終雪や「不要不急」の木霊消え 偽物のイマジンが街を闊歩している
俺はガイガーカウンターを海馬に埋め込んで
徹底的に感染を拒否する
ヒステリックな世間の声
真剣さこそが真実だと
信じて疑いもしなかったやつら

パリコレ ...
神さま薄汚れた魂の
居場所はどこにあるの
嘘をつき尽くしたときの
あなたはどこか満足げに

涙が流れても
その味がにがければ
天使はやってこない
あなたは「不味い」から
打ち捨てられ ...
みおつくし
トンボの止まる
杭の先
今朝
なごり雪
降り積もります
書くために神経をすり減らす
書きたくて
神経を研ぎ澄ます

書くために
時には誰かを殺し
書きたくて
自ら奈落に堕ちる

書くために集中し
書くために食べるを忘れ
書きたくて
...
いつから間違っているのだろう
いま死が人の姿で現れる

ぼくのいのちを守る為に
あらゆるいのち達から遠ざかる

ぼくという、みにくい外皮だけが
ここに残っている
先天的に強い虫と
先天的に弱い虫がいる

先天的に強いヒトと
先天的に弱いヒトもいる

先天的に強いオオカミと
先天的に弱いオオカミもいた

先天的強い羊と
先天的に弱い羊もいるか ...
花のひらく音が聞こえる
朝露に陽が落ちるような

庭に咲いた花を切る
母が好きだった花水木

母の真似をして
背の高い花瓶に
長い枝を挿してみた

学校にも持って行こうかな
友だ ...
好きだった人の家
レンギョウの生け垣の向こうに
あなたの部屋が見える
いつも通り過ぎて
部屋の窓を見てた

また春が来て
レンギョウが私の想いを
まるで知っているように咲く
香りをい ...
小手毬が咲いた
垂れ下がる花を
子猫が手を伸ばして
撫でている
花の声が聞こえない
雪の中で生まれたばかりの
子猫はこれから
たくさんの花と出会い
蝶と友だちになり
ミツバチと会話す ...
要らぬ物が部屋の片隅で圧迫し

果てしない程の膿が溢れて噴火した

要らぬ家具の類に家賃なんて払えない

要らぬ物 要ると聞かれ要ると答えたリス

トラは要らぬと云ったのに 

意 ...
空気清浄機が夜を吸いこみ始めたから
眠たげな目をした太陽が今日も出勤する
夜はなんだか悪いような気がして
なにもしていないのにごめんねと謝るんだ
僕はその表情に僕を重ねて
洗面台の前でひとり ...
「苦悩」

あかはちしろはゆき
あおはそらみどりはもり

まぜあわせないままに
絵を描いたなら
それは誰の血でいつ降った雪か
だれの目に映った空と森か
それを描くのは誰の指で
けな ...
ここに朝が
ものしずかに
何くわぬ顔で
並びはじめる
暗い間は よくわからなかった
私たちの影が
それぞれにはっきりと
目に見えはじめる
それでもなお影が
あるのは事実ではあるが
...
忘れた人は
裏切者
そんな不文律の薫る口約束

春、音もなくみだれる
風のまにまに

結んだ蕾、桜色の唇
震えるように綻んで
ころしてやる

忘れたことも
居合わせたことも
...
首を絞められる夢を見る

そっと首に
誰かの手が触れる
のしかかるように力がこもる
顔は逆光に陰り
歪んだ口元だけが鮮明で

どんな復讐も
届かない過去の中から
思い出したように時 ...
スペースコロニーとかで
コロナウイルスなんか
流行っちゃったら流星だろうね…

一雨ごとに冷たい風が流れて
冷たい肩越しを
冷たい春の日がすぎてゆく

たるい気分でいられりゃい ...
陽の光満ち、
無数の銀の矢飛び交うなか
私の意識は泳ぎ出し
遠く貴女の声を聴く

久しく憧れ懐かしい
囁くような貴女の声は
やがて天空に力強く木霊して
飛び交う銀の矢を震わせ
降って ...
    *

芝生の上で
むっくり起き上がる
一枚の落ち葉

長い間のしかかっていた重しが消え
身体も乾いた

深呼吸すると
葉脈の透けた胸にも
風が流れ込んでくる

もう一 ...
真夜中近く
巨大な目ん玉のお化け達
天を埋め尽くし
ピカピカピカピカ
青白く黄白くまた赤く
揺らぎ明滅しながら
迫って来る迫って来る、
大雪原に独りぽつねんと立つ私に

小学五年の私 ...
コウモリだか
センザンコウだか
知らないが
腹減ったからって
何でも食ってんじゃねえぞ!
お前らの
その意地汚さが
み〜んなに
迷惑かけてんだぞ
分かってんのか!
ああ&#1281 ...
風が強いから洗濯物を追いかけて
綿毛が背中を撫でていく、さよなら
踏みぬいてしまいそうな青い草地を
蛙が春へと飛んでしまったから

ひとりきりで立ってます

スイカズラの甘い蜜を分けあっ ...
大きな旗を振れば
君はすぐに消えてしまう気がした
羽ばたいてゆく翼の前で
青いものは温度を忘れていく
空やスカートやさよならの言葉
貫いた心を保存している
ジップロックを開けたい時は
君 ...
テレビの声が 音楽みたいで


きみの沈黙が 言葉みたいで


ぼくの目は みたくなかった
音楽が始まる。見過ごしてきたものを、ひとつ、ひとつ、記憶は、いつか逆流するものだし、私は私のふりをしていたいつかの私以外なのだし、私は、雨の時間を浴び続けている、灰色の、波。未来を誰よりも早く弾きたい ... 出逢いと別れ
多い春の時期

桜が満開になり
別れの寂しさを弱める
ピンク色の魅力

桜並木を歩けば
心にあるネガティブが
光を帯びた愛になる

何となく気持ちが前を向く
ピン ...
アルコールに沈んだ
世界がきらめいて
眩しさに
目を閉じてみる

ふわふわ夢の中で
遊んでいるみたいな
楽しい気持ちで
今から帰るよ
君の寝顔とか
そういう幸せが
僕には待ってい ...
深夜
歯ぎしりの隙間で生まれた妖精が
空気清浄機に吸い込まれた


部屋全域に稀釈されたそれは
朝の炊事により換気される


空気中の排気ガスは
確実に基準値を下回っている
...
ガラス細工の星
流れて落ちれば
きっと割れて
水平線に欠片が散って
夜光虫になる

動じることなく
宇宙の季節に
身を任せて
夜空に光の花びらが
降り積もる

永遠に変わらぬ
...
一つ季節を越えて
一年歳を重ねて
一人旅を始めたのが
昨日のことのよう

夢の中で夢だと分かって
覚めないでと願った日々

色はあせて
日に焼けて
気づかないうちに
すこしづつ
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
終雪や足立らどみ俳句1*20/3/29 12:29
満足できないホロウ・シカ...自由詩4*20/3/29 10:55
ある悲しみについてうみ自由詩120/3/29 10:45
みおつくし足立らどみ短歌020/3/29 10:04
書くために神経をすり減らしてもこたきひろし自由詩320/3/29 6:53
コロナウイルスフリーダム自由詩220/3/29 2:39
不安な音楽こたきひろし自由詩220/3/29 0:33
ハナミズキの妖精丘白月自由詩020/3/28 23:02
レンギョウの妖精自由詩020/3/28 23:01
コデマリの妖精自由詩020/3/28 23:01
トラの断捨離を知らないリス朝焼彩茜色自由詩7*20/3/28 22:28
依る夜福ちゃん自由詩120/3/28 22:10
苦悩、遊び、果実両性具有自由詩020/3/28 21:59
岡部淳太郎自由詩1*20/3/28 21:50
開花両性具有自由詩320/3/28 21:42
夢魔自由詩120/3/28 21:24
極楽へナンモナイデ...自由詩3*20/3/28 21:19
銀の矢(改訂)ひだかたけし自由詩320/3/28 20:53
雪が解けて・・Lucy自由詩4+*20/3/28 19:08
現夢〇他者(改訂)ひだかたけし自由詩220/3/28 18:23
ゲテモノ食い花形新次自由詩120/3/28 17:10
春景に立ち帆場蔵人自由詩6*20/3/28 15:16
YELLミナト 螢自由詩020/3/28 12:16
見る水宮うみ自由詩020/3/28 10:45
in future由比良 倖自由詩020/3/28 5:44
桜が咲く夏川ゆう自由詩120/3/28 5:18
愛おしい帰り道卯月とわ子自由詩220/3/28 4:51
歯ぎしりTwoRiv...自由詩4*20/3/28 0:22
星のように丘白月自由詩020/3/27 23:00
コットンの雲自由詩020/3/27 23:00

Home 戻る 最新へ 次へ
908 909 910 911 912 913 914 915 916 917 918 919 920 921 922 923 924 925 926 927 928 929 930 931 932 933 934 935 936 937 938 939 940 941 942 943 944 945 946 947 948 
3.51sec.