真夜中を渡る
てくてく歩く
朝まで歩く
あてもなく

朝が来るまで寝て待つなんて
もしも夢見が悪ければ
きっと明日はブルーな気分
それならいっそ夜明けまで

真夜中を渡る
誰も居 ...
絶対に明日があると思ってるそういうふうに今日も生きるよ 令和二年の春
コロナウイルスは世に{ルビ蔓延=はびこ}り
入院中の恩師に会えず
実家の両親に会えず
隣町の友にも会えず
一つ屋根の下、妻と幼い息子と共に
ひと日を過ごし、夕暮れる 

...
道行く人が
私にタバコの煙をかける

パチンコを終えた主婦が
自転車に乗る前に

はぁあああ

カップルが楽しげに
何やら相談した後に

はぁあああ
   はぁあああ

...
あなたの足のお指を舐めさせてください
いっぽんいっぽんねぶらせてください
お指の間も舐めさせてください

朝まで

あなたの足がびしょ濡れになってそしてあなたの心が乾ききってしまうまで
青い空の
広がりにわたしは悲しくなり胸がいっぱいになります。
あの日に去ってしまった あの雲。
そよ風に乗せて、
さようなら、とささやきました

あの雲の亡霊は
わたしと共に自転している ...
水晶の心臓をもつ
あのこの
心音は星雲できらきらと鳴っている。

せせらぎを さかのぼる果実は咲いて芽になり
(一瞬)
しんとひとみは黒く澄む。

雨の鏡
(一瞬の
今)
雨のひ ...
地面に落ちた花びらは
新しい春のための衣替え
ピンクの絨毯を
踏まないように歩けば
また会えると思うから
人はさよならに少し手を降る
俯いてばかりじゃいられない
季節に買ったばかりの洋服 ...
切り捨てた
切り捨てただけ
高くなった
高くなっただけ
赤くなった

爪に赤みがさした

待ちきれなくて
街を切った
花を植えたくて
切り拓いた
花やいだ
やりきれなくて
...
あのとき本屋の話をしたよね
思い出話の途中で
君はクイズを出す
同じ記憶を共有しているかどうか
僕はクイズに半分しか答えられない
君はしょうがないわね、と言う
新聞にクレープ屋の紹介が載っ ...
ふつふつと怒り満つつ
ぶつぶつと詩を書き
鬱々と時をやり過ごし

生きているそれでも
かりそめのように

理想的なヒキコが
頑丈な心で
密を避けろと
罪な首領が言う

でないとdeathですと
すわ驚き、戸惑い

いわれなきことでもないので
我々は
冷静に距離を取った
夜が来たからありありと
欠けていたこと
わかるのです

歌がうるおい湛えます
夜が明けるまで
聞き入りながら
僕は川辺で
砂を踏みながら歩いた 心は
日が暮れることで 遠ざかる
歩いていく 深まる夜を


コウモリが空を飛んでいた そして
街は 夜の中
でも 僕は 明日を思う
朝はいつも窓に ...
久しぶりに詩を書きました

こんなに明るい空を見ながら 家に帰るなんて
久しぶりだなって 独り言を噛みしめて歩く
目が回るように 忙しいあの日々を思い出すと
何だか懐かしくて どこかばつが悪 ...
小雨が 都を望めぬ悲しみに暮れながら
私の五感に吸い込まれゆく
そろそろと偲び歩くような
タバコの煙に抱かれている
私は命を啜るように
一口、コーヒーを・・・・

誰が云ったか、ここは「 ...
またたきを
拾いあげては
また、
ひかりの鳴く方へ
皮膚がやわいままの
いきものが
のくのくと陸へ
あがる

裸足の、うらを
ざりざりと
砂がけずってゆく
こまかな細胞が
分 ...
砕ける言葉
落ちる言葉
水踏む言葉
青 青


一度かぎりの拳
海を叩き
波を創り
島の背を見る


子の群れが
原を越える
草の失い 円い地に ...
集めた希望を花束に
流した涙を水瓶に
心踊る日々に清冽を

あらゆる悪業を踏み台に
星に立つ人は
あらゆる光を通し
その身をもって
御旗になる

ここは一つの通過点
宿命逆転の
...
憂鬱な空は
まだ残っているけど
雨は慎ましく止んだ

枝先からぽとんとひとつ雫が落ちた
顔に当たると弾けて飛んだ
ちょっと冷たいけど気持ちがいい

見上げると
沢山の雫の子供たちが
...
大勢の見知らぬ人々の中にいた
右も左も定かではない
私と同期することのない人々の中で
求めるものを待ちつづけていた

この見知らぬ運命たちの巣窟に
誰一人として私の運命に関わってこない場所 ...
しかし、ゼンマイじかけの閉めった途上にて
奥底を知る者は死に絶えたのだ。

ようよう立て続けに崩れ行く餓者髑髏の岩窟
掘っ建て小屋にてわらわらと這いまわるも終い崩れる桃源郷が催す
魂の姿見は ...
悪ガキども、武器を手に取れ、思考の虐殺を開始しよう、俺たちは衝動に従う、自分を突き動かすものを信じる、思考は時により、心を縛り付ける鎖になる、そんなものはもう捨てちまおう、俺たちは思考を乗り越えた ... 風になる
風は
見えないけれど在る
風は
わたしのほほをなぜる
無言の声だ
その声は
いつか
だれかのほほをなぜる

それは
雲を運び
山を越える
それは
木の葉をゆらし ...
だあってろこの金玉野郎

その助平野郎は言った

棚からぼた餅

一瞬耳が聞こえなくなったかと思ったが気のせいだった

砂漠に行った
時が来た

俺は未熟児
側から見ると出世 ...
東京湾を一望できる
マンションの一室で
ハワイアンミュージックをバックに
パンケーキとハーブティーの
朝食を味わいつつ
新聞記事を読んで聞かせる

「自粛で家にいる夫から
酷いことを言 ...
君がこの地獄から抜け出るには
あの番犬の目を欺かねばならない
番犬ケルベロスには三つの首があり
どれに噛まれてもおしまいだ
君は地獄の一員となり
周囲に恐怖を撒き散らす

一つ目の首は
...
あなたは
手のひらに触れて溶ける
初雪のような匂いがする

あなたは
手に触れるだけで染まる
初恋のような色が似合う

あなたと
手を握ったら温かくなる
心が一人じゃないと思う
...
夏が少し遅れて
影を踏んでついて来る
僕が一番好きなのは
春だと知って
遠慮しているのなら
シャクヤクの花をあげるよ
どんなに花びらを重ねても
足りない愛を
この花は知っているから
...
虹の女神イリスが
一人ぼっちの妖精に
虹の刺繍糸で編んだ
ドレスを着せて笑った

地上に降りた妖精は
刺繍糸を一本だけ
すっーと抜いて
オタマジャクシが集まる
楽しい池の畔に挿した
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
真夜中を渡るたいら自由詩020/4/28 0:37
絶対にかの短歌020/4/28 0:06
君を視る服部 剛自由詩220/4/27 23:24
違ってん、ひとつだけ木葉 揺自由詩220/4/27 22:58
慰めブッポウソウ自由詩0+*20/4/27 15:08
ある愛こしごえ自由詩2*20/4/27 9:34
一瞬自由詩4*20/4/27 9:33
来春ミナト 螢自由詩2*20/4/27 9:07
忘れ者トビラ自由詩0*20/4/27 6:11
クイズ葉leaf自由詩120/4/27 5:55
つつつりゅうさん自由詩020/4/27 4:00
距離自由詩020/4/27 4:00
この夜に自由詩020/4/27 3:59
日曜日の夜に番田 自由詩120/4/27 1:16
久しぶりに詩を書きましたitukam...自由詩020/4/27 0:10
ゆうべの喫茶店ふじりゅう自由詩020/4/26 23:37
ひかりの鳴声むぎのようこ自由詩5*20/4/26 22:52
青 青木立 悟自由詩420/4/26 21:10
白旗トビラ自由詩1*20/4/26 17:37
しずく風の化身自由詩120/4/26 16:59
求めるものは岡部淳太郎自由詩220/4/26 16:50
蜿蜿縷縷あらい自由詩120/4/26 15:47
ボロボロに転がれ詩人症の骸ホロウ・シカ...自由詩2*20/4/26 15:14
風になるこしごえ自由詩3*20/4/26 12:50
20200426Naúl自由詩120/4/26 12:47
ゆとりの時間花形新次自由詩020/4/26 10:00
ケルベロス紀ノ川つかさ自由詩120/4/26 9:45
かすみ草の妖精丘白月自由詩020/4/26 8:43
しゃくやくの妖精自由詩020/4/26 8:43
アイリスの妖精自由詩120/4/26 8:42

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