かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん
イブの乳房で音がする
アダムを殺して
ガタガタ震えてる
金の指輪を捨てなくちゃ
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん ...
ハンドサインで
助けを求めた
サインの意味も
知らないまま
宇宙中の
はるかどこかに居るはずの
僕の親玉に
サインを送る
見放された仔の
無力と絶望
彼方からく ...
マツモトキヨシの片隅に
僕のマツモトが売っていた
僕のマツモトのはずなのに
どこかちぐはぐで僕には馴染まなかった
僕のキヨシは売っていなかった
僕の、どころか、
普通のキヨシすら売っていな ...
凍結した大地
彷徨する雄の白熊
雌の匂いを頼りに
年に一度の交尾求め
蒼白い氷壁の上
雌雄は獰猛に唸り
出逢い対峙スル
選択の余地はない
生き残って来た自然
彼らの ...
山が燃えている
だれにも危害を加えず
火を使わずに山は燃えている
煙だけが上がる
複数の山から同時多発的に
白い粒子を立ち昇らせる
遠くあの山では
山から発せられる煙と雲が溶け合い
標 ...
時は、11月30日夜の11時
彼女が私に突然の別れを告げた。
ほかの彼氏ができたのだった。
闇と孤独の中に私をひとり残していってしまった。
別れを宣告された瞬間、淡々と聞いてい ...
芽生えの春は朧げな記憶
夏の花火は盛んに燃え尽き
北国の秋は儚く散り急ぎ
何度も訪れたはずの冬の中で
別れの痛みに初雪が冷たく積もりました
お風呂場のタイルの柄、初めてちゃんと見た。
名もない小花たち、湯気の向こうに咲いていた。
お地蔵さまがほっかむりをかぶったと見に来たが昼の光に雪解けのあと
雪から雨に変わったせいかコンビニから出たら俺の傘がない
空が黒いし降るか降るなと傘を持って電車に乗る 駅を出たら雪
天秤に空箱と救急箱
犬がひたすら骨を噛んでいる
嵐の中の船室
窓が聞かすように騒ぎたてて
蝋燭の火が揺れてしまう
どうしても待ちきれず
宝箱に憧れる空箱はカタカタ震える
犬がひた ...
かくれた次元に秘密がある
いな
神により
かくされた次元と言うべきか
そこはまるで
海のように
数々の波たちの
住みかだった
ある波の振動数に共鳴して
この世界の粒 ...
あとがきのような
夕方に残す
手紙の最後を
迷っているから
インクの匂いが
蜜柑と混ざり
便箋の端を
濡らしてしまう
瞳の色だ
嘘も言い訳も
全て包んで
濁りを煮立てて
...
死ぬくらい
体は酷く疲れていた
のに
神経はやたら昂っていた
午前二時を過ぎていた
市営公園の駐車場に停めた車の運転席で
うつらうつらしていた
明日も仕事だ
工場で働く
...
忘れていた感覚になりましょう
覚えていることまで成長しましょう
ぼくが好きになった彼女の宗教が
街角で話しかけてくる
きみが好きなものをまずは捨ててみようね
きみが嫌いなものも一緒に、同 ...
僕が家で留守番していると
君も透明になってそこにいる
確かに君は遠くの病院の診察を受けに行ったが
それでも君は透明になってそこにいるのだ
君は目に見えないし
君は微笑まないし
君は ...
楽しい詩は、何度読んでも、楽しいのに
古本屋で昭和の商業詩誌を探し求めてみれば?
既に「現代詩は死んだ」と宣っているからね。
最近は詩だけの棚を置いている本屋が少ない。
平成からマイナーだ ...
雨上がりの午後だ
通りを歩いていく 思いは
季節替わりの冷たい風の中
そして 僕は 駅前に出る
新しい会社に入った 僕は
もうどのくらいたったのだろうと口にする
この街で 僕は何か ...
わたしの間に箸が挟まれていて、
それが素麺をつかもうと懸命に身体を動かしている夢を見た
目が覚めると私は左手の箸で素麺を摘まみ取ろうとしていて、
あるか知れない数条の麺をさがしつづけていたの ...
無音の夜
椅子を引くと
机の下から
白い骨壺の
カタカタと鳴る
「寂しいのか」と尋ねると
鳴る音、一際激しく
なり
無音の夜
ますます深く広がる
と、
足許でカタ ...
イルーガルな魔法に手を染めて粘度の高い夜の海に漂っている―眼球の裏にはバッタが棲みついて視神経を齧るたびに貫くような痛みが走る、きみに送った手紙にはたいしたことは書けなかった、それは意地と言えば意 ...
枝の手がほどけ落ち
葉は種を守るように
幾重にも重なり冬を越す
冬ざれの向こう岸には
もう雪の精が待っている
みんな眠るのを待っている
朝になれば木霊が六華を生むでしょう
...
明日という未来に行けるから
風の一秒に止まる唇が
時の壁を破るまで透き通り
どんなものでも心が見えるほど
近づきたくなると信じてる
空と海に青が流れたのは
互いの袖を結んでいるから
似たような愛で引っ張り合っ ...
落ちた紅葉の水辺に座る少年は
絶望するほどの
期待もないようだ
燃えるづけた劣等感も枯れて
未来におびえる焦燥も枯れて
生きている価値がないという言葉も枯れて
時を忘れるほどの楽しみも ...
顔とすれ違う
たくさんすれ違う
すぐに忘れてしまう顔
二度と会わない顔
関係のない顔
顔とすれ違う
たくさんすれ違う
特別な顔はひとつもない
どれもただの顔
そんな顔に好きとか嫌 ...
現代詩は詩なのか
古着の青いネルシャツ、兄に黙って借りた記憶。
もちろん僕に兄はいないし、だけれど必ず返さなきゃ。
分裂していく
シャボンのように
ストローの先で
すくいあげられる
言葉が刺さり
心臓を増やして
数える間もなく
百個になった
ありがとうという
声を返したから
ひとつ減った ...
お酒の怖さしってます
賭け事の怖さしってしまいました
女の人の怖さ
それはお互いさまでしょう
住み慣れた土地です
住み慣れた家屋です
吸いなれた空気でした
慣れた水でした
...
子供の頃は同じ詩を何回も読んで、他人の感性に触れては不思議な気持ちになっていた。なのになぜか最近は人の詩をじっくり読めなくなっている。感性とか彩って、こうやって失われていくのだろうか。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かり〜ん くり〜ん かりんくりんこりん
秋葉竹
自由詩
4
19/12/3 0:17
最後の仔
シホ.N
自由詩
2*
19/12/2 23:16
マツモトキヨシ
たもつ
自由詩
4
19/12/2 21:06
他者
ひだかたけし
自由詩
3*
19/12/2 20:05
この陰鬱な空の下では
mmnkt
自由詩
2
19/12/2 19:54
愛別離苦
viraj
自由詩
1
19/12/2 14:51
雪景色
まみ
自由詩
2*
19/12/2 13:53
タイル
クーヘン
自由詩
2*
19/12/2 12:49
雪待ち三首
這 いずる
短歌
1*
19/12/2 11:49
空腹の船室
幽霊
自由詩
1
19/12/2 8:55
神によりかくされた次元
st
自由詩
3
19/12/2 8:39
足掻き
ミナト 螢
自由詩
2*
19/12/2 8:37
思椎の森で化石になってしまった
こたきひろし
自由詩
3
19/12/2 7:28
彼女の時間。
竜門勇気
自由詩
0
19/12/2 4:29
留守番
葉leaf
自由詩
2
19/12/2 3:31
楽しい詩は、何度読んでも、楽しいのに
足立らどみ
散文(批評...
1*
19/12/2 1:52
渋谷の曲がり角
番田
自由詩
1
19/12/2 0:59
迷い箸
阪井マチ
自由詩
2
19/12/1 23:30
骨壺
ひだかたけし
自由詩
1
19/12/1 22:09
(だから、あなたに会うたび、ラプソディを打ち鳴らすよう)
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/12/1 21:57
冬ざれの向こう岸
丘白月
自由詩
0
19/12/1 20:19
生きているだけでいい
〃
自由詩
0
19/12/1 20:11
esper
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/1 19:22
枯れ木と少年
若乱
自由詩
2
19/12/1 18:58
顔
mmnkt
自由詩
1
19/12/1 18:01
現代詩
丘白月
自由詩
2
19/12/1 17:44
ネルシャツ
クーヘン
自由詩
4*
19/12/1 12:25
99個目の心臓
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/1 9:02
PRIDEなんて持ってねぇよ
こたきひろし
自由詩
2
19/12/1 7:44
おっさんメモ
短角牛
自由詩
1
19/12/1 0:16
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927
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934
935
936
937
938
939
940
941
942
943
944
945
946
947
948
949
950
加筆訂正:
寒風
/
這 いずる
[19/12/2 8:45]
誤字修正しました。
3.42sec.