右肩促され半回転し
唇の残像を空間に残す
立ち薫る君を
見下ろして
ただそれだけが浮かぶ顔
神経を全集中させて見る
この世唯一の存在
お祭りの賑わい暫く続きそう終わった後も余韻が残る
沼津市の南の方の地区が好き静かな漁港昔の姿
良い日々が続く予感に覆われる笑顔のままで過ごせるイメージ
紅葉が深まり観光客増加一瞬で終 ...
ここまで来てくれた 四輪駆動車
今では砂嵐に見え隠れする程に小さくなってしまった
岩陰に隠れながら罪悪感が闇夜と足並みそろえて
忍び寄っては去っていく
走り始めた頃は無かったけれど
...
昔
戦争があったらしいが
俺は知らない
しかし
俺の父親は戦争に参加した
だけど
父親が果たして敵を殺したか
一人も殺さずにすんだか
なんて話を
俺は父親から
一度も聞いてない ...
いい喫茶店を見つけた
年季の入ったマスターが
淹れてくれるコーヒーの
苦くて美味い
働き詰めた日常の
何も考えなくていい
そんな隙間
見つけた
行き交う人の視線はあったと思えば逸らされて
人混みに飲まれていく押し戻そうとすれば
虚しさに潰されそうになる
点滅する信号機が生気を失った瞳
無造作に生活用品(がらくた)に
同化しつつあ ...
ひとしずくの
音が染み込む
わたしの一番薄いところ
宴よりも華やかに
纏う羽衣のかおり
たとえば
堕ちていく人工衛星の軽さ
軋み
燃え尽きる
事が季節へのたむけと
そうわら ...
ねえ
なんでワタシ
なんにも作品うかばないの?
書いてるじゃん
作品ていうか想いを
っていわれそうだけど
けどこれは
ただの私の深層心理に過ぎない
書いているうちに ...
気温25度ぐらいの
する事のない晴天の日は
それ自体がひとつの音楽だ
階段を登って空を見上げると
悲しい思い出が粘度の低い唾液となって
唇の端から漏れる
引き延ばされるありきたりなフレーズ ...
羽の折れた兎は
黄色い風のなかを
うす青いシャボン玉にのって
泳いでいるのです
沈黙するマグネットと
剛健な雪玉をおびやかしながら
渓谷の底には
凍り付いたケチャップの
静かな ...
陽と薔薇をあなたに
持って行こう
小雨が降る初夏
いなくなった君に、、
墓石の上にそっと置く
涙は流さない
そう決めたのに
頬をつたう涙は
雨と同化した
太陽 ...
呼吸をするたびに
口から蛍を放つ
俺
今年もまた
忙しくなってきた
子供のころ
蛍狩りに行って
飛んでいる奴らを
割りばしで
捕まえては食べていた
その
バチなのだろう
...
小伝馬町の地下鉄を出て通り沿いに北に向かう。5分程行った所
に行きつけの喫茶店があった。広い客席が地下1階にあって、カッ
プを片手に階段を降りて行くと珈琲の香りと焼菓子の甘い香りがし
た。なに ...
揺れる揺れる
目玉が零れ落ちる
心臓までずり落ちる
開いたこころの目だ
胸元に光る血走ったふたつの眼球が
剥き出しのまま光線を撒き散らす
首から上
空洞になった眼窩を
確かめることも出 ...
君は言う
言葉を
超えたモノに
言葉で接近しようと
スルのは馬鹿げたことだと
君はやっぱり言うのか
そう言う君の声、
それこそ僕が近付きたい
遥かな響き宿す
モノなのに。
...
水面にキス、をした波紋の先に血液が流れる事実が愛しい、見上げる、あげる、ね。あの星々から落ちた涙と身体に雨が滴り落ちる、夏の夕ぐれ。何もない綺麗もない汚いもない、陽射しに目を細めて少しだけ君が小さくな ...
くもたちが、だんだん固くなってきた。いつのまにそんなに伸びたんだろう?っていう草木や花。空腹に甘いパンを齧れば、とたんに胸がつかえて進めない。
(満員電車を乗り継いで花を切りに行く。)
泣 ...
春のあるある
暑い日ばかり続いたから
心機一転キャミソール一枚で出たら
寒の戻りが吹きすさんで風邪を引いた
そんなとき
薄着のうえに長袖一枚羽織ったら
体温の調整ができること
知りすぎた ...
どれだけ走ってみても
虹の先へ届くわけなかった廃ビルの街。
どんなにやさしい夕日がみえても
ひとつの行先もみつけられない。
虹が空から消えるまえに
懐かしい海と空の物語を ...
目が覚めて一番に 口にした言葉は
くちなし
薫り ゆたかな色彩の白
しずくを 湛えた光沢の葉
無垢を 口にするときの ふるえる くちびる
くちなし
きょういちにち なにを はなすことだ ...
斑模様、太陽の光の中を泳いで、やがて反射に隠れて見えなくなる、アスファルトからの熱と昨日の雨が化ける湿度で、俺たちは蒸されてまともな感覚を失くしている、夏には夏の、冬には冬の狂気がある、人は誰もそ ...
あぁ
世界は
なんという粒子の細かさ
無数の感情が
一生をかけて
行く宛てを探している
今日も私に届いた粒子を
醜いと思う私が憎い
悲しみだけの自嘲
恐怖を携えた挨拶
...
敢えて云う ドキドキワナワナ ヴァンドーム
ときめいて 仏の顔も 鰓呼吸
黄昏に エクトプラズム トリスタン
決意する ギロチン問答 眼からビーム
うつむいて 驢馬語囁く スト ...
ブラームスはお好き?
それなら
ピアノコンチェルトがおすすめよ
それもNO.1のね
新しいステレオ録音なんて
ろくなものがないの
いくら音がよくても
...
インターネットの世界には神様はいない
インターネットの世界には何様ばかりで
ネットが無くなると困るのに貶めている
ナイフは便利なものだが人を殺せるのだ
クルマは便利なものだが人を殺せるのだ ...
からっぽです
それはそうと
からっぽなのです
いいえ、からっぽなのです
からっぽなんだってば
それ以上言うこともないでしよ
からっぽなんだから
寂しいよう
近所の魚屋にギターが売られていて
魚屋のじい様、年季の入った海軍御用達の
看板を磨いてぴかぴかにして笑っている
こいつはまた活きのいいギターじゃないか
そういうとじい様は息子が若い頃に弾い ...
おれは水溶性だから
泣いている人とか、
こういう灰色の
天気が嫌いだ、
カゲロウみたいに
目の前がふらふら歪んで、
傘の無い人もろとも
いきなり消えてしまうのは
怖いな、
...
生姜焼き定食なんて食べながら「来世もヒトがいいね」と言った
煙草ならしっかり消した 不審火で死んだ友への無実をこめた
泣くだろうけれどいつかは聞かなくちゃ、ぼくの右目が青い理由を
思 ...
最後の恋かもしれない
恋に恋して恋かも分からないまま
私は何枚ワンピースを縫ったのか。
私は知らなかった、
あんなに小さなお花に劣等感を微塵も感じず
ブレザー着こなす紳士ぶった紳士、
くま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
顔
渡辺八畳@祝...
自由詩
0*
19/6/4 9:59
観光客
夏川ゆう
短歌
1
19/6/4 5:03
月はいつくるのだろうか
ムウ
自由詩
0
19/6/3 23:42
これから戦争なんて
こたきひろし
自由詩
2
19/6/3 23:39
隙間
砂漠枯
自由詩
0
19/6/3 23:22
頬に残る涙あとは消えないまま
ムウ
自由詩
0
19/6/3 23:10
L' eau
すいせい
自由詩
5*
19/6/3 21:19
それでも書いてしまうのは
花林
自由詩
0
19/6/3 20:19
手すりの感触はもう忘れたけれど
noman
自由詩
3
19/6/3 18:55
羽の折れた兎
由比良 倖
自由詩
2
19/6/3 18:41
愛するんだろうな
花林
自由詩
0
19/6/3 18:27
蛍
ゴデル
自由詩
2*
19/6/3 18:13
珈琲の香り / 喫茶店の地下1Fは不思議な洞窟のようで
beebee
散文(批評...
3
19/6/3 18:08
ShakeheadShake
世界世紀
自由詩
2
19/6/3 17:44
君は言う〇遠くの森
ひだかたけし
自由詩
5
19/6/3 17:19
夏を投げる
かんな
自由詩
3*
19/6/3 17:15
ささくれ
はるな
散文(批評...
3
19/6/3 16:20
知りすぎた女、消されて
にゃんしー
自由詩
1
19/6/3 9:08
街へ《改》
秋葉竹
自由詩
6
19/6/3 7:17
きっと はなせる
るるりら
自由詩
28*
19/6/3 1:19
水面、ってテも、なくはないし。
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/6/3 0:44
粒子
TwoRiv...
自由詩
2
19/6/2 21:24
Cyborg
墨晶
川柳
1*
19/6/2 20:45
ブラームスはお好き?
st
自由詩
3*
19/6/2 12:08
ネットの何様
イオン
自由詩
1*
19/6/2 10:47
からっぽ
印あかり
自由詩
8*
19/6/2 7:14
魚屋でギターを売っちゃ悪いのかよ
帆場蔵人
自由詩
4*
19/6/2 3:05
盲目
鈴木歯車
自由詩
16*
19/6/1 22:52
青い目
〃
短歌
1+
19/6/1 22:45
わたしのワンピース返して。
杏っ子
自由詩
6
19/6/1 20:52
911
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949
950
951
4.86sec.