膕の少し下
要するに
左の膝の後ろ側、ど真ん中の窪んだところの下側に
青痣ができていた
直径二.五センチはあろうかと思われる
ほぼ円形の黒ずんだ痣がそこにあった
薬指の腹で押してみても痛み ...
よみちゃんの従姉妹のみよちゃんの盗撮がはまちん先生の愛のムチを蛇に変えて理科室に追いやった放課後

体育道具をかたづけてるぼくとよみちゃんだけのグラウンドに大人びた喘ぎ声が響き渡って油蝉とツクツク ...
イージスアショア配備に
反対している奴が
よく分からない
うとうとしている役人に
居丈高に怒鳴り散らしている奴とか
ひょっとしたら日本人じゃなくね?

相変わらず
いつ死んでもおかしく ...
考えなしに
イイねなんて入れると
それで許されたと思って
自分で働いて生きて行こうという
気を失くします
(元々0に近いですが)
あなたがイイねをくれるまで
ずっとこの場所から
離れな ...
詩的小説 バス停「第3話」

バス停で彼を待つ
もう愛してはいけない人
でも好きでいてもいいよね

遠くにバスが見えてきた
緩やかなカーブをいくつか抜けて
見え隠れしながらやって来る
...
{引用=
こわれた家で待っています

むかし きいたことのある
こんな声、です

「死んだ子たちはけだかいので
 星になったりしません
 晴れ空に光がみちるだけです」

(おし ...
ほら、あの窓から記憶を
覗いてごらんなさい。
風が吹いてカーテンが
まだ、朝早すぎてだれにもふれられていない ひかり を孕んで揺れている。

そこにはかつてあなたの( )があった、と、重たく ...
うつろう時
黙りこむ
こころ
生まれない
詩たち

言葉にならない
こころの襞
たしかめ
たぐり寄せ
結びつけ
ひも解き
書きうつす

風がはこぶ
花のかおり
乙女のま ...
ああ
ぼくの心はまるで子どもだ
楽しみが近づいてくると
待ちきれず眠りも忘れそうになる
いざ眠ればそれを夢見る始末
そうなれば
忘れてはならない言いつけも
遊び飽きたボールのように
心 ...
巨大な宇宙の夕焼けが
今日も雨降りの向こうにやって来る
私も君も雨に濡れ
その時をじっと待っている
今日という日を取り逃さないため
在ることの不安に呑み込まれないため
祝祭の刻を、永劫の瞬 ...
些細な会話に植えられた
人を伸ばして育ててゆく一粒の種。

分け与えた優しさは感謝のこころとなって
何処かで必ず
大きくて明るい灯火となる。
父の遺影を眺めては
にっこりと笑う甥っ子。
あー・うー・とようやく声に出した喃語で
懸命に話しかけてくる。

死ぬことを自覚した少し前
最後に植えたくちなしの木は
一階の軒先よりも高くな ...
元気よく動き出す孫の手足を眺める
父の眼差し。

鼻とほっぺたにちょこっと触れて
「ママにそっくりだ。」と
口元を緩ませる。

喃語できゃっ・きゃっ・と話をされて
機嫌よく頭を撫でなが ...
去年の秋
星を探しに
小高い公園で二人

私が指差す方向を
まるで鉄砲を打つように
腕を掴んできた

どこ?
僕の星座はここだよ
この指の先
あのカシオペア座の下

君が ...
十数キロ走ると県境となる
トンネルの中心を境に、向こう側にいけるのだった
県境は六十里と呼ばれ、霧があたりを覆いつくしていた
前線に覆われた列島だったが、ここ数日は安定しているという
登山口に ...
自分の方が
何億?
ものすごいもろいくせに
見上げた空に
悲しくなる理由を
星の命を感じた
とか思ってんなよ!

乱暴な言い方ですが
とても清い心で
言われた気がしました

見 ...
わたしの大事な人形は
美人と言われた器量よし
ぬばたまの夜に家出して
レールに身を投げ轢死した
バカな恨みに身をやつし
身近な優しさ見失い
乙女の時を棒に振り
憂さを晴らしに酒浸り
昨 ...
断首されたばかりの蛇のようにのたうちながら俺を封じ込めようとそいつは現れた、俺は逃れる隙があるかどうか見極めるためにそいつから目を逸らさないままで立ち尽くしていた、そんな風に対峙してからどれくらい ... 大きな一頭のゾウの写真をこっそりと 
一人だけ見ることのできる男がいた

男はゾウを連れてきて
人々に目隠しをして触らせた

北の民はゾウの耳を撫でて
ゾウは耳だと言った
東の民はゾウ ...
降り続く雨に
赤い薔薇は薮の中
凛と咲き誇り昔日の
君の面影、呼び起こす

 *

この雨のなか
はしゃぐ子らの声上がる
病棟の窓辺のやるせなさ

 *

一雨毎に色深める
...
詩的小説 バス停 第二話


目覚めて窓をあける
高台にあるアパートは
見晴らしが良く
遠く小学校の向こうに
海が静かに朝日を集めていた

顔を洗ってパンを焼き
コーヒーを淹れる
...
目玉焼きの黄味が
気味悪い程に似ている
あの日の満月に

茹で卵の君を囲む
ゆったりとした色合いに
煮ている米粒を ぱくり

ズズッと 音を立てて
飲むのが常套
荒切り野菜の
...
  光に眩む草刈りの
  発動機の音
  青々とした虚無に吸われて
  日めくり捲る孫の手中
  また皆殺しの夏が来る


「頭のいい憂鬱はよろしくない 理屈っぽいのは特に
「そんなや ...
僕は僕が
不思議でたまらない
僕を生かし
僕を僕たらしめているものは
肉か血か心臓か…
僕は僕の
心臓が不思議でたまらない
なぜ鼓動を打ち
この体に血を送り巡らせるのだ
死が恐いのか ...
静かな雨の降る
6月の昼下がりに
僕は
刈り入れの終わった麦畑を眺めている

憤怒と月光を
まき散らした昨夜の嵐が
懺悔に滴らせる涙のような
そんな雨だ
その滴を受けとめ濡れた
や ...
待ちわびた黎明だ
太陽でも月光でもなく
果てない夜を終わらせようと
吹き荒れた嵐の向こうに
生まれ落ちた黎明だ

君が
ふるえる玻璃の瞳に閉じ込めた
青い一迅のそよ風に
ひとつの嵐が ...
詩的小説「バス停」


新しいこの街で一人で生きていく

近くのバス停で時刻をメモする

バスが停車して扉が開く

「すいません乗りません」
「メモしているだけで・・・」

笑 ...
ワクワクしながら生きてなんて行けない
何かを楽しみにしてそいつを待つなんてできねー
嬉しいことなんかいらねー
知らねえことだけはわからねー
やっぱりあいつより僕は間抜けかい?

濁った ...
朝が来ると鏡の前でこい。を頭の中で漢字に変換をする。雑踏を歩くと踵が痛い、世の中に埋没する生き方を足し算し続けると、私は空を見上げない、結局地面を見下さない。黒板の文字がぼやけて、目を細めると現実 ... 地図から欠けているくらい

小さな島の話で 反対っかわまで行っても

さして変わり事もなく あお満面だし

画家には一人の上客が居て、全てはそれで十分だった


さくばん夜な ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
些細なこと坂本瞳子自由詩119/7/1 20:30
ペンペンペチン末下りょう自由詩2*19/7/1 20:20
♪アショア、アショア、誰のもの花形新次自由詩019/7/1 19:45
自称詩人にエサを与えないで下さい自由詩219/7/1 19:30
バス停「第3話」丘白月自由詩119/7/1 19:12
六月の朝羽衣なつの自由詩1619/7/1 17:04
だいどころ田中修子自由詩9*19/7/1 16:29
こころあおいみつる自由詩519/7/1 14:36
剥離両性具有自由詩119/7/1 13:33
夕焼け(改訂)ひだかたけし自由詩519/7/1 13:15
感謝のこころ梓ゆい自由詩219/7/1 8:17
夕暮れ自由詩019/7/1 8:06
おひるね自由詩019/7/1 7:30
星の想い出丘白月自由詩219/7/1 7:27
県境山人自由詩3*19/7/1 7:25
はかない星木葉 揺自由詩119/6/30 23:30
わびぬればLucy自由詩4*19/6/30 23:06
ケモノの夜ホロウ・シカ...自由詩3*19/6/30 22:49
ぞう為平 澪自由詩319/6/30 20:17
入院生活2ひだかたけし自由詩719/6/30 20:08
バス停 「第2話」丘白月自由詩119/6/30 19:45
おんなじ笑顔藤鈴呼自由詩1*19/6/30 15:39
内出血ただのみきや自由詩5*19/6/30 14:43
告白両性具有自由詩019/6/30 13:28
麦畑自由詩219/6/30 13:14
黎明自由詩219/6/30 13:04
バス停「第一話」丘白月自由詩219/6/30 11:26
一人じゃ二人にはなれない竜門勇気自由詩0*19/6/30 10:53
No spring chickenかんな自由詩3*19/6/30 7:31
本懐なけま、たへ...自由詩219/6/30 4:52

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