心臓は一個しかないから
片目を交換したら
いつも左側に君がいる
見守るような水晶に映り
悪いことができなくなって
煙草で曇らせた夜を抜け出す
何をするだろう何もしないだろう
音楽を聴いて ...
暮れてゆく黄昏の風に舞い上がる落ち葉一枚はクリエイティブなワンカットそれぞれがアートのようなメモリー老人の顔の皺が年輪の断層のバームクーヘンそれともロールケーキの味わいの重なった記憶の走馬灯まるでエン ... さよなら、あなたに会えたこと、わたしの運命ができる限りの速さで、あなたに会わせてくれたこと 憶えてる、のこってる わたしはどうしたらいいのかな それでも何かを表現しようとし続けることが、ほかの誰でもな ... 散る花の向こう側
あなたの背中
幻みたいに
儚くて
美しくて
ただ
見つめていたかった
それだけだった
だって、だって、だってさ
あんたがた、どこさ、都市さ
都市どこさ、東京さ
東京どこさ、蒲田さ
まきた院にはウィルスおってさ
其れをお医者が注射で撃ってさ
観てさ、漬けてさ、解ってさ
其れ ...
明日がなくなるのが怖くて
今日を必死に生きている

明日がなくなるなんて
到底受け入れられないけど

いつか突然目の前の世界が全てなくなって
消えて仕舞うまで
呼吸はし続ける

私 ...
詩を棄てて街に出られなくなった
花が満開の季節なのに

見えないものに怯えてばかりいても
神経を病むばかりなのに

詩を忘れて夜に出られなくなった
欲望の渦巻くこの体には
ブレーキが軋 ...
スーパーが近くにはない
病院が近くにはない

過疎地ではないけれど
将来的にはそうなりそう
でもそうはさせない

畑や田んぼばかり
目に優しい風景
心は安らぐばかり

近所との付 ...
話し合いをしたいけれど 眠ってしまったリス
明日の入園式の準備をと 慣れないパンプスにティッシュを詰め
デジタルにならない書類をトントン鳴らし 一呼吸

 肌寒いリビングに月明かりを想像しカー ...
夕焼けに砂時計を傾けて
世界の鼓動を聞くんだ

どんな音がする
人工呼吸器の音
今にも終わりそうな命
それともこれから息を吹き返すのか

大量の酸素を吸入しろ

こんなにエアは溢れ ...
料紙に書いた歌
千切って月に浮かべてみる
水面でたっぷり涙を吸って
縮んで沈みかける心
ツツジの花のように
薄紅色の月が咲く
妖精は和歌を拾い天で詠む
おはよう
そう言って
一つ一つ
蜜蜂が筒を覗いてる

眠そうな妖精が
おはようと返事をする
花によく似た紫のパジャマ
丸めた羽根はオーロラのよう
鼻の頭に金の花粉付けて

満月は ...
春風を摘み取って
握った手に一杯さして
そっと覗いたら
白い妖精がこっちを見てた
砂をかき集めて砂時計作ろう
約束壊してガラスの瓶に
詰まった砂を庭に撒く馬鹿か
神話が消えてく烏が落ちる

神様のものから抜けた人よ
浮かび上がる羽化する前の
陽炎目にして干からびていく ...
雲のどよめき艶めき、うふふ 
夕暮れ間近に囁くもの 

出口は入口と延々と
展がる地平に眩む我

水の色開け灰色散らし
流れる流れる、宙の果てまで
首垂れる世の試みに雪ザクラ お祭り騒ぎはできないらしい

地下室の闇に身を潜めて
未来を忘れて
夢すら見ないで
暮らすらしい

青い空に太陽
蒼い闇にお月さま

いかした恋も
ときめく夜も
止められ
責 ...
恋をしない時
確かに埃を被った線が
ショートするように首を締めた
痛みに無力な
子宮が泣いている
その音を聞きながら
誰か私を抱いてくれないか
屋根から伸びて来たはずの
線が盗聴器みた ...
生きることは哀しむこと
哀しみの川の流れに
棹さして渡ること

生きることは悩むこと
苦悩の密林に入り
迷いながら歩くこと

生きることは喜ぶこと
君に再会できたと
深い感動と共に ...
トルコとギリシャでの休暇って
僕にはありえない夢なのかもね


ささくれていきているのかもしれない
やさぐれていきていないとはおもうけど

裏切ったものはかずしれず
愛したものも多少は ...
ドラえもんよりも
大きなポケットが
海を吐き出した世界に
足を浸すのが怖かった
僕は泳げないまま
言葉を掴めなくて
助けてなんてどうやっても
伝えられずにいるのだろう
ノートだと思って ...
心偽りなく言えば
良い人でいるのは非情に疲れる
良い人を維持するのは
根気と忍耐を必要とするから

だけど良い人にはみられたい
良い人にみられないと
生きているのに不便で都合がわるいから ...
頭の中で日本語
心の中でも日本語


勿論
声に出すのも日本語

文字にするのも日本語
漢字
平仮名
片仮名

片時も日本語が離れない
四六時中
日本語に付きまとわれ

...
焼豚のおもてに
5月の文字がある
だいぶ明るくなった
夕方のひかりが
ずっと閉めきっている
カーテンの端から
こぼれている
町内放送のピンポン
子供たちは
晴れた日は外で遊ぶように
...
お言葉ですが、と言った男
確かに言葉に違いない
うまく喋る
来年の言葉も昨年のように喋る
言葉は耳で聞くものではなく目で見るもの
肉体だからね、目で見る
 山下君、山下君だったね
 はい ...
おかしな時間に目が覚めて
それからずっと眠れない
閉じ込められた寝床で
脱出計画を練っている
きちがいは耳を澄まし
こそこそと覗いている
晴れるという話だが
夜明けまではなにもわからない ...
世界は夜に満ち溢れ、天使は裏通りの潰れた酒場の店先で横になる、野良犬の鳴声には理由がない、欲望がないからこそうろうろと彷徨うのだ、ジャックダニエルの空瓶のカウベル、割れた舗装の上を這いずってる誰かの甘 ... 春になると思い出す
初めて逢った新学期

あなたの後ろが私の席
そっと背中の糸くずを取った

窓辺の席であなたの制服は
キラキラ黒いダイヤのよう
春の日差しはなにもかも
希望しか見せ ...
滝のように庭を流れ
壁を落ちて
風にゆれて花が
泡のように溢れる

妖精が幾つも色を並べる
隙間なくパズルのように
そうして誰も入れない
世界を描いていく

どんなに小さくても
...
春の朝顔
金網に巻き付いて
いちめんに花をつける

朝の風のような
澄み切った紫の花

古い家のレンガの
壁を美しく飾って
家を覆い隠して

その中で妖精たちが
集まってお話し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
mystery eyesミナト 螢自由詩020/4/4 12:05
アート作品の私でしょうあおいみつる自由詩120/4/4 11:59
夢が醒めても星染自由詩120/4/4 11:22
花散卯月とわ子自由詩020/4/4 10:59
子ども達の替え歌足立らどみ自由詩0*20/4/4 10:34
明日がなくなるのが怖くてこたきひろし自由詩520/4/4 8:48
自分の身には自由詩020/4/4 6:32
田舎の日常夏川ゆう自由詩220/4/4 5:35
天井から見たトラとリスの茶番朝焼彩茜色自由詩420/4/4 0:14
砂時計に閉じ込められた砂秋也自由詩020/4/4 0:03
ツツジの妖精丘白月自由詩020/4/3 21:28
イオクロマの妖精自由詩020/4/3 21:28
アレナリアの妖精自由詩020/4/3 21:27
砂時計壊して神様這 いずる自由詩020/4/3 20:03
夕景ひだかたけし自由詩320/4/3 19:34
雪ザクラあおいみつる俳句220/4/3 18:58
禁・MATURI自由詩120/4/3 18:45
アンプラグドミナト 螢自由詩220/4/3 18:41
生きる渡辺亘自由詩020/4/3 17:13
E.クラプトンの休暇梅昆布茶自由詩320/4/3 10:16
メタモルフォーゼミナト 螢自由詩020/4/3 9:54
他人は他人どこまでも他人こたきひろし自由詩320/4/3 0:03
ノートを閉じてしまえ自由詩120/4/2 23:10
夕方フユナ自由詩5*20/4/2 22:45
明滅たもつ自由詩1520/4/2 22:17
白紙のページを信じるホロウ・シカ...自由詩5*20/4/2 22:08
老いたアスファルトの波の上、無機質ながらんどうのクジラ自由詩1*20/4/2 22:02
春になると丘白月自由詩020/4/2 21:27
芝桜の妖精自由詩020/4/2 21:26
クレマチスの妖精自由詩020/4/2 21:25

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