲慢な遺体たちに接ぐ 太陽とハロゲン帽
空いたハマグリのブローチに被されば曇天
気持ち取り残した朝日の影を踏 ...
解法を開放するとの快方を介抱した会報は、たちまちきんいろの瞬火と等価に交換されて消えていってしまった。吹かれていたよ。誰よりも。あなたは恰好よかったよ。でもそれだけだった。そのしらせが持ち込まれた時も ...
10年前未練に溺れてた私へ。
そんときは辛いけど、
そもそもあなたの好きってなに?
あなたの未練と呼ぶものは本当に未練と呼べるんですか?
きちんと何も愛せなかった、愛してなかったと
...
死ぬ気のない自分は、
死ぬ気で、物事を考えたことがない。
殺す気で白人警官は、黒人男の首を、
殺す気で踏んづけた。
眠らせる気で夢魔は、女の胸を、
眠らせる気で踏んづけた。
...
その話は終わりだ
あれが
雷だったのか
烏賊寿司だったのか
三日月だったのか
など
「 モー 」 と、
午
車内でマスクをするのは、賛成です
ただ、忘れずにいたい
思わず、くしゃみをした人へ
私の目線がささらぬように
ちょっとの 間 を置いてみる
口と鼻は隠しても
〝まなざし〟だ ...
今宵も一人ひとり
友の顔を浮かべれば
それぞれの夜を
闘っている
{ルビ面=つら}の皮一枚
透きとおる風のマスクで顔を覆い
今迄の僕より
少しだけ、つよくなる
もし君か僕が疲 ...
靴紐を結べば解けるように
約束をしないままで光ってる
野を越えて海へ潜り
花を踏んだ底は美しくて
さよならで振り替えた未来を歩く
もう会うことはなくても
ポケットには君の居場所がある
素 ...
なにもないことが自慢だった
なにもないから傷付くことも出来なくて
だからそれで良かった
良かったのに
どうして芯を持たせようとするのだろう
顔も知らない有象無象は
寄ってたかって
自 ...
からになった包装シートが
転がって見上げている
中から押し出された銀紙が
恨めしいとでも言うように
未来、と君は云ったね
でも
今、
今、楽になりたいんだよ
左手首は痒いまま
...
この夏に飛ぶはずだった白球よ、君はバニラアイスではないはず!
この夏を溶けることなく越え、君はいつか必ず青空へ駆けるはず!
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ナタデ
クーヘン
自由詩
1*
20/6/5 12:13
ボタン
ミナト 螢
自由詩
1
20/6/5 10:52
想いは風に乗って
渡辺亘
自由詩
2
20/6/5 10:24
感電のさなかには痛みなど感じていないものだ
ホロウ・シカ...
自由詩
0
20/6/4 22:37
酩酊
あらい
自由詩
1
20/6/4 21:13
水蜜桃の夢
青色銀河団
短歌
2*
20/6/4 19:43
貝殻のうらの虹
〃
短歌
0
20/6/4 19:34
遺影
墨晶
自由詩
0*
20/6/4 19:22
流星群
ミナト 螢
自由詩
1
20/6/4 14:13
うたき
鳴神夭花
自由詩
3*
20/6/4 1:23
支離滅裂の嘘ばっかり
こたきひろし
自由詩
5
20/6/3 23:21
スカートはこの問題を解決できない
カマキリ
自由詩
2
20/6/3 23:04
花と灯り
木立 悟
自由詩
3
20/6/3 20:09
電線とゆめ
三月雨
自由詩
2*
20/6/3 19:13
主
ひだかたけし
自由詩
4
20/6/3 19:06
朝の彼方から
水宮うみ
川柳
2*
20/6/3 17:05
真夜中の詩
ミナト 螢
自由詩
2
20/6/3 16:34
すっぱい幸せ
卯月とわ子
自由詩
2
20/6/3 12:40
きみのべんとうはぼくがつくる
草野大悟2
自由詩
1
20/6/3 12:09
透明標本
あらい
自由詩
2
20/6/2 23:49
ああモザイク
万願寺
自由詩
1
20/6/2 22:24
前略 あなたへ
杏っ子
自由詩
1
20/6/2 21:48
気概
ナンモナイデ...
自由詩
4*
20/6/2 21:23
胃 -l'estomac-
墨晶
自由詩
2*
20/6/2 20:36
コロナ詩篇4
服部 剛
自由詩
2
20/6/2 20:31
月の夜
〃
自由詩
0
20/6/2 20:29
いつかどこかで someday,somewhere
ミナト 螢
自由詩
3
20/6/2 16:17
明日は雨
鳴神夭花
自由詩
2
20/6/2 15:45
次は水色がいい
〃
自由詩
0
20/6/2 15:37
白球
クーヘン
自由詩
7*
20/6/2 12:26
904
905
906
907
908
909
910
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918
919
920
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939
940
941
942
943
944
6.62sec.