何も言わなくてもいいの
あなたがしてくれたこと
忘れることなどできない
とても幸せな時を歩いてきた
風が埃をはらって
雨が行く先を洗って
太陽が遠く見守っていた
心配しないでいいの
怖 ...
元日に歌番組見て笑った男が
2月発症して傷害で拘束
3月には物言わぬ骸に
嬉しげに報じる記者と
嘲り溜飲を下げる視聴者らが
彼に支払う対価は幾らだ
2月節分の豆を撒き
3月雛祭り ...
悲しい色をした
涙を雨でうすめたような
白い白いため息が
空に昇っていく
銀河に棲む妖精が
ひとつひとつ集めて
星に変えて並べていく
果てしない宇宙に
天の川が流れていく
キ ...
君は澄んだ目をしてる
さっきまで泣いていたと
逢う時はいつも言ってたね
生まれてから今日まで
辛いことばかりだったね
でも泣くたびに濾過されて
あの悲しい鼓動も
切れそうな息も
...
運転手さん
そのバスに僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
いつだって
乗り遅れる僕なのだけど
桜にはエロい死体が埋めてある
それでも
なにかに望みをたくしたいと
自我のなかでは
おもっているのだけれども
それでも
あの野蛮な
政府に従いつづける
あの弱弱しい人ごみに
埋もれたくはない
それでも ...
もしも人生に疲れたら
プラスチックのCDケースに
爪を立ててみろ
それを壊すとそこには
バン ...
電柱を数えていると
母にはしたないと叱られた
数える以外、電柱の用途など知らないから
何で、と聞いてしまった
何で、と二回聞いてしまった
風景の端っこを小型犬を連れて婦人が横切る ...
ハーレクイン読むこと自体が起爆剤 停滞気味の恋は覚醒
ハーレクイン読んで恋愛モード「ON」逢える切ない時間は脆い
目の前に置かれたコップに
なみなみと注がれた透明な夜を
一息に飲みほせば
僕はもうすっかり自由になれる
高い窓の鉄格子の隙間をすり抜け
出ていける
幽かな光 ...
ターコイズブルーの湖、三つ
ねっとりと動かず
こんもり黒々とした山々の頂きに
ぽっかり ひっそり
横たわり在る
(空は妙に白く透き通り
皮膜の裏光り)
湖は波一つ立てず
こちら ...
薄氷をふみぬきついらくしただれか散ったあとだけ人のあわれむ
わたくしのいのちの根っこ烙印がわたしをひとでなしというとき
なおらないやまいがずっとなおらないわたしがわたしであるということ
...
翅をむしって
ただころがってうごめく虫になりたい
じぶんの体をずたずたに引き裂いて
ざくろみたいなかけらになりたい
そうしたらここからわたしは
自由にとんでゆける
と思う
歯を剥いて ...
卒業式があった。
人間を卒業した。
もう人間として学ぶことはなくなった。
この人生で神様のみ顔を仰ぐことはもうないだろう。
私は啓示を受けた。
苦しみや悲しみは消え、平安 ...
鮮やかな色の花みたいな
血管に触れる音が聞きたくて
私は何度も踏みつけて来た
救われなかった過去くらい
丈夫な化石は展示しておく
胸のいちばん真ん中の谷間で
誰か引き受けてくれないかな
...
時計の針が進んでいく
カチカチ音をたてて
時間が進んでいく
目に見えない何かが
境界線は
人が作ったものだから
自然の中では不自然で
その象徴が
時計なんだと思うんだ
時計の ...
誰にも殺されたくはありませんからね
勿論
誰も殺したくはないです
普通に
人間やってきましたから
これから先も
普通に人間やっていきたいですから
誰かに殺されたり
誰かを殺した ...
おもむろに顔を上げると
朝の陽射しが窓から おはようと言いたげに
優しく 今日を運んでくる
不意に 何が今日あるかなんて
条件反射など よぎることなく
少し、まだ寒さが残る季節に微笑んで ...
日付が変わる前、朋と電話で話した
コロナの{ルビ蔓延=はびこ}るご時世を
朋は、コロンブスの卵に喩えた
僕は、こんな時こそ{ルビ詩=ポエトリー}と云った
ここからがスタートライン
目に見 ...
犯人はおまえだという、
心を返せという
恨みごとが
耳に
こびりつく。
深いため息に疲れる
ザラザラとながれる血の色
胸はいつも
おかしな方向から
傷つけられる
まるで望ま ...
粉机はわたしの生涯において最も哀れで独善的な師であり唯一の子でありました。
告白しますが、わたしは故意ではないにせよ人を一人殺しております。
新聞では事故となされておりますが、その方を殺したの ...
重力に左右される泡も
ほっ
と失う
ふっ
と抱きしめられたら
むにむに
したくなる
赤だか 青だか 緑だかの
こんごうぶつ を
人はなぜだか にじ と呼ぶ
それを
逃がすのはいつ ...
汚れているものなんてわからなくていい
わかった瞬間に汚れ始めるんだ
濁っている場所が心地良いなんて思っちゃいけない
濁ってればそれでよくなっちまう
どこに行っても
なにをしてても
悲し ...
唇に冬の終わりの匂いが揺れる
風を運んでくる妖精も
まいにち春の種を蒔く
畳の目一つづつ
陽が伸びてゆく
昼下がりの木陰も
少しづつ色が濃くなって
恋人の歩く道には
妖精が魔法をか ...
眠れない夜の真ん中で
僕は一人過去に入り込む
いつからだろうか
誰のせいなのだろう
どんなに探しても
考えてみても
夢の中で夢をみてるだけ
ひとつのゲームが終わりに近づく
過去の自分の ...
枝に置かれた
ぬいぐるみのように
ムクドリが並んで
眠っている
頬を寄せあって
頭には雪が綿毛のように
積もったままで
目を閉じている
ムクドリたちの巣は
雪を生んだあの雲
...
ざわざわと
視界を埋めて啼き騒ぐのは
梢で触れ合う
青葉たち
輪郭をなぞろうとすると
否定形しか使えない
あまりに崇め過ぎたから
信じるということが
見ないという事でし ...
コロナくんさよなら
さよならコロナくん
また逢う日まで
きみは僕の友達だ
この世は中国人だらけ
きみなしではとても
生きて行けそうもない
だけど僕は鎖国した
江戸時代以来の鎖国なんだ
...
元気でいてね
達者でね
どちらがいいか思案しつつ
祈るように思うのを
何と呼ぼうか
とか
書くからいけないんだろ
誰に愛されたいの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
妖精になるまで
丘白月
自由詩
0
20/3/25 22:58
Exchange
大村 浩一
自由詩
6
20/3/25 22:58
春の小川
丘白月
自由詩
0
20/3/25 22:58
ライラック
〃
自由詩
0
20/3/25 22:58
青空を聞きたくなって
かば
自由詩
1
20/3/25 22:48
無題
TAT
俳句
0*
20/3/25 21:16
それでも
ナンモナイデ...
自由詩
1*
20/3/25 21:16
ミュージックトマトジャパン
TAT
自由詩
3*
20/3/25 21:14
日向
たもつ
自由詩
2*
20/3/25 20:58
覚醒
夏川ゆう
短歌
0
20/3/25 19:16
出ていける
Lucy
自由詩
7*
20/3/25 18:52
VISION
ひだかたけし
自由詩
1
20/3/25 18:45
ななめのかげ
うみ
短歌
0
20/3/25 17:16
木偶の坊
〃
自由詩
1
20/3/25 16:21
人間卒業
viraj
自由詩
0
20/3/25 9:55
秘密の花園
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/25 9:13
時計の境界線
卯月とわ子
自由詩
1
20/3/25 9:09
看板と岩盤
こたきひろし
自由詩
3
20/3/25 6:33
おはよう
二宮和樹
自由詩
1
20/3/25 6:18
聖火 ――二〇二〇年・三月二十四日――
服部 剛
自由詩
1
20/3/25 1:18
虚無の海に死す
立見春香
自由詩
3
20/3/25 0:26
粉机
竜門勇気
散文(批評...
2*
20/3/25 0:04
あまりに雲をみている
ふじりゅう
自由詩
0
20/3/24 23:14
夜のあいだは、日が昇るかもなんて考えちゃいけない
竜門勇気
自由詩
0*
20/3/24 23:10
春の女神
丘白月
自由詩
0
20/3/24 22:57
眠れない夜
〃
自由詩
1
20/3/24 22:57
鳥の巣
〃
自由詩
0
20/3/24 22:56
緑の風を見ていた
Lucy
自由詩
8*
20/3/24 21:56
コロナくんさよなら
花形新次
自由詩
1
20/3/24 21:37
前略
かば
自由詩
0
20/3/24 21:14
910
911
912
913
914
915
916
917
918
919
920
921
922
923
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925
926
927
928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
加筆訂正:
出ていける
/
Lucy
[20/3/25 21:46]
行分けと、構成少し修正しました。
4.41sec.