祭りかと思ったら血祭りだった 町境に夜をおしのけてくる扉につまずいてはじめて足が生える
昨夜の酷い雨が連れてきたボロボロの木の枝が、川の分岐に設えられた水門の脇でおざなりな寝床のように積み上げられている、そこで眠っているのは生まれたばかりの数匹の子猫の死体だった、明けたばかりの木曜は ...
躊躇する
ふりをしてる
大して迷ってなど
いないくせに
右を向いて
左が気になって
後ろ髪を引かれながら
斜に進もうと爪先を
あっちへ向けて
動けずにいる
ケンケン ...
きらきらと
波に
浮かんでいる
朝
パラソルは
遠浅に
沈められて
いく
ぬるくなった缶コーラ
汗をかいてギラギラ
照り返し
身をよじる
光
のように
探している
...
まず大さじ24杯分、つまり約2合のしおを鍋に入れ、蓋をしっかり閉じて持ち、平日朝8時の電車へ乗り込みます。川と川に挟まれ孤立した駅付近での異音の確認を行なった関係で、現在約19分の遅れをもって運行して ...
自分が動けば影が動くことを
不思議に思ってしまった少年は
影の、また、影の連なりに戯れ続け
いつのまにか大人と呼ばれるようになり
ふと、空を仰ぐ、影が空に送られていく
少年は空にあり空は ...
オッギャア
オッギャア
オッギャア
バシッ!
オッギャアアア
オッギャアアア
オッギャアアア
バゴッ!
オッギャアアアアア
オッギャアアアアア
オッギャアアアアア
...
人のエナジーが波紋のように広がり
球体ワールドを転がっている
点で描写された緻密な景色を
掌でなでると砂のように崩れた
熱風、夏空、ふんぞり返る太陽
それを遮るように黒鳥が羽 ...
ゆらゆらと
揺れ動く葉よ、草花よ
おまえはひねもす風を受け
静かに黙って花開かせ
静かに黙って枯れてゆく
ゆらゆらと
揺れ動く葉よ、草木よ
おまえはひねもす風を受け
遠いふるさとに ...
ココロにアイがなくても差し支えは何もありません
ココロにアイがなくても何の不便もありません
ホントです
アイしてないし
アイされてないし
アイしあってもいない
ワタシですから
夕 ...
喉を枯らして 泣いた
あいつのことば……
むかしのことさ
喉を枯らして 泣いた
また、この夢か……
でも、いま僕は
「おはよう。」って
声をくれる君がいて
「… ...
きみの
夢のなかに
はいり込みたくて
すやすや眠る
きみの
あたたかい額に
くちづける
朝起きて
どんな夢をみたの?
と ...
ついこのあいだまで
さくらはいつさくのだとか
ついさっきまで
つゆはいつまでだろうだとか
きょうひとひらのアゲハチョウが
ひらひらとにわをただよって
ヒューとふいたかぜに ...
サンザシの花咲き
山椒の粒、匂いはじけ
街灯がポッポッと灯り
夕餉の匂いとけだす
懐かしいその匂い
五月が過ぎてゆく
帰る家もなく
靴はすり減るばかり
腹はぐぅぐぅなるばかり
月 ...
涙もなく泣く人々の群れ
行くあてのない涙は居場所を探して
ことのはに滲んだ
ことのはに滲んだ涙は
猛暑となった
猛暑は炎を伴い
魂は枯れた
ことのはに滲んだ涙は
驟雨となっ ...
2リットルのペットボトル
1本はいっぱい
一本ははんぶん
(しめて3000㏄)
2本を胸に抱きしめ
ねんねんこ
ねんねんこ
わが子のように
あやす
500 ...
日が陰っているあいだのほうが
花の色は鮮やか
じりじり直射されると
ハレーションを引き起こす
風のない
霧雨の朝
すこしの水分
少しの明かりを
ゆっくりと開き切る手前の時を
深呼 ...
君の影は鉛筆だった
色はコバルトだった
窓ギリギリのところで
キリギリスみたいに
君の長い足を見ていた
教室の外
足音が聞こえるたびに
叱られた子供になって
君が振り返るたびに ...
私が一つの内面を持つのならば、
宇宙も一つの内面を持つだろう。
私が笑い悲しむのならば、
宇宙も笑い悲しむだろう。
ああ この壮大な宇宙の夕焼けに
貴女はまたしても遠去かっていくのか ...
脳の病って、人間の一部が次第に失われてゆく過程なのです。
その傍で過ごす自分も失われてゆく過程をただ見ているだけではなく
一緒に自分の一部が失われてゆきます。
君は
次第に右手がきかなくなり、 ...
ソーダ水の
薄い、みず色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった
初夏の早朝に舞い降りる
冷気のビロードで
肌がひんやりする感触が
心地よい ...
蒸発しては
降り注ぐをくりかえす水分が
皮膚のうちがわで行き場を見失って瞳から垂れてくる
しんじゃった友達との記憶が許可無くうろうろする現在
懐かしい鮮やかな
そのときその場所でした匂い ...
令和と命名された4月からの1ヶ月のアイドリング期間は
私の心の中でも生き続けている
私は何度も何度も高い志を掲げてきた
しかし、高い志はダイヤモンドではなく、
傷つきやすい勾玉だ
私 ...
動転する時間の中で
呼吸の仕方をふと忘れて
明日はどこで君と会うのだったろうかと
真剣に考える
手足はバラバラ
思い通りには何一つ動かない身体
持て余して雲を数える
一切れ、二切れ、 ...
口を開ける
口を開ける
ひとつの水滴
口を開ける
氷とキス
口を開ける
はなにつく香
口を開ける
走る空気
口を開ける
したたる小川
口を開ける
さ ...
夜が好き、猫が月みて揺れている、星降る冬のブランコの上
唇に触れて知るのは火の熱さマクドナルドのコーヒーとキス
「空気読む」ことが出来ずに一人きり、居ても空気に成ってた教室
...
面倒くさい人間の比喩としては
最高級だと思う
人生どん詰まりの自称詩人
と同格だ
どちらも、気の良い人が
振り向いてくれるまで
執拗に迷惑行為を
繰り返すという意味では
完全に同義語だ ...
熱視線が背中を貫く
ラムネの泡であるかのように
弾けて飛んだ笑顔の片隅
人知れずこびり付いた
青いベタつきは
一瞬にして乾く
嗚呼
一瞬にして乾く
ひらりと紺の戦闘服が
非常 ...
その知らせは
あるいは見ず知らずの番号からの
不吉に鳴り止まぬ着信であり
割り込みの権利を有する特等席の乗客のように
日常をふいに破いて届けられるので
わたしは声を失う
関わりの長 ...
生温かい午後は
初夏の匂いを孕んで
油断させる
眠気を撒き散らし
{ルビ気力=エネルギー}を奪い去り
時間さえも怠惰に流れ行く
束の間
夢を見たような心地を覚え
雷に撃たれたい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
町境
末下りょう
自由詩
1*
19/6/21 12:55
饒舌なハレーションの朝
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
19/6/20 23:47
マヨイゴト
坂本瞳子
自由詩
1*
19/6/20 22:43
過ぎて、夏
秋葉竹
自由詩
11
19/6/20 22:24
しおからうどん/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
19/6/20 22:06
かげおくり
帆場蔵人
自由詩
11*
19/6/20 20:41
継父
花形新次
自由詩
0
19/6/20 19:41
球体ワールド
あおいみつる
自由詩
5
19/6/20 19:17
眼差し
ひだかたけし
自由詩
10
19/6/20 15:16
ココロにアイがなくても
こたきひろし
自由詩
5
19/6/20 6:46
熱引いた朝、いってきます
8月生まれの...
自由詩
3*
19/6/20 6:39
夢のシンクロ・・・・きみの夢のなかに
st
自由詩
2
19/6/20 1:55
『加速する、夏』
ベンジャミン
自由詩
4*
19/6/19 23:39
五月が過ぎて
帆場蔵人
自由詩
5
19/6/19 23:31
ことのは
TwoRiv...
自由詩
4*
19/6/19 22:04
ある女のしぐさ
ナンモナイデ...
自由詩
1*
19/6/19 20:58
マチルダ (その2)
Lucy
自由詩
10*
19/6/19 17:29
コバルト鉛筆
昼寝ヒルズ
自由詩
3
19/6/19 16:58
遠い夕焼け(一つの白昼夢)
ひだかたけし
自由詩
4
19/6/19 15:25
病
……とある蛙
自由詩
2
19/6/19 14:48
初夏のリズム
長崎螢太
自由詩
5*
19/6/19 13:50
ホームスイートホームなんてどこにもなかったから
モリマサ公
自由詩
5
19/6/19 9:24
君よ、高い志を掲げよ
足立らどみ
自由詩
2*
19/6/19 4:11
人の声
三月雨
自由詩
0
19/6/19 0:13
不足
Hose E...
自由詩
0
19/6/18 23:19
なぜ?梅雨に?「冬の寒さは辛いね〜」のうた
秋葉竹
短歌
4
19/6/18 22:04
手首を切るブス
花形新次
自由詩
0
19/6/18 21:36
high school girl
中原 那由多
自由詩
1
19/6/18 21:28
知らせ
Lucy
自由詩
3*
19/6/18 21:27
ミルキー
坂本瞳子
自由詩
4*
19/6/18 19:31
904
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3.93sec.